JPS5941536B2 - 溶融金属又はスラグの重量測定方法 - Google Patents

溶融金属又はスラグの重量測定方法

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JPS5941536B2
JPS5941536B2 JP54160708A JP16070879A JPS5941536B2 JP S5941536 B2 JPS5941536 B2 JP S5941536B2 JP 54160708 A JP54160708 A JP 54160708A JP 16070879 A JP16070879 A JP 16070879A JP S5941536 B2 JPS5941536 B2 JP S5941536B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C5/00Manufacture of carbon-steel, e.g. plain mild steel, medium carbon steel or cast steel or stainless steel
    • C21C5/28Manufacture of steel in the converter
    • C21C5/42Constructional features of converters
    • C21C5/46Details or accessories
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はとりべ内及び若しくは溶融金属とスラグを含有
する炉内Vcお・ける溶融金属の重量を測定する方法、
特に電気い作業に}いて注湯のあとバツトインゴツト(
即ち短小インゴツト)になるのを避けるためインゴツト
鋳込みの前に溶鋼の重量の決定に特に有用な測定のため
の改良方法に係る。
製鋼業分野で引続き長年にわたり問題になつていること
は、注湯の終了時短小インゴツトの発生がないよう一回
分の鋳込み量の確実にして実際的な注湯方法が得られな
い点にある。バツトインゴツトは、その後の圧延作業や
その他金属成形作業に使用できず、従つて再溶解その他
の処理を必要とするのでかなりの経済上のロスをもたら
すので重要な問題である。しかし、若し炉内又はとりべ
内の溶鋼の重量を測定する精密にして信頼できる方法が
得られるならば、各モールドに許容範囲の量の注湯を行
うことが可能となり最後のモールドに量目不足のインゴ
ツトができるのが避けられる。代表的な圧延機(例へば
本願譲渡人所有の)の場合、インゴツトのための許容重
量範囲は3350乃至5000kg〔例へぱ長さ102
5wr1n(41インチ)幅400Tm(16インチ)
で約1250m乃至1800Wr1fi(72インチ)
範囲の高さのインゴット〕。その他の圧延機ではいくら
か此より異なる。この短小又は量目不足インゴツトの問
題を最小限に}さえる試みを論じ提案した数多くの論文
記事が書かれている。
問題の多くを要約し試行実施された先行技術による解決
法及びその欠点を論じた論文は「鉄鋼協会」99−10
9の「製鋼における組成コントロール」なる標題の出版
物99であり、ここには「製鋼所に訃ける重眉領1定に
ついての諸問題」と題するエヌ・エイ・タウンゼント及
びシュー・モリ一執筆による文書が示されている。上記
のタウンゼントその他の論文に認められるように、とb
べとその含有する溶融物の合計の重量を直接測定するた
めの比較的効果的な装置及び方法は提供されている。
しかし、スラグ重量かより望ましくはとりべ内の溶融金
属のいづれかに対して実際的な要領で有意義な測定値を
得ることはきわめて困難なことである。従来、スラグ重
量を概算見積りしこれより溶融金属の重量を引出すこと
により溶融金属の重量値を得る試みがなされている。上
記タウンゼントその他の論文の第105頁に指摘するよ
うに注湯とりべ内のスラグ重量測定にあたり「核放射技
術や液体比重計及び電子・化学的現象を使用する方法は
工場での使用上不必要に複雑であるとして拒否される」
。更に、同論文に提案された4件の先行技術による方法
は真の測定ではなくむしろ単に見積試行のための方法に
しかすぎない。例へば、第1の方法はスラグが現われた
時とりべのクロス重量を測り、更に出湯の終つた時再び
測り、「経験上より」この読みの差の半分がスラグ重量
を示すことになる(本質的には非常に精密なものではな
い)。第2の方法は約200回の鋳込み分の注湯の後残
つたスラグの重量の統計的分析にしかすぎず、これまた
