JPS5942030B2 - 吸収冷媒組成物 - Google Patents

吸収冷媒組成物

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JPS5942030B2
JPS5942030B2 JP56160569A JP16056981A JPS5942030B2 JP S5942030 B2 JPS5942030 B2 JP S5942030B2 JP 56160569 A JP56160569 A JP 56160569A JP 16056981 A JP16056981 A JP 16056981A JP S5942030 B2 JPS5942030 B2 JP S5942030B2
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JP
Japan
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phosphate
refrigerant composition
group
ether
absorption refrigerant
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良樹 後藤
栄司 安藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、吸収式冷凍機およびヒートポンプなどに用い
る新規な熱安定性にすぐれた吸収冷媒組成物に関するも
のである。
一般に、例えば吸収式冷凍サイクルは、吸収冷媒組成物
を内部に含んだ閉鎖回路で、その回路の一部である蒸発
器で液化した冷媒を蒸発させることにより、外部から熱
を奪い冷凍する。
蒸発器で気化した冷媒蒸気は、吸収器で低冷媒濃度溶液
と接触し吸収される。冷媒を吸収した高冷媒濃度溶液は
、外部熱源より熱を受けることにより、冷媒蒸気を放出
する。気化した冷媒蒸気は、次に凝縮器で凝縮され、液
化冷媒として蒸発器へ送られる。冷媒蒸気を放出した溶
液は、低冷媒濃度溶液として吸収器に戻り、冷媒蒸気を
再び吸収する。このような冷却および加熱に対して最高
の可能な効果は、発生器での高冷媒濃度溶液を高温にし
なければ達成できない。ところが、従来、冷媒にモノク
ロロジフルオロメタンR_22吸収剤にテトラエチレン
グリコールジメチルエーテルTDMを用いた吸収冷媒組
成物が、冷媒にR_22、吸収剤にN、N−ジメチルホ
ルムアミドDMFを用いた組成物とくらべて、安定化さ
れた化学的組みあわせとして提案されてきたが、実際に
は20〜40℃程度の耐熱性が向上するのみで実用化す
るには不十分な寿命しか有していない。
その原因の一つはR22/TDMを15『C以上に加熱
すると、R22が分解して塩酸や弗酸などの生成物が生
じ、機器を構成する金属等を腐食し、更にTDMも同時
に分解して、機器の損傷ばかりでなく、R22とTDM
の物理化学的性質の劣化という致命的な問題をきたし到
底許容できなかつたからである。R22は弗化炭化水素
の中でも比較的安定であり、一方TDMも有機溶媒の中
では、最も安定な物質の一つとしてよく知られていると
ころであるが、吸収冷媒組成物として用いたとき、各々
単独での熱安定性からは予期しえないほど、速くかつ複
雑な劣化分野反応が起る。このような劣化分解反応は構
成成分および組みあわせによつて、極めて個別的でかつ
複雑であるから高温における熱安定化は非常に困難であ
る。従つて、R22/TDMのごとき吸収冷媒組成物は
、他の組成物とくらべてすぐれた物理化学的性質をもつ
ているにもかかわらず、上記に述べたような欠点の故に
