JPS5940853B2 - 反応性キサンテン染料の製法 - Google Patents

反応性キサンテン染料の製法

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JPS5940853B2
JPS5940853B2 JP56114524A JP11452481A JPS5940853B2 JP S5940853 B2 JPS5940853 B2 JP S5940853B2 JP 56114524 A JP56114524 A JP 56114524A JP 11452481 A JP11452481 A JP 11452481A JP S5940853 B2 JPS5940853 B2 JP S5940853B2
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フオルケル・コ−ルハツス
フリツツ・マイニンゲル
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Hoechst AG
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
    • C09B62/44Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring
    • C09B62/443Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring the reactive group being alternatively specified

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Description

【発明の詳細な説明】 特許第687986号の対象は、下記一般式〔式中R及
びR′は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル一、低
級アルコキシ一、カルボキシル一又はスルホン酸基、R
1及びR2は水素原子又は場合によりヒドロキシル一、
カルボキシル一、スルホン酸一又はフエニル基又は−0
S03H基により置換されたアルキル基を示し、R1及
びR2は窒素原子と一緒になつて場合により異種原子を
含有するアルキレンイミン環の構成員であることが出来
、R3は水素原子又はアルキル基、Aは単核状又は2核
状の芳香族残基、例えばフエニレン一又はナフチレン基
又はジフエニル一、ジフエニルアミン一、ジフエニルス
ルフイド一、ジフエニルスルホン一又はアゾベンゾール
残基を表わし、これらは芳香族核においてハロゲン原子
、低級アルキル基、低級アルコキシ基、カルボキシル一
又はニトロ基によつて置換されていることが出来、Wは
2価の架橋因子、例えば−CH2−,なる基を表わし、
ここでZは無機又は有機のアルカリ性で脱離しうる残基
を表わし、R4は水素原子又はアルキル基、M,n及び
qはO又は1を、pは1又は2を意味する〕なる反応性
キサンチン染料の製法であり、この方法は下記一般式(
式中置換基Bはクロルー又はブロム原子を表わし、R及
びR’は前記の意味を有する。
)なるジハロゲンキサンチリウム化合物1モルを下記一
般式(式中R3,W,A,R4,m,n,P及びqは前
記の意味を有する。
)なるアミノ化合物又は次式 (式中R1及びR2は前記の意味を有する。
)なるアミン少なくとも1モルと、純水性、水性一有機
性又は有機性媒質中約0゜〜約150℃、好ましくは約
20℃〜約80℃にて、場合により酸結合剤の存在下に
反応せしめ、得られたモノ縮合生成物を次いで前記式H
NR,R2のアミン若しは前記のβ−ヒドロキシエチル
スルホニル基含有アミノ化合物少くとも1モルと純水性
