JPS5941663Y2 - 垂直出力回路 - Google Patents

垂直出力回路

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JPS5941663Y2
JPS5941663Y2 JP13399379U JP13399379U JPS5941663Y2 JP S5941663 Y2 JPS5941663 Y2 JP S5941663Y2 JP 13399379 U JP13399379 U JP 13399379U JP 13399379 U JP13399379 U JP 13399379U JP S5941663 Y2 JPS5941663 Y2 JP S5941663Y2
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transistor
vertical
voltage
diode
circuit
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JP13399379U
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義一 朝倉
俊光 梅沢
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株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テレビジョン受像機の垂直出力回路を集積回
路(以下rIcJという。
)化する際に低耐圧素子の信頼性を向上させるため過電
圧保護手段を備えた垂直出力回路に関する。
一般にテレビジョン受像機の垂直出力回路をIC化する
際に一番問題となるのが耐圧である。
この垂直出力回路を低電圧で動作させれば耐圧は問題と
ならないが、動作電流が増大し、垂直出力回路の消費電
力が増大したり、■C化コスト(コンデンサの容量増大
等により)が増大するなどの欠点があった。
特に、電源電圧が150[V]クラスで動作する高耐圧
ICの開発が望まれていた。
しかし、現在のところNPN型トランジスタは所望の高
耐圧化が図れるものの、ラテラルPNP型トランジスタ
は高耐圧化が構造ヒ非常に困難であるという不都合があ
った。
そこで、IC化する際には、低耐圧素子に過電圧が加わ
らないよう対策してから構成する手段が一般的に行なわ
れでいた。
前述のように構成された従来例としては、第1図に示す
ような垂直出力回路が用いられていた。
この垂直出力回路はドライブ回路10と、垂直電力回路
11と、ポンプアップ回路12とからなる回路構成によ
りIC化されでいた。
すなわち、第1図においで、ICピン1〜8は、IC内
部回路の入出力取出耐子、その他外部回路との接続をす
るために使用されるものである。
ドライブ回路10は、以下に説明する構成よりなってい
た。
すなわち、ピン1は外部信号をIC内部に導入するため
の入力端子であり、入力信号をトランジスタ13のベー
スに印加するように配接されていた。
前記トランジスタ13のベースには、ダイオード14の
カソードが接続され、このダイオード14のアノードは
アースライン2′に接続されでいた。
このトランジスタ13のエミッタは抵抗15を介してア
ースライン2′に接続され、コレクタはダイオード16
,17.18で構成する直列回路を介して定電流源を構
成するトランジスタ19のコレクタに接続され、信号増
幅回路を構成していた。
トランジスタ19は、前記のように定電流源を構成しで
おり、エミッタが抵抗20を介して第1の電源ラインT
′ に接続され、ベースがバイアス回路用ダイオード2
1のカソードに接続されでいた。
抵抗22は、一端を第1の電源ライン7′に接続し、他
端をダイオード21と、トランジスタ23のコレクタ・
エミッタ及び抵抗24とを介してアースライン2′に接
続されていた。
そして、トランジスタ23のベースは、第2の電源ライ
ン6′ とアースライン2′ との間に配接され、抵抗
25−ダイオード26−抵抗27の直列回路におけるダ
イオード26のアソードに接続されていたCトランジス
タ28のエミッタはトランジスタ29のコレクタに接続
され、トランジスタ28のコレクタはダイオード30を
介してトランジスタ13のコレクタに接続されでいた。
同様にトランジスタ28のベースは、ダイオード31を
介してトランジスタ13のコレクタに接続されると共に
ダイオード32を介して第2の電源ライン6′に接続さ
れでいた。
トランジスタ29のベースは、ダイオード18のカソー
ドに接続され、エミッタは抵抗33を介して第1の電源
ライン7′に接続されると共にダイオード34を介しで
出力ライン3′ に接続されていた。
また、トランジスタ19のコレクタは、位相補償用のピ
ン8に接続されでいた。
以上説明した構成がドライブ回路10を表わしでいる。
次に垂直電力回路11についで以下に説明する。
垂直電力回路11は、第1の出力回路と第2の出力回路
とからなりブシュプル接続した構成となっていた。
すなわち、第1の出力回路は、トランジスタ36.37
によって、周知のダーリントン接続したものと、トラン
ジスタ36のエミッタと出力ライン3′ との間に記法
した抵抗38.39からなる直列回路の接続点にベース
を接続した保護トランジスタ40からなっていた。
しかも、ダイオード35が出力ライン3′ と前記抵抗
38゜39の接続点に配されでいた。
詳しくは、トランジスタ37のエミッタが抵抗38、を
介して出力ライン3′に接続され、トランジスタ36.
