JPS5940862A - リウマチ因子吸着剤およびその製法 - Google Patents
リウマチ因子吸着剤およびその製法Info
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- JPS5940862A JPS5940862A JP57149258A JP14925882A JPS5940862A JP S5940862 A JPS5940862 A JP S5940862A JP 57149258 A JP57149258 A JP 57149258A JP 14925882 A JP14925882 A JP 14925882A JP S5940862 A JPS5940862 A JP S5940862A
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- Japan
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- igg
- carrier
- human
- factor adsorbent
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- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
■6発明の背景
技術分野
本発明は、新規なりウマチ因子吸着剤およびその製法に
関する。
関する。
リウマチ性疾患の治療には血漿交換が有効であることが
知られているが、血漿交換に必要な新鮮凍結血漿を大量
に得ることは困難であシ、また肝炎等の感染の危険もあ
る。
知られているが、血漿交換に必要な新鮮凍結血漿を大量
に得ることは困難であシ、また肝炎等の感染の危険もあ
る。
そこで自己血漿中のりウマチ因子を選択的に除去し、浄
化した自己血漿を再利用する治療法が開発されつつある
。本発明のりウマチ因子吸着剤は、このような治療法に
使用されるものである。
化した自己血漿を再利用する治療法が開発されつつある
。本発明のりウマチ因子吸着剤は、このような治療法に
使用されるものである。
先行技術および問題点
従来、リウマチ因子吸着剤としてヒト免疫グロブリンG
(以下ヒト−IgGという)を熱または有機溶剤(例え
ばジメチルスルホキサイド)で凝集いる〔人工臓器11
巻1号66〜69頁(1,982年〕〕。
(以下ヒト−IgGという)を熱または有機溶剤(例え
ばジメチルスルホキサイド)で凝集いる〔人工臓器11
巻1号66〜69頁(1,982年〕〕。
この吸着剤は、選択的かつ高率にリウマチ因子を吸着し
、吸着速産が速く、吸着活性の安定性が高く取シ扱いが
容易でおるという利点を有している。
、吸着速産が速く、吸着活性の安定性が高く取シ扱いが
容易でおるという利点を有している。
しかしながら他方において、上記凝集体はヒト−IgG
を熱または有機溶剤処理によシ物理的に凝集させただけ
のものであるから分子間の結合力はそれほど強くはなく
、凝集体の一部が担体から剥離して血漿中に溶出するお
それがあシ、万一患者血漿中に凝集体が溶出するとその
抗原性のため重大な事態を惹起する可能性がある。
を熱または有機溶剤処理によシ物理的に凝集させただけ
のものであるから分子間の結合力はそれほど強くはなく
、凝集体の一部が担体から剥離して血漿中に溶出するお
それがあシ、万一患者血漿中に凝集体が溶出するとその
抗原性のため重大な事態を惹起する可能性がある。
■0発明の目的
本発明の目的は、リウマチ患者血漿中のりウマチ因子を
選択的にかつ高率に吸着するりウマチ因子吸着剤を提供
することにある。
選択的にかつ高率に吸着するりウマチ因子吸着剤を提供
することにある。
本発明の目的はさらに、担体上に固定された凝集ヒト−
IgGが剥離し、患者血漿中に溶出するようなおそれの
ないリウマチ因子吸着剤を提供することにある。
IgGが剥離し、患者血漿中に溶出するようなおそれの
ないリウマチ因子吸着剤を提供することにある。
本発明の目的はさらに、上記リウマチ因子吸着剤を製造
する方法を提供することにある。
する方法を提供することにある。
■9発明の詳細な説明
本発明のりウマチ因子吸着剤は上記の目的を達成するた
