JPS5941823B2 - 連続鋳造用鋳型 - Google Patents
連続鋳造用鋳型Info
- Publication number
- JPS5941823B2 JPS5941823B2 JP5819080A JP5819080A JPS5941823B2 JP S5941823 B2 JPS5941823 B2 JP S5941823B2 JP 5819080 A JP5819080 A JP 5819080A JP 5819080 A JP5819080 A JP 5819080A JP S5941823 B2 JPS5941823 B2 JP S5941823B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nickel
- continuous casting
- casting mold
- tungsten
- cobalt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/04—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
- B22D11/059—Mould materials or platings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は低、中、高炭素鋼、ステンレス鋼あるいは特殊
鋼等の鋼またはその他の金属の連続鋳造用鋳型に関する
もので、特にこの種の連続鋳造用鋳型の内壁面に要求さ
れる高温耐熱性および耐摩耗性、高温硬度、高抗張力等
の諸行性を改善することを目的とする。
鋼等の鋼またはその他の金属の連続鋳造用鋳型に関する
もので、特にこの種の連続鋳造用鋳型の内壁面に要求さ
れる高温耐熱性および耐摩耗性、高温硬度、高抗張力等
の諸行性を改善することを目的とする。
従来、各種金属を連続鋳造する場合に使用する連続鋳造
用鋳型の内壁面にはクロムメッキ、ニッケルメッキある
いはニッケルーリン等の合金メッキさらにはこれら各種
メッキ皮膜を多層に施す等の皮膜構成が採用実施されて
いる。
用鋳型の内壁面にはクロムメッキ、ニッケルメッキある
いはニッケルーリン等の合金メッキさらにはこれら各種
メッキ皮膜を多層に施す等の皮膜構成が採用実施されて
いる。
また、これらの皮膜構成に対する高温硬度あるいは耐摩
耗性等を向上させる目的を以て上記皮膜層中に固形粒分
を複合させる技術が開発された。
耗性等を向上させる目的を以て上記皮膜層中に固形粒分
を複合させる技術が開発された。
しかるに、固形粒分な複合させることによって高温硬度
が高くなる反面、金属マトリックスと複合された固形粒
分との相互間の密着性が阻害される結果、皮膜自体がも
ろくなり、耐ヒートクラツク性も悪くなるばかりか、皮
膜自体の脆性によつ複合させた固形粒分が皮膜より離脱
し易くなり、耐摩耗性が逆に低下する等の欠陥を生ずる
ことが判明したのである。
が高くなる反面、金属マトリックスと複合された固形粒
分との相互間の密着性が阻害される結果、皮膜自体がも
ろくなり、耐ヒートクラツク性も悪くなるばかりか、皮
膜自体の脆性によつ複合させた固形粒分が皮膜より離脱
し易くなり、耐摩耗性が逆に低下する等の欠陥を生ずる
ことが判明したのである。
そこで、本発明は皮膜層中に固形粒分を分散埋設するこ
とにより得られる高温硬度特性に着目し、金属マトリッ
クスと固形粒分相互間における密着性の問題点に起因す
る上記欠陥の除去について種種の実験、研究を行なった
結果、上記複合メッキ皮膜の形成に当って、無機繊維状
化合物を複合強化材の基材として分散せしめることによ
り上記諸欠陥を解消し得ることを知見し、ここに本発明
を提案するに至ったものである。
とにより得られる高温硬度特性に着目し、金属マトリッ
クスと固形粒分相互間における密着性の問題点に起因す
る上記欠陥の除去について種種の実験、研究を行なった
結果、上記複合メッキ皮膜の形成に当って、無機繊維状
化合物を複合強化材の基材として分散せしめることによ
り上記諸欠陥を解消し得ることを知見し、ここに本発明
を提案するに至ったものである。