、水性−有機性又は有機性媒質中約700C〜約200
℃好ましくは約90℃〜約160℃にて酸結合剤の存在
下に反応せしめ、得られた下記一般式(式中Rl,R2
,R,R’,R3,R4,W,A,m,n,q及びpは
前記の意味を有する。
)なるキサンチリウム化合物を硫酸化剤、リン酸化剤、
ハロゲン化剤、アルキルー又はアリールスルホン酸ハロ
ゲニド又は一カルボン酸ハロゲニド又は一カルボン酸無
水物で処理することによつて、前記式においてZが基−
0−SO3H,−一O−PO3H2,−ハロゲン又は−
O−アシルを意味するキサンチリウム染料に導き、この
ようにして得られた染料を、楊合によりアルカリ性作用
剤、例えば水酸化アルカリ又は炭酸アルカリ、例えば水
酸化ナトリウム又は炭酸ナトリウムで処理することによ
つて、Yが基を意味する対応する染料に導き、このよう
にして得られた染料を場合によりチオ硫酸塩、ジアルキ
ルアミン又はフエノールと反応(付加)させることによ
つて、Zが残基−S−SO3H,−N(アルヰル)。
又は−o{》を意味する対応染料に導くことによつて実
施される。しかしこの公知の方法では中間段階における
縮合の際に得られた反応生成物を後続処理の前に中間単
離することが必要である。
本発明者は特定の溶剤を使用して純有機性媒質中で操作
すると、この公知方法の操作法において上記の欠点、即
ち反応生成物の中間単離という付加的操作段階を除去す
ることが出来、本方法自体を一般的操作技術的に、また
経済的に改善出来る:ことを見出した。
すなわち本発明は下記一般式(1) (式中R及びR’は水素原子、ハロゲン原子、例えばフ
ルオル一、クロルー又はブロム原子、又はヒドロキシ一
、アルキル一、アルコキシ一、カルボキシー又はスルホ
ン酸基を表わし、R1及びR2は水素原子又は場合によ
りハロゲン原子又はヒドロキシ一、カルボキシ一、スル
ホン酸−又はフエニル基又は−0S03H−又は−HN
−アシルー基によつて置換されたアルキル基、又は窒素
原子と一緒になつて場合により異種原子を含有するアル
キレンイミン環、例えばピペリジンー又はモルホリン環
の構成員であることが出来、R3は水素原子又はアルキ
ル基、Aは単核状又は2核状の芳香族残基、例えばフエ
ニレン一又はナフチレン残基又はジフエニル一、ジフエ
ニルエーテル一、ジフエニルアミン一、ジフエニルスル
フイド一、ジフエニルスルホンー又はアゾベンゾール残
基を意味し、これらは芳香族核においてハロゲン原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、ヒドロキシ一、カ
ルボキシ一、スルホー又はニトロ基によつて置換されて
いることが出来、Yは次式なる基を表わし、ここでZは
ヒドロキシ基、スルフアト基、ホスフアト基、ハロゲン
原子又は−O−アシル基を表わし、R4は水素原子又は
アルキル基、m及びnは0) 1又は2、pは1又は2
、qはo又は1を意味する。
)なる反応性キサンチン染料を製造するための新規な方
法に関し、この方法は下記一般式(3)(式中置換基B
はクロルー又はブロム原子を表わし、R及びwは前記の
意味を有する。
)なるジハロゲンキサンチリウム化合物1モルを、下記
一般式(4)(式中R3,A,R4,m,n,P及びq
は前記の意味を有する。
)なるアミノ化合物又は次式(5) (式中R1及びR2は前記の意味を有する。
)なるアミン少くとも1モルと、純有機媒質中約0゜〜
約140℃、好ましくは約200C〜約110℃にて、
場合により酸結合剤の存在下に反応せしめ、得られたモ
ノ縮合生成物を、生成した酸の中和後、引き続き上記式
(5)のアミンを使用した場合は上記式(4)のアミン
化合物少くとも1モルと、上記式4のアミノ化合物を使
用した場合は上記式5のアミン少なくともlモルと約7