めに以下の構成からなる。
めに以下の構成からなる。
(1)本発明のりウマチ因子吸着剤は担体とこれに固定
された凝集ヒ) −IgGとからなり、上記凝集ヒ)
−IgGは2個以上のヒ) −IgGが共有結合して形
成されたものである。
された凝集ヒ) −IgGとからなり、上記凝集ヒ)
−IgGは2個以上のヒ) −IgGが共有結合して形
成されたものである。
(2)本発明のりウマチ因子吸着剤は、前記凝集ヒ)
−’ igGが、担体に固定されたヒ) −IgGとこ
れに共有結合したヒト−IgGとがヒl−−IgGの2
または3層構造をなしているものである。
−’ igGが、担体に固定されたヒ) −IgGとこ
れに共有結合したヒト−IgGとがヒl−−IgGの2
または3層構造をなしているものである。
(3)本発明のりウマチ因子吸着剤は前記担体がセルロ
ース、アガロース、ポリアクリルアミドゲルおよびポリ
アミノスチレンからなる群から選択された高分子物質ま
たは多孔性ガラスである。
ース、アガロース、ポリアクリルアミドゲルおよびポリ
アミノスチレンからなる群から選択された高分子物質ま
たは多孔性ガラスである。
(4)本発明のリウマチ因子吸着剤は、前記多孔性ガラ
スがアミノノロビル化した多孔性ガラスである。
スがアミノノロビル化した多孔性ガラスである。
(5)本発明のりウマチ因子吸着剤の製法は、担体に固
定化剤を用いて遊離のヒ) −IgGを固定し、得られ
た固定ヒ) −IgGに結合剤を用いて遊離のヒト−I
gGを共有結合させ、必要にょシさらに数回結合ヒト−
IgGに結合剤を用いて遊離のヒ) −IgGを共有結
合させ、担体上に凝集ヒト−IgGを形成せしめること
からなる。
定化剤を用いて遊離のヒ) −IgGを固定し、得られ
た固定ヒ) −IgGに結合剤を用いて遊離のヒト−I
gGを共有結合させ、必要にょシさらに数回結合ヒト−
IgGに結合剤を用いて遊離のヒ) −IgGを共有結
合させ、担体上に凝集ヒト−IgGを形成せしめること
からなる。
(6)本発明のりウマチ因子吸着剤の製法は、担体に固
定化剤を用いて遊離のヒ) −IgGを固定し、得られ
た固定ヒ) −IgGに結合剤を用いて遊離のヒ) −
IgGを共有結合させ、必要によシさらに結合ヒト−I
gGに結合剤を用いて遊離のヒト−IgGを共有結合さ
せて担体上にヒ) −IgGの2または3層からなる凝
集ヒ) −IgGを形成せしめることからなる。
定化剤を用いて遊離のヒ) −IgGを固定し、得られ
た固定ヒ) −IgGに結合剤を用いて遊離のヒ) −
IgGを共有結合させ、必要によシさらに結合ヒト−I
gGに結合剤を用いて遊離のヒト−IgGを共有結合さ
せて担体上にヒ) −IgGの2または3層からなる凝
集ヒ) −IgGを形成せしめることからなる。
(7) さらに本発明のりウマチ因子吸着剤の製法は
、担体がアミノノロビル化した多孔性ガラスであシ、固
定化剤および結合剤がともにグルタルアルデヒドである
上記5項または6項記載の製法である。
、担体がアミノノロビル化した多孔性ガラスであシ、固
定化剤および結合剤がともにグルタルアルデヒドである
上記5項または6項記載の製法である。
本発明のリウマチ因子吸着剤は、担体とこれに固定され
た凝集ヒト−IgGとからなる点においては前述した従
来の吸着剤と同様であるが、凝集ヒ) −IgGの構造
を異にしている。即ち、従来の凝集体は熱または有機溶
剤処理という物理的な処理によってヒ)−IgGが凝集
したものであるのに対して、本発明の凝集体は、ヒ)
−IgGが共有結合によって凝集したものである点に特
長を有している。
た凝集ヒト−IgGとからなる点においては前述した従
来の吸着剤と同様であるが、凝集ヒ) −IgGの構造
を異にしている。即ち、従来の凝集体は熱または有機溶
剤処理という物理的な処理によってヒ)−IgGが凝集
したものであるのに対して、本発明の凝集体は、ヒ)
−IgGが共有結合によって凝集したものである点に特
長を有している。
本発明のりウマチ因子吸着剤を製造するに際して、担体
にヒl−−IgGを固定する工程は、従来公知の方法に
よって行なわれる。
にヒl−−IgGを固定する工程は、従来公知の方法に
よって行なわれる。
