JPS5940538B2 - 複数の細巾スリツトをもつ溶融金属用ノズル - Google Patents
複数の細巾スリツトをもつ溶融金属用ノズルInfo
- Publication number
- JPS5940538B2 JPS5940538B2 JP4562878A JP4562878A JPS5940538B2 JP S5940538 B2 JPS5940538 B2 JP S5940538B2 JP 4562878 A JP4562878 A JP 4562878A JP 4562878 A JP4562878 A JP 4562878A JP S5940538 B2 JPS5940538 B2 JP S5940538B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- molten metal
- narrow slits
- slit
- narrow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は複数の細巾スリットをもつ溶融金属用ノズルに
関し、これによって安定した細巾金属テープの直接圧延
を可能にすることを目的としている。
関し、これによって安定した細巾金属テープの直接圧延
を可能にすることを目的としている。
従来細巾のテープ状金属製品を直接圧延又は類似の方法
で得る際、丸孔ノズルから高速で噴出する丸断面溶湯流
ロール等で急冷圧延しているのが普通である。
で得る際、丸孔ノズルから高速で噴出する丸断面溶湯流
ロール等で急冷圧延しているのが普通である。
しかしこの方法では(1)少量のテープ状金属製品しか
できない。
できない。
(2)丸断面流をつぶすため巾方向に製品の不均一が生
じ易い。
じ易い。
(3)溶湯を微小穴から噴出させるので生産速度が遅い
。
。
等の欠点があった。一方広巾の溶湯流を直接に圧延する
方法があり、これには平面流ノズルを用いるが、この平
面流ノズルをそのま5細巾にするとノズル内の容量が小
さくなるため(1)ノズル内で溶湯が凝固し易い。
方法があり、これには平面流ノズルを用いるが、この平
面流ノズルをそのま5細巾にするとノズル内の容量が小
さくなるため(1)ノズル内で溶湯が凝固し易い。
(2)凝固を避けるためにはノズル予熱をかなり高温に
する必要があり、材質を適切に選定することが難しい。
する必要があり、材質を適切に選定することが難しい。
(3)生産速度が遅い。等の欠点がある。尚広巾のテー
プ状金属製品をスリッタを用いて細巾にすることも考え
られるが、元来加工性の悪い金属を直接圧延によってテ
ープ状とする状況からしてスリッタによってスリットす
ることは通常そのスリット加工が難しくかつ面内ひずみ
の解放によるねじれや曲りを生じ易いという欠がある。
プ状金属製品をスリッタを用いて細巾にすることも考え
られるが、元来加工性の悪い金属を直接圧延によってテ
ープ状とする状況からしてスリッタによってスリットす
ることは通常そのスリット加工が難しくかつ面内ひずみ
の解放によるねじれや曲りを生じ易いという欠がある。
本発明はこのような欠点を除くためになされたもので、
溶融金属用平面ノズルにおいてその出口スリットを複数
個の細巾スリットに分けることによりノズル温度が低く
ても詰らず、又低速でも滑らかな細巾溶湯流が得られる
ようにしたものである。
溶融金属用平面ノズルにおいてその出口スリットを複数
個の細巾スリットに分けることによりノズル温度が低く
ても詰らず、又低速でも滑らかな細巾溶湯流が得られる
ようにしたものである。
以下に本発明を図面に示す実施態様に基いて説明する。
第1図に示すように金属の溶湯は矢印への向きに入口2
よりノズル1内に入り、出口スリット3より噴出するよ
うになっているが、出口スリット3は数個の独立したス
リットに分けられ、各々のスリット巾は細巾になるよう
に設定されている。
よりノズル1内に入り、出口スリット3より噴出するよ
うになっているが、出口スリット3は数個の独立したス
リットに分けられ、各々のスリット巾は細巾になるよう
に設定されている。
又ノズル内容積は入口2より出口スリット3に向ってそ
の厚さを平面状に絞ると共にその平面の巾方向には逆に
入口2より出口スリット3に向つて広く設計されている
。
の厚さを平面状に絞ると共にその平面の巾方向には逆に
入口2より出口スリット3に向つて広く設計されている
。
上記のノズル内容積は各々の細巾スリット3゜3・・・
・・・に比して十分太きいためノズル内に滞溜する溶湯
の熱容積は十分大きくなりそのため溶湯の凝固によるノ
ズルの目詰りは避けられる。
・・・に比して十分太きいためノズル内に滞溜する溶湯
の熱容積は十分大きくなりそのため溶湯の凝固によるノ