非常に概略的な見積りである。第3の方法は鋼プラスス
ラグの全容積の測定を要しこれはきわめて困難であり、
(一つの精密な測定が可能でも最初及び修理のためのれ
んが敷き作業の結果又各溶解工程後のれんが摩耗により
次の測定は変わるので)普通単に見積られるにすぎない
。この方法では、鋼の重量はP1(W−P2V)÷(P
1−P2)であり、ここにP,は鋼の比重、P2はスラ
グの比重、wは鋼プラススラグのネツト重量であり、V
は鋼プラススラグの全容量である。第4の方法は実質上
同じである力(スラグ深さがさぐり針で直接測定され、
次に容器サイズ(摩耗分に対して補正ずみ)の知識から
スラグの容積を見積りし最終的にスラグ重量をスラグ比
重の知識から見積る点が異なつている。材料の重量測定
に放射能性の微量元素を使用することは長年にわたり知
られている。
しかしながら、これは溶鋼重量の測定には精錬工程の実
務として不適であることが立証されている。その欠点と
して、放射能性材料の取扱い上の危険や、限られた入手
性及び放射能元素のコスト特に必要な精密度を得るため
に要する大量分のコスト等があげられる。注湯中の量目
不足のインゴツトを避ける以外に、溶融金属の精確な重
量測定は又プロセスコントロール例へば一定の仕様内の
鋼の生産その他にきわめて有用なものである。
従つて本発明の目的とする所へスラグ含有浴中の溶融金
属の重L韻1定のための有効にして実際的な方法を提供
することにある。
本発明の他の目的は、先行技術による実施で従来達成し
たものより更に高い精密度で溶鋼の重量を得る方法を提
供することである。更に他の目的とする所は、比較的迅
速で安価につきかつ一貫して正確であり、プラント設備
を目盛り測定及び同様な要求のため広範に叉繰返して生
産用途から外す必要が全くない方法を提供することであ
る。本発明の簡単な別の好適実施例の目的とする所は、
必要な精密度をあげしかも溶融浴の最小見本採取と実験
測定を要するのみで、危険な環境その他における大量直
接の重量測定のなんらの必要なしに溶融金属の重量の間
接測定を可能ならしめる方法を提供することである。
本発明によれば、電気炉などのスラグ含有溶融浴に}け
る溶融金属又はスラグの重量を測定するため有用なデー
タを決める方法にして、前記溶融金属及び若しくはスラ
グ中に特に測定できるような量の一定微量元毒がある場
合該元素の重量パーセントを決定する段階と、前記浴中
に計量された前記微量元素を添加し希薄化する段階と、
前記浴中に卦ける前記微量元素の良好な分散を実施する
段階と、次に前記溶融金属及び若しくはスラグ内に特に
測定できるような量の微量元素がある場合該元素の重量
パーセントを測定し、特に測定できるような量の微量元
素が溶融金属の重量測定時に前記スラグ内にある場合又
は該スラグの重量測定時に前記溶融金属内にある場合前
記浴の正味重量を測定する段階を特徴とする溶融金属又
はスラグの重量測定方法が提供される。
本発明書並びに添付図面に本発明の好適実施例が示され
る力\ これら実施例は本発明を余す所なくつくすもの
でもなければ又これを制限するものではない。
反対に、これらの好適実施例は単に図示目的のものであ
り、当業者が本発明及びその目的並びに本発明の実際の
応用法などにつき完全に理解し特定の使用条件に最適な
ように本発明を各種形態に修正し適合させることができ
るようにするO本発明の好適実施例についての下記説明
より明かな如く、本発明の顕著な簡易性と先行技術によ
る不満足な解決との両方により本発明の新規性並びに非
自明性が効果的に立証される。
下記等式により浴液の全重量(Wt〕〔溶鋼重量(Wm
)ブラススラグ重量(Ws)を含む〕を合理的精度で直
接測定できることは長年認められている。Wt=W,+
W.・・・・・・・・・・・・・・<0W,は添付図面
に示したタイプの装置、バランスビーム装置(例へば米
国特許第3256948号)その他により直接測定でき
るので、スラグ重量と鋼重量が2つの未知量として残る
。出願人は、一定量の「微量」元素溶浴液(好適には最
終金属製品に既に必要な合金成分)を加えることにより
下記式により浴液中の溶融金属の重量(Wnl)を間接
にしかし精密に測定できることを本技術分野で初めて斬
新的に認めた。
100W8=W8(01)ES2−%汗Wm(%E.2
−%E1)・・・・・・・・・・・・(2)ここに、W
8は添加した微量元素の測定重量、(f)EsOはWe
を加える前のスラグ中の微量元素の重量パーセント、f
l)EnllはW8を加える前の溶融金属中微量元素の