『C〜約200℃、好ましくは約9『C〜約160℃に
て、酸結合剤の存在下に反応せしめ、場合により得られ
た下記一般式(6)(式中RhR2}R)R′9R3ラ
R4ラA』Ln,q及びpは前記の意味を有する。
)なるキサンチリウム化合物を硫酸化剤、リン酸化剤、
ハロゲン化剤、アルキル一又はアリール−カルボン酸ハ
ロゲニド又は一カルボン酸無水物で処理することによつ
てエステル化して、前記式(1)においてZが基−0S
03H,−0P03H2,−ハロゲン又は−0−アシル
を意味するキサンチン染料に導くにあたり、上記反応を
、中間体を単離することなく、カルボンアミド基含有の
溶剤、特に開鎖状又は環状脂肪族カルボン酸の酸アミド
又はNアルキル化酸アミド中又は場合により有機残基含
有の無機酸の酸アミド又はそれらのN−アルキル誘導体
中又はヘキサメチルリン酸トリアミド中で実施すること
を特徴とするものである。
残基R,R′,Rl,R2,R3及びR4のためのアル
キル−及びアルコキシ基としては特にアルキル残基中に
1〜5個のC原子を含むものが挙げられる。
残基R1及びR2に含まれるハロゲン原子及びアシルア
ミノ基は特にクロル一及びブロム原子若しくは低級アル
カン一又はアルケンカルボニルアミノ一又は芳香族の、
例えばフエニル一又はベンゾイル一又は核中でクロル一
、メチル一、エチル、ニトロ一、シアン一、スルホ一、
カルボキシ、メトキシ一、エトキシ一、カルボンアミド
一又はスルホンアミド基により置換されたフエニルスル
ホニルアミノ一又はベンゾイルアミノ基である。Zで表
わされる−0−アシル基としては特に低級アルキルカル
ボニルオキシ一、アルキルスルホニルオキシ一、芳香族
カルボニルオキシ一又はスルホニルオキシ一基、例えば
ベンゾイルオキシ、フエニルスルホニルオキシ一又はク
ロル、メチル一又はスルホン基によつて置換されたフエ
ニルスルホニル一又はベンゾイルオキシ基が挙げられる
。この新規方法によつて製造された化合物のうち、前記
一般式(1)において置換基及び残基が下記の如く定義
されているものが好ましいものとして挙げることが出来
る。
R及びR′は同一又は異なり、水素原子、フルオル、ク
ロル、ブロム、ヒドロキシ一、カルボキシ、スルホン酸
−、低級アルキル一又は低級アルコキシ基、特にメトキ
シ一又はエトキシ基を意味する。
R1及びR2は同一又は異なり、水素原子、1〜3個の
炭素原子を有するアルキル基で、これはフニニル基又は
ヒドロキシ一、カルボキシ一、スルホン酸一又はスルフ
アト基によつて置換されていることが出来、或いはシク
ロヘキシル残基を意味し、又はR1とR2はN原子と一
緒にピペリジン一又はモルホリン環を形成する。
R3は水素原子又は低級アルキル基、特にメチル一基又
はエチル基を表わす。
R4は水素原子又は1〜4個の炭素原子を有するアルキ
ル基を表わす。
Aはフエニレン一又はナフチレン残基又はジフエニル一
、ジフエニルエーテル一、ジフエニルアミン一、ジフエ
ニルスルフイド一、ジフエニルスルホン一、又はアゾベ
ンゾール残基を意味し、その際Aは芳香族核においてハ
ロゲン、ヒドロキシ、低級アルキル一、低級アルコキシ
一、カルボキシ一、スルホン酸一又はニトロ基によつて
置換されていることが出来る。
Zはヒドロキシ基、低級アルキル一又はアルキルフエニ
ル一又はフエニルスルホン酸又は一カルボン酸のアシル
オキシ残基、例えばp−トルイルスルホニルオキシ−又
はアセトキシ残基、低級ジアルキルアミノ残基、例えば
ジメチル−又はジエチルアミノ基、フエノキシ一、ホス
フアト一、スルフアト一又はチオスルフアト基又はハロ
ゲン原子、例えばクロル又はブロムを意味する。
「低級」なる記載は1〜4個の炭素原子を有するアルキ
ル残基に係るものである。
本発明により改良せられた方法において、式(3)のジ
ハロゲンキサンチリウム化合物と式(4)若しくは式(