37のコレクタは、第1の電源ラインγ′に接続されて
いた。
そしてトランジスタ36のベースが保護トランジスタ4
0のコレクタに接続されると共に前記トランジスタ19
のコレクタに接続したものとしで表わされていた。
第2の出力回路は、トランジスタ41.42をダーリン
トン接続しで構成され、両トランジスタ41.42のコ
レクタを出力ライン3′に接続し、トランジスタ41の
ベースがダイオード30のカソードに接続されると共に
抵抗43を介してトランジスタ42のベースに接続され
ていた。
トランジスタ41のエミッタは、トランジスタ42のベ
ースに接続されると共に抵抗44.45により構成され
る直列回路によってアースライン2′に接続されていた
そしてトランジスタ42のエミッタは、抵抗45′ を
介してアースライン2′に接続しであった。
この第2の出力回路の保護回路として、トランジスタ4
6のベースが前記抵抗44゜45の接続点に接続され、
かつエミッタがアースラインに、コレクタがトランジス
タ41のベースに接続されていた。
しかも出力ライン3′は、ダイオード47を介して第1
の電源ライン7′に接続され、かつ、出力ライン3′は
、ピン3の出力端子に接続された構成となっていた。
以上が垂直電力回路11の構成を説明したものである。
また、ポンプアップ回路12は、以下の構成からなって
いる。
トランジスタ48,49.50は、ベースが第2の電源
ライン6′に共通接続され、このトランジスタ48のエ
ミッタは、抵抗51を介して出力ライン3′に接続され
ていた。
同様にトランジスタ49.50は、共通に抵抗52を介
して出力ライン3′に接続されていた。
トランジスタ50は、一定電位以上にエミッタ電圧がな
ったときに導通しで、コレクタに電流を流し、抵抗53
に電圧降下を発生させるようになっていた。
トランジスタ54は、ベースをこの抵抗53に接続し、
エミッタをアースライン2′に接続しでいた。
そしてこのトランジスタ54のコレクタはトランジスタ
46のコレクタに接続していた。
さらに、トランジスタ49のコレクタは、ダイオード5
5、抵抗56を介してアースライン2′に接続されると
共に、ダイオード57を介してトランジスタ58のコレ
クタに接続されていた。
このトランジスタ58のエミッタはアースライン2′に
、ベースはダイオード55のカソードに接続されでおり
、コレクタは抵抗59を介して第2の電源ライン6′に
接続されていた。
前記トランジスタ58のコレクタは、さらにダイオード
60.61及び抵抗62を介してアースライン2′に接
続してなり、このダイオード61のアノードには、トラ
ンジスタ63のベースが接続されていた。
前記トランジスタ63のエミッタは、抵抗64を介して
アースライン2′に接続され、そのコレクタはダイオー
ド65.66のカソードに接続されていた。
トランジスタ48のコレクタは、トランジスタ67のベ
ース及びダイオード65のアノードに接続されており、
しかも前記トランジスタ67とトランジスタ68とでダ
ーリントン接続している。
すなわち、トランジスタ67.68のコレクタが第2の
電源ライン6′ に、トランジスタ67のエミッタがト
ランジスタ68のベースに接続されると共に抵抗69を
介してトランジスタ67のベースに接続されていた。
そして、トランジスタ68のベースは、抵抗70を介し
てポンプアップ出力ライン4′に、エミッタはポンプア
ップ出力ライン4′にそれぞれ接続されていた。
ポンプアップ出力ライン4′ は、直接ピン4に接続さ
れると共にダイオード66のアノードに接続されていた
さらに、ポンプアップ出力ライン4′は、ダイオード7
1,72.73及び抵抗74の直列回路を介してピン5
に接続されると共に、ダイオード75を介して第2の電
源ライン6′に接続されていた。
尚、ダイオード76は、ダイオード66の奇生ダイオー
ドである。
以上がポンプ・アップ回路12の構成である。
また、第1の電源ライン7′は、ピン7に配接され、同
様に第2の電源ライン6′はピン6に、アースライン2
′はピン2にそれぞれ接続されていた。
以上がIC内部の回路であり、この外にIC外部に次の
部品が配接されている。
すなわち、ピン4とピン7との間にポンプアップコンデ
ンサ77が配接されると共にピン7には、ストッパダイ
オード78のカソードが接続されていた。
このストッパダイオード78のアノードは源Vccに接
