JPS5940994A - 三角帆の操帆及び縮展装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、帆装船における三角帆の操帆及び綿層装置
に関するものである。

近年、省エネルギーの観点から、風力を船舶の航行に有
効に利用した帆装船が見直されておシ。

布製等の軟帆の三角帆を帆柱に装着した帆装船が知られ
ている。

このような帆装船は、操帆及び綿層帆に多大の人手と時
間を要するため１例えば強風時に迅速容易に縮帆するこ
とが困難で、帆装船の安全な航行を確保する点から大き
な問題であシ、その緊急な解決が要望されている。

この発明は上述のような観点から、帆装船における三角
帆の操帆及び綿層帆を簡単容易にかつ自動的に行なうこ
とができる帆装船における三角帆の操帆及び綿層装置を
提供するもので、船体上に実質的に垂直に設けられた帆
柱と、前記帆柱の下部にその一端が軸着された水平回動
自在の水平のブームと、前記ブームを水平回動させるた
めの回動機構と、前記ブームに沿ってその上方に、ブー
２− ム上面に立設された支持材を介して取付けられた回転駆
動する巻取シローラと、前記巻取シローラにその下端が
固着され、その上端にワイヤロープが取付けられた前記
帆柱に沿って展帆される三角帆と、前記三角帆の上端に
取付けられたワイヤロープを前記帆柱の上端に設けられ
た滑車を経て巻きとるドラムとからなることに特徴を有
するものである。

次に、この発明を実施例によシ図面と共に説明する。

第１図にはこの発明装置が概略正面図によシ。

第２図には第１図のＡ−Ａ線断面図によシ、第３図には
第１図のＢ−Ｂ線矢視図により示されている。図面にお
いて、２は甲板１上に垂直またはほぼ垂直に立設された
帆柱で、帆柱２にはその長手方向に沿って溝４を有する
ガイド３が添設されている。

５はブームで、ブーム５は帆柱２の下部にその一端がヒ
ンジ６を介して水平方向に回動自在に軸着されている。

７．７は帆柱２の下部のブーム５３− の取付位置に左右対称に水平に張り出して設けられたビ
ーム、８，８はブーム５をヒンジ６の軸６′を中心とし
て水平方向に回動させるための、ブーム５とビーム７．
７との間にそれぞれロッド８ａの先端とシリンダ８ｂの
後端とがビン結合された油圧シリンダからなるアームで
ある。

ブーム５の上方には、ブーム５に沿って三角帆９の巻取
シローラ１０がブーム５の上面に立設された支持材１１
．１１によって回転自在に設けられておシ、三角帆９の
下端は巻取シローラ１０に固着されている。

帆柱２およびガイド３の上端には滑車１２゜１３が回転
自在に設けられておシ、三角帆９の上端に固着されたワ
イヤロープ１４が滑車１２゜１３にかけ回されて甲板ｌ
上に設置されたドラム１５に巻取られている。１６はド
ラム１５の駆動用モータである。

巻取シローラ１０の軸１７の一端にはホイール１８が固
着され、ホイール１８と、ブーム５の下面に取付けられ
たモータ１つの回転軸１９ａに固着４− されたホイール２０との間には、ベル）２１が懸回され
ている。

三角帆９は、上述した如くその下端が巻取ジロー２１０
に固着され、またその上端にドラム１５に懸回されたワ
イヤロープ１４が取付けられておシ、その垂直側縁９ａ
が帆柱２に添設されたガイド３の溝４内に嵌挿されてい
る。

この発明装置は上述のように構成されているので、三角
帆９の展帆時には、ドラム１５をモータ１６で回転させ
、ワイヤロープ１４をドラム１５に巻きとることによシ
、ワイヤロープ１４にその上端が固着され１巻取シロー
ラ１０に巻取られていた三角帆９はガイド３に沿って引
上げられ、簡単に展帆させることができる。

一方、三角帆９の縮帆時には、モータ１９を駆動してホ
イール１８．２０に懸回されたベル）２１を介し巻取シ
ローラ１０を回転させることによシ。

三角帆９は巻取シローラｌＯに巻取られ、簡単に縮帆さ
せることができる。

上述した装置は一実施例であって、巻取ジロー５− ラ１０およびドラム１５を回転させる手段は上記例のほ
か人力など任意の手段でこれを行なうことができる。第
４図は巻取シローラｌＯを回転させる他の例で、ブーム
５の側方に支持体２２によってモータ１９を取付け、モ
ータ１９の回転軸に固着されたホイール２０と５巻取シ
ローラｌＯＯ軸に固着されたホイール１８との間にチェ
ーン２３を懸回した構造である。

また、帆柱に添設されるガイドは、第５図に断面図で示
す如く、帆柱２を断面楕円形状とし、その一端側に溝４
′を一体的に設けるようにしてもよく、ブーム５の水平
方向の回動手段は、油圧シリンダによることなく、その
一端がウィンチに懸回されたワイヤロープによって行な
ってもよい。

またワイヤロープ１４は、帆柱２の内部に導設　　□し
てもよく、この場合は滑車１２．１３はその何れか１個
でもよい。

以上述べたように、この発明の装置によれば。

従来多くの人手と時間を要していた三角帆の綿層作業を
簡単容易にかつ遠隔操作によって自動的に−６＝ 行なうこともでき、また帆の角度調整等の操帆も自在に
行ない得る上、帆を任意の高さに張ることができて、展
帆面積を自在に調整し得る等、工業上多くの効果がもた
らされる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明装置の概略正面図、第２図は第１図の
Ａ−Ａ線断面図、第３図は第１図のＢ−Ｂ線矢視図、第
４図は巻取シローラの回転装置を示す他の例の側面図、
第５図は帆柱の他の例を示す断面図である。図面におい
て、 ｌ・・・甲板、　　２・・・帆柱、　　３・・・ガイド
。 ４・・・溝　　　５・・・ブーム、６・・・ヒンジ。 ７・・・ビーム、８・・・アーム、９・・・三角帆１０
・・・巻取シローラ、　　１１・・・支持材、１２．１
３・・・滑車、１４・・・ワイヤローブ、１５・・・ド
ラム、１６・・・モータ、１７・・・軸、１８．２０・
・・ホイール、　　　１９・・・モータ、２１・・・ベ
ルト、２２・・・支持体、２３・・・チェーン。 ７−６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 船体上に実質的に垂直に設けられた帆柱と、前記帆柱の
   下部にその一端が軸着された水平回動自在の水平のブー
   ムと、前記ブームを水平回動させるための回動機構と、
   前記ブームに沿ってその上方に、ブーム上面に立設され
   た支持材を介して取付けられた回転駆動する巻取シロー
   ラと、前記巻取シローラにその下端が固着され、その上
   端にワイヤローブが取付けられた前記帆柱に沿って展帆
   される三角帆と、前記三角帆の上端に取付けられたワイ
   ヤロープの巻取シ機構とからなることを特徴とする三角
   帆の操帆及び綿層装置。 １−