即ち、本発明は銅または調合金製の鋳型本体の内壁面に
ニッケルまたはニッケル系合金マトリックス皮膜層を設
けるに当り、当該皮膜層中に少なくとも1種以上の無機
繊維状化合物を分散埋設することにより、あるいは当該
無機繊維状化合物に加えて少なくとも1種以上の耐摩耗
材を分散埋設することにより構成し、さらには上記皮膜
層を設けるに先き立って銅またはニッケルあるいはニッ
ケルーコバルト等の合金メッキから成る下地メッキ皮膜
層を設けることにより構成したことを要旨とするもので
ある。
ニッケルまたはニッケル系合金マトリックス皮膜層を設
けるに当り、当該皮膜層中に少なくとも1種以上の無機
繊維状化合物を分散埋設することにより、あるいは当該
無機繊維状化合物に加えて少なくとも1種以上の耐摩耗
材を分散埋設することにより構成し、さらには上記皮膜
層を設けるに先き立って銅またはニッケルあるいはニッ
ケルーコバルト等の合金メッキから成る下地メッキ皮膜
層を設けることにより構成したことを要旨とするもので
ある。
而して、銅または調合金製の鋳型本体の内壁面において
、当該鋳型本体の耐熱、耐摩耗等の皮膜層として施され
るニッケルあるいはニッケル系マトリックスに無機繊維
状化合物、例えば炭化ケイ素のホイスカを分散せしめる
ことにより、従来の固形粒分と異なり分散材としての炭
化ケイ素のホイスカが上記マトリックスと機械的にから
み合った状態で結合することになり、分散材自体のマト
リックスからの離脱が生じにくくなり、連続鋳造プロセ
スにおける高温硬度を高めるとともに耐摩耗性を向上せ
しめることのできることに加えて、ヒートクラックを抑
制することのできる効果があることを知見したのである
。
、当該鋳型本体の耐熱、耐摩耗等の皮膜層として施され
るニッケルあるいはニッケル系マトリックスに無機繊維
状化合物、例えば炭化ケイ素のホイスカを分散せしめる
ことにより、従来の固形粒分と異なり分散材としての炭
化ケイ素のホイスカが上記マトリックスと機械的にから
み合った状態で結合することになり、分散材自体のマト
リックスからの離脱が生じにくくなり、連続鋳造プロセ
スにおける高温硬度を高めるとともに耐摩耗性を向上せ
しめることのできることに加えて、ヒートクラックを抑
制することのできる効果があることを知見したのである
。
また、鋳型本体の銅または銅合金がニッケルまたはニッ
ケル系合金マトリックスの下地となるのであるが、通常
鋳型本体が調合金製である場合が多く、この銅合金上に
ニッケルまたはニッケル系合金マトリックスを施すこと
により、銅合金中のクロム、ジルコン、ベリリウムある
いは銀等の異種金属の作用によって密着性が損われると
ともに無機繊維状化合物あるいはこれに加えて分散埋設
される耐摩耗材が下地となる鋳型本体の内壁面に直接吸
着されると、これが逆にニッケルまたはニッケル系合金
マトリックスとの密着力を阻害することとなるため、こ
れを防止する方法として、本発明は特にニッケルまたは
ニッケル系合金マトリックスを施すに先き立って、銅ま
たは銅合金製鋳型本体の内壁面に銅あるいはニッケルま
たはニッケルーコバルト等ニッケル合金メッキ数μ〜1
00μ施すことにより、銅または調合金製の鋳型本体の
内壁面とニッケルまたはニッケル系合金マトリックス自
体との密着性の低下、さらにはこれに分散埋設せしめる
無機繊維状化合物あるいはこれに加えて分散埋設する耐
摩耗材による密着性の低下の両者を一挙に解消し、本願
発明の所期効果をより効果的に奏し得ることができるも
のである。
ケル系合金マトリックスの下地となるのであるが、通常
鋳型本体が調合金製である場合が多く、この銅合金上に
ニッケルまたはニッケル系合金マトリックスを施すこと
により、銅合金中のクロム、ジルコン、ベリリウムある
いは銀等の異種金属の作用によって密着性が損われると
ともに無機繊維状化合物あるいはこれに加えて分散埋設
される耐摩耗材が下地となる鋳型本体の内壁面に直接吸
着されると、これが逆にニッケルまたはニッケル系合金
マトリックスとの密着力を阻害することとなるため、こ
れを防止する方法として、本発明は特にニッケルまたは
ニッケル系合金マトリックスを施すに先き立って、銅ま
たは銅合金製鋳型本体の内壁面に銅あるいはニッケルま