未だ実用化に至つていないのである。本発明は、このよ
うな吸収冷媒組成物の分解劣化に対し、吸収式冷凍機お
よびヒートポンプなどで最高の効果が充分達成できるよ
うな、高温で安定性にすぐれた組成物を提供することに
ある。
本発明は、モノクロロジフルオロメタン(R22),ジ
クロロモノフルオロメタン(R2l)、トリフルオロメ
タン(R23)、モノクロロテトラフルオロエタン(R
l24)、モノクロロトリフルオロエタン(流133)
、モノタロロジフルオロエタン(Rl24)およびそれ
らの混合物などより選ばれる冷媒としての弗化炭化水素
と、エチレングリコールジブチルエーテル(EDB)ジ
エチレングリコールジメチルエーテル(DDM)、トリ
エチレングリコールジメチルエーテル(T3DM)、テ
トラエチレングリコールジメチルエーテル(TDM)お
よびそれらの混合物より選ばれる吸収剤としてのグリコ
ールエーテル系有機溶媒と、アルキルホスヘート、アリ
ルアルキルホスヘート、アリルホスヘートおよびそれら
の混合物より選ばれるホスヘート化合物とからなる安定
化された新規な吸収冷媒組成物を提供することにある。
上記記載の弗化炭化水素は、メタン、エタン系弗化炭化
水素に限定されるものではない。少くとも1個以上の水
素、少くとも1個以上の弗素及び残りの塩素を有する弗
化炭化水素を含む。もちろん、それらの異性体や混合物
を用いても良い。これらは主に吸収サイタルの動咋条件
によつて選ばれるが、特に好ましいものは、実施例にお
いても示されるように、R2l,R22,R23、Rl
24,Rl33,Rl42である。特に好ましくはR2
2,Rl24である。これらの弗化炭化水素は各々、分
子内の1つの水素と吸収剤との間に極めて優れた水素結
合を示すと考えられている。このような水素結合は冷凍
の吸収溶媒力を増加する。又、これらの弗化炭化水素の
宅の物理化学的性質においても、機器の適応性にすぐれ
ている。又、上記記載のグリコールエーテル系有機溶媒
は、EDB,DDM,T3DMおよびTDMに限定され
るものではなく、化学式R1(0C2H4)NOR2〔
n−1〜4〕で示されるものを含む。
式中、R1およびR2は水素基、アルキル基、アルケニ
ル基、フエニル基、アルキルフエニル基、アルカレンフ
エニル基、アルカレンアルキルフエニル基、アルキレン
フエニル基、アルキレンアルキルフエニル基などである
。この時、グリコールエーテルがフロンと水素結合を形
成しフロンの溶解力に寄与していると考えられているの
で、構成成頒,およびR2の大きさ、種類および組みあ
わせに臨界的ではない。ただ、同時にR1およびR2が
水素基である場合は含まない。従つてR1あるいはR2
が水素基である場合、たとえば、ジエチレングリコール
モノメチルエーテルおよびテトラエチレングリコールモ
ノブチルエーテルなどのようなものは含む。しかしより
好ましくはR1およびR2が同時にアルキル基で構成さ
れる場合、たとえば、エチレングリコールジメチルエー
テル、エチレングリコールジエチルエーテリ、EDB,
DDMlジエチレングリコールジエチルエーテル(DD
E)ジニチレングリコールメチルエチルエーテル、ジエ
チレングリコールジブチルエーテル(DDB),T3D
Mlトリエチレングリコールジエチルエーテル、トリエ
チレングリコールジブチルエーテル、TDM、テトラエ
チレングリコールジエチルエーテルおよびテトラエチレ
ングリコールジブチルエーテル(TDB)などである。
中でも、EDB,DDM,DDE,DDB,T3DM,
TDMおよびTDBは一般に市販されていてかつ吸収剤
としての物理化学的性質がより好ましい。しかしながら
