JPS5943026Y2 - タオル掛け付き電気洗濯機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は改良されたタオル掛けを付帯する電気洗濯機に
係る。

従来、第１図ないし第３図に示すように、洗濯槽１と脱
水槽２とを備える二槽式電気洗濯機は、両槽１，２を合
成樹脂で一体成形し機枠３の上端縁に鉄槽１，２の上端
周縁部を係合させて、鉄槽１．２を収納し、ネジ等の固
定具により締め付けて機枠３に強固に固着させ、ステン
レスのコ字型タオル掛け４を機枠３の前面部にナツト５
をもって装着していた。

これによれば高価なステスレスを使っているためコスト
高であると共に、ナツト止めである為組み立てがその分
複雑となり、しかも第３図に示すようにタオル掛け４と
機体４間のスペースが限定され、ある程度タオル６をき
ちんと広げて掛けないと掛けにくいようなスペースＨし
か取れなかった。

本考案はこのような諸欠点に鑑みなされたもので、タオ
ル掛け７を合成樹脂で成形し且っ合成樹脂で一体成形さ
れた洗濯槽１と脱水槽２の上端周縁部を機枠３の上端縁
に係合させる、その保合を利用して固定させたものであ
る。

その装着された様子は第４図の斜視図、第５図の側面図
にて機略示されているが、側方から見たその部分拡大図
として第６図を描く。

これによれば、洗濯槽１と脱水槽２の上端周縁部９はそ
の断面路コ字型としての係合溝１０をもって該両槽１，
２に一体成形され、機枠３にはその枠体より内方に折れ
曲った形状の上端縁１１が一体に設けられている。

従・つて洗濯槽１と脱水槽２を機枠３内に上部より挿入
すると、その係合溝１０が機枠上端縁１１に係合するよ
うになっている。

他方タオル掛け７は第８図に示すように正面から見れば
目形状となってお９その両自由端側には横から見るｂ７
状のフック部７ａが一体に成形され、このフック部７ａ
を機枠３の上端縁１１にあらかじめ引掛けて釦き、それ
から槽１，２を機枠３に挿入すれば第６図に示すように
、フック部７ａが槽１，２の係合溝１０に包渣れる格好
でその上端周縁部９と機枠３の上端縁１１との係合によ
り挾着され、タオル掛け７が固着されるものである。

またこのタオル掛け７には第７図に示すようにタオル掛
は部７ｂが機枠３との間のスペースＨ′なるようにヒン
ジ７ｃを設け、使用時には第６図の矢印のように手前に
引いてヒンジ７ｃの所から曲げれるようになっている。

このスペースＨ′は従って従来のスペースＨよシも大き
く、タオル１２は広げなくとも掛けられる余裕を持たせ
ている。

淘、槽１，２の上端周縁部９と機枠３の上端縁１１との
係合において、タオル掛け７のフック部７ａが挾渣れる
部分の機枠３の上端縁１１を他よシフツク部７ａの厚み
分低めにするｉりして、係合に不要な隙間を作らぬ工夫
をするとよい。

以上のように本考案によれば、合成樹脂によりタオル掛
けを形成するためコスト安なものとなるし、捷たその固
定は合成樹脂で一体成形された洗濯槽と脱水槽と機枠に
挿着する作業によって同時に行なえるので組立て作業ト
よび部品の削減化となり、全体としてコスト安な電気洗
濯機となる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図は従来のタオル掛は付電気洗濯機の説
明図で、第１図はその外観斜視図、第２図は側面図、第
３図はタオル掛は部分の拡大図、第４図から第７図は本
考案のタオル掛は付電気洗濯機の説明図で、第４図はそ
の外観斜視図、第５図は側面図、第６図はタオル掛は部
分を示す拡大図、第７図はその使用状態を示す図、第８
図はそのタオル掛けの斜視図である。 １・・・・・・洗濯槽 ２・・・・・・脱水槽、３・・
・・・・機枠、７・・・・・・タオル掛け、７ａ・・・
・・・フック部、７ｂ・・・・・・タオル掛は部、９・
・・・・・上端周縁部、１１・・・・・・上端縁、１２
・・・・・・タオル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 洗濯槽と脱水槽を合成樹脂にて一体成形すると共に、該
   洗濯槽と脱水槽の上端周縁部を機枠上端縁に係合してな
   る電気洗濯機において、上記洗濯槽及び脱水槽の上端周
   縁部と機枠上端縁の保合部に挾着されるフック部とタオ
   ル掛は部とを一体成形してなる合成樹脂製のタオル掛け
   を備えたことを特徴とするタオル掛は付き電気洗濯機。