重量パーセント、(f)ES2はW8を加えた後のスラ
グ中の微量元素の重量パーセント、0!:)Em2はW
8を加えた後の溶融金属中微量元素の重量バーセントで
ある。
本文に使用する用語「微量]元素は必ずしも通常の意味
に}けるような量的に限定されるものとは限らない(本
発明による微量元素は或る合金の場合溶融金属の20%
にも達することも有り得るからである)。
きわめて驚くべきことには、本発明の狭義の趣旨による
好適実施例の場合、単に添加すべき微量元素の重量を測
定することにより又添加後の浴液の溶融金属部分中の元
素の重量パーセント(Cf)Em2)を測定する溶融金
属の一回の分析により溶融金属の重量(W.)を得るこ
とが可能である。
この特別な場合、溶融金属の重量は下記等式により決め
られる。=W8×100/0!)Enl2・・・・・・
・・・・・(3)この特殊なケースでは、溶融金属中に
は一定量の微量元素の添加の前に特に測定し得るような
量の微量元素は含まれないものと仮定している。
此は特に微量元素を含有しない鉱石から作られるスポン
ン決を電気炉に装填するような場合にしかりである。「
特に測定し得るような量の微量元素は含まれない」とは
もともと存在した微量元素は所期の目的であるw冨の測
定の所要精度に悪い影響を与えないような小量で含まれ
るということを意味している。従つて、「特に測定し得
るような量」とは所要のW.の精度【悪い影響を与える
ような上記溶浴中の上記微量元素の量である。この特殊
なケースで!\又、使用する微量元素はあらゆる実際的
目的の場合溶融金属中のみで溶けスラグ中には特に測定
し得るような量では存在しないものと仮定する(この例
は鋼精錬工程における銅である)。
以上の仮定により、等式(2)における%ES2、%E
Sl及び%Emlはすべてゼロであり、従つて等式(3
)は容易にこれから引き出されることが判る。これらの
制限で重要なこととして、溶融浴の重量(W,)を決め
る必要は全部なくなり添付図面に示す設備を坏要である
。下記の例は実験データに基いており本発明のこの狭義
の実施例に対する一応用例を示す。例1 90炸の銅を良好な沸騰作用を有する電気炉内の鋼の溶
浴に加えると、浴中の銅の良好な均等分布が約10分で
得られる。
次いでサンプル採取し分光計により研究室で分析を実施
し、その結果銅0.097のパーセント値が示された(
代表的には約2分以内VCO.O97±0.001のパ
ーセント値が得られた)。スラグ中には特に記すべき量
の銅が溶けてないのでスラグの分析は不要である。従つ
て、上記の等式(3)から及び全溶融浴の重量が950
00kfと仮定して溶融金属の重量(Wml)は927
83.5kf(±928kf)と決められる。銅は鋼中
では望ましからざるものの代表的なものと考えられるが
、本発明の実施に当り濃度レベルを低く保ちその効果を
無視できることが本出願人により判明した。溶融金属浴
の重量を測定するためにスパーク分光計、アーク分光計
又は原子吸光分光計が用いられた場合には、約1%の重
量測定総合精度が得られる。
上記の例で、電気炉に対する装填材に不純物として充分
な量の銅を有するスクラツプ又は鉱物を含んでいるもの
とすれば、信頼すべき結果を得るために既知量(We)
の銅の添加前に溶融金属のサンプルを採取し、そのサン
プルから既知量の銅の添加前における鋼中の銅の重量パ
ーセント(01)ち、)を決める必要がある。
この後者の場合、溶融金属の重量は下記等式より決めら
れる。10嘱′Wm%Em2−(Wm−We)%Eml
・・・・・《4)(Wm−We)は微量元素の添加前に
卦ける溶融金属の重量である。
溶融浴に添加する微量元素の量が充分に小さければ、微
量元素の添加前後の溶融金属の重量はすべての実際上の
目的に対し等しいものと仮定することができ、この場合
等式(4)は次に簡易化される。W=100We+−(
%Ern2−%Enll)・・・・・・・・(5)適当
なニツケル含有銅合金Rc訃けるニツケルはより望まし
い添加剤(銅の代りに)で有り得る。
と云うのはニツケルも実質上鋼液中のみで溶けスラグ中
では溶けないからである。しかしながら、本出願人が通
常使用する鋼の仕様はニツケル約0.15%の上限を有
し、入手できる多くの分光計では鋼の重量を所要精度に
測定すべき必要な精密レベルを得ることが可能でない。
より良い計測器又はもつと多くのニツケルを要する合金
の場合にはこれは問題とはならない。本発明に有用な微
量元素としての特殊な元素の望ましさを決める際考慮す
べきこととして、微量元素は溶融浴液内で簡単にうすめ
