JPS594068Y2 - 硝子綿製造設備のキユアリングオ−ブン熱風供給装置 - Google Patents

硝子綿製造設備のキユアリングオ−ブン熱風供給装置

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JPS594068Y2
JPS594068Y2 JP1979118402U JP11840279U JPS594068Y2 JP S594068 Y2 JPS594068 Y2 JP S594068Y2 JP 1979118402 U JP1979118402 U JP 1979118402U JP 11840279 U JP11840279 U JP 11840279U JP S594068 Y2 JPS594068 Y2 JP S594068Y2
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JP
Japan
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hot air
box
air supply
glass cotton
glass
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JP1979118402U
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JPS5634895U (ja
Inventor
宏和 田中
Original Assignee
日立造船株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は硝子線製造設備のキユアリングオーブン熱風供
給装置に関するものである。
断熱材等として有用な硝子綿の繊維相互間を結合させる
ための乾燥熱処理は、硝子線内部に樹脂バインダーを混
入させたものを乾燥成形装置(たとえばキユアリングオ
ーブン)で熱風と接触させて行なう。
まず第1図−第4図に基づき、従来装置を説明する。
1は本体、2Aは無端状の上部パンプレート、2Bは同
下部パンプレートであり、これらは輪体3A、3 A、
3 B 、3 Bに巻掛けられて同方向に同調走行し、
かつ、上部パンプレー)2Aと下部パンプレー)2Bと
の間に硝子綿4を挾持した状態で、これを矢印X方向に
通過させる。
本体1内部は仕切壁5,6により、前室7、中間室8、
後室9に三区画され、前室7及び後室9に前記輪体3A
、3A、3B、3Bが収納される。
硝子綿4の熱処理は中間室8を通過中に行なわれる。
したがって中間室8内には、硝子線通過経路を挾んで対
向する上部プレキュアボックスIOA並びに下部プレキ
ュアボックス10Bと、硝子線通過経路の下面に対向す
る熱風箱(プレッシャーボックス)11とがその通過方
向でこの順に配置される。
そして熱風箱11は前段のもの11Aと後段のもの11
Bとに分割される。
12は熱風発生装置であり、熱風はここから送気ファン
13によって送られ、下部プレキュアボックスIOB側
と熱風箱11側とに分岐される。
すなわち、下部プレキュアボックスIOBへは循環ファ
ン10bによりその側部から送風される。
この熱風は、一部が硝子線4を通過して上部プレキュア
ボックスIOAに至り、また一部は反対側部から取出さ
れた後、循環ファン10 aにより上部プレキュアボッ
クス10Aへ送り込まれる。
ボックスIOA、IOBは、名目上は硝子綿4の予備乾
燥を行なうために設けられるが、実質的にはパンプレー
ト2A、2Bを予熱する作用を有する。
また前段熱風箱11A並びに後段熱風箱11Bへもそれ
ぞれ循環ファン11 a、11 bによりそれらの側部
から送風される。
この熱風は硝子綿4を通過してその通過経路上部に至り
、上部室側部から排風として取り出され、前記上部プレ
キュアボックスIOAからの排風と共に前記熱風発生装
置12へ送られ、再循環使用される。
このような従来装置において、熱風箱11を前段熱風箱
11Aと後段熱風箱11 Bとに工区画しであるのは、
熱風箱11からの熱風洩れを少なくすることと、硝子綿
4中の樹脂硬化状態(キュア状態)を各段で調整し得る
ようにするためであるとされていた。
しかしながら、キュア状態の調整のうちで主要なものは
、硝子綿4における幅方向の焼きむら(樹脂硬化むら)
の修正であって、この焼きむらは、硝子綿4の熱風通過
状態がその幅方向において均一でないために生じたもの
である。
そのため、熱風箱11への熱風供給をその側部から行な
うようになっている従来装置においては、焼きむら修正
は困難であって、その点が欠点となっていた。
この欠点を解消するために、熱風箱11の内部に邪魔板
14(第4図参照)を設けて熱風流れを調整したり、熱
風箱11をさらに複数に分割したりする方策が考慮され
たが、装置が複雑になったり、熱損失が大きくなるわり
には、満足できる効果を得ることができなかった。
本考案は以上に鑑みてなされたものであり、本考案によ
れば、制御が容易でかつ省エネルギーの観点からも好ま
しく、また焼むらのない硝子綿製品を得ることのできる
ものを提供することができる。
以下本考案の実施例を第5図〜第8図に基づき説明する
20は本体、21 A、21 Bはそれぞれ無端状の上
部パンプレート、下部パンプレート、22A、22A、
22B、22Bは輪体、23.24は仕切壁であり、こ
れらは斜上の従来装置において相応するものと同様の構
成、機能を有する。
25は硝子綿であり、これは上部パンプレート21 A
と下部パンプレート21 Bとの間に挾持された状態で
、前記仕切壁23.24で挾まれる本体内部を通過せし
められる。
26Aは上部予備箱であり、これは硝子線通過経路の始
端部上面に対向せしめられる。
27は熱風箱である。熱風箱27は、硝子線通過経路下
部において、該経路の下面全域に対向するように設置さ
れる。
この熱風箱27の内部において、前記上部予熱箱26A
と対向部に水平に仕切壁28が配設され、この部分が上
下に区画される。
そしてその上室に、前記上部予熱箱26Aと対をなす下
部予熱箱26Bが形成され、また下室は整流室29とさ
れる。
整流室29はその下手側に開放部29Aを有し、この開