5)のアミンとの縮合の際(第1段階)、得られたモノ
ハロゲンキサンチリウム化合物と式(5)若しくは(4
)のアミンとの後続縮合の際(第2段階の縮合)及び得
られた式(6)のキサンチリウム化合物を続いて式(1
)の染料に導く際の反応媒質として使用される有機溶媒
のうち、酸アミド、例えばホルムアミド、N−メチル−
及びN−エチルホルムアミド、N−メチル−及びN−エ
チルアセトアミド、N,N−ジメチル−及びN,N−ジ
エチルホルムアミド、N,N−ジメチル−及びN,N−
ジエチルアセトアミド、N−メチルピロリドン。
テトラメチル尿素、その上ヘキサメチルリン酸トリアミ
ドが特に有利であり、その際特にN−メチルピロリドン
を挙げることが出来る。本発明による方法に従つて実施
される反応のための出発化合物として特に次のものが挙
げられる:式(3)のジハロゲン化合物に対しては例え
ば、3,6−ジクロルキサンチリウム一9−フエニルー
グスルホナート、3,6−ジクロルーキサンチリウム一
9−フエニル一4′−スルホーグースルホナート、3,
6−ジクロルーキサンチリウム一9フエニル一4′−メ
トキシ−1−スルホナート、3,6−ジクロルーキサン
チリウム一9−フエニル一4′一エトキシーグースルホ
ナート、3,6−ジクロルーキサンチリウム一9−フエ
ニル一4′一カルボキシ一2′−スルホナート、3,6
−ジクロルキサンチリウム一9−フエニル一4′−ヒド
ロキシ−5′一カルボキシーグースルホナート、3,6
ジプロムーキサンチリウム一9−フエニル一4′クロル
ーグースルホナート及び3,6−ジクロルキサンチリウ
ム一9−フエニル一4′−クロル−2′−スルホナート
本方法に適している式(4)のアミンとしては例えば次
のものが考慮せられる:4−アミノフエニル一β−ヒド
ロキシ−エチルスルホン、4−アミノベンジル−β−ヒ
ドロキシ−エチルスルホン、4−アミノフエネチル一β
−ヒドロキシ−エチルスルホン、4−(ω−アミノメチ
ル)−フエニル一β−ヒドロキシ−エチルスルホン、4
−(ω−アミノエチル)−フエニルβ−ヒドロキシ−エ
チルスルホン、3−ヒドロキシ−4−アミノフエニル一
β−ヒドロキシ−エチルスルホン、3,6−ジメトキシ
−4−アミノフエニル一β−ヒドロキシ−エチルスルホ
ン、3メトキシ−4−アミノ−6−メチルーフエニル一
β−ヒドロキシ−エチルスルホン、3−アミノフエニル
一β−ヒドロキシ−エチルスルホン、3ーアミノベンジ
ル−β−ヒドロキシ−エチルスルホン、3−アミノ−6
−メトキシーフエニル一βヒドロキシ−エチルスルホン
、3−アミノ−4メトキシーフエニル一β−ヒドロキシ
−エチルスルホン、3−アミノ−4−ヒドロキシーフエ
ニル一β−ヒドロキシ−エチルスルホン、3−アミノ−
4−カルボキシーフエニル一β−ヒドロキシ−エチルス
ルホン、3−アミノ−4−メトキシ−ベンジル−β−ヒ
ドロキシ−エチル−スルホン、2−メチル−5−アミノ
−ベンジル−β−ヒドロキシ−エチルスルホン、5−ア
ミノ−2−メチルm−キシリリル一α1 α3−ビス−
スルホニルエタノール、4−アミノビフエニリル一4′
−(βヒドロキシ−エチルスルホン)、5−アミノ−ナ
フチル−1−メチレン−β−ヒドロキシ−エチルスルホ
ン、5−アミノ−ナフチル−1−β−ヒドロキシエチル
スルホン、6−アミノナフチル1−(β−ヒドロキシ−
エチル−スルホン)、4アミノ−21−ニトロージフエ
ニルアミノ一l−(β−ヒドロキシ−エチルスルホン)
−2−メチル−4−アミノーアゾベンゾール一4′−(
β−ヒドロキシエチルスルホン)、2,4−ジメチル−
3−アミノフエニル一β−ヒドロキシ−エチルスルホン
35−ジメチル−4−アミノフエニル) リ
一β−ヒドロキシエチルスルホン、2−メチル5−t−
ブチル−3−アミノフエニル一β−ヒドロキシエチルス
