JPS5940937Y2 - 電気かみそり - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は蓄電池を内蔵した本体に充電器を着脱自在に
装着するようにした電気かみそりに関するものである。

以下この考案を図示一実施例について説明すると、１は
往復式電気かみそりの本体、２はこの本体の底部に着脱
自在に装着される充電器で、出没自在なプラグ刃３と降
圧用トランス４とをそれぞれ内蔵している。

しかして前記本体１は一側面を開放した本体ケース５と
、この本体ケースの開放面を閉塞するようネジ７で結合
されるプラスチック製側板６とから戒っている。

８は本体ケース５の上面に形成した窓、９はこの窓を閉
塞するように設けられたプラスチック製の取付板で、一
端部を本体ケース５に形成した溝１０に挿入して係合さ
せているとともに、両端部に一体に形成した爪１１を本
体ケース５に形成した切欠き１２に係合させ、これらに
より取付板９は本体ケース５内に安定して支持されてい
る。

１３は本体ケース５内に設けられたモータで、予めネジ
１４で取付板９に固定されている。

１５は蓄電池、１６はモータ１３の回転軸（図示せず）
の先端に固定された偏心軸、１７はナイロン等のプラス
チック材料から全体が形成された振動子で、前記偏心軸
１６の回転駆動力を受ける基部１８と、この基部の中央
に突設された支持軸１９と、基部１８の両端部に薄肉状
の腕部７３を介して連らなった中空筒状の支持部２０と
から戊っている。

２１は支持軸１９の上部に固定された止めリング、２２
は支持軸１９に遊嵌した案内リング、２３はこの案内リ
ングと振動子１７の基部１８との間に介在させた圧縮コ
イルバネ、２４は案内リング２２に着脱自在に装着した
プラスチック製の支持台で、左右にそれぞれ連通孔２５
を有している。

２６は支持台２４の左右両端面に形成した凸部、２７は
多数の内刃２８を突設した半円筒状の内刃台で、両端部
に形成した小孔２９が前記凸部２６に係合することによ
り、支持台２４の上面に着脱自在に装着されている。

３０は本体ケース５の上面に取り付けられた上ケースで
、上面を開放した金属製の主枠３１とこの両側面に予め
取り付けられた飾り板３２とから或っている。

３３は主枠３１の上面開口に張られた外刃、３４は主枠
３１の下端部に形成した一対の爪で、本体ケース５に装
着した状態で前記取付板９の爪１１に弾力的に係合し、
これにより上ケース３０の抜は止め防止を図っている。

３５は取付板９の上面に複数個突設したリブで、前記振
動子１７が必要以上に下方へ移動することを防止してい
る。

３６は本体ケース５の上部に形成した一対のネジ座、３
７は側板６の上部に形成した筒状ボスで、この外径は前
記振動子１７の支持部２０の内径よりも小さく形成され
、これにより本体ケース５と側板６とを合せた時、ボス
３７が支持部２０内へ入り込むようになっている。

３８はネジ座３６に振動子１７の支持部２０と対応して
それぞれ形成したネジ穴、３９はこのネジ穴を通してボ
ス３７にネジ込まれるネジ、４０はモータ１３の通電を
制御する電源スィッチで、表面の所定部分に導電部がプ
リント配線された絶縁基板４１と、この基板に対向する
ようかつ上下方向移動自在に設けられた絶縁性のＬ字形
レバー４２とから戊っている。

４３はレバー４２に形成した横に長い案内孔、４４はこ
の案内孔内を自在に移動するよう設けられたスイッチつ
まみ、４５はこのつまみと一体的に移動する止め板で、
本体ケース５の側面から側板６方向へ常時突出するよう
バネ（図示せず）で付勢されている。

４６は止め板４５の先端が係合する凹部、４７はレバー
４２に取り付けられた一対の接点板で、その上端部は前
記基板４１と常に弾力性をもって接触している。

４８はレバー４２の摺動抵抗を少なくするため基板４１
との間に介在させたスペーサー、４９は貫通孔、５０、
５１は本体ケース５と側板６のそれぞれに形成した一対
のリブで、このリブ同志が合わさることにより本体１の
底部には下面が開放した装着室５２が形成される。

５３、５４は前記ネジ７用のネジ座、５５．５６は本体
１の底面を形成する受は部で、本体ケース５と側板６に
それぞれ一体に形成されている。

５７．５８は充電器２を形成した一対の外ケース、５９
はこの外ケースの上面にそれぞれ一体に形成したフック
、６０はこのフックにそれぞれ設けた透孔、６１はこの
透孔から先端部が弾力的に下方へ露出するように設けら
れた一対のバネ板製接点で、図示していないが、トラン
ス４からの配線が接続されている。