即ち、担体を固定化剤で活性化し、これにヒト−fgG
を反応させることによって行なわれる。担体と固定化剤
は従来公知のものが使用される。例えば担体としてはセ
ルロース、アガロース、ポリアクリルアミドゲル、ポリ
アミノスチレン゛または多孔性ガラスが使用される。特
に多孔性ガラスは機械的強度が高く、ヒ) −IgGと
の結合力も強いので好適であり、通常アミノゾロビル化
したものって異なシ、担体がセルロースまたはアガロー
スの場合は固定化剤として臭化シアンまたはジビニルス
ルホンが用いられ、ポリアクリルアミドダルの場合はグ
ルタルアルデヒドが、ポリアミノスチレンおよびアミノ
ゾロビル化多孔性ガラスの場合はグルタルアルデヒド又
はカルがジイミドが、それぞれ使用される。特にアミノ
ゾロビル化多孔性ガラスとグルタルアルデヒドとの組合
せが望ましい。担体を上記固定化剤で処理して活性化し
た後、ヒト−IgGと反応させることによシヒトーIg
Gが担体に固定される。活性化反応および固定化反応は
通常緩衝液中室温で行なわれる。反応終了後、緩衝液で
生成物を洗浄して未反応のヒ) −IgGを除去する。
を反応させることによって行なわれる。担体と固定化剤
は従来公知のものが使用される。例えば担体としてはセ
ルロース、アガロース、ポリアクリルアミドゲル、ポリ
アミノスチレン゛または多孔性ガラスが使用される。特
に多孔性ガラスは機械的強度が高く、ヒ) −IgGと
の結合力も強いので好適であり、通常アミノゾロビル化
したものって異なシ、担体がセルロースまたはアガロー
スの場合は固定化剤として臭化シアンまたはジビニルス
ルホンが用いられ、ポリアクリルアミドダルの場合はグ
ルタルアルデヒドが、ポリアミノスチレンおよびアミノ
ゾロビル化多孔性ガラスの場合はグルタルアルデヒド又
はカルがジイミドが、それぞれ使用される。特にアミノ
ゾロビル化多孔性ガラスとグルタルアルデヒドとの組合
せが望ましい。担体を上記固定化剤で処理して活性化し
た後、ヒト−IgGと反応させることによシヒトーIg
Gが担体に固定される。活性化反応および固定化反応は
通常緩衝液中室温で行なわれる。反応終了後、緩衝液で
生成物を洗浄して未反応のヒ) −IgGを除去する。
次に、担体に固定したヒ) −IgGを結合剤で活性化
させた後遊離のヒ) −IgGと反応させて担体上に凝
集ヒ) −IgGを形成せしめる。結合剤としてはアミ
ノ酸の結合剤が使用可能で1、例えばグルタルアルデヒ
ド、カルボジイミド等が使用され、特にグルタルアルデ
ヒドが好適である。
させた後遊離のヒ) −IgGと反応させて担体上に凝
集ヒ) −IgGを形成せしめる。結合剤としてはアミ
ノ酸の結合剤が使用可能で1、例えばグルタルアルデヒ
ド、カルボジイミド等が使用され、特にグルタルアルデ
ヒドが好適である。
従って本発明の吸着剤は、担体としてアミノゾロビル化
多孔性ガラスを使用し固定化剤および結合剤としてグル
タルアルデヒドを使用するのが最も望ましい。結合反応
は通常緩衝液中、室温で行なわれる。反応終了後、生成
物を緩衝液で洗浄して未反応のヒ) −IgGを除去す
る。かくして得られる吸着剤は、担体に固定されたヒ)
−IgG層と、これに共有結合したヒ) −IgG層
の2層からなるが、所望によシ、この生成物を結合剤の
存在下でさらにヒト−IgGと反応させて3層からなる
吸着剤を製造することができる。この操作を繰シ返すこ
とによって所望の多重層の吸着剤を製造することができ
るが、吸着能の観点からは2層または3層で十分である
。
多孔性ガラスを使用し固定化剤および結合剤としてグル
タルアルデヒドを使用するのが最も望ましい。結合反応
は通常緩衝液中、室温で行なわれる。反応終了後、生成
物を緩衝液で洗浄して未反応のヒ) −IgGを除去す
る。かくして得られる吸着剤は、担体に固定されたヒ)
−IgG層と、これに共有結合したヒ) −IgG層
の2層からなるが、所望によシ、この生成物を結合剤の
存在下でさらにヒト−IgGと反応させて3層からなる
吸着剤を製造することができる。この操作を繰シ返すこ
とによって所望の多重層の吸着剤を製造することができ
るが、吸着能の観点からは2層または3層で十分である
。
本発明のりウマチ因子吸着剤を用いてリウマチ患者血漿
