JPS5940593B2 - 積層回転砥石 - Google Patents
積層回転砥石Info
- Publication number
- JPS5940593B2 JPS5940593B2 JP7236377A JP7236377A JPS5940593B2 JP S5940593 B2 JPS5940593 B2 JP S5940593B2 JP 7236377 A JP7236377 A JP 7236377A JP 7236377 A JP7236377 A JP 7236377A JP S5940593 B2 JPS5940593 B2 JP S5940593B2
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- JP
- Japan
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- laminated
- grindstone
- grinding
- inorganic particles
- gap
- Prior art date
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- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は金属、耐火れんが、石材等の研削用積層回転砥
石の改良に関するもので、研削焼けの少い研削能率の大
な砥石の提供を目的とする。
石の改良に関するもので、研削焼けの少い研削能率の大
な砥石の提供を目的とする。
肉薄の円板砥石を積層して適当な間隔を保持しながら一
体化した肉厚積層回転砥石が、間隙なしの肉厚砥石より
も研削能率が優れていることは、既に提案済である。
体化した肉厚積層回転砥石が、間隙なしの肉厚砥石より
も研削能率が優れていることは、既に提案済である。
また、砥石の間隙を保持する方法として、円板砥石の未
焼成体の表面・\所定の間隙と同一の粒子径を有する砥
粒又は砂等を混合した接着剤を塗布し軸方向へ積層圧着
したまま焼成一体化することについても、本発明者が既
に特公昭52−4798号で提案した。
焼成体の表面・\所定の間隙と同一の粒子径を有する砥
粒又は砂等を混合した接着剤を塗布し軸方向へ積層圧着
したまま焼成一体化することについても、本発明者が既
に特公昭52−4798号で提案した。
その場合は、主として円板砥石のボス部形成に使用し、
砥石外周部は完全な空隙として残すことを目的にしたも
のであるが、その後の検討により、砥粒等の粒子、含有
接着剤で砥石面全体を接着したとしても、焼成後には接
着面に多数の空隙が形成し、機械的な衝撃には十分耐え
る強度であるが、研削時にはこの接着面内の砥粒が選択
的に脱落して積層砥石の研削能率を高めることが判明し
、ここに本発明の完成に至ったのである。
砥石外周部は完全な空隙として残すことを目的にしたも
のであるが、その後の検討により、砥粒等の粒子、含有
接着剤で砥石面全体を接着したとしても、焼成後には接
着面に多数の空隙が形成し、機械的な衝撃には十分耐え
る強度であるが、研削時にはこの接着面内の砥粒が選択
的に脱落して積層砥石の研削能率を高めることが判明し
、ここに本発明の完成に至ったのである。
本発明に係る積層回転砥石は、その積層間隙の全面又は
内周から外周に至る全域の一部に、所定の積層間隙を保
持するための最大粒子径に揃えられた無機粒子を混入し
たフェノール樹脂等の接着剤層を形成してなるものであ
る。
内周から外周に至る全域の一部に、所定の積層間隙を保
持するための最大粒子径に揃えられた無機粒子を混入し
たフェノール樹脂等の接着剤層を形成してなるものであ
る。
積層すべき肉薄回転砥石は、その厚みTが1〜10量で
あり、直径りは50〜101000rIであり、積層枚
数は2〜10枚程度の通常の回転円板砥石を形成する範
囲内で、本発明の構造が利用できる。
あり、直径りは50〜101000rIであり、積層枚
数は2〜10枚程度の通常の回転円板砥石を形成する範
囲内で、本発明の構造が利用できる。
なかでも、D=150〜200叫の中型からD=500
〜700叫の大型に至る積層砥石に対して、最も好まし
い構造であり、特にアルミニウム、アルミニウム合金等
の研削に用いると、切削粉の砥石外周面への付着が少な
くて好ましい。
〜700叫の大型に至る積層砥石に対して、最も好まし
い構造であり、特にアルミニウム、アルミニウム合金等
の研削に用いると、切削粉の砥石外周面への付着が少な
くて好ましい。
積層する肉薄円板砥石の間隙Sは、通常0.05〜10
frarLであり、砥石の厚みTよりも狭い方が好まし
い。
frarLであり、砥石の厚みTよりも狭い方が好まし
い。
被研削体が金属である場合は狭く、耐火れんがや石材の
ように脆い場合は広くするのがよい。
ように脆い場合は広くするのがよい。
金属の場合はS=0.1〜1m程度が最適である。
このような間隙Sの調整は、その間隙S[対応する粒子
径を有する無機粒子を最大粒子径として揃えられたもの
によって規制し、その無機粒子をフェノール樹脂等の接
着剤中に混入し、積層すべき肉薄円板砥石間に塗布又は
散布して一層を形成し、砥石板相互を圧力下に摺動した
後に焼成一体化する。
径を有する無機粒子を最大粒子径として揃えられたもの
によって規制し、その無機粒子をフェノール樹脂等の接
着剤中に混入し、積層すべき肉薄円板砥石間に塗布又は
散布して一層を形成し、砥石板相互を圧力下に摺動した
後に焼成一体化する。
粒子としては、砥石を形成する砥粒を用いるのが便利で