たはニッケルーコバルト等ニッケル合金メッキ数μ〜1
00μ施すことにより、銅または調合金製の鋳型本体の
内壁面とニッケルまたはニッケル系合金マトリックス自
体との密着性の低下、さらにはこれに分散埋設せしめる
無機繊維状化合物あるいはこれに加えて分散埋設する耐
摩耗材による密着性の低下の両者を一挙に解消し、本願
発明の所期効果をより効果的に奏し得ることができるも
のである。
さらに、無機繊維状化合物あるいはこれに加えて耐摩耗
材を分散埋設する複合メッキのマトリックスとしては、
それ自体じん性に富み、高温硬度の高い特性をもつ金属
が好ましく、ニッケルの他に鉄−ニッケル、ニッケルー
コバルト、ニッケルーリン、ニッケルーホウ素、ニッケ
ルーコバルト−リン、ニッケルーコバルト−ホウ素、ニ
ッケルータングステン−リン、ニッケルータングステン
−ホウ素、ニッケルーモリブデン、ニッケルークロム、
ニッケルーコバルト−鉄、ニッケルーSn1ニツケルー
コバルト−8n等のニッケル系合金カ好適である。
材を分散埋設する複合メッキのマトリックスとしては、
それ自体じん性に富み、高温硬度の高い特性をもつ金属
が好ましく、ニッケルの他に鉄−ニッケル、ニッケルー
コバルト、ニッケルーリン、ニッケルーホウ素、ニッケ
ルーコバルト−リン、ニッケルーコバルト−ホウ素、ニ
ッケルータングステン−リン、ニッケルータングステン
−ホウ素、ニッケルーモリブデン、ニッケルークロム、
ニッケルーコバルト−鉄、ニッケルーSn1ニツケルー
コバルト−8n等のニッケル系合金カ好適である。
また、これらのマトリックスに対して分散埋設する無機
繊維状化合物としてはA 720a 、 S i C。
繊維状化合物としてはA 720a 、 S i C。
BN、S isN<あるいはその他のセラミック等の短
繊維(ホイスカを含む)を適用することができ、その形
状については径が1〜25μ、長さが5μ〜3mm程度
のものが好適である。
繊維(ホイスカを含む)を適用することができ、その形
状については径が1〜25μ、長さが5μ〜3mm程度
のものが好適である。
さらに、上記無機繊維状化合物に加えて耐摩耗材を分散
埋設することによって高温硬度並びに耐熱、耐摩耗性を
向上することができるものであるが、当該耐摩耗材とし
てはタングステンカーバイド、チタンカーバイト、シリ
コンカーバイト、アル、ミナ、窒化チタン、酸化クロム
あるいはその他の固形粒分に加えて、その他の耐摩耗性
を有する各種固形粒分を使用しつつ実施することができ
る。
埋設することによって高温硬度並びに耐熱、耐摩耗性を
向上することができるものであるが、当該耐摩耗材とし
てはタングステンカーバイド、チタンカーバイト、シリ
コンカーバイト、アル、ミナ、窒化チタン、酸化クロム
あるいはその他の固形粒分に加えて、その他の耐摩耗性
を有する各種固形粒分を使用しつつ実施することができ
る。
また、無機繊維状化合物あるいはこれに加えて耐摩耗材
を分散埋設したニッケルまたはニッケル系合金マトリッ
クス皮膜層の膜厚については50μ〜3mm等、適宜厚
みを以て実施することが可能であるが、特に当該皮膜層
における内部歪みの除去あるいは拡散を行なう等の目的
から銅または調合金製の鋳型本体に対して悪影響を及ぼ
すことのない範囲内の温度、その他の条件により、例え
ば150〜450℃で30分〜数時間熱処理を施すこと
により、上記皮膜層の密着力を向上することができるも
のである。
を分散埋設したニッケルまたはニッケル系合金マトリッ
クス皮膜層の膜厚については50μ〜3mm等、適宜厚
みを以て実施することが可能であるが、特に当該皮膜層
における内部歪みの除去あるいは拡散を行なう等の目的
から銅または調合金製の鋳型本体に対して悪影響を及ぼ
すことのない範囲内の温度、その他の条件により、例え
ば150〜450℃で30分〜数時間熱処理を施すこと
により、上記皮膜層の密着力を向上することができるも
のである。
そして、実際の実施に当っては必要に応じて、スプラッ
シュ対策として上記ニッケルまたはニッケル系合金マト
リックス皮膜層上にクロムメッキ皮膜層を設けることに
より実施する本発明の範囲を逸脱しない範囲等の設計変