られ浴温度でガスとして逃げることなく、最終製品に害
を与えず(少くとも所要の結果をあげるのに要する濃度
レベルVC}いて)、妥当な短時間内に適当に精確にし
て実際的な分析方法により探知できるものであり、更に
望ましくは実際問題として充分に入手できるものであり
かつ安価なものである点があげられる。
本発明の広義の趣旨によれば、本明細書の教義が与えら
れた場合当業者は本発明に使用する適宜元素の適合性を
容易に決定できる。明らかに、溶鋼重量の測定に有用な
微量元素はスラグを含む溶浴中の他の金属の重量の測定
には役立たない。しかし、適当な微量金属を過度な実験
をせずに決めることができる。溶鋼液中に実質的選択的
に溶けスラグ中では溶けない他の重要な有用微量元素に
はコバルトや錫、モリブデン及びタングステンが含まれ
る。
スラグの組成上の変動いかんにより一定の元素がスラグ
中に溶けるか否かが影響される。本発明に有用な他の微
量元素のンリーズは一般にスラグ中のみにとどまる微量
元素がある。
かかる微量元素の利点とする所は、スラグ量が通常小量
なので分析技術は高精密を必要としない点である。その
結果、スラグ中の一定量微量元素の濃度レベルは比較的
高くなり得る。この後者の微量元素を使用した場合、そ
の溶融金属中の重量パーセントは効果的にゼロとなる。
このように後者の元素の他の利点は合金仕様に悪い影響
を与えない点にある。(f)Eml=0、%Ftn2=
o及び上記等式(2)により、スラグ重量が容易に決め
られることが判る。しかし、通常望まれるのは溶融金属
の重量であるので、上記等式0)によりスラグブラス金
属の全重量を直接測定する必要がある。既述の如く、こ
れはロードセルを利用したクレーン計量裟置(図面に示
され後文で詳しく述べるタイプ)の使用により直接決め
られる。最初の溶融浴中には微量金属はないものとする
と、適用できる式は次の如く簡単になる。
W=Wt−(100W8÷%E82)・・・・・・・・
・・・(至)スラグ中にとどまる有用な微量元素は希土
類金属や、ジルコニウム、カルシウム及びマグネシウム
等がある。
希土類金属の比較的入手難やそのためのコスト高により
他の元素に比べて有用性が減らされる。この後者の微量
金属グループの使用を示す例は下記の通りである。
例2 50幻のジルコニウムを95000炸の溶融浴(初め測
定に値するジルコニウムを含まない)に添加して次にス
ラグが1.67%のジルコニウム重量パーセントを有す
ることが判明したとすると、上記等式(6)より溶融金
属の重量(Wm)は92005.99幻となる。
出願人は又、鋼液及びスラグの両方内で溶けることので
きる微量元素を本発明の広義の趣旨により有効に使用で
きることを発見したが、例2に訃ける如く追加の計量段
階を必要とする。
この後者のタイプの微量元素の例にはタンタル、ニオブ
、マンガン、クロム、パナジウム及びセレンが含まれる
。これらの内特に有用なのはマンガンである。と云うの
は大抵の鋼の場合、かなりの所望の合金成分があり従つ
て通常比較的大量を最終製品に悪影響を与えずに添加で
きる(従つて、鋼中の高い濃度レベルによりはるかに高
い精密度が得られる)。例へば、下限約0.25%のマ
ンガンの含有を要する鋼の場合がある。他のタイプの鋼
では最大12%更に14%迄のマンガンパーセンテージ
は異常ではない。スラグ中のマンガン含有は現在周知の
X線螢光技術(1970年5月発行の「スチールタイム
ズ」の344頁乃至348頁に記載したエイ・ラード及
びビ一 ・シュー・ロンニ一による「クライデスダール
鋼及び管工場におけるスラグのX線螢光分析技術」と題
する論文参照)により約2分で容易に決められる。既述
の如〈溶鋼から採取したサンプル中のマンガンの計量は
スパーク及びアーク分光計その他により実施できる。
マンガンを使用し実験データにもとづくこの好適実施例
の説明を次の例に示す。
例3 計算及び説明を簡単にするたG本例では計量ずみマンガ
ンの添加前に溶浴中に微量元素(Mn)がないものとす
る。
360妨のマンガンを添加した後、分析によりスラツグ
中の2%の重量パーセ2ントと溶鋼中の0.32%の重
量パーセントが得られる。
溶浴の全重量は95000k9としてあたえられる。計
量ずみのマンガンの添加前における浴中のマンガンの重
量パーセントはゼロに等しい点注目すべきである。従つ
て、各値は次の如く要約3できる。これらの数値を下記
式(自)に代入して、溶鋼の重量は91666.6妨と
計算される。
添加する「微量」元素の量が充分に大きい場合、式(2
