JPS5940884Y2 - 筍などの蒸煮装置 - Google Patents

筍などの蒸煮装置

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JPS5940884Y2
JPS5940884Y2 JP2930480U JP2930480U JPS5940884Y2 JP S5940884 Y2 JPS5940884 Y2 JP S5940884Y2 JP 2930480 U JP2930480 U JP 2930480U JP 2930480 U JP2930480 U JP 2930480U JP S5940884 Y2 JPS5940884 Y2 JP S5940884Y2
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JP
Japan
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steam
pipe
box
control valve
temperature control
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JP2930480U
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JPS56131121U (ja
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幸蔵 福田
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は缶詰用の@などの如き食品類の蒸煮に使用する
蒸煮装置の改良に関するものである。
従来、食品工場等において笥などの缶詰製品を製造する
ことは広く行なわれているが、これらの製造工程は通常
、原料選別の後、該選別した原料をボックス内に搬入し
てボイルを行ないその後、一旦、冷却し、食べられない
部分とか、皮等を取り除く調理をした後、計量、注水、
殺菌の各工程を経、爾後、密封、冷却することによって
製品化がなされている。
かかる工程にお・いてボイルは重要な工程であり、98
℃前後で60〜90分間ボイルされるが、従来の荀など
においては殆んど水槽に水を入れ、98℃程度に上昇す
るまで生蒸気即ちスチームを吹込み、上昇後、原料を水
と共に煮沸する手段が採用されている。
ところが、このような水煮の場合には吹込み蒸気の圧力
が高く、4kg/crd〜6kg/cr&G位であって
も実際に水と熱交換される熱量は実質上月位にしかなら
ず、%に匹敵する大半の蒸気は工場内に飛散して視界を
減じている有様である。
これは98℃で90分前後、水煮することを考えると、
水面からの1cm当り無風時、12000KCal/h
r、風速3.5m/seeで22000Kcal/hr
の熱量損失が発生することであり、これを石油に換算す
れば、22000 /659与33.4kg/hrスチ
ーム、33.4kg/hrスチームX0.08=2.6
1/h rとなり、1日8時間作業として20.81.
水槽5組使用した場合1041の無駄をしていることと
なり、現下の石油事情からして極めて重要なエネルギー
損失を招来している。
本考案は叙上の如き実状に鑑み、かつ現下の石油事情か
ら来る省エネルギ一対策から考案するに至ったものであ
り、従来の水煮の無、駄を省き、水を実質的に必要とし
ない蒸気ボイル即ち、蒸煮方式に変更しようとするもの
である。
従って、本考案は従来の水魚方式に捉われない独特の蒸
煮装置を提供することを目的とし、密閉箱体からなる蒸
煮装置の箱体内に斜下方に向かって蒸気を噴出する噴射
孔を穿孔した噴射管を分岐配設すると共に、箱体内の蒸
気温度に対応した温調弁を設けて蒸気導入、排気の自動
化を図った槽底を特徴とするものである。
以下、更に本考案装置の具体的態様を添付図面に示す実
施例にもとづいて詳述する。
第1図は本考案装置の1例を示した概要図であり、図に
おいて、1はリブ1aにより補強された蒸煮装置本体を
なす密閉箱体(ボックス)で、その前面には荀など蒸煮
すべき食品を出し入れするための開閉扉2が設けられて
いると共に、内部の下方位置には外部に配設されたスト
ップバルブ4付きの蒸気導入管3に連続する蒸気噴射管
7が分岐されて収設されている。
そして蒸気噴射管7に連続する導入管側には前記ストッ
プバルブ4と箱体1導入部との間にストレーナ5と温調
弁6とが介設されてお゛す、温調弁6は箱体側部に設置
されたサーモスタット保持部より箱体1内へ挿入され、
箱体1内の温度に感応する例えばアクチュエター感温部
からなるサーモスタット8とキャピラリーチューブ9等
を介して連絡されていて箱体1内は蒸気温度が所定温度
、例えば98℃程度になったとき蒸気の導入を止めるよ
うに調節可能となっている。
一方、前記箱体1の上面にも前記蒸気導入側に対応して
同様に箱体1内の温度を調節するための一連の排気側配
管が取り付けられ、又、箱体下面には箱体1内の床に溜
まったドレン水を排水するための排水ドレン管10が連
結されていて適時、トラップ11.ブローバルブ12に
よる機構作動によってドレン排水し得る構造が付加され
ている。
箱体上面側の一連の配管は図示例においては適宜安全バ
ルブを介設可能な自動空気抜き13.14と雨空気抜き
13.14を連結する通気管15から分岐して排気管1
6に至る排気通路とによって構成され、このうち排気通
路は更に手動バルブ17を介して通ずる箱体内の排気を
積極的に促す通路と、該通路より分岐して途中にストレ
ーナ18、温調弁19を介在させた通路の両通路に分れ
たバイパス付き配管構造が採用されている。
この場合も、介設される温調弁19は例えばアクチュエ
ター感温部を備えたサーモスタット20とキャピラリー
チューブ21を介して連結され、箱体1内の温度によっ
て排気の調節が自動的に行なわれるようになっており、
例えばサーモスタットを98℃にセットすることによっ
て温調弁19を99℃で開放し排気させる。
しかし、これらサーモスタットのセット温度は箱体内部
