JPS5941941Y2 - 排ワラ結束装置付脱穀機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンバイン等で、脱穀部から送り出されてく
る排ワラを結束する装置を、この排ワラ結束装置の下側
において脱穀部側に着脱自在なフレームに載置支持させ
である排ワラ結束装置付脱穀機に関する。

一般に、排ワラ結束装置は、脱穀部からの送り出し排ワ
ラの受は取りを良好に行なうために、脱穀部の排ワラ送
り出し部に連ねて比較的、対地的に高い位置に配置され
、又、脱穀部に対して着脱自在な、つまり、排ワラ結束
装置を脱穀部側に着脱させるための前記フレームは、重
量のある排ワラ結束装置を安定支持する上で、比較的、
対地的に低い位置に配設され、そのため排ワラ結束装置
とフレームとの間には、比較的上下中の大きい、そして
、フレームと排ワラ結束装置とを剛体的に連結させるた
めのステ一群で囲繞された空間が発生している。

本考案は、このように排ワラ結束装置とフレームとの間
に形成される空間の有効利用によって、排ワラ結束装置
全体のコンパクト化と、結束用巻紐の保護機能とを一挙
に達成しようとする点に目的を有する。

本考案による排ワラ結束装置付脱穀機は、前記の排ワラ
結束装置と、これに対して適当距離下方に位置するフレ
ームとの間に、結束用巻紐の収納部を形成しであること
を特徴とする。

即ち、本考案によれば、排ワラ結束装置とフレームとの
間に、両者を連結させるために介在されたステーによっ
て囲繞される状態で形成される空間を利用して、この空
間に排ワラ結束装置に当然的に付設されるところの結束
用巻紐を収納させることによって、結束用巻紐の収納部
をも含め排ワラ結束装置関係全体をコンパクト化できる
ことはもちろん、排ワラ結束装置、フレーム、ステーと
いった既設部材をして、収納結束用巻紐の保護ガードに
兼用させ得て、特別な保護部材を用いることのない簡単
な構造をもって、収納結束用巻紐を十分にガードできる
に至った。

従って、結束用巻紐が低い位置にあるので紐交換も行い
易いという利点や前記コンパクト化に加えて、巻紐の収
納部を結束装置の下部に設けたにも拘らず、例えば結束
装置を脱穀部から取り外して地面上や載荷上に置いたと
しても、既設部材としての前記フレームで、特別な保護
部材を用いることなしに巻紐な保護できるのである。

次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、搭
載脱穀部１の後方への排ワラ送り出し部ＩＡＫ連らねて
、脱穀部１から送り出されてくる横倒し姿勢の排ワラを
その姿勢のまま定量づつ結束として放出する排ワラ結束
装置２を配設するとともに、前記脱穀部１Ｖｃ連設の筒
状フレーム１ａに対して差込み固定装着ならびに排ワラ
流れ方向（つまり、後方）に抜出し離脱自在で、装着状
態において前記排ワラ結束装置２に対して適当距離下方
に位置して、その排ワラ長手方向の両端部に固定連設さ
せた起立姿勢の板状ステー６．６の上端部をして排ワラ
結束装置２を載置支持するフレーム３を設けであるコン
バイン（脱穀機の一例）＆’ｌ−いて、前記排ワラ結束
装置２とフレーム３との間、つまり、排ワラ結束装置２
とフレーム３１よび、ステー６．６とで囲まれた空間に
、結束用巻紐４の収納部５を形成しである。

前記収納部５は、巻紐４をその軸芯方向の一側方から挿
入可能であるとともに、前記フレーム３上に対して、収
納結束用巻紐４をその軸芯が排ワラ流れ方向に平行な姿
勢にさせるように載置ならびに後孔に抜出し可能で、載
置状態において排ワラ流れ通路２ａの下面を形成する排
ワラ結束装置２の排ワラガイドカバー２人の下端へのボ
ルト１、蝶ナツト８を介する止着により位置固定可能な
巻紐収納ケース９を設けるとともに、このケース９に、
軸芯方向で脱穀部１側に繰出される紐４を弾性挾持して
繰出しに抵抗を与える紐ブレーキ１０と、巻紐４を軸芯
方向から弾性的に挾持して、巻紐４のケース９から軸芯
方向外方への抜出しおよび紐ブレーキ１０側への移動を
阻止する挟持位置決め機構とを付設し、かつ、紐ブレー
キ１０に近いフレーム３部分に繰出し紐４を結束装置２
側に屈曲案内するガイド１１を設けて構成しである。

前記挾持位置決め機構は、紐ブレーキ１０側の巻紐４端
而に接当して、紐ブレーキ１０側への巻紐４の移動を規
制する板１２を位置固定状態に設けるとともに、巻紐４
の他端面に接当可能な板１３を軸芯方向に移動自在に設
け、かつ、スプリング１４を介して前記可動板１３を固
定板１２側に抑圧移動させるねじ機構１５を設けて構成
しである。

尚、図中１６は、脱穀部１から排ワラ結束装置２へのベ
ルト伝動装置である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る排ワラ結束装置付脱穀機の実施例を
示し、第１図は要部の一部切欠き側面図、第２図は要部
の背面図である。 １・・・・・・脱穀部、２・・・・・・排ワラ結束装置
、３・・・・・・フレーム、４・・・・・・結束用巻紐
、５・・・・・・収納部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 脱穀部１から送り出されてくる排ワラを結束するた
   めの装置２と、この排ワラ結束装置２に対して適当距離
   下方に位置してこの装置２を脱穀部１側に着脱するため
   のフレーム３との間に結束用巻紐４の収納部５を形成し
   であることを特徴とする排ワラ結束装置付脱穀機。 ■ 前記収納部５は、結束用巻紐４をその軸芯が排ワラ
   の流れ方向に平行又はほぼ平行な姿勢で収納できるよう
   に形成されている実用新案登録請求の範囲第■項記載の
   排ワラ結束装置付脱穀機。