JPS5940528Y2 - 開き戸の変形吸収構造 - Google Patents

開き戸の変形吸収構造

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Publication number
JPS5940528Y2
JPS5940528Y2 JP16868880U JP16868880U JPS5940528Y2 JP S5940528 Y2 JPS5940528 Y2 JP S5940528Y2 JP 16868880 U JP16868880 U JP 16868880U JP 16868880 U JP16868880 U JP 16868880U JP S5940528 Y2 JPS5940528 Y2 JP S5940528Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
door
hinged door
lock
hinged
door frame
Prior art date
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Expired
Application number
JP16868880U
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English (en)
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JPS5789756U (ja
Inventor
勇三 福士
博 小山
Original Assignee
角弘三協サツシ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 角弘三協サツシ株式会社 filed Critical 角弘三協サツシ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、たとえばスチールやアルミニウム等で形成
される金属製開き戸の変形吸収構造に関するもので、地
震等の災害を受けた際の戸枠や開き戸の変形がもたらす
事故を防止することを目的とするものである。
一般の金属製開き戸は、盗難防止、断熱及び遮音等の機
能を有するため、比較的堅牢に形成されており、特に高
層住宅等において広く使用されている。
昔た、団地等の住宅においては防犯上平常時においても
施錠することが一般に行なわれている。
しかし、これら開き戸は地震に対する配慮は全くなされ
ておらず、大きな地震を受けて戸枠あるいは開き戸が変
形したとき次のような不測の事態を引き起すと考えられ
ている。
(→ 開き戸と戸枠とが変形によって強く圧接されたり
係合挾持されたりして開放不能となり、室内等に居た人
が外部に脱出できないことになる。
(ロ)施錠の嵌装部分が変形により圧接・保合して錠が
開かなくなり、結果的に開き戸の開放が不能となる。
(ハ)施錠状態の開き戸が変形によって急激に開放状態
となってその時外を通りかかった人にけがをさせたり、
あるいは開きっばなしになって、盗難等不用心な状態に
なる。
これらの不測の事態は人命にも係わる問題であり、特に
多数の人間が集合する高層住宅においては避難通路さえ
も確保することができなくなり、大きな二次災害を起す
原因にもなりかねない。
このため開き戸に地震のときの変形吸収構造を具備させ
ることが急務とされている。
この考案は、上記事情に鑑みなされたもので、地震等の
災害によって戸枠あるいは開き戸が変形した際における
施錠部の施錠状態を確保することと、開き戸の非常開放
を容易に行なえるようにすることの背反する2つの要請
を同時に満足させるようにした開き戸の変形吸収構造を
提供しようとするものである。
以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案の変形吸収構造の一例を示す横断面図
で、図中、1は戸枠、2は丁番3をもつて戸枠1内に開
閉可能に格納される金属製の開き戸、4は開き戸2に装
着される取っ手である。
前記戸枠1は、上枠、下枠及び一対の縦枠とで構成され
、各粋には必要に応じて戸当り段部5を有している。
本考案はこのように形成されている戸枠の戸当り段部6
より開口寄りで開き戸2と組合せたときその開き戸2の
傾斜面Iと対峙する部分に、隅角部8を有する段部6を
形成する。
たとえば普通は上枠と開き戸2の自由端部側の縦枠1a
及び下枠に、開き戸2の開き方向側の端部に沿って隅角
部8を有する段部6を有するように構成される場合が多
い。
一方、前記開き戸2の上端及び自由端側の側端にトける
開き方向側には開き方向に沿って拡開状の傾斜面7が形
成されており、この傾斜面7は前記段部6の隅角部8と
線接触し得るようになっている。
なむ、開き戸2を開閉する丁番3を取り付ける縦枠1b
は、戸当り段部5のみを設け、開き戸格納側は平坦状に
形成されている。
上記のように構成されるこの考案の第1の特徴は上記の
ような変形吸収構造によって、戸枠1と開き戸2とが開
き戸2の開き方向に沿って拡開状となる傾斜面γと隅角
部8とが対峙し、いずれか一方が変形したとき線接触し
得るように形成されているので、万−大きな衝撃を受け
て建物が変位し、戸枠1が変形して開き戸2と圧接する
ように力が働くと、傾斜面7と隅角部8とが線接触し、
両者間のすべり作用により、開き戸2が開き方向にすべ
り出るようになっている点にある。
しかるに、戸枠1内に開き戸2が格納施錠された状態に
あっては開き戸2の変形による開き方向へのすべり出し
が施錠によって阻止され、変形吸収効果が充分に発揮で
きなくなるうえ、すべり出し方向Aへ力が加わることに
よって、錠前9のラッチボルト9aが錠前受10に圧接
・保合し、解錠すら出来なくなることが多い。
すなわち、せっかく開き戸2や戸枠1に変形吸収構造を
設けても施錠していては、その効果が発揮されないばか
りか、逆に開き方向へのすべり出し力が解錠を困難にし
、結果において開き戸2の開放を不能なものとしてし捷
うことが解った。
これを解決するために、本考案は、錠前受10に改良を
加え、これを組合せたのが第2の特徴である。
以下、第2の特徴を図示実施例に基づいて説明すると、
9は開き戸2に装着される錠前であって、開き戸2の自
由端部から外方に向って進退可能なラッチポル)9aを
有するとともに、このラッチポル)9aの進退変位を室
内外の取っ手4a及び4bによって行なえるようにしで
ある。
そして、戸枠1