)(一般に適用可能)は次の如く変更すべきである。
100We=(Ws%Es2−(Ws−XWe)%Es
l)+(Wm%Em2−(Wm−YWe)%Em,)・
・・・・・・・・・・(7)ここに、Xはスラグ中に溶
ける添加微量元素の分量で、Yは溶融金属中に溶ける添
加微量元素の分量、Wmは微量元素の添加後における溶
融金属の重量、Wsは微量元素の添加後におけるスラグ
重量、Ws−XWeは微量元素の添加前におけるスラグ
重量、Wm−YWeは微量元素の添加前における溶融金
属の重量、XWeはスラグ中に溶ける添加微量元素の重
量、XWeは溶融金属中に溶ける添加微量元素の重量で
ある。
菟は解くため次の式を利用し、これらの式は物質バラン
スrより得られる。
(』等式(8)をXのためとき、(口)等力0をYのた
めとき、(−)等戊AOからのYの解答を等式(9)に
代入し、等式(8)からのXの解答を等式[に代入し、
次にWmを次のごとくとくことができる。
計算済みの量(We憩の添加前(微量元素がない場合に
は、一般式は次の如く簡略化される。
溶融金属及び若しくはスラグのサンプリングは小さなと
りべを先端につけた手動保持のさぐり針を溶浴の適宜個
所に浸す普通の技術により実施できる。例へば2%カー
ボンを有するスポンジ鉄を装填した電気炉内で新しく添
加された計量ずみ〇装填微量元素の急速な希薄が得られ
る。
と云うのは、カーボンにより急速な沸とう作用が行われ
約10分以内で100メトリツクトン炉中で良好な分布
が保証される。直接測定により溶融浴の重量を測定する
装置を図面に示す。
簡単化のため溶浴の容器をとりべ10として示す。第3
図に示すように、ロードセル12はとりべ10と支持フ
レーム14及びフツク16の総重量によるその機械的変
形を測定することによりそれらの重量を検出する。とり
べ10が空の時、それらの総重量の容器重量は測定され
、ロードセル12の読みをゼロにセツトする。これは生
産工程中とりべやクレーンの使用を中止する必要なしに
各計量時に急速に実施できる。第1図はとりべ10をと
り扱うオーバヘツドクレーンから垂れ下がるスプレツダ
ービーム18に連動したロードセルの使用を示す。
とりべ10はフツク20によりスプレツダービーム18
から垂れ下がつている。第2図に更に明かに示されるよ
うに、ロードセル12はペアリンクプレート22内のス
プレツダービーム18上に装着されている。このロード
セルは滑車26の軸24を支持する。スプレツダービー
ムはケーブル30によりオーバヘツドクレーンの移動ウ
インチ28より懸架されている。ロードセルはフツク2
0とスプレツダービーム18間、更には移動ウインチの
各個所に卦くこともできる。
後に述べた配置の方が有害な環境より除外される点でよ
り恐らく望ましいものであるがケーブル及びベアリング
摩擦のため間違つた読みの可能性がともなう。所有の精
度が得られる限りロードセルはストレンゲージタイプの
ものでも磁気ひずみのタイプのいづれでも使用できる。
上記の重量及び重量パーセンテージの測定決定並びにデ
ータプロセシングは自動化して同じ自動的コントロール
タイミング作業に有用なシグナルを発信しすべての注湯
作業の都度短小インゴツトの発生を阻止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に有用なクレーン計量装置の1つのタイ
プを示す懸架とりべつきのオーバヘツドクレーンの概略
斜視図、第2図は重量感知ロードセルの望ましき場所を
示す第1図の詳細図、第3図は第1図の装置の部分の他
の実施例である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電気炉などのスラグ含有溶融浴における溶融金属又
    はスラグの重量を測定するため有用なデータを決める方
    法にして、前記溶融金属及び若しくはスラグ中に特に測
    定できるような量の一定微量元素がある場合該元素の重
    量パーセントを決定する段階と、前記浴中に計量された
    前記微量元素を添加し希薄化する段階と、前記浴中にお
    ける前記微量元素の良好な分散を実施する段階と、次に
    前記溶融金属及び若しくはスラグ内に特に測定できるよ
    うな量の微量元素がある場合該元素の重量パーセントを
    測定し、特に測定できるような量の微量元素が溶融金属
    の重量測定時に前記スラグ内にある場合又は該スラグの
    重量測定時に前記溶融金属内にある場合前記浴の正味重
    量を測定する段階を特徴とする溶融金属又はスラグの重