続されていた。
偏向コイル、79は、一端を抵抗80で接地し、他端を
カップリングコンデンサ81を介してピン3に接続され
ていた。
さらに、ピン8とアースとの間には、位相補償用コンデ
ンサ82が配接されていた。
尚、ピン1は入力端子であって、前段からの回路に接続
されピン2は、アースに接続され、ピン6は電源Vcc
に接続されている。
ピン5はブランキング出力端子としてブランキング回路
に接続されでいた。
叙上の構成になる従来の垂直出力回路に第2図aで示さ
れる波形の入力が加わると走査の前半では、トランジス
タ36.37が導通し、偏向コイルに第2図Cのような
電流を流し、走査の後半はトランジスタ41.42が導
通しで第2図dに示す電流が流れる。
この際のピン3における出力電圧波形は、第2図すで示
されるものとなる。
ポンプアップ回路12は、帰線期間になると、トランジ
スタ13が非導通となるから、出力回路11もカットオ
フすることになり、ヨーク(偏向フィル)に逆起電力が
発生し、この逆起電力が発生し、この逆起電力の直圧が
、トランジスタ48゜49.50のベース電圧Vccよ
り高くなった時点でトランジスタ48,49.50が導
通する。
すると抵抗56に電流が流れトランジスタ58が導通ず
るからトランジスタ63が非導通となる。
尚、トランジスタ63が非導通となる以前は、トランジ
スタ63は導通しているから、ポンプアップコンデンサ
77には、電源Vcc→ストッパダイオード78→ポン
プアップコンデンサ77→ダイオード66→トランジス
タ63→抵抗64と電流が流れてほぼVccの電位とな
るように電荷が蓄わえられている。
また、トランジスタ48が導通したことによってトラン
ジスタ67.68が導通すると、電源Vcc→トランジ
スタ68→ポンプアップコンデンサ77→ダイオード4
7→カップリングコンデンサ81→ヨーク(偏向コイル
)79→抵抗80と電流が流れ出力ピン3には、2vc
cの電圧が加わることになる。
ここで、低耐圧素子であるラテラルPNP型トランジス
タはトランジスタ19,28,29゜48.49.50
であるが、通常の動作時にはVcc以上の電圧は、各ト
ランジスタのコレクタ・エミッタ間に加わらないように
しである。
すなわち定常動作時においてトランジスタ19のエミッ
タに2Vccの電圧がかかるのは帰線期間であるが、こ
の期間はダイオード41あるいはトランジスタ36.3
7が導通飽和しているため、トランジスタ19のエミッ
タにはわずかな電圧が加わるのみである。
また、トランジスタ29のエミッタにも帰線期間中、2
vccの電圧が加わるが、この電圧はトランジスタ28
と29で分担するためVcc以上の電圧が加わることは
ない。
さらに、トランジスタ48,49.50についても、そ
れらのベースにはVccが接続されでいるため、エミッ
ターコレクタ間にはVcc以上の電圧は生じない。
ところが、テレビジョン受像機の調整を行う際に垂直発
振をとめ画面を横線一本のみにして白バランスを合せる
場合、過渡的にトランジスタ19に2Vccの電圧が加
わってしまい、トランジスタ19を破壊し、あるいは信
頼性を損ねてしまうという欠点があった。
すなわち、通常、帰線期間においてはトランジスタ13
は非導通のはずであるが、上述の如く画面を横一本にし
たり、正常状態に復帰させるという動作がくり返される
と、過渡応答によりトランジスタ13が導通しでしまう
瞬間が生じる。
そして、このトランジスタ13の導通によってトランジ
スタ19のコレクタ電圧が急激に低下し、このときにト
ランジスタ19のエミッターコレクタ間電位が2Vcc
近い過電圧状態になり、このトランジスタ19が破壊し
たり、寿命を縮める結果を招いていた。
本考案は上述した点に鑑みてなされたもので、垂直出力
トランジスタに垂直走査期間は低電圧を、垂直帰線期間
は高電圧を供給する電圧供給手段(ポンプアップ回路)
と、ドライブ用トランジスタと前記電圧供給手段からの
電圧が供給され、このトランジスタを定電流駆動するト
ランジスタを含むドライブ回路と、このドライブ用トラ
ンジスタの出カイ0]!にブシュプル接続した垂直出力
用トランジスタからなる垂直電力回路と、前記電圧供給
手段の出力端と前記垂直ドライブ回路との間に接続され
過渡応答時に迭耐圧素子に過電圧が印加されないように
した単方向導通素子とを備えたことにより、低耐圧素子