、より一層好ましくは、EDB,DDM,T3DMおよ
びTDMなどである。これらは各々の沸点内近では最も
すぐれた物理化学的性質を備えている。もちろんこれら
の混合物を用いてもよいことは言うまでもない。又、前
記に述べたホスヘート化合物は、化学式(R3O),(
R4O),(R5O),P(0)で示され、式中のR3
R4およびR5は各々独立に水素基、アルキル基、アル
コキシル基、アルケニル基、フエニル基、アルキルフエ
ニル基、アルカレンフエニル基、アルカレンアルキルフ
エニル基、アルキレンフエニル基およびアルキレンアル
キルフエニル基である。
この場合、ホスヘートが安定化に関して活性基であると
考えられているので、構成成分R3,R4およびR5の
大きさに臨界的ではない。沸点、融点、グリコールエー
テル系有機溶媒に対する溶解性および毒性などを考慮し
さえすれば、R3,R4およびR5の全てが同じ又は異
なるものや、2つが同じで残りが異なるようなものやま
たはそれらを単独または複数で用いてもよい。更に加え
ていれば、R3,R4およびR5の2つ以下がHであつ
てもよい。しかしながらより好ましくは、実施例で示す
ように、ジメチルホスヘート、トリメチルホスヘート、
ジエチルホスヘート、トリエチルホスヘート、ジイソプ
ロピルホスヘート、ジブチルホスヘート、トリブチルホ
スヘート、トリn−アミルホスヘート、トリアリルホス
ヘート、2−エチルヘキシルホスヘート、トリオクチル
ホスヘート、イソデシルホスヘート、ラウリルホスヘー
ト、トリデシルホスヘート、オクタデシルホスヘート、
およびオレイルホスヘートなどのアルキル基(炭素数1
〜18)や2−n−ブトキシエチルアシドホスヘート、
エチレングリコールアシドホスヘートおよび(2−ヒド
ロキシエチル)メタクリレートアシドホスヘートなどの
アルコキシル基(炭素数2〜4)を1つ以上有し、残り
が水素基であるところのアルキルホスヘートと、モノフ
エニルホスヘート、ジフエニルホスヘート、トリフエニ
ルホスヘート、ジフエニルクレジルホスヘート、トリク
レジルホスヘートおよびジノニルフエニルホスヘートな
どのフエニル基または炭素数4〜9であるアルキル基を
有するアルキルフエニル基を1つ以上有し、残りが水素
基であるアリルホスヘートおよび、フエニルモノデシル
ホスヘート、ジフエニルイソデシルホスヘート、クレジ
ルヘキシルホスヘートおよび、フエニルジイソデシルホ
スヘートなどのアルキル基およびフエニル基またはアル
キルフエニル基を各々1つ以上有し、残りが水素基であ
るアリルアルキルホスヘートである。にもかかわらず、
それ自身、熱分解も受けにくくかつ、リン濃度許容範囲
の一層広いアルキルホスヘートが最も好ましい。弗化炭
化水素、アミド系有機溶媒およびホスヘート化合物から
なる本発明の吸収冷媒組成物の量はお互いに特に臨界的
ではない。
冷媒と吸収剤の量はよく知られているように機器の目的
とする動昨条件で主に決定される。また、ホスヘート化
合物はこれら組成物の熱力学的および物理化学的性質が
損われない程度に決定されうるべきものである。従つて
リン濃度1重量%以上では、組成物に悪影響を及ぼし、
添加量に見あつた効果が期待できないばかりでなく、価
格が上昇するばかりである。また0.5〜1重量%のリ
ン濃度ではホスヘート化合物の分子量および構造によつ
てかなりの差異があられれ、アリルホスヘートおよびア
リルアルキルホスヘートの中には、むしろ悪い効果をも
たらすものもでてくる。従つて0.01〜0.5重量%
のリン濃度範囲が好ましく、これらの範囲では充分な安
定効果が期待できる。にもかかわらず、0.01〜0.