あるが、その他石英、長石、雲母、磁鉄鉱、輝石、角セ
ン石等の通常の造出鉱物の砕せつ片である粗粒砂(2〜
0.5■)、中粒砂(0,5〜0.25mm)微粒砂(
0,25〜0.01m)等が使用でき、更には天然また
は人工軽石粒なども使用できる。
あるが、その他石英、長石、雲母、磁鉄鉱、輝石、角セ
ン石等の通常の造出鉱物の砕せつ片である粗粒砂(2〜
0.5■)、中粒砂(0,5〜0.25mm)微粒砂(
0,25〜0.01m)等が使用でき、更には天然また
は人工軽石粒なども使用できる。
軽石粒としては、シラスを焼成粒状化したシラスバルー
ンなどはパラフィンワックス、研削油等の研削剤の担持
性が良好であるから、好ましい材料である。
ンなどはパラフィンワックス、研削油等の研削剤の担持
性が良好であるから、好ましい材料である。
無機粒子とフェノール樹脂との混合接着剤は、砥粒等の
無機粒子と粉末フェノール樹脂とを混合し、次に液状フ
ェノール樹脂を加えて散布剤としたものである。
無機粒子と粉末フェノール樹脂とを混合し、次に液状フ
ェノール樹脂を加えて散布剤としたものである。
組成の例を第1表に示す。表中の数字は重量部である。
このような砥粒入り接着剤を肉薄円板砥石の表面へ塗布
又は散布するのであるが、例えは、第1図aに示すよう
に、肉薄円板砥石1の全面・\均等に無機粒子2を散布
するほか、第1図すのように砥石内周3から砥石外周4
・\向けて放射状に無機粒子2を散布してもよく、また
第1図Cのように輪状に散布しても、更に第1図dのよ
うに放射状と輪状とを併用してもよい。
又は散布するのであるが、例えは、第1図aに示すよう
に、肉薄円板砥石1の全面・\均等に無機粒子2を散布
するほか、第1図すのように砥石内周3から砥石外周4
・\向けて放射状に無機粒子2を散布してもよく、また
第1図Cのように輪状に散布しても、更に第1図dのよ
うに放射状と輪状とを併用してもよい。
更にまた、スポット的に全面・\散布する方法も有用で
ある。
ある。
無機粒子2は砥石表面積の30〜100%にばらまき、
2枚以上の砥石を互いに摺り合せて砥粒の高さの間隙を
あけ、砥石の成形圧よりも弱い圧力で圧着した状態で、
180〜200℃で2〜5時間焼成して仕上げる。
2枚以上の砥石を互いに摺り合せて砥粒の高さの間隙を
あけ、砥石の成形圧よりも弱い圧力で圧着した状態で、
180〜200℃で2〜5時間焼成して仕上げる。
積層砥石製品の一例は第2図であり、その断面拡大部分
図は第3図である。
図は第3図である。
第2図の肉薄円板砥石1相互の間隙Sは焼成後に接着剤
樹脂が収縮して多孔質かつ強度的に弱い部分として形成
し、第3図に示すように無機粒子2で一定の間隔を保つ
と同時に空洞5を多数形成している。
樹脂が収縮して多孔質かつ強度的に弱い部分として形成
し、第3図に示すように無機粒子2で一定の間隔を保つ
と同時に空洞5を多数形成している。
無機粒子2は最大粒子径のものが密度高く存在しておれ
は、それより小粒子径の小径無機粒子6が混在していて
も差支えない。
は、それより小粒子径の小径無機粒子6が混在していて
も差支えない。
第3図右方間隙はその状態をあられしている。
7はアルミニウム合金等の被研削材である。
以上のような形状の積層回転砥石にすると、D=500
wrL以上の大口径の砥石であっても、砥石間隙Sが均
等で片寄りがなく、厚さの揃った製品ができる。
wrL以上の大口径の砥石であっても、砥石間隙Sが均
等で片寄りがなく、厚さの揃った製品ができる。
しかも、間隙内の無機粒子は適当に間隙内空間をあける
効果と、適当な強度の接着効果とをもたらし、前述した
ように通常の機械的衝撃では層間剥離をすることなく、
しかも研削時には無機粒子が先に剥離してゆき、これが
研削能率の増大にあずかって力がある。
効果と、適当な強度の接着効果とをもたらし、前述した
ように通常の機械的衝撃では層間剥離をすることなく、
しかも研削時には無機粒子が先に剥離してゆき、これが
研削能率の増大にあずかって力がある。
また、空間にパラフィンワックス等を含浸させると、パ
ラフィンワックスを適当に担持して研削効率が上昇する
。
ラフィンワックスを適当に担持して研削効率が上昇する
。
第2表は直径])= 1501rtm1T= 4mm、
S= 0.1 vanの6枚合ぜのものについて、従
来の市販平形レジノイド砥石150mmX 25mmと
比較研削テストをアルミニウム合金及びステンレス銅を
被研削材として行った結果である。
S= 0.1 vanの6枚合ぜのものについて、従
来の市販平形レジノイド砥石150mmX 25mmと
比較研削テストをアルミニウム合金及びステンレス銅を
被研削材として行った結果である。
研削能率は、周速度1630 ??Z/ m in1押
付荷重10#での1分間研削量で比較した。
付荷重10#での1分間研削量で比較した。
なお、接着剤は0.1叫の砥粒を第1表の組成1で調整
したものであり、これをA−24−150−4の肉薄焼
成砥石表面の約70%・\第1図aのように全面均等と
なるよう散布したものである。
したものであり、これをA−24−150−4の肉薄焼
成砥石表面の約70%・\第1図aのように全面均等と
なるよう散布したものである。
第2表の結果から明らかなように、実施例1.2は比較
例に比べて研削能率が優れ、研削焼けも比較的小さく、
パラフィンワックス処理を施こせば、更に性能が向上す
ることが立証できた。
例に比べて研削能率が優れ、研削焼けも比較的小さく、
パラフィンワックス処理を施こせば、更に性能が向上す
ることが立証できた。
第1図a −dは積層前の肉薄円板砥石の表面に無機粒