    量測定方法。 2 特許請求の範囲第1項に記載の方法にして、微量元
    素の重量パーセントは浴からの見本の分析により測定さ
    れることを特徴とする方法。 3 特許請求の範囲第2項に記載の方法にして、溶融金
    属からの見本の分析は分光計により行われ、スラグから
    の見本の分析はX線螢光により行われることを特徴とす
    る方法。 4 特許請求の範囲第1項乃至第3項のいづれか1つの
    項に記載の方法にして、溶融金属は鉄ベースの合金であ
    り、微量元素は銅、ニッケル、コバルト、錫、モリブデ
    ン、タングステン、希土類金属、ジリコニウム、カルシ
    ウム、マグネシウム、タンタルン、ニオブ、マンガン、
    クロム、バナジウム又はセレンであることを特徴とする
    方法。 5 特許請求の範囲第1項乃至第3項のいづれか1つの
    項に記載の方法にして、微量元素は溶融金属中で本質的
    にスラグを除外して希薄化され均等に分散されるような
    タイプのもので、これにより前記微量元素の重量パーセ
    ントは単に前記溶融金属のみにより決められることを特
    徴とする方法。 6 特許請求の範囲第5項に記載の方法にして、金属の
    重量(W_m)はW_m=We(100−%E_m_1
    )÷(%E_m_2−%E_m_1)なる等式に対して
    決められ、該等式においてW_eは添加せる微量元素の
    重量、%E_m_1は添加前の溶融金属中の微量元素の
    重量パーセント、%E_m_1_2は添加後における溶
    融金属中の微量元素の重量パーセントであることを特徴
    とする方法。 7 特許請求の範囲第1項乃至第4項のいづれか1つの
    項に記載の方法にして、金属の重量(W_m)はW_m
    =((100−%E_S_1)(100W_e−W_e
    %E_m_1)−(%E_S_2−%E_S_1)(1
    00W_t−W_t%E_m_1)/(100−%E_
    S_1)(%E_m_2−%E_m_1)−(%E_S
    _2−%E_S_1)(100−E_m_1))なる等
    式に対して決められ、該等式においてW_eは添加微量
    元素の重量、%E_m_1は添加前の溶融金属中の微量
    元素の重量パーセント、%E_m_2は添加後の溶融金
    属中の微量元素の重量パーセント、%E_S_1は添加
    前のスラグ中の微量元素の重量パーセント、%E_S_
    2は添加後のスラグ中の微量元素の重量パーセント、W
    _tは浴の正味重量であることを特徴とする方法。 8 特許請求の範囲第2項乃至第1項のいづれか1つの
    項に記載の方法にして、微量元素は溶融浴内に容易に分
    散できかつ該浴により保持され、溶融金属より得られる
    最終製品に悪影響を及ぼすような量より小さな上限と少
    くともプラス1重量パーセントの溶融金属の重量精度を
    あげるのに充分大きな下限とを有する溶融金属中の濃度
    範囲をあたえるような量だけ溶融浴に添加されることを
    特徴とする方法。 9 特許請求の範囲第8項に記載の方法にして、溶融浴
    中の微量元素の濃度範囲は0.1重量パーセントと20
    重量パーセントの間であることを特徴とする方法。 10 特許請求の範囲第8項に記載の方法にして、溶融
    金属は鉄合金であり、微量元素はニッケルで、溶融金属
    中の微量元素の濃度範囲は0.15重量パーセントと2
    0重量パーセントの間であることを特徴とする方法。 11 特許請求の範囲第8項に記載の方法にして、溶融
    金属は鉄合金であり、微量元素はマンガンであり、溶融
    金属中の微量元素の濃度範囲は0.35重量パーセント
    と20重量パーセントの間であることを特徴とする方法
    。 12 特許請求の範囲第1項乃至第11項のいづれか1
    つの項に記載の方法にして、溶融金属の重量を測定し、
    該重量を示すシグナルを発生し、該シグナルを利用し浴
    の溶融金属の注湯をコントロールし所定範囲内で互に寸
    法の異なり得るほぼ均等の寸法を有するインゴットを形
    成することを特徴とする方法。
JP54160708A 1978-12-12 1979-12-11 溶融金属又はスラグの重量測定方法 Expired JPS5941536B2 (ja)

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