中からりウマチ因子を除去するに際しては、それ自体公
知の方法を使用することができる。
中からりウマチ因子を除去するに際しては、それ自体公
知の方法を使用することができる。
即ち、体外循環によシ患者血液を外へ導き出し、本発明
の吸着剤を充填した装置内を通過させた後、再び血液を
患者体内に戻すことによって血液中のリウマチ因子を除
去することができる。血液をリウマチ因子除去装置に導
入する場合、血液を直接溝いてもよいし、予め分離装置
、遠心装置によシ血球と血漿とに分離し、血漿のみを除
去装置に導いてもよい。除去装置としては、本発明のり
ウマチ因子吸着剤を層状あるいはランダムにカラムに充
填して連続的に処理可能としたもの、あるいはりウマチ
因子除去剤を一般容器に入れたシ血液バッグなどの密封
袋に入れたシしてバッチ処理としたものが使用される。
の吸着剤を充填した装置内を通過させた後、再び血液を
患者体内に戻すことによって血液中のリウマチ因子を除
去することができる。血液をリウマチ因子除去装置に導
入する場合、血液を直接溝いてもよいし、予め分離装置
、遠心装置によシ血球と血漿とに分離し、血漿のみを除
去装置に導いてもよい。除去装置としては、本発明のり
ウマチ因子吸着剤を層状あるいはランダムにカラムに充
填して連続的に処理可能としたもの、あるいはりウマチ
因子除去剤を一般容器に入れたシ血液バッグなどの密封
袋に入れたシしてバッチ処理としたものが使用される。
次に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明する。
実施例
アミノプロピル化した多孔性ガラスIJを2.5%(W
/W)グルタルアルデヒドと室温下1時間反応させる。
/W)グルタルアルデヒドと室温下1時間反応させる。
反応生成物を炉取し、リン酸緩衝液で洗浄する。かくし
て得られた活性化担体IPに1チ(騎)ヒ) −IgG
溶液8ゴを加え室温で2時間攪拌する。反応終了後、生
成物をリン酸緩衝液で洗浄して未反応のヒト−IgGを
除去する。かくして得られたヒ) −IgG固定担体を
再び2.5%(W/W)グルタルアルデヒドで室温下1
時間処理した後、1チ(w、’w )ヒトーIgG溶液
を加えてヒト−IgGを結合させる。以下同様の操作を
繰り返してヒト−IgGを多層化し、担体上に凝集ヒ)
−IgGを形成させる。結合反応終了後、常法により
グリシンでヒ) −IgGの活性基をブロックする。1
回毎のヒ) −IgGの固定化量は第1表に示す通シで
あった。
て得られた活性化担体IPに1チ(騎)ヒ) −IgG
溶液8ゴを加え室温で2時間攪拌する。反応終了後、生
成物をリン酸緩衝液で洗浄して未反応のヒト−IgGを
除去する。かくして得られたヒ) −IgG固定担体を
再び2.5%(W/W)グルタルアルデヒドで室温下1
時間処理した後、1チ(w、’w )ヒトーIgG溶液
を加えてヒト−IgGを結合させる。以下同様の操作を
繰り返してヒト−IgGを多層化し、担体上に凝集ヒ)
−IgGを形成させる。結合反応終了後、常法により
グリシンでヒ) −IgGの活性基をブロックする。1
回毎のヒ) −IgGの固定化量は第1表に示す通シで
あった。
表1
上で得られたりウマチ因子吸着剤0.5 mにリウマチ
患者血漿(RAHA titer 320倍)を1.5
rll加え、室温で1時間攪拌し、吸着前後のりウマ
チ因子をRAHA法及びラテックス凝集反応法(RA法
)で定量した。結果を表2に示す。対照として、ヒ)
−IgGを熱処理して得られた凝集ヒ) −IgGを用
いた。
患者血漿(RAHA titer 320倍)を1.5
rll加え、室温で1時間攪拌し、吸着前後のりウマ
チ因子をRAHA法及びラテックス凝集反応法(RA法
)で定量した。結果を表2に示す。対照として、ヒ)
−IgGを熱処理して得られた凝集ヒ) −IgGを用
いた。
以上の結果から、本発明のりウマチ因子吸着剤は、担体
上にヒ)−IgGを2層または3層となるように固定化
するのが望ましく、その場合には、従来の無変性と)
−IgGよシはるかに優れた吸着能を有することが明ら
かである。
上にヒ)−IgGを2層または3層となるように固定化
するのが望ましく、その場合には、従来の無変性と)