ズルの目詰りは避けられる。
又スリット巾の合計は各細巾スリットの複数個となるの
でスリットからの流量も細巾単独ノズルよりは大きく生
産速度も大きくなり、又高温の溶湯が高速で流れ込むた
めノズル温度は高く維持でき従ってこの点からも凝固に
よる詰まりは生じにくい。
でスリットからの流量も細巾単独ノズルよりは大きく生
産速度も大きくなり、又高温の溶湯が高速で流れ込むた
めノズル温度は高く維持でき従ってこの点からも凝固に
よる詰まりは生じにくい。
更に又本発明ノズルにより得られる溶湯流を平ロールで
平板につぶす場合、平面流から平板に鋳造圧延するため
平板の面内ひずみは少なく耳のびや中のび等の不良が生
じにくい等の利点をもっている。
平板につぶす場合、平面流から平板に鋳造圧延するため
平板の面内ひずみは少なく耳のびや中のび等の不良が生
じにくい等の利点をもっている。
これに対し従来の丸孔ノズルからの丸断面流を鋳造圧延
する方法では巾方向に凝固速度の差が生じ面内ひずみの
生じ易い欠点をもっている。
する方法では巾方向に凝固速度の差が生じ面内ひずみの
生じ易い欠点をもっている。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例 1
84%Fe−10%Si −6%A1合金の直接圧延に
おいて第2図に示すように巾8mm、厚み0.5mar
の細巾スリット3の3個を両端部には3vtmの余裕4
′を置くと共に相互間には2mmの間隔4を隔てて設け
た第1図に示す如きノズルから、外径100mmφの双
ロール間に該合金の溶湯を流下し約200rpmの回転
数で直接圧延した。
おいて第2図に示すように巾8mm、厚み0.5mar
の細巾スリット3の3個を両端部には3vtmの余裕4
′を置くと共に相互間には2mmの間隔4を隔てて設け
た第1図に示す如きノズルから、外径100mmφの双
ロール間に該合金の溶湯を流下し約200rpmの回転
数で直接圧延した。
上記ノズルにはステンレス鋼に内面をアルミナ溶射した
ものを用い、予熱温度は650℃、鋳込み温度は145
0℃とした。
ものを用い、予熱温度は650℃、鋳込み温度は145
0℃とした。
上記合金の溶湯630gについて鋳込み速度70 m
/sec、ロールキャップ0.3關の条件で実施し巾約
8mm、長さ約11m1厚み0.3 mmのテープが約
10秒で得られ、又その製品品質は良好であった。
/sec、ロールキャップ0.3關の条件で実施し巾約
8mm、長さ約11m1厚み0.3 mmのテープが約
10秒で得られ、又その製品品質は良好であった。
実施例 2
上記のように本発明のノズルを使用することによってス
リッタを通すことなしに紙中金属テープの多本どりがで
き、又適当な流速で滑らかな細巾溶融金属流が得られる
のでひずみの少ない形状の良い製品に圧延することがで
きる。
リッタを通すことなしに紙中金属テープの多本どりがで
き、又適当な流速で滑らかな細巾溶融金属流が得られる
のでひずみの少ない形状の良い製品に圧延することがで
きる。
更にノズル温度を低くしても凝固による詰りか生じない
利点があり、従ってノズル材料にステンレス等の耐熱鋼
を用いることができ、そのためノズルの加工が容易にな
る等の実用面の特徴もあり、その効果大なるものがある
。
利点があり、従ってノズル材料にステンレス等の耐熱鋼
を用いることができ、そのためノズルの加工が容易にな
る等の実用面の特徴もあり、その効果大なるものがある
。
第1図イ2口、ハは本発明ノズルの縦断側面図、縦断正
面図の半部、ノズルの出口スリットの平面図である。 第2図は同上ノズルの出口スリットの配列を示した例示
図である。 1・・・・・・ノズル、2・・・・・・入口、3・・・
・・・出口スリット、4・・・・・・間隔。
面図の半部、ノズルの出口スリットの平面図である。 第2図は同上ノズルの出口スリットの配列を示した例示
図である。 1・・・・・・ノズル、2・・・・・・入口、3・・・
・・・出口スリット、4・・・・・・間隔。
Claims (1)
- 1 ノズル内部が出口スリットに向って平面状に絞られ
ている溶融金属用平面ノズルにおいて、この平面ノズル
の出口スリットを複数個の独立した細巾スリットに区分
し溶融金属の溶湯流を同時に直接圧延して紙中金属テー
プを多数本とりしうるように構成したことを特徴とする
複数の細巾スリットをもつ溶融金属用ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4562878A JPS5940538B2 (ja) | 1978-04-18 | 1978-04-18 | 複数の細巾スリツトをもつ溶融金属用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4562878A JPS5940538B2 (ja) | 1978-04-18 | 1978-04-18 | 複数の細巾スリツトをもつ溶融金属用ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54137436A JPS54137436A (en) | 1979-10-25 |