2重量%のリン濃度では、著しい安定効果を示す。本発
明による新規な吸収冷媒組成物は、従来の組成物とくら
べて著しく安定化された組成物である。
200℃以上の高温においても、弗化炭化水素およびグ
リコールエーテル系有機溶媒の劣化分解が抑制され、組
成物の黄変も遅くてかつ少く、タール状黒色に固化する
ことはない。
さらに組成物の寿命という観点からすれば、ほマ10倍
安定化され、機器に用いた時約10年以上の寿命が期待
できる。このように本発明は弗化炭化水素とグリコール
エーテル系有機溶媒独特の劣化分解反応を、ホスヘート
化合物を適量加えることによつて克服し、新規な安定化
された吸収冷媒組成物を提供することができたのである
以下、実施例をもつて詳細に説明する。
〔実施例 1〕 R22およびDDMを1:1の割合で混合し、下記に示
す化合物をDDMに対し、0.5重量%加えて、アルミ
ニウム、銅、ステンレス(SUS3O4)を共存させパ
イレツク管に封入して220℃で耐熱試験をおこなつた
1 ジイソデシルホスヘート 22,6−ジ一t−ブチル−P−クレゾール3 トリエ
チレンテトラミン4 ジラウリルチオプロピオネート 52−ニトロプロパン 6 ジーシクロヘキシルアミンニトライト(1)〜(6
)の番号は各試料番号で、以下実施例においても同様で
ある。
(1)は主に消泡剤や金属抽出剤に使用されている化合
物であり、(2)〜(4)は酸化防止剤、(5)〜(6
)は防錆剤としてよく知られている。又、従来のR22
とDDMからのみなる試料を(7)とした。その結果、
試料(7)は80日目で黒色化し、試料(2)〜(6)
は80〜90日目で黒色化した。
ところが試料(1)は100日目においても黄色化にす
ぎなかつた。一方、試料(2)〜(7)のアルミニウム
は激しく腐食をしてタール状物質に被覆され、銅および
、ステンレスも全体が黒化していたが、試料(1)では
アルミニウムがわずかに腐食していただけで、銅、ステ
ンレスもわずかに黒ずんでいるにすぎなかつた。このよ
うな吸収冷媒組成物では、よく知られている酸化防止剤
や防錆剤の効果は全く示されず、ジイソデシルホスヘー
トのみが著しい安定効果を生みだすことを見いだした。
〔実施例 2〕 Rl24およびTDMを1:2の割合で混合し下記に示
す化合物をTDMに対し、1.0重量%加えて、ステン
レスを共存させてパイレツクス管に充填して200℃で
耐熱試験を行こなつた。
(8) 2−エチルヘキシルホスヘート(9)ジフエニ
ルホスヘート AO)クレジルヘキシルホスヘート 01) 2,4−ジニトロトルエン (自)メタフエニレンジアミン 03) m−ニトロアニリン a1)〜(自)は脱ハロゲン抑制剤として知られている
またRl24およびTDMからのみなる試料をA4)と
した。その結果、試料A4)は試1験後、7日目で黒色
を呈し、試料(自)〜(自)は試料a(イ)とくらべて
同程度もしくは加速されて黒色へと劣化した。
一方、試料(8)〜GO)は黄色を呈するのみであつた
。従つて、ハロゲン脱離抑止剤は全く効果がないばかり
かむしろ悪影響を及ぼすばかりであつた。
このことはこれらの組成物を各々単独で用いた時安定効
果を示すにもかかわらず、組成物として混合した時には
従来とは違つた劣化分解反応を形成しているからであろ
う。すなわち、構成成分および組みあわせによつて、極
めて個別的でかつ複雑であるから、それらに効果のある
安定化剤の発見が困難だといえる。一方、酸化防止剤は
その中でも実施例1と同様にホスヘート化合物が著しい
効果を示しており、この時、アルキルホスヘート、アリ
ルホスヘートおよびアリルアルキルホスヘートなどいず
れの場合にもすぐれていた。〔実施例 3〕 Rl24およびDDMを1:3の割合で混合し、ホスフ
アイト化合物、銅およびステンレスを加えて220℃1
4日間耐熱試1験をおこなつた。
ホスヘート化合物の種類、量は第1表に示すとおりであ
る。その結果、ホスヘートの加えられていない試料(3
Qは7日目で黒色化し、遊離ハロゲンの定量分析からほ
マ1即余のRl24が分解していた。
また、試料05),(20,(25),(30)などの
ように0.01重量%以下のリン濃度では全く添加効果
はなく、むしろ試料(35)より悪化していた。一方、
試料(自)〜08),(21)〜(23),(26)〜
(27)および(31)〜(33)などのように0.0
1〜0.2重量%のリン濃度範囲では、組成物の色はわ
ずかに着色しているかあるいは黄色昧のある程度でRl
24の分解も0.1η以下であつた。さらに試料A9)
,(28)および(33)〜(34)などのように0.
2〜0.5%のリン濃度では組成物の色が黄色あるいは
色を示し、Rl24の分解は多少の変動はあるが0.