ルホン、3−クロル−及び3−ブロム−4−アミノフエ
ニル一β−ヒドロキシエチルスルホン、4−クロル−及
び4−ブロム−3−アミノフエニル一β−ヒドロキシエ
チルスルホン、3−スルホ−4−アミノフエニル一及び
4−スルホ−3−アミノフエニル一β−ヒドロキシエチ
ルスルホン。
本方法に適している式HNRlR2なるアミンは特にn
−ピロピルアミン、ジエチルアミン、シクロヘキシルア
ミン、ピペリジン、モルホリン、ベンジルアミン、フエ
ネチルアミン、β−アミノエタノール、アミノ酢酸、イ
ミノジ酢酸、タウリン又はN−メチルタウリンである。
縮合の際の酸結合剤としては好ましくは無機化合物、例
えば苛性ソーダ溶液、重炭酸ナトリウム又は炭酸ナトリ
ウム並びに対応するカリウム化合物、特に粉末化された
形のものが使用される。
適当な硫酸化剤は例えば濃硫酸、種々の濃度の発煙硫酸
、無水価酸、クロルスルホン酸、アミドスルホン酸又は
他の無水硫酸供与化合物である。適当なリン酸化剤は例
えば濃リン酸、ピロ一、メタ一又はポリリン酸、ポリリ
ン酸アルキルエステル又はリン酸と酸化リン(7)の混
合物である。ハロゲン化剤としては例えばチオニルクロ
リド又はチオニルプロミドを使用することが出来る。ア
シル化剤としては例えば無水酢酸又はアセチルクロリド
が使用される。上記方法に従つて得られた一般式(1)
のキサンチン染料の単離は、場合により反応混合物をア
ルカリ作用剤、例えば苛性ソーダ溶液、炭酸ナトリウム
、重炭酸ナトリウム、酢酸ナトリウム又は対応するカリ
ウム化合物により中和した後、他の溶剤を用いて析出さ
せることによつて行われる。
沈殿剤としては例えば四塩化炭素、クロロホルム、メチ
レンクロリド、アセトン、メタノール、エタノール、ブ
タノール及びベンゾールを使用することが出来る。特許
第687986号の方法に比してこの新規方法は下記の
利点を与える:本発明の新規方法においては縮合も並び
に後続のエステル化反応若しくは対応する式(1)の染
料へ導く残基Yにおける後続反応も中間単離を行うこと
なく実施されるので、この改良法により式(6)のキサ
ンチリウム化合物の分離及び乾燥が省略されることは特
別の利点である。
これは著しい時間の節約を意味する。更に純有機反応媒
質に有機溶剤を使用することにより、式(6)の染料を
式(1)の染料に導くために必要なエステル化剤、例え
ば硫酸化、リン酸化−、ハロゲン化一及びアシル化剤の
量が著しく減少される。従つて後処理の際に多量の硫酸
塩、リン酸塩、塩化物、臭化物及び酢酸塩はもはや生成
しない。更にもう一つの利点は新規方法においては著し
く小さい反応容積で操作することが出来、従つて空時収
率をかなり高めることが出来ることである。更に本発明
の方法においては反応媒質又は沈澱剤として使用された
溶剤一淵液は主として或いはほとんど例外なくこれより
成つている一を蒸留によつて好収率で回収することが出
来、上記の目的に再使用することが出来る。
式(6)の化合物を塩析によつて単離するために、塩含
量の高い廃水が生ずる特許第687986号に記載の方
法に比し、この新規方法においてはこのような廃水も、
上記の如き無機塩も生じないので、通常必要とされる環
境保護のための対策が不要となる。更にこの新規方法は
公知の方法に比して収率の改善をもたらす。
例1 3−アミノフエニル一β−ヒドロキシ−エチルスルホン
20.1重量部をN−メチルピロリドン又はジメチルホ
ルムアミド150重量部中で3,6ジクロルキサンチリ
ウム一9−フエニル一i−スルホナートと90℃にて反
応せしめる。
縮合終了後生成した塩化水素をソーダで中和し、N−メ
チルタウリン−ナトリウム16.1重量部及びソーダ5
.3重量部と110℃で3時間反応せしめる。その後ク
ロルスルホン酸20〜33重量部を40〜50℃の温度
