JPS5942854Y2 - 昆布養殖用セラミックブロック - Google Patents

昆布養殖用セラミックブロック

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JPS5942854Y2
JPS5942854Y2 JP1981152774U JP15277481U JPS5942854Y2 JP S5942854 Y2 JPS5942854 Y2 JP S5942854Y2 JP 1981152774 U JP1981152774 U JP 1981152774U JP 15277481 U JP15277481 U JP 15277481U JP S5942854 Y2 JPS5942854 Y2 JP S5942854Y2
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JP
Japan
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kelp
roots
upper wall
ceramic
blocks
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Application number
JP1981152774U
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English (en)
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JPS5859454U (ja
Inventor
豊秋 西谷
Original Assignee
北海道農材工業株式会社
尾礼部漁業協同組合
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は昆布養殖用セラミックフロック□関する。
従来、昆布の人工養殖礁の造成には割石、コンクリート
ブロック、合成樹脂製ロープ等が使用されている。
ところで、上記割石は比較的安価で、しかも表面に微細
な鋭角の凹凸が多いから昆布の胞子が良く着生して成育
するが、昆布の成長に伴い表面が石灰等の付着物で覆わ
れ(いわゆる海焼は現象)上記凹凸が無くなり、特に石
灰が昆布の胞子の着生と成長の障害になるために2〜3
年間で養殖機能が著しく低下してしまう。
そして、成長した昆布は、硬い割石の表面に根が強固に
付着しているからこれを船上から引っ張って採取すると
き□、中途から切れて高価が根が割石に付着したまま残
り不経済であるとともに、割石に付着した残根及び石灰
等の付着物を除去して養殖機能を回復させるには多くの
日数と費用を要するばかりか技術的に困難であるという
欠点がある。
また、上記コンクリートブロックは高価で、セメントの
アク抜き処理に多くの日数と費用が掛かり不経済である
ばかりか、その表面には微細な鋭角の凹凸が少ないから
昆布の胞子の着生が悪く、しかも昆布の成長に伴い表面
は石灰等の付着物で覆われ、かつ採取の際に残根が生じ
て同じく2〜3年間で養殖機能が著しく低下してしまう
とともに1石灰等の付着物及び残根を除去して養殖機能
を回復するには多大な費用を要し、かつ技術的にも困難
である等の欠点がある。
さらに、上記合成樹脂製のロープは割石、コンクリート
ブロックに比較して胞弱であるから潮流、波浪等の力で
切損して流失しやすいとともに、根はロープに強固に付
着しているので採取時に中途で切れて残根が生じる欠点
がある。
しかして、本考案の目的は、上記従来の欠点に鑑み、昆
布の胞子の着生及び成育が良好で、採取時に昆布が中途
で切れて残根が生じることがないばかりか、採取に伴い
表面の石灰等の付着物を自動的に除去し、かつ新しく味
使用の表面を露出でき、長年にわたって高い養殖機能を
保持し得る等、上記従来の欠点を一挙に解消した昆布養
殖用セラミックブロックを提供することにある。
以下にはまず第1〜3図に示した第1実施例のセラミッ
クブロックa 22L1〜a3について説明する。
セラミックブロックaは粘土類を主原料とし800〜1
200℃つ焼成した素焼の断面略半円形で左右対称な2
個の貫通空洞を有する管状をなしている。
すなわち、略縦長矩形で平坦な下部壁1(長さ500%
、巾342%)の周長側辺間に略半円形の上部壁2(高
さ175%)を一体に形成し、これら下部壁1と上部壁
2の中央部分間□垂直な仕切壁3を一体に設けてこれを
境に左右対称な断面扇形の貫通空洞4,4を形成しかつ
