JPS594142Y2 - コ−ナ−連結具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えばアルミニウム合金製のサツシ、戸枠
、額などのコーナーを連結するコーナ一連結具に関する
ものである。

従来、例えばアルミニウム製戸粋のコーナーの結合はネ
ジ止めしていたので、結合力が必ずしも強固でないのみ
ならず結合されるサツシ枠に止めネジの取り付は部を設
ける必要、から、その製造が面倒であった。

本考案は、かかる従来の欠点を解消すべく研究の結果、
完成したものである。

すなわに、本考案は、管状の被連結部材同志を所定の角
度を維持して連結するコーナ一連結具において、前記被
連結材の連結角度に合わせて形成した二叉状の脚部と、
該脚部の先端に、その前方に向けてそれぞれ配設せせた
ボルトと、該ボルトに螺合するナツト部と、該ナツト部
と脚部とを連結し、かつ被連結材に内接する突起を有す
る圧接部とから成るコーナ一連結具である。

以下、本考案の実施例を図面により説明する。

図において１は例えばアルミニウム製の戸枠などの被連
結材２０ ａ 、２０ ｂの取りつけ角度に合わせて形
成した一対の脚部１ａ、ｌｂを有するコーナ一連結具で
あり、前記脚部は一対の側壁２，２、該側壁２同志間に
架橋させた腹面壁３、端部壁４ａ４ｂとからなり、背面
部は開口５とする。

６ａは端部壁４ａに設けたボルト孔で、該ボルト孔６ａ
の前方に位置してボルト孔６ａと同軸にナツト部７ａを
配設する。

ナツト部７ａと端部壁４ａとは一対の可撓性を有する板
状の圧接部８ａ、ｇａにより連結させる。

他の一方の端部壁４ｂも、同様に、ボルト孔６ｂを設け
ると共に、その前方にナツト部７ｂを配し、かつナツト
部７ｂと端部壁４ｂとを連結して一対の圧接部８ｂ、８
ｂを設ける。

また、上記圧接部８ａには外方に向けて突起９ａを多段
に設けると共に、圧接部８ｂに、同様に、突起９ｂを設
ける。

１０ａはボルト孔６ａから差し込んだボルトで、その先
端部はナツト部７ａに螺合させる。

同様に、ポルＨＯｂはボルト孔６ｂから差し入れてナツ
ト部７ｂに螺合させる。

ここに、上記ポル）１０ａ、１０ｂを除く差し込み部等
の部材は、例えばナイロンなどの熱可塑性合成樹脂によ
り一体に形成してもよく、また脚部１ａ、ｌｂをアルミ
ニウムまたは不錆鋼、ナツト部７ａ、７ｂを不錆鋼、圧
接部８ａ、８ｂを板バネなどにより形成してもよい。

上記被連結材２０ ａ 、２０ ｂの連結に際しては、
まず、被連結部材２０ ａに一方の脚部１ａを屈曲部分
まで挿入し、次いで、開口５からドライバーの如き治具
（図示せず）を差し込んでポル）１０ａを廻わし、ナツ
ト部７ａを本体１の端部壁４ａ側に移動させる。

すると、圧接部８ａは外方に彎曲して突起９ａが被連結
材２０ ａの内壁面に圧接する。

しかる後に、他の一方の脚部１ｂを被連結材２０ｂに挿
入したあと、上記と同様に開口５から治具を差し込んで
ポル）１０ｂを廻わし、ナラ）７ｂを端部壁４ｂ側に移
動させる。

すると、圧接部８ｂは外方に彎曲して突起９ｂが被連結
材２０ ｂの内壁面に圧接する。

例えば引戸枠などは、上記のように各コーナを連結する
ことにより形成される。

なお、上記被連結材２０ ｂには、治具を開口５に挿入
するための孔（図示せず）を要することは言う迄もない
。

また、被連結材内壁面とコーナ一連結具の脚部との間隙
は、できるだけ少ないように、予め形成することが望ま
しい。

さらにまた、突起を除いて圧接部が被連結材内壁面に直
接圧接するようになしてもよい。

本考案は、上記の如く被連結材２０ ａ 、２０ ｂ内
にコーナ一連結具の脚部を挿入したあと、予め装着され
ているポル）１０ａ、１０ｂを廻わして圧接部の突起を
被連結材の内壁面に圧接させるものであるから結合力が
強く、被連結材同志を強固に連結することができ、その
取り扱かいも簡単である。

また、被連結材には、従来のように止めネジの取つけ部
等を設ける必要がないので、その製造も容易となるもの
である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案に係るコーナ一連結具の傾斜である。 １はコーナ一連結具、ｌａ、ｌｂは脚部、４ ａ ４
ｂは端部壁、５は開口、６ ａ 、６ ｂはボルト孔、
７ａ、７ｂはナツト部、８ ａ 、８ ｂは圧接部、９
ａ 、９ ｂは突起、１０ ａ 、１０ ｂはボルト
、２０ ａ 、２０ ｂは被連結材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 管状の被連結材同志を所定の角度を維持して連結するコ
   ーナ一連結具において、前記被連結材の連結角度に合わ
   せて形成した二叉状の脚部と、該脚部の先端に、その前
   方に向けてそれぞれ配設させたボルトと、該ボルトに螺
   合するナツト部と、該ナツト部と脚部とを連結し、かつ
   被連結材に内接する突起を有する圧接部とから戒るコー
   ナ一連結具。