に収納される物品に応じ適宜、変更されることは云うま
でもない。
上記の如き構成において本考案の更に他の特徴は前述し
た蒸気噴射管7に穿孔した噴出孔7′の噴出方向を第2
図に図示した如く斜下方に向かうようにしたことである
通常、蒸気使用時の噴出りこ際しては蒸気を上方に向け
て噴出させるべく、噴出孔を上方に穿孔するが、本考案
における蒸煮にあたっては、かような斜下方への噴出が
箱体1内を均一温度に維持させる上に有効であることが
実証され、かかる穿孔構造が取り入れられている。
なお、この場合の好ましい角度は水平面に対し15〜3
0斜下方向である。
本考案は叙上の如き構成によりなっており1、次にその
作用にってで説明すると、先ず、原料を選別後、搬入し
蒸煮態勢を準備することは従来と同様であるが、箱など
を箱体1に収容した後は蒸気導入管3を通じて1kg/
c♂に減圧した蒸気を導入する。
そして、箱体1内の温度が所定の温度、例えば98℃に
上昇すれば、その状態を維持しつつ蒸煮を続け、60〜
90分間処理を行なう。
この間、箱体1内は蒸煮であるため上面の空気抜き13
.14による調節機能によって一定温度で、かつ、一定
の含水率に保持されることになる。
このとき、若し箱体1内の温度が所定の温度を超えると
きは、導入側のサーモスタット8の作動により温調弁6
が閉となり、一方、上面の温調弁19がサーモスタット
20の作動によって開となって、蒸気の導入を停止する
と共に、排気管16に至る排気通路を開通して随時、排
気作用を行ない、箱体1内の温度の調節を図る。
そして、所要時間蒸煮処理が終れば上面の手動バルブ1
7を開として更に前記排気通路の外にもう1つの排気通
路を開通し、−挙に箱体1内の蒸気を逸出させる。
なお、蒸気の吸込量、噴射管のサイズ、噴射孔数、空気
抜き量、更に温調弁の各作動を綜合的に勘案することに
よって箱体内の温度を夫々、蒸煮しようとする物品に対
応させることができ、同様にして一定温度下での各食品
の蒸煮を実施することができる。
しかして、上記何れの場合において床上に生じた水は適
宜、ドレン排水管10を通じ外部へ排出させる。
かくして、各食品に対し、従来の水煮による如く、水を
使用することなしに、良好なボイルを施し得る。
以上の如く、本考案装置は従来の水煮装置に代わる蒸煮
装置であり、前述の各構成による作用効果によって結局
、水が不要であることは勿論、物品に対する熱効率にお
いで水とは比較にならない熱吸収を可能とし、含水割合
を一定にし得ると共に、熱ロスをなくし、その結果、熱
効率を高めて煮る時間を大巾に短縮させることができる
ものであり、現下の省エネルギーに即した優れた食品蒸
煮装置と云える。
しかも、熱ロスが少ないところから建物内に蒸気が充満
し、視界を遮ることがなく、工場内作業環境を良くする
のみならず、水使用による泡の発生、更には水汚染によ
る1回毎の水放流等のこともなく、頗る実用効果大なる
ものである。
なお、食品の蒸煮は脱気効率の良好さもあり、缶詰製造
後の食品において膨張差を出さないという利点もあり、
食品の品質面でも有用である。
上記本考案装置は特に笥の蒸煮に好適であるが、他の食
品に対しても同様に使用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の1例を示す概要斜視図、第2図は
噴出孔の穿孔角度を示す断面図である。 1・・・・・・箱体、2・・・・・・扉、3・・・・・
・蒸気導入管、6゜19・・・・・・温調弁、7・・・
・・・蒸気噴射管、7′・・・・・・噴出孔、8.20
・・・・・・サーモスタット、10・・・・・・排水ド
レン管、13、14・・・・・伯動空気抜、16・・・
・・・排気管、17・・・・・・手動弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 笥など被蒸煮物品出し入れ用層を備えた密閉された箱体
    からなり、該箱体はその内部下方に温調弁を介して蒸気
    導入管に連結された蒸気噴射管が分岐収設されており、
    一方、箱体上面には自動空気抜に連結し、手動弁を介設
    した排気管が、又、下面には排水ドレン管が夫々配設さ
    れていると共に、前記排気管には更に温調弁を介設した
    排気管が側路されてなり、かつ前記噴射管には斜下方に
    向かって蒸気を噴出する噴出孔が穿孔されていることを
    特徴とする笥などの蒸煮装置。
JP2930480U 1980-03-05 1980-03-05 筍などの蒸煮装置 Expired JPS5940884Y2 (ja)

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JP2930480U JPS5940884Y2 (ja) 1980-03-05 1980-03-05 筍などの蒸煮装置

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JP2930480U JPS5940884Y2 (ja) 1980-03-05 1980-03-05 筍などの蒸煮装置

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Publication Number Publication Date
JPS56131121U JPS56131121U (ja) 1981-10-05
JPS5940884Y2 true JPS5940884Y2 (ja) 1984-11-22

Family

ID=29625206

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JP5558290B2 (ja) * 2010-09-17 2014-07-23 株式会社サムソン 蒸煮装置

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JPS56131121U (ja) 1981-10-05

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