の過電圧による破壊や信頼性の低下を防止した垂直出力
回路を提供することを目的とする。
以下、本考案を第3図に示す実施例に基づいて説明する
本考案は、第1図に示す垂直出力回路においで、ポンプ
アップ回路の出力すなわちポンプアップ出力ライン4′
にダイオード101のアノードを接続し、カソードを
垂直電力回路のトランジスタ36のベースに接続した構
成からなっている。
第3図において、前述の構成を付加した以外は、第1図
と同一構成であるので同−付方を使用して以下に説明す
る。
第3図においで、垂直出力回路は、垂直出力トランジス
タに垂直走査期間は低電圧を、垂直帰線期間は高電圧を
供給する電圧供給手段すなわちポンプアップ回路12と
、ドライブ用トランジスタ13と前記電圧供給手段12
からの電圧が供給され前記トランジスタ13を定電流駆
動するトランジスタ19を含むドライブ回路10と、こ
のドライブ回路10の出力側にブシュプル接続した垂直
出力用トランジスタ36・37.41・42からなる垂
直電力回路11と、前記ポンプアンプ回路12の出力端
(ポンプアップ出力ライン4′)にダイオード101の
アノードを前記出力用トランジスタ36のベースにカソ
ードを接続した回路とからなりIC化された垂直出力回
路を構成しているO 以下、具体的構成を第3図に基づいて説明する。
第3図においで、ICピン1〜8はIC内部回路と外部
回路とを結線するためのものである。
そして、ポンプアップ出力ライン4′にダイオード10
1のアノードを、出力トランジスタ36のベースにこの
ダイオード101のカソードを接続しで構成する。
またドライブ回路10は、以下に説明する構成よりなっ
ている。
すなわち、ピン1は外部信号をIC内部に導入するため
の入力端子であり、入力信号をドライブ用トランジスタ
13のベースに印加するように配接されている。
前記ドライブ用トランジスタ13のベースには、ダイオ
ード14のカソードが接続され、このダイオード14の
アノードはアースライン2′に接続されている。
このトランジスタ13のエミッタは抵抗15を介してア
ースライン2′ に接続され、コレクタはダイオード1
6゜17.18で構成する直列回路を介して定電流源を
構成するトランジスタ19のコレクタに接続され、信号
増幅回路を構成しでいる。
トランジスタ19は、前記のように定電流源を構成して
いで、エミッタが抵抗20を介して第1の電源ライン7
′に接続され、ベースがバイアス回路用ダイオード21
のカソードに接続されている。
抵抗22は、一端を第1の電源ライン1′に接続し、他
端をダイオード21と、トランジスタ23のコレクタ・
エミッタ及び抵抗24を介してアースライン2′ に接
続されている。
そして、トランジスタ23のベースは、第2の電源ライ
ン6′とアースライン2′ との間に配接され、抵抗2
5−ダイオード26−抵抗27の直列回路におけるダイ
オード26のアノードに接続されでいる。
トランジスタ28のエミッタはトランジスタ29のコレ
クタに接続されトランジスタ28のコレクタはダイオー
ド30を介してトランジスタ13のコレクタに接続され
でいる。
同様にトランジスタ28のベースは、ダイオード31を
介してトランジスタ13のコレクタに接続されると共に
ダイオード32を介して第2の電源ライン6′に接続さ
れている。
トランジスタ29のベースは、ダイオード18のカソー
ドに接続され、エミッタは抵抗33を介して第1の電源
ライン7′に接続されると共にダイオード34を介して
出力ライン3′ に接続されでいる。
また、トランジスタ19のコレクタは、位相補償用のピ
ン8に接続されている。
以上説明した構成がドライブ回路10を表わしている。
次に垂直電力回路11について以下に説明する。
垂直電力回路11は、第1の出力回路と第2の出力回路
とからなりブシュプル接続した構成となっている。
すなわち、第1の出力回路は垂直出力用トランジスタ3
6.37によって、周知のダーリントン接続したものと
、トランジスタ36のエミッタと出力ライン3′ との
間に配接した抵抗38.39からなる直列回路の接続点
にベースを接続した保護トランジスタ40からなってい
る。
しかも、ダイオード35が出力ライン3′ と前記抵抗
38.39の接続点に配されでいる。
詳しくは、垂直出力用トランジスタ37のエミッタが抵
抗38′ を介しで出力ライン3′に接続され、垂直出