しかして、接点板６１の露出部と外ケース５７．５８上
面との最小間隙Ｂは本体１の底面から接点板４７の上面
までの厚さＡよりも若干小さく設計されているため、充
電器２を本体１に装着した状態では第４図に示すように
接点板６１がごくわずか上方へ湾曲もしくはへこみ、接
点板４７．６１同志が強固に接触し合うものである。

６２は側板６に突設したラッチで、本体ケース５と側板
６とを重合した状態では自身の弾力性で本体ケース５の
凹部６３に強く係合する。

６４．６５は本体ケース５と側板６の端部にそれぞれ対
応して形成した切欠き、６６、６６はこの切欠きに係合
するよう外ケース５７．５８に形成した一対の凸部、６
７はバネ６８により常時突出方向へ付勢されたピン、６
９はこのピンと対応するよう本体ケース５と側板６とに
それぞれ設けた凹所、７０．７１は本体ケース５と側板
６の表面にそれぞれ貼り付けたアルミ板製の化粧板、７
２は振動子１７に取り付けたクッション性のシール材で
ある。

以上の構成において次にその動作を説明する。

全充電器２を装着しない状態において、電源スィッチ４
０のスイッチつまみ４４を第２図に示すように右方向へ
移動させるとこのつまみ４４と一体になって止め板４５
が移動するから、止め板４５と凹部４６との係合関係が
解除となる。

このためそのままさらにつまみ４４を上方へ移動させれ
ば、これと一体的にレバー４２が上方へ移動し、基板４
１上に閉回路を作る。

このためモータ１３が運転され、振動子１７が偏心軸１
６の回転力を受けて往復運動するから、内刃２８と外刃
３３とによりひげが切削される。

次に充電をする場合は、スイッチつまみ４４を所定の位
置にもどしておいて、充電器２をそのフック５９が装着
室５２に入るように本体１の外底面に接触させ、このま
ま次に横方向へ移動させればフック５９の接点板６１と
充電器２の外面との間に、本体１の受は部５５．５６と
一対の接点板４７とがレバー４２を間においてサンドイ
ンチ状態で強く挟持され、同時に接点板６１と接点板４
７との電気的な接続関係が威光する。

このため充電器２のプラグ刃３を突出させてこれを所定
のコンセント等に差し込めばトランス４により所定の低
電圧で蓄電池１５へ充電が開始される。

この充電中に電源スィッチ４０を入れようとしても、フ
ック５９の接点板６１とレバー４２の接点板４７とが当
接しているため、レバー４２を移動させることができず
、従って電源スィッチ４０を入れることが出来ないもの
である。

なお本体１に充電器２を正しく装着した状態では、前述
のようにフック５９部分が本体１と係合することに加え
、切欠き６４．６５に凸部６６が係合するため、両者は
容易に分離しない結合状態となるものである。

以上のようにこの考案によれば、充電中に電源スィッチ
が閉じられないよう、電源接続用の接点板を利用して電
源スィッチの閉成を規制しているため、スイッチ閉成阻
止のための専用部品が省略でき、構成を簡単にできると
ともに、充電器と本体との電気的接続が確実であるとい
う実用上火なる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す電気かみそりの斜視
図、第２図はその側面図、第３図は上ケースを取り外し
た状態にお・ける側面図、第４図は一部切欠き縦断面図
、第５図、第６図は側板の側面図、正面図、第７図は本
体ケースの正面図、第８図は充電器の斜視図、第９図は
その要部斜視図、第１０図は同じく充電器の要部側面図
である。 図中、１は本体、２は充電器、５は本体ケース、６は側
板、１３はモータ、４０は電源スィッチ、４２はレバー
、４４はスイッチつまみ、４７．６１は接点板、５２は
装着室、５９はフックである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 蓄電池を内蔵したかみそり本体に充電器を着脱自在に装
   着するようにしたものにお・いて、前記本体内に電源ス
   ィッチの閉成動作に連動して移動する一対の接点板を設
   けるとともに、前記充電器にはこれを本体に装着した状
   態で前記接点板と接触する一対の接点板を設け、前記充
   電器側の接点板を該充電器を本体に装着した状態で本体
   側の接点板の移動を規制するように配置したことを特徴
   とする電気かみそり。