仕切壁3により上、下部壁2,1を補強している。
そして、上記仕切壁3の上端と上部壁2の合わさる部分
と、仕切壁3の下端と下部壁1の合わさる部分の各肉厚
内にそれぞれ断面円形の貫通孔55を貫通空洞4,4り
軸線と平行に形成するとともに、前端6の左右隅部分に
斜めの切欠部7,7を形成している。
また、上記上部壁20表面には、その長手方向に蟻柄形
の突条8(巾6%、高さ3%)を15本互いに等間隔を
あげて平行にしこの上部壁2と一体に形成するとともに
、この表面と各突条8の上面とに細い櫛目9を長手方向
に向けて形成している。
なお、第1図では上記櫛目9を省略して表わしている。
しかして上記セラミックブロックaは1個ずつバラバラ
にあるいは同形の3個のセラミックブロックa 1 ”
a 3を第3図(突条8及び櫛目9は図示してない)
に示すように鋼材製の連結金具10によって放射状に連
結し、下部壁1を下に、上部壁2を上に向けて海底に設
置することにより人工昆布礁を造成する。
上記セラミックブロックa1〜a3は、連結金具10(
第3,4図)の中央の吊環11から互いに120°へだ
てて3方向に放射状にかつ水平に突設した上下1対の取
付杆12,12を各カラくツクブロックa 1 ””
a 3の貫通孔5,5に挿通し、その突出端にナツト1
3を螺合緊締し、互いに隣り合う切欠部7,7図士を当
接させた状態に取り付けることにより連結してあり、吊
環11にロープを通して海底に吊り降ろすものである。
海底に設置されたセラミックブロックa 1 a1〜a
3の上部壁2及び突条8の表面には、粘土類の素焼特有
の構造により微細な鋭角の凹凸が無数に有るから昆布の
胞子が良く着生し、かつ成長に伴い根は櫛目9に食い込
み、かつ突条8を抱き込むようにして強固に付着するの
で潮流、波浪等により根が剥がれて昆布が流失するおそ
れがない。
上部壁2の表面における昆布の胞子の着生率は。
従来の割石、コンクリートブロック、合成樹脂製ロープ
等よりも極めて優れ、かつ特に突条8の付根の隔部分に
おける胞子の着生率が高いことが実験上確認されている
そして、成長した昆布を船上から引っ張って採取すると
きには、根の付着している上部壁2及び突条8が粘土類
の素焼なので、割石、コンクリートブロックに比較して
軟らかく、かつ表層部分が薄く剥がれ易いから、該表層
部分が根ごと剥がれて昆布は中途で切れることなく根ご
と採取できる。
上記のように表層部分が根ごと薄く剥がれることによっ
て、該部分の石灰等の付着物が自動的に除去され、かつ
採取跡には新しい未使用の表面が露出し、そこに昆布の
胞子が着生し成育するので、特別に残根及び石灰等の付
着物の除去作業を行うことなく、長年にわたって養殖機
能を保持できる。
また、昆布をセラミックブロックa 、81〜a3ごと
船に引き揚げて採取する場合にも前記採取と同様に根ご
と採取できるとともに、採取跡以外の部分の石灰等の付
着物をワイヤブラシ等により簡単に除去して再使用でき
る。
また、上記セラミックブロックa、a1〜a3は管状で
通水性が良く漂砂も通り抜けるから潮流に押し流された
り漂砂に埋没することがないとともに、中央を仕切壁3
で補強しているから管状にもかかわらず強固で破損する
おそれがない。
また貫通空洞4,4は仕切壁3で閏別に区@されていて
単位体積当りの空洞数が多く昆布を餌にするアワビ、ク
ニの幼稚子の生息に好適でそれらの養殖にも役立つばか
りか、それらの採餌により適宜間引きされ昆布の密植が
防止されて潮通し及び採光が良くなり、成長が促進され
る。
次に第5図に示した第2実施例のセラミックブロックb
1〜b3は、前記第1実施例のセラミックフロックa
1 al−a3とは切欠N7.7に相当するものを設け
ていないことにおいて構成を相違するが、その他の構成
は同じである。
なお、第5図は上部壁2′の表面に形成した突条8及び
櫛目9を省略して表わしている。
しかして、セラミックブロックb1〜b3は、上方の貫
通孔5′にロー114を挿通し、がっローブ14の各セ
ラミックブロックb0とb2.b2とb3間の部分に管
形のスペーサー15,15を嵌装して連結し、下部壁1
を下に、上部壁2′を上に向けて海底に設置することに
より人工昆布礁を造成するもので、養殖における作用効
果は前記セラミックブロックa1〜a3の場合と同様で
ある。
また、第6図に示した第3実施例のセラミックブロック
c1〜c4は、4個を1組とした十字状に連結金具16
により連結できるよ5に切欠部11゜17の傾斜角度を