で2時間内に加え、形成された染料をメタノールで稀釈
し、メタノール性苛性ソーダ又は苛性カリ液で中和する
ことによつて単離する。ナトリウム一又はカリウム塩と
して析出した染料を淵取し、メタノールで洗浄し、乾燥
する。これは遊離酸の形が次式に相当する。
この染料は赤褐色粉末として析出し、これは水に帯青赤
色に溶解し、木綿上に重炭酸ナトリウムの存在下に良好
な洗濯堅牢性を有する輝かしい帯青赤色の染色及び捺染
を与える。エステル化の際クロルスルホン酸の代りに当
量の無水硫酸又は65%発煙硫酸を使用すると同じ染料
が得られる。
例2 例1に記載の如く操作し、但しクロルスルホン酸の代り
にアミドスルホン酸35重量部を使用する。
105℃でエステル化した後冷却し、アンモニウム塩と
して生成する染料をメチレンクロリドで析出させる。
これをメチレンクロリドで洗浄し、乾燥すると暗赤色粉
末が得られ、これは水に帯青赤色に溶解し、羊毛上に洗
濯堅牢な帯青赤色の染色を与える。例 3 4−アミノフエニル一β−ヒドロキシ−エチルスルホン
20.1重量部をN,N−ジメチルアセトアミド200
重量部中で3,6−ジクロルキサンチリウム一9−フエ
ニルーグースルホナートと100℃で反応せしめる。
縮合終了後生成した塩化水素をソーダで中和し、N−メ
チルタウリン−ナトリウム16.1重量部及びソーダ5
.3重量部を用いて115℃で3時間更に縮合を行う。
続いてクロルスルホン酸30重量部を用いて約50℃に
て2時間でエステル化し、続いて冷却下にソーダで中和
する。中和点に達したら、ソーダ6重量部を更に加え、
55℃に30分加熱する。次にまだ存在するソーダを氷
酢酸で中和し、生成物をアセトンで析出させ、淵過し、
アセトンで洗蒸し、乾燥する。遊離酸の形が次式に相当
する染料は赤紫色粉末として析出し、水に帯青赤色に溶
解し、木綿織物上に良好な洗濯堅牢性を有する非常に輝
かしい捺染模様を与える。
例43,6−ジク哩レキサンチリウム一9−フエニル一
Z−スルホナート40.5重量部をN−メチルアセトア
ミド200重量部中に80〜85℃で溶解する。
この温度でN−メチルタウリン−ナトリウム16.1重
量部を徐々に加える。しばらく攪拌した後、反応混合物
が常に弱酸性に保持されるようにソーダ5.3重量部で
中和し、続いて3−アミノフエニル一β−ヒドロキシ−
エチルスルホン20.1重量部を加え、付加的にソーダ
5.5重量部を加える。しばらく140℃で攪拌した後
縮合は終了し、50℃にて無水硫酸24重量部でエステ
ル化する。次に冷却下にエタノールで稀釈する。その後
冷却下に酢酸カリウム105重量部で中和し、遊離酸の
形が例1に挙げた式に相当する析出した染料のカリウム
塩を淵取し、エタノールで洗浄する。乾燥後赤紫色粉末
が得られ、これは水に帯青赤色に溶解する。例5 塩酸塩の形の4−(ω−アミノエチル)−フエニル一β
−ヒドロキシ−エチルスルホン26.5重量部にヘキサ
メチルリン酸トリアミド185重量部中で3,6−ジク
ロルキサンチリウム一9−フニニル一i−スルホナート
40.5重量部を加える。
ここでソーダ5.5重量部を添加する。85℃で約24
時間内に、反応混合物が常に弱酸性に保たれるようにソ
ーダを更は合計5.5重量部添加する。次にN−メチル
タウリン−ナトリウム16.1重量部を加え、ソーダ5
.4重量部を添加する。
反応終了まで110℃で攪拌する。その後クロルスルホ
ン酸29重量部を用いて40〜50℃で2時間エステル
化し、例1に記載の如く後処理する。遊離酸の形が次式
に相当する染料が赤色粉末として得られ、これは水に黄
色螢光を発しながら帯青赤色に溶解し、木綿上にアルカ
リ作用剤の存在下に高い光輝を有する染色及び捺染を与
える。例6 例1又は例4に記載の如く縮合を行い、次にクロルスル
ホン酸又は無水硫酸の代りに酢酸無水物45重量部を添