放部29Aを通して熱風箱27の開口室27Aに連通ず
る。
また整流室29は、その側壁30に熱風供給口31を有
すると共に、こρ熱風供給口31からの熱風をその開放
部29A側へ転向させるための案内羽根(ガイドベーン
)32を複数布する。
第8図のように案内羽根32は整流室29の仮想対角線
に沿って等ピッチおきに設けられる。
さらに開放部29Aの手前の整流室29内には、整流格
子33が設けられる。
34は排風取出口である。
排風取出口34は、第5図、第6図から明らかなように
、前記整流室開放部29A近傍の本体上壁30Aに形成
される。
そしてこの排風取出口34と前記整流室29の熱風供給
口31とが循環ダクト35を介して連通せしめられる。
循環ダクト35の途中にはその上手側から順に、熱風発
生装置36並びに送風装置37とが介在される。
循環ダクト35の出口部には分岐ダクト38が連設され
、この分岐ダクト38が前記上部予熱箱26A並びに下
部予熱箱26Bの各側壁に形成された熱風供給口に接続
される。
39は分岐ダクト38に介在されたファンである。
以上において、硝子綿25を本体1内部に通過させつつ
熱風発生装置36並びに送風装置37を作動させると、
硝子綿25の熱処理が本体1の内部を通過中に進行し、
その出口部において製品となる。
その際上部パンプレーh 21 A並びに下部パンプレ
ー)21Bは、上部予熱箱26Aと下部予熱箱26Bと
の対向部分を通過中に予熱される。
また整流室29に供給された熱風は、案内羽根32によ
り転向され、整流格子33を通過することによって熱風
箱27の幅方向に均一に拡げられ、(偏流率5%以内に
抑えることが可能)この状態で熱風箱27の開口室27
Aから硝子綿25を通過し、排風としてその取出口34
から循環ダクト35内へ入る。
そのため、硝子線25幅方向の焼きむらはほとんど生じ
なくなる!また、硝子綿25はその通過経路下手側のも
の程、キュアが進行した状態にあり、その反面、排風取
出口34が整流室開放部29A近傍の本体上壁20Aに
形成されているので、硝子面25の上下における差圧は
その通過経路の下手側へいく程順次大きくなる。
したがって硝子綿25のキュア進行の度合が大きい個所
程、通過熱風が増加する。
そのため、風圧の影響で硝子綿25に厚み方向の密度む
らが生じるのを避けることができる。
本考案は以上のように実施し得るものである。
かかる本考案によれば、硝子綿に、その幅方向の偏流の
ない熱風を通過させることができるばかりか、キュアの
度合の進行に応じて適量の熱風を通過させることができ
るので、製品として厚み方向の密度むらのないものを得
ることができる。
また整流室を熱風箱内の上手側端部下層に形成したので
、本体の全長に対し硝子綿の熱処理ゾーンを可及的長く
構成することができる。
しかも実施例のように構成することにより上下部の予熱
箱が帯状走行体(たとえばパンプレート)の予熱に専用
のものとなり、その予熱が効率よく行なわれる。
さらに排風は本体上壁の一個所から取り出し、かつ単一
の排風箱へ熱風を供給するだけでよいので、送風装置は
一基を設けるだけでよく、配管系も極端に簡略化された
ものとなる。
したがって従来のものに比べてその制御は容易となりか
つ熱損失も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は従来装置を示しており、第1図は一部
を切欠いた概略平面図、第2図は縦断側面図、第3図は
第1図のI−I断面矢視図、第4図は第1図のII −
II断面矢視図並びにIII−III断面矢視図、第5
図〜第8図は本考案実施例を示しており、第5図は一部
を切欠いた概略平面図、第6図は縦断側面図、第7図は
第5図のIV−IV断面矢視図、第8図は第6図のV−
■断面矢視図である。 20・・・・・・本体、2OA・・・・・・本体上壁、
21 A・・・・・・上部パンプレート、21B・・・
・・・下部パンプレート、22A。 22 B・・・・・・輪体、23.24・・・・・・仕
切壁、25・・・・・・硝子綿、27・・・・・・熱風
箱、27A・・・・・・熱風箱開口室、28・・・・・
・仕切壁、29・・・・・・整流室、29A・・・・・
・整流室開放部、30・・・・・・整流室側壁、31・
・・・・・熱風供給口、32・・・・・・案内羽根、3
3・・・・・・整流格子、34・・・・・・排風取出口
、35・・・・・・循環ダクト、36・・・・・・熱風
発生装置、37・・・・・・送風装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下の帯状走行体間に硝子綿を挟持させた状態で本体内
    部を通過させるものにおいて硝子線通過経路下部に、該
    経路下面略全域に対向する単一の熱風箱を設け、この熱
    風箱内における上手側端部下層を上部が遮蔽されかつそ
    の下手側が開放された整流室となし、この整流室開放部
    近傍の本体上壁に排風取出口を形成すると共に、前記整
    流室の側壁に熱風供給口を形成し、この熱風供給口と前
    記排風取出口とを熱風発生装置並びに送風装置を有する
    循環ダクトで連通させ、前記整流室に、その熱風供給口
    からの熱風を該整流室の開放部側へ転向させる案内羽根
    を設けたことを特徴とする硝子線製造設備のキユアリン
    グオーブン熱風供給装置。
JP1979118402U 1979-08-27 1979-08-27 硝子綿製造設備のキユアリングオ−ブン熱風供給装置 Expired JPS594068Y2 (ja)

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JPS5634895U JPS5634895U (ja) 1981-04-04
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JP6503920B2 (ja) * 2015-06-23 2019-04-24 三菱ケミカル株式会社 通気乾燥装置、およびそれを用いたバインダー含有無機繊維成形体の製造方法

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