設定し、前記セラミックブロックa1”””a3よりも
少しく細長になっているが、その他の構成はセラミック
ブロックa1〜a3と同じである。
なお、第6図は上部壁2“の表面に形成した突条8及び
櫛目9を省略して表わしている。
上記連結金具16は上下1対の取付杆18,1Bを中央
の吊環19を中心に十字状に設けてあり。
セラミックブロックc1〜c4はこの連結金具16によ
って前記連結金具10によるセラミックブロックa0〜
a3の場合と同じ要領で連結して海底に設置し人工昆布
礁を造成するもので、養殖における作用効果はセラミッ
クブロックa0〜a3の場合と同様である。
なお、上記各実施例では貫通空洞を左右対称に2個設け
た場合を説明したが、これに限らず、その貫通空洞は1
個あるいは3個以上設けてもよい。
以上述べたところから明らかなように本考案によれば、
粘土類を主原料とする素焼の構造にしたので、上部壁2
及び突条8の表面には粘土類の素焼特有の構造により微
細な鋭角の凹凸が無数に有るから昆布の胞子が良く着生
し、従来の割石、コンクリートブロック、合成樹脂製ロ
ープよりも着生率がはるかに高く、昆布胞子種糸の無駄
が少ないばかりか、コンクリートブロックにおけるアク
抜きの如き日数と費用の掛かる作業を必要としないので
経済的である。
また、上部壁の表面には蟻柄形の突条と細い櫛目を形成
しているので、着生した昆布の成長に伴い根は櫛目に食
い込み、かつ突条を抱き込むようにして強固に付着する
から、潮流、波浪等により根が剥がれて昆布が流失する
おそれがない。
さらに、昆布を採取する際に例えば昆布を船上から引っ
張ったときには、根の付着している上部壁及び突条が粘
土類の素焼で、従来の割石、コンクリ−f−ブロックに
比較し、℃軟らかく、かつ表層部分が薄く剥がれ易いか
ら、該表層部分が根ごと剥がれて昆布は中途で切れるこ
となく高価な根の部分ごと採取できる。
しかも昆布の採取にともなって該表層部分が根ごと薄く
剥がれることによって、その部分の胞子の着生に支障と
なる石灰等の付着物が自動的に除去され、かつ採取跡に
は新しい未使用の表面が露出し、そこに昆布の胞子が良
く着生して成育するので、特別に残根及び石灰等の付着
物の除去作業を行うことなく、長年にわたって養殖機能
を保持できる。
また、海底に設置したとき、下部壁が平坦で、上部壁が
湾曲していて重心が低く安定性が良く、しかも管状で通
水性が良く漂砂も通り抜けるから、潮流に押し流された
り漂砂に埋没することもない等多くの利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面第1,2図は本考案の第1実施例を示し、第1図は
平面図、第2図は第1図I−I線の拡大断面図、第3図
は第1図の実施例のセラミックブロックと同形の3個の
セラミックブロックを連結金具で連結した状態を示した
平面図、第4図は連結金具の要部の拡大側面図である。 第5図は本考案の第2実施例のセラミックブロックをロ
ーブで連結した状態を示した平面図である。 第6図は本考案の第3実施例のセラミックブロックを連
結金具で連結した状態の斜視図である。 1・・・・・・下部壁、2.2’、2“・・・・・・土
部壁、8・・・・・・突条、9・・・・・櫛目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粘土類を主原料とし下部壁が平坦で上部壁が湾曲した素
    焼の管状をなし、その上部壁の表面には蟻柄形の突条と
    細い櫛目を形成してなることを特徴とする昆布養殖用セ
    ラミックブロック。
JP1981152774U 1981-10-16 1981-10-16 昆布養殖用セラミックブロック Expired JPS5942854Y2 (ja)

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JPS5859454U JPS5859454U (ja) 1983-04-21
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KR200396100Y1 (ko) 2005-06-28 2005-09-15 박상빈 하우스형 인공어초

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JPS5859454U (ja) 1983-04-21

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