−IgGよシはるかに優れた吸着能を有することが明ら
かである。
■0発明の作用効果
本発明のりウマチ因子吸着剤は、リウマチ患者血漿中の
りウマチ因子を選択的にかつ従来のものよシも高率に吸
着するものである。
りウマチ因子を選択的にかつ従来のものよシも高率に吸
着するものである。
本発明においては、ヒ)−IgGの固定化回数を適宜選
択することにより、最も高い吸着率を示す大きさの凝集
ヒト−IgGを得ることができる。
択することにより、最も高い吸着率を示す大きさの凝集
ヒト−IgGを得ることができる。
本発明のりウマチ因子吸着剤は、凝集体を構成する各ヒ
) −IgGが相互に共有結合しているので結合が強固
であシ吸着操作中に凝集体の一部が剥離して患者血漿中
に溶出するおそれがない。従って臨床に使用可能である
。
) −IgGが相互に共有結合しているので結合が強固
であシ吸着操作中に凝集体の一部が剥離して患者血漿中
に溶出するおそれがない。従って臨床に使用可能である
。
本発明のりウマチ因子吸着剤において、担体として多孔
性ガラスを使用するときは、吸着率が特に良く、また担
体自体が強固であるので吸着操作中に目詰まシや変形に
よる流量低下のおそれがない。
性ガラスを使用するときは、吸着率が特に良く、また担
体自体が強固であるので吸着操作中に目詰まシや変形に
よる流量低下のおそれがない。
本発明のりウマチ因子吸着剤は斜上の如く、リウマチ因
子の吸着能が優れており、かつ使用中に凝集ヒ) −I
gGが剥離するおそれがないので安全に臨床に使用する
ことができる。
子の吸着能が優れており、かつ使用中に凝集ヒ) −I
gGが剥離するおそれがないので安全に臨床に使用する
ことができる。
Claims (7)
- (1)担体とこれに固定された凝集ヒト免疫グロブリン
G(以下凝集ヒト−IgGという)とからなシ、上記凝
集ヒト−IgGは2個以上のヒ) −IgGが共有結合
して形成されたものであることを特徴とするりウマチ因
子吸着剤。 - (2) 前記凝集ヒl−−IgGは、担体に固定され
たヒト−IgGとこれに共有結合したヒト−IgGとが
ヒト−IgGの2または3層構造をなしているものであ
る特許請求の範囲第1項に記載のりウマチ因子吸着剤。 - (3)前記担体がセルロース、アガロース、ポリアクリ
ルアミドゲルおよびポリアミノスチレンからなる群から
選択された高分子物質または多孔性ガラスである特許請
求の範囲第1項または第2項に記載のりウマチ因子吸着
剤。 - (4) 前記多孔性ガラスがアミノプロピル化した多
孔性ガラスである特許請求の範囲第3項に記載のりウマ
チ因子吸着剤。 - (5)担体に固定化剤を用いて遊離のヒ)−IgGを固
定し、得られた固定ヒ) −IgGに結合剤を用いて遊
離のヒ) −IgGを共有結合させ、必要によシさらに
数回結合ヒ) −IgGに結合剤を用いて遊離のヒ)
−IgGを共有結合させ、担体上に凝集ヒ) −IgG
を形成せしめることを特徴とするりウマチ因子吸着剤の
製法。 - (6)担体に固定化剤を用いて遊離のヒ) −IgGを
固定し、得られた固定ヒ) −IgGに結合剤を用いて
遊離のヒ) −IgGを共有結合させ、必要によりさら
に結合ヒ) −IgGに結合剤を用いて遊離のヒ) −
IgGを共有結合させて担体上にヒ) −IgGの2ま
たは3層からなる凝集ヒト−IgGを形成せしめること
を特徴とする特許請求の範囲第5項に記載のリーラマチ
因子吸着剤の製法。 - (7) 担体がアミノプロピル化した多孔性ガラスで
アシ、固定化剤および結合剤がともにグルタルアルデヒ
ドである特許請求の範囲第5項または第6項に記載のり
ウマチ因子吸着剤の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57149258A JPS5940862A (ja) | 1982-08-30 | 1982-08-30 | リウマチ因子吸着剤およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57149258A JPS5940862A (ja) | 1982-08-30 | 1982-08-30 | リウマチ因子吸着剤およびその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5940862A true JPS5940862A (ja) | 1984-03-06 |