力用トランジスタ36.37のコレクタは、第1の電源
ライン7′に接続されでいる。
そしてこのトランジスタ36のベースが保護トランジス
タ36のベースが保護トランジスタ40のコレクタに接
続されると共に前記トランジスタ19のコレクタに接続
したものとしで表わされている。
第2の出力回路は、垂直出力用トランジスタ41.42
をダーリントン接続して構成され、両トランジスタ41
.42のコレクタを出力ライン3′に接続し、トランジ
スタ41のベースがダイオード30のカソードに接続さ
れると共に抵抗43を介して垂直出力用トランジスタ4
2のベースに接続されている。
この垂直出力用トランジスタ41のエミッタは、垂直出
力用トランジスタ42のベースに接続されると共に抵抗
44.45により構成される直列回路によってアースラ
イン2′に接続されている。
そして、垂直出力用トランジスタ42のエミッタは、抵
抗45′ を介してアースライン2′ に接続しである
この第2の出力回路の保護回路として、垂直出力用トラ
ンジスタ46のベースが前記抵抗44.45の接続点に
接続され、かつ、エミッタがアースラインに、コレクタ
が垂直出力用トランジスタ41のベースに接続されてい
る。
しかも出力ライン3′はダイオード47を介して第1の
電源ライン7′に接続され、かつ、出力ライン3′は、
ピン3の出力端子に接続された構成となっている。
以上が垂直電力回路11の構成を説明したものである。
また、垂直出力用トランジスタ36・37゜41・42
に垂直走査期間中は低電圧を、垂直帰線期間中は、高電
圧を供給する電圧供給手段、すなわちポンプアップ回路
12は、以下の構成からなっている。
トランジスタ48.49.50は、ベースが第2の電源
ライン6′ に共通接続され、このトランジスタ48の
エミッタは抵抗51を介して出力うイン3′ に接続さ
れている。
同様にトランジスタ49.50は、共通に抵抗52を介
して出力ライン3′ に接続されている。
トランジスタ50は、一定電位以上にエミッタ電圧がな
ったときに導通しで、コレクタに電流を流し、抵抗53
に電圧降下を発生させるようになっている。
トランジスタ54は、ベースをこの抵抗53に接続し、
エミッタをアースライン2′ に接続しである。
そしてこのトランジスタ54のコレクタはトランジスタ
46のコレクタに接続しである。
さらに、トランジスタ49のコレクタは、ダイオード5
5、抵抗56を介してアースライン2′に接続されると
共にダイオード57を介してトランジスタ58のコレク
タに接続されでいる。
このトランジスタ58のエミッタはアースライン2′に
、ベースはダイオード55のカソードに接続されでおり
、コレクタは抵抗59を介して第2の電源ライン6′に
接続されている。
前記トランジスタ58のコレクタは、さらにダイオード
60,61及び抵抗62を介してアースライン2′に接
続してなり、このダイオード61のアノードには、トラ
ンジスタ63のベースが接続されている。
前記トランジスタ63のエミッタは、抵抗64を介して
アースライン2′に接続され、そのコレクタはダイオー
ド65.66のカソードに接続されている。
トランジスタ48のコレクタは、トランジスタ67のベ
ース、ダイオード65のアノードに接続されており、し
かも前記トランジスタ67とトランジスタ68とでダー
リントン接続しでなる。
すなわちトランジスタ67.68のコレクタが第2の電
源ライン6′にトランジスタ67のエミッタがトランジ
スタ68のベースに接続されると共に抵抗69を介して
トランジスタ67のベースに接続されている。
そして、トランジスタ68のベースは、抵抗70を介し
てポンプアップ出力ライン4′ に、エミッタは、ポン
プアップ出力ライン4′にそれぜれ接続される。
ポンプアップ出力ライン4′は、直接ピン4に接続され
ると共にダイオード66のアノードに接続されでいる。
さらに、ポンプアップ出力ライン4′は、ダイオード7
1,72.73及び抵抗74の直列回路を介してピン5
に接続されると共にダイオード75を介して第2の電源
ライン6′に接続されでいる。
尚、ダイオード76は、ダイオード66の奇生ダイオー
ドである。
以上がポンプアップ回路12の構成である。
また、第1の電源ライン7′はピン7に配接され、同様
に第2の電源ライン6′はピン6に、アースライン2′
はピン2にそれぞれ接続されている0 以上がIC内部の回路であり、この外にIC外部に次の