JPS5940538B2 true JPS5940538B2 (ja) | 1984-10-01 |
Family
ID=12724625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4562878A Expired JPS5940538B2 (ja) | 1978-04-18 | 1978-04-18 | 複数の細巾スリツトをもつ溶融金属用ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5940538B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4453654A (en) * | 1982-06-16 | 1984-06-12 | Electric Power Research Institute, Inc. | Continuous casting nozzle with transverse reinforcement structure |
-
1978
- 1978-04-18 JP JP4562878A patent/JPS5940538B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54137436A (en) | 1979-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4221257A (en) | Continuous casting method for metallic amorphous strips | |
US4142571A (en) | Continuous casting method for metallic strips | |
JP3229326B2 (ja) | オーステナイト系ステンレス鋼の連続鋳造方法 | |
US4331739A (en) | Amorphous metallic strips | |
US5293926A (en) | Method and apparatus for direct casting of continuous metal strip | |
JPS5940538B2 (ja) | 複数の細巾スリツトをもつ溶融金属用ノズル | |
DE2854680C2 (de) | Verfahren und Vorrichtung zum kontinuierlichen Abguß geschmolzener Oxide | |
CA1268315A (en) | Flow casting | |
EP0241540A1 (en) | Method of and apparatus for continuous casting of metal strip | |
WO1993022086A1 (en) | Method for preventing sticking on a twin roll caster | |
US4719964A (en) | Method for producing a metal wire | |
JPS61199554A (ja) | 連続鋳造方法及び装置 | |
JPS60108144A (ja) | 金属薄帯の製造方法 | |
JP3022277B2 (ja) | ベルトホイール式連続鋳造機用注湯ノズル | |
JPH0519167Y2 (ja) | ||
JPH08309493A (ja) | 薄帯製造装置 | |
JPH0712524B2 (ja) | 金属薄帯連続鋳造装置における注湯方法 | |
JPS61212449A (ja) | 板厚が大きく機械的性質のすぐれた非晶質合金薄帯の製造方法 | |
JPS597464A (ja) | 薄鋼板の連続鋳造法およびその装置 | |
JPS5933061B2 (ja) | 溶融金属用平面ノズル | |
JPS6272457A (ja) | 非晶質金属テ−プ製造用ノズル | |
JPS61229445A (ja) | 連続鋳造方法及び装置 | |
JPH06269912A (ja) | 金属薄帯製造装置の注湯ノズル | |
JPS61209754A (ja) | 金属薄帯製造用ノズル | |
JPH02290652A (ja) | アルミニウム合金の双ロール鋳造方法 |