Family
ID=15471319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57149258A Pending JPS5940862A (ja) | 1982-08-30 | 1982-08-30 | リウマチ因子吸着剤およびその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5940862A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60246765A (ja) * | 1984-05-22 | 1985-12-06 | 旭化成工業株式会社 | 体液浄化用吸着カラム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5777624A (en) * | 1980-10-31 | 1982-05-15 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Adsorbent for rheumatoid factor and apparatus for removing rheumatoid factor |
JPS5777625A (en) * | 1980-10-31 | 1982-05-15 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Adsorbent for rheumatoid factor and apparatus for removing rheumatoid factor |
JPS57156035A (en) * | 1981-03-24 | 1982-09-27 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Adsorbent and adsorbing device for immune conjugated substance |
-
1982
- 1982-08-30 JP JP57149258A patent/JPS5940862A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5777624A (en) * | 1980-10-31 | 1982-05-15 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Adsorbent for rheumatoid factor and apparatus for removing rheumatoid factor |
JPS5777625A (en) * | 1980-10-31 | 1982-05-15 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Adsorbent for rheumatoid factor and apparatus for removing rheumatoid factor |
JPS57156035A (en) * | 1981-03-24 | 1982-09-27 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Adsorbent and adsorbing device for immune conjugated substance |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60246765A (ja) * | 1984-05-22 | 1985-12-06 | 旭化成工業株式会社 | 体液浄化用吸着カラム |
JPH0585191B2 (ja) * | 1984-05-22 | 1993-12-06 | Asahi Chemical Ind |
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