子含有接着剤を塗布した状態を示す平面図、第2図は積
層回転砥石の側面図、第3図は積層回転砥石の拡大断面
部分図である。 1・・・・・・肉薄円板砥石、2・・・・・・無機粒子
、3・・・・・・砥石内周、4・・・・・・砥石外周、
5・・・・・・空洞、6・・・・・・小径無機粒子、7
・・・・・・被研削材、S・・・・・・砥石間隙、T・
・・・・・砥石の厚さ、D・・・・・・砥石直径。
子含有接着剤を塗布した状態を示す平面図、第2図は積
層回転砥石の側面図、第3図は積層回転砥石の拡大断面
部分図である。 1・・・・・・肉薄円板砥石、2・・・・・・無機粒子
、3・・・・・・砥石内周、4・・・・・・砥石外周、
5・・・・・・空洞、6・・・・・・小径無機粒子、7
・・・・・・被研削材、S・・・・・・砥石間隙、T・
・・・・・砥石の厚さ、D・・・・・・砥石直径。
Claims (1)
- 1 肉薄の円板砥石を積層した肉厚積層回転砥石におい
て、その積層間隙の全面又は内周から外周に至る全域の
一部に所定の積層間隙を保持する最大粒子径に揃えられ
た無機粒子を混入したフェノール樹脂等接着剤層を形成
してなる積層回転砥石。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7236377A JPS5940593B2 (ja) | 1977-06-18 | 1977-06-18 | 積層回転砥石 |
GB363/78A GB1591491A (en) | 1977-01-18 | 1978-01-05 | Laminated rotary grinder and method of fabrication |
US05/869,374 US4341532A (en) | 1977-01-18 | 1978-01-13 | Laminated rotary grinder and method of fabrication |
BR7800297A BR7800297A (pt) | 1977-01-18 | 1978-01-17 | Esmerilhadora giratoria laminada e metodo de fabricacao |
FR7801240A FR2377252A1 (fr) | 1977-01-18 | 1978-01-17 | Meule feuilletee et son procede de fabrication |
IT19333/78A IT1092283B (it) | 1977-01-18 | 1978-01-17 | Mola abrasica laminata e procedimento per la sua fabbricazione |
DE19782802081 DE2802081A1 (de) | 1977-01-18 | 1978-01-18 | Laminiertes, rotierendes schleifwerkzeug und verfahren zu seiner herstellung |
AU32528/78A AU501946B1 (en) | 1977-01-18 | 1978-01-18 | Grinding wheel |
CA305,657A CA1089234A (en) | 1977-06-18 | 1978-06-16 | Laminated rotary grinder |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7236377A JPS5940593B2 (ja) | 1977-06-18 | 1977-06-18 | 積層回転砥石 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS547694A JPS547694A (en) | 1979-01-20 |
JPS5940593B2 true JPS5940593B2 (ja) | 1984-10-01 |
Family
ID=13487146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7236377A Expired JPS5940593B2 (ja) | 1977-01-18 | 1977-06-18 | 積層回転砥石 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5940593B2 (ja) |
CA (1) | CA1089234A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01153278A (ja) * | 1987-12-09 | 1989-06-15 | F S K:Kk | 超仕上用砥石 |
JPH0376516A (ja) * | 1989-08-19 | 1991-04-02 | Mitsuhiro Hasegawa | 根巻ネット |
-
1977
- 1977-06-18 JP JP7236377A patent/JPS5940593B2/ja not_active Expired
-
1978
- 1978-06-16 CA CA305,657A patent/CA1089234A/en not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA1089234A (en) | 1980-11-11 |
JPS547694A (en) | 1979-01-20 |
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