加し、反応が終了するまで105℃で攪拌する。
形成された染料は遊離酸の形が次式に相当する。これを
アセトンで析出させ、済取し、アセトンで洗浄する。赤
紫色粉末が得られ、これは水に帯青赤色に溶解し、アル
カリで処理する際木綿上に非常に輝かしい帯青赤色の染
色及び捺染を与える。例 7 例6に記載の如く行うが、但し酢酸無水物の代リにチオ
ニルクロリド36重量部と45℃で反応させると、遊離
酸の形が次式に相当する染料が赤紫色粉末として得られ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(1)〔式中R及び
    R′は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ−、アルキ
    ル−、アルコキシ−、カルボキシ−又はスルホン酸基、
    R_1及びR_2は水素原子、シクロヘキシル基、又は
    場合によりハロゲン原子又はヒドロキシ−、カルボキシ
    −、スルホン酸−又はフェニル基又は−OSO_3H−
    又は−HN−アシル−基によつて置換されているアルキ
    ル基、又は窒素原子と一緒になつて場合により異種原子
    を含有するアルキレンイミン環の構成員であり、R_3
    は水素原子又はアルキル基、Aは単核状又は2核状の芳
    香族残基であり、これは芳香族核においてハロゲン原子
    、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ヒドロキシ−、
    カルボキシ−、スルホ−又はニトロ基で置換されている
    ことが出来、Yは次式▲数式、化学式、表等があります
    ▼(2)なる基を表わし、ここでZはヒドロキシ基、ス
    ルフアト基、ホスフアト基、ハロゲン原子又は−O−ア
    シル基であり、R_4は水素原子又はアルキル基であり
    、m及びnは0、1又は2、pは1又は2、qは0又は
    1を意味する。 〕なる反応性キサンテン染料を製造するために、下記一
    般式(3)▲数式、化学式、表等があります▼(3)(
    式中置換基Bはクロル−又はブロム原子を表わし、R及
    びR′は前記の意味を有する。 )なるジハロゲンキサンチリウム化合物1モルを、下記
    一般式(4)▲数式、化学式、表等があります▼(4)
    (式中R_3、A、R_4、m、n、P及びqは前記の
    意味を有する。 )なるアミノ化合物又は次式(5) ▲数式、化学式、表等があります▼(5)(式中R_1
    及びR_2は前記の意味を有する。 )なるアミン少なくとも1モルと、純有機媒質中な0°
    〜約140℃にて、場合により酸結合剤の存在下に反応
    せしめ、得られたモノ縮合生成物を生成した酸の中和後
    、引き続き上記式(5)のアミンを使用した場合は上記
    式(4)のアミノ化合物少くとも1モルと、上記式(4
    )のアミノ化合物を使用した場合は上記式(5)のアミ
    ン少なくとも1モルと約70℃〜約200℃にて酸結合
    剤の存在下に反応せしめ、場合により得られた下記一般
    式(6)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1、R_2、R、R′、R_3、R_4、A
    、m、n、q及びpは前記の意味を有する。 )なるキサンチリウム化合物を、硫酸化剤、リン酸化剤
    、ハロゲン化剤、アルキル−又はアリール−カルボン酸
    ハロゲニド又は−カルボン酸無水物で処理することによ
    つてエステル化して、前記式(1)においてZが基−O
    SO_3H、−OPO_3H_2、−ハロゲン又は−O
    −アシルを意味するキサンテン染料に導くにあたり、上