部品が配接されている。
すなわち、ピン4とピン7との間にポンプアップコンデ
ンサ77が配接されると共にピン7には、ストッパダイ
オード78のカソードが接続されでいる。
このストッパダイオード78のアノードは電源Vccに
接続されでいる。
偏向コイル79は、一端を抵抗80で接地し、他端をカ
ップリングコンデンサ81を介してピン3に接続されて
いる。
さらに、ピン8とアースとの間には、位相補償用コンデ
ンサ82が配接されている。
尚、ピン1は入力端子であって、前段からの回路に接続
されピン2は、アースに接続され、ピン6は電源Vcc
に接続されている。
ピン5は、ブランキング出力端子として、ブランキング
回路に接続されている。
以上の構成になる本考案回路の動作について以下に説明
する。
テレビジョン受像機の調整を行う際に垂直発振をとめ画
面を横線一本のみにして白バランスを調整する場合、横
一本にしたり、正常に垂直発振をさせたりすると過渡応
答によりトランジスタ19に2Vccの電圧が加わるこ
とがある。
このようにトランジスタ19に2Vccの電圧が加わる
可能性があるのは帰線期間であり、トランジスタ67.
68が導通している間、およびトランジスタ13が非導
通であれば問題はない。
このトランジスタ13が非導通状態のときはダイオード
101のカソード電位は高く、非導通となっている。
ところが画面を交番的に横一本にしたり、正常に垂直発
振させたりすると従来例でも述べた如く、上記交番時間
の位相状態によっては、まだトランジスタ19のエミッ
タに2Vccの電圧がかかつている状態でトランジスタ
13が導通し、トランジスタ19のコレクタ電圧が急激
に低下してしまう。
その結果トランジスタ19のエミッターコレクタ間電圧
が耐圧を越え、過電圧状態になる。
しかし、このときトランジスタ13の導通によってダイ
オード101のカソード電位が低下するから、このダイ
オード101が導通し、電源ライン4′からの電圧Vc
cがトランジスタ19のコレクタに加わり、この結果ト
ランジスタ19のエミッターコレクタ間の電位は2Vc
c−Vccとなり、Vccに抑えることができ、過電圧
に対して保護作用が働く。
以上述べたように本考案によれば、ポンプアップ回路の
出力端と垂直電力回路との間にダイオードを設けてなり
、簡単な回路構成をもつでIC化された垂直出力回路の
低耐圧素子を保護することにより、ICの信頼性を向上
させることができるという特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の垂直出力回路を示す回路図、第2図は垂
直出力回路の動作を説明するための信号図、第3図は本
考案垂直出力回路の実施例を示す回路図である。 13.19,39,40,41.42・・・・・・トラ
ンジスタ、??・・・・・・ポンプアップコンデンサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 垂直出力用トランジスタに垂直走査期間は低電圧を、垂
    直帰線期間は高電圧を供給する電圧供給手段と、 垂直ドライブ用トランジスタと、前記電圧供給手段から
    の電圧が供給される線路と前記垂直ドライブ用トランジ
    スタとの間にエミッタ・コレクタ路が接続され、前記ド
    ライブ用トランジスタを定電流駆動するための低耐圧ト
    ランジスタとを含むドライブ回路と、 前記ドライブ用トランジスタの出力側l(プッシュプル
    接続した垂直出力用トランジスタを含む垂直電力回路と
    、 前記低耐圧トランジスタのエミッタ・コレクタ路の前記
    ドライブ用トランジスタ側に一端が接続され、前記電圧
    供給手段の前記低電圧相当の電圧が供給される線路に他
    端が接続された過電圧防止手段であって、過渡応答によ
    り前記低耐圧トランジスタのエミッターコレクタ間電位
    が所定値を越えて高くなろうとするときに導通しでエミ
    ッターコレクタ間電位を低下せしめる単方向導通素子と
    を備えたことを特徴とする垂直出力回路。
JP13399379U 1979-09-29 1979-09-29 垂直出力回路 Expired JPS5941663Y2 (ja)

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