更を行ないつつ実施することのできることは言うまでも
ない。
シュ対策として上記ニッケルまたはニッケル系合金マト
リックス皮膜層上にクロムメッキ皮膜層を設けることに
より実施する本発明の範囲を逸脱しない範囲等の設計変
更を行ないつつ実施することのできることは言うまでも
ない。
さて以下には本発明連続鋳造用鋳型の具体的な実施例を
、従来方法によって得た銅または調合金製の鋳型本体の
内壁面にニッケルまたはニッケル系合金マトリックス皮
膜層並びに下地メッキ皮膜層を施する場合の実施例につ
いて挙げる。
、従来方法によって得た銅または調合金製の鋳型本体の
内壁面にニッケルまたはニッケル系合金マトリックス皮
膜層並びに下地メッキ皮膜層を施する場合の実施例につ
いて挙げる。
実施例 1
スルファミン酸ニッケル 350 i/1上記の条
件により電解し鋳型本体の内壁面にNi94%、5iC
6%の共析皮膜を得た。
件により電解し鋳型本体の内壁面にNi94%、5iC
6%の共析皮膜を得た。
この場合硬度はHy=554であった。
上記の条件により電解し鋳型本体の内壁面にNi85%
、Co7%、5iC8%の共析皮膜を得、硬度はHy−
606であった。
、Co7%、5iC8%の共析皮膜を得、硬度はHy−
606であった。
上記条件により電解し、鋳型本体の内壁面にN i 9
3係、 A 1j2037 f)の共析皮膜を得、硬度
がHV−579であった。
3係、 A 1j2037 f)の共析皮膜を得、硬度
がHV−579であった。
上記条件により電解し鋳型本体の内壁面にNi865係
、p7係、5iC6,5係の共析皮膜を得た。
、p7係、5iC6,5係の共析皮膜を得た。
そして硬度は析出状態でHV−715あり、これを40
00G6077+171加熱処理することによってHV
−946の硬い皮膜を得ることが出来た。
00G6077+171加熱処理することによってHV
−946の硬い皮膜を得ることが出来た。
更にこれらの(実施例1〜4)皮膜を、500’C30
分加熱してから水冷し、これを50回くり返えし熱歪を
加えても皮膜はクラックを発生しなかった。
分加熱してから水冷し、これを50回くり返えし熱歪を
加えても皮膜はクラックを発生しなかった。
上記の条件により電解し、鋳型本体の内壁面にN i
87係、5iC8係、TiC5係の共析皮膜を得、硬度
はHV−650であった。
87係、5iC8係、TiC5係の共析皮膜を得、硬度
はHV−650であった。
上記の条件で、鋳型本体の内壁面に下地メッキ皮膜層と
しての銅メッキを50μ行った後、上記実施例1〜50
条件にて各共析皮膜を得たところ各共析皮膜層の硬度に
ついては上記実施例1〜5の夫々に示した硬度と略同−
の硬度を得た。
しての銅メッキを50μ行った後、上記実施例1〜50
条件にて各共析皮膜を得たところ各共析皮膜層の硬度に
ついては上記実施例1〜5の夫々に示した硬度と略同−
の硬度を得た。
但し、実施例1〜5の共析皮膜層と実施例6の下地メッ
キ皮膜層を介層した場合の各共析皮膜層との密着力試験
を行ったところ、実施例1〜5の共析皮膜層については
略15 kg/mm2であるのに対し、実施例6の下地
メッキ皮膜層を施した後に実施例1〜5の各共析皮膜層
を設けた場合には17kg/TLrIL2まで密着力が
向上することが判明した。
キ皮膜層を介層した場合の各共析皮膜層との密着力試験
を行ったところ、実施例1〜5の共析皮膜層については
略15 kg/mm2であるのに対し、実施例6の下地
メッキ皮膜層を施した後に実施例1〜5の各共析皮膜層
を設けた場合には17kg/TLrIL2まで密着力が
向上することが判明した。
そして、上記実施例1〜5の各共析皮膜層を400℃に
て30分程度熱処理することにより、18kg/mu2
に、さらに実施例6の下地メッキ皮膜層を介層した場合
の各共析皮膜を400℃にて30分程度熱処理すること
により20 kg/mu2まで夫々の密着力を向上する
ことのできることが判明した。
て30分程度熱処理することにより、18kg/mu2
に、さらに実施例6の下地メッキ皮膜層を介層した場合
の各共析皮膜を400℃にて30分程度熱処理すること
により20 kg/mu2まで夫々の密着力を向上する