1〜0.5即ほどであつた。しかし、試料(24)およ
び(29)などのように、リン濃度が0.5重量%以上
になると、ホスヘート化合物の種類によつてかなり差異
があられれ、時には好ましくない影響がでてきた。従つ
て、組成物の影響や価格等を考慮すると、1重量%以上
のリン濃度では、添加量に見あつた安定効果は期待でき
ない。
好ましくは0.01−0.5重量%のリン濃度の範囲で
添加すれば充分な安定効果が期待できる。にもかかわら
ず、0.05〜0.2重量%のリン濃度では著しい安定
効果を示し、組成物の劣化分解が全くなかつた。〔実施
例 4〕 Rl24およびDDMを1:2の割合で混合しボスペー
スト化合物、銅およびステンレスを加え耐熱試1験をお
こなつた。
その結果を第2表に示す。
表2の数字は試1験を始めてから、組成物が黄色に変化
するまでの日数を示し、これらの色変化が組成物の劣加
と対応しまた相対的な組成物の寿命とよく一致すること
は当議研究者にはよく知られているところである。従つ
て、数字の大きいほど、熱安定性が向上し、組成物の安
定性を増加している。あらゆる温度範囲で充分な安定効
果が得られることが表2で示されたが、200℃以上の
温度ではホスヘート化合物を加えてない試料(42),
(43)の約10倍程向上し、それ以下の温度では非常
に長い期間安定である。
これらの長期間の安定性は組成物を機器の中で用いた時
ほゾ10年以上の寿命を示すと考えられる。〔実施例
5〕 実施例1と同様にして第3表に示されるような試料(4
4)〜(61を作成した。
なお、ホスヘート化合物を含む試料(44)〜(60)
に対応してホスヘート化合物を含まない試料を(61)
〜(77)とし、表3から割合した。その結果、本発明
による試料(44)〜(61は試料(61)〜(77)
に比べて、組成物の着色が遅いかあるいは少く、十分な
安定効果を示していた。
同時に、Al,FeおよびCuなどの定量分析をおこな
つたが、組成物中の金属イオンの増加は遊離ハロゲンの
定量分析およびタロマトグラフによる分解生成物の定性
、定量分析とよく対応していた。
従つて、弗化炭化水素、グリコールエーテリ系有機溶媒
およびホスヘート化合物からなる新規な安定化された本
発明による組成物は、金属の種類および弗化炭化水素と
グリコールエーテル系有機溶媒との混合比率にかかわら
ず、十分な安定効果を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 弗化炭化水素、グリコールエーテル系有機溶媒およ
    びホスヘート化合物とからなる吸収冷媒組成物。 2 弗化炭化水素がモノクロロジフルオロメタン、ジク
    ロロモノフルオロメタン、トリフルオロメタン、モノク
    ロロテトラフルオロエタン、モノクロロトリフルオロエ
    タン、モノクロロジフルオロエタンまたはそれらの混合
    物からなる特許請求の範囲第1項記載の吸収冷媒組成物
    。 3 グリコールエーテル系有機溶媒がエチレングリコー
    ルジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエ
    ーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテルおよ
    びテトラエチレングリコールジメチルエーテルおよびそ
    れらの混合物からなる特許請求の範囲第1項または第2
    項記載の安定化された吸収冷媒組成物。 4 ホスヘート化合物が化学式 (R_3O)、(R_4O)、(R_5O)、P(O)
    で示され、式中R_3、R_4およびR_5は各々独立
    に、水素基、アルキル基、アルコキシル基、フェニル基
    またはアルキルフェニル基であるホスヘートおよびそれ
    らの混合物などからなる特許請求の範囲第1項、第2項
    または第3項記載の吸収冷媒組成物。 5 グリコールエーテル系有機溶媒に基づいてホスヘー
    ト化合物をリン濃度で0.01〜0.5重量%含む特許
    請求の範囲第1項から第4項のいずれかに記載の吸収冷
    媒組成物。
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