    記反応を、中間体を単離することなく、カルボンアミド
    基含有の溶剤中で実施することを特徴とする方法。 2 下記一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R及びR′は水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキ
    シ−、アルキル−、アルコキシ−、カルボキシ−又はス
    ルホン酸基、R_1及びR_2は水素原子、シクロヘキ
    シル基、又は場合によりハロゲン原子又はヒドロキシ−
    、カルボキシ−、スルホン酸−又はフェニル基又は−O
    SO_3H−又は−HN−アシル−基によつて置換され
    ているアルキル基、又は窒素原子と一緒になつて場合に
    より異種原子を含有するアルキレンイミン環の構成員で
    あり、R_3は水素原子又はアルキル基、Aは単核状又
    は2核状の芳香族残基であり、これは芳香族核において
    ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ヒ
    ドロキシ−、カルボキシ−、スルホ−又はニトロ基で置
    換されていることが出来、Yは次式▲数式、化学式、表
    等があります▼(2)なる基を表わし、ここでZはヒド
    ロキシ基、スルフアト基、ホスフアト基、ハロゲン原子
    又は−O−アシル基であり、R_4は水素原子又はアル
    キル基であり、m及びnは0、1又は2、pは1又は2
    、qは0又は1を意味する。 〕なる反応性キサンテン染料を製造するために、下記一
    般式(3)▲数式、化学式、表等があります▼(3)(
    式中置換基Bはクロル−又はブロム原子を表わし、R及
    びR′は前記の意味を有する。 )なるジハロゲンキサンチリウム化合物1モルを、下記
    一般式(4)▲数式、化学式、表等があります▼(4)
    (式中R_3、A、R_4、m、n、p及びqは前記の
    の意味を有する。 )なるアミノ化合物又は次式(5) ▲数式、化学式、表等があります▼(5)(式中R_1
    及びR_2は前記の意味を有する。 )なるアミン少なくとも1モルと、純有機媒質中な0°
    〜約140℃にて、場合により酸結合剤の存在下に反応
    せしめ、得られたモノ縮合生成物を生成した酸の中和後
    、引き続き上記式(5)のアミンを使用した場合は上記
    式(4)のアミノ化合物少くとも1モルと、上記式(4
    )のアミノ化合物を使用した場合は上記式(5)のアミ
    ン少なくとも1モルと約70℃〜約200℃にて酸結合
    剤の存在下に反応せしめ、場合により得られた下記一般
    式(6)▲数式、化学式、表等があります▼(6)(式
    中R_1、R_2、R、R′、R_3、R_4、A、m
    、n、q及びpは前記の意味を有する。 )なるキサンチリウム化合物を、硫酸化剤、リン酸化剤
    、ハロゲン化剤、アルキル−又はアリール−カルボン酸
    ハロゲニド又は−カルボン酸無水物で処理することによ
    つてエステル化して、前記式(1)においてZが基−O
    SO_3H、−OPO_3H_2、−ハロゲン又は−O
    −アシルを意味するキサンテン染料に導くにあたり、上
    記反応を、中間体を単離することなく、ヘキサメチルリ
    ン酸トリアミド中で実施することを特徴とする方法。
JP56114524A 1973-07-24 1981-07-23 反応性キサンテン染料の製法 Expired JPS5940853B2 (ja)

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