ことのできることが判明した。
尚、上記各実施例における各共析皮膜については24時
間メッキして1 mmO共析皮膜層を設けた場合の実施
例による。
間メッキして1 mmO共析皮膜層を設けた場合の実施
例による。
第1図はSiCホイスカの顕微鏡写真、第2図は第1実
施例によって得た共析皮膜層の断面を示す顕微鏡写真で
ある。
施例によって得た共析皮膜層の断面を示す顕微鏡写真で
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 銅または調合金製の鋳型本体の内壁面にニッケルま
たはニッケル系合金マトリックス皮膜層を設けるに当り
、当該皮膜層中に少なくとも1種以上の無機繊維状化合
物を分散埋設せしめたことを特徴とする連続鋳造用鋳型
。 2 無機繊維状化合物が、酸化アルミ、炭化ケイ素、窒
化ケイ素あるいはその他のセミラック短繊維であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の連続鋳造用鋳
型。 3 無機繊維状化合物の径が1〜25μ、長さが5μ〜
3mmであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の連続鋳造用鋳型。 4 ニッケル系合金マトリックス皮膜層が、ニッケルー
鉄、ニッケルータングステン、ニッケルーコバルト、ニ
ッケルーリン、ニッケルーコバルト−ホウ素、ニッケル
ータングステン−リン、あるいはニッケルーモリブデン
合金から成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の連続鋳造用鋳型。 5 銅または調合金製の鋳型本体の内壁面にニッケルま
たはニッケル系合金マトリックス皮膜層を設けるに当り
、当該皮膜層中に少なくとも1種以上の無機状化合物並
びに1種以上の耐摩耗材を分散埋設せしめたことを特徴
とする連続鋳造用鋳型。 6 無機状繊維化合物が、酸化アルミ、炭化ケイ素、窒
化ケイ素あるいはその他のセラミック短繊維であること
を特徴とする特許請求の範囲第5項記載の連続鋳造用鋳
型。 7 無機繊維状化合物の径が1〜25μ、長さが5μ〜
3mrrtであることを特徴とする特許請求の範囲第5
項記載の連続鋳造用鋳型。 8 ニッケル系合金マトリックス皮膜層が、ニッケルー
鉄、ニッケルータングステン、ニッケルーコバルト、ニ
ッケルーリン、ニッケルーコバルト−ホウ素、ニッケル
ータングステン−リン、あるいはニッケルーモリブデン
合金から成ることを特徴とする特許請求の範囲第5項記
載の連続鋳造用鋳型。 9 耐摩耗材が、タングステンカーバイド、チタンカー
バイト、シリコンカーバイト、アルミナ、窒化チタン、
あるいは酸化クロムから成ることを特徴とする特許請求
の範囲第5項記′載の連続鋳造用鋳型。 10銅または調合金製の鋳型本体の内壁面に銅またはニ
ッケルあるいはニッケルーコバルト等の合金メッキのう
ちの1種の下地メッキ皮膜層を設けるとともにこの下地
メッキ皮膜層上にニッケルまたはニッケル系合金マトリ
ックス皮膜層を設けるに当り、当該皮膜層中に少なくと
も1種以上の無機繊維状化合物を分散埋設せしめたこと
を特徴とする連続鋳造用鋳型。 11 無機繊維状化合物が、酸化アルミ、炭化ケイ素、
窒化ケイ素あるいはその他のセミラック短繊維であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第10項記載の連続鋳造
用鋳型。 12無記繊維状化合物の径が1〜25μ、長さが5μ〜
3mmであることを特徴とする特許請求の範囲第10項
記載の連続鋳造用鋳型。 13ニッケル系合金マトリックス皮膜層が、ニッケルー
鉄、ニッケルータングステン、ニッケルーコバルト、ニ
ッケルーリン、ニッケルーホウ素、ニッケルータングス
テン−リン、あるいはニッケルーモリブデンから成るこ
とを特徴とする特許請求の範囲第10項記載の連続鋳造
用鋳型。 14銅または調合金製の鋳型本体の内壁面に銅またはニ
ッケルあるいはニッケルーコバルト等の合金メッキのう
ちの1種の下地メッキ皮膜層を設けるとともにこの下地
メッキ皮膜層上にニッケルまたはニッケル系合金マトリ
ックス皮膜層を設けるに当り、当該皮膜層中に少な(と
も1種以上の無機繊維状化合物並びに少なくとも1種以
上の耐摩耗材を分散埋設せしめたことを特徴とする連続
鋳造用鋳型。 15無機繊維状化合物が、酸化アルミ、炭化ケイ素、窒
化ケイ素あるいはその他のセラミック短繊維であること
を特徴とする特許請求の範囲第14項記載の連続鋳造用
鋳型。 16無記繊維状化合物の径が1〜25μ、長さが5μ〜
3mmであることを特徴とする特許請求の範囲第14項
記載の連続鋳造用鋳型。 17 ニッケル系合金マトリックス皮膜層が、ニッケル
ー鉄、ニッケルータングステン、ニッケルーコバルト、
ニッケルーリン、ニッケルーホウ素、ニッケルータング
ステン−リン、あるいはニッケルーモリブデンから成る
ことを特徴とする特許請求の範囲第14項記載の連続鋳
造用鋳型。 18 耐摩耗材が、タングステンカーバイド、チタンカ
ーバイト、シリコンカーバイト、アルミナ、窒化チタン
、あるいは酸化クロムから成ることを特徴とする特許請
求の範囲第14項記載の連続鋳造用鋳型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5819080A JPS5941823B2 (ja) | 1980-05-01 | 1980-05-01 | 連続鋳造用鋳型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5819080A JPS5941823B2 (ja) | 1980-05-01 | 1980-05-01 | 連続鋳造用鋳型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56154262A JPS56154262A (en) | 1981-11-28 |
JPS5941823B2 true JPS5941823B2 (ja) | 1984-10-09 |
Family
ID=13077095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5819080A Expired JPS5941823B2 (ja) | 1980-05-01 | 1980-05-01 | 連続鋳造用鋳型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5941823B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62107098A (ja) * | 1985-11-05 | 1987-05-18 | Teikoku Piston Ring Co Ltd | 耐摩耗性に優れた複合Ni−P合金めつき被膜 |
FR2617510B1 (fr) * | 1987-07-01 | 1991-06-07 | Snecma | Procede de codeposition electrolytique d'une matrice nickel-cobalt et de particules ceramiques et revetement obtenu |
JPH0733569B2 (ja) * | 1987-07-06 | 1995-04-12 | 科学技術庁金属材料技術研究所長 | Ni−TiC複合皮膜の被覆法 |
CN108220659B (zh) * | 2018-02-06 | 2019-09-27 | 国网河北能源技术服务有限公司 | 一种TiC/Ti5Si3复合增强铜基电接触材料的制备方法 |
CN113664462B (zh) * | 2021-07-26 | 2023-03-21 | 北京科技大学 | 一种不锈钢包覆碳钢复合板的短流程制备方法 |
-
1980
- 1980-05-01 JP JP5819080A patent/JPS5941823B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56154262A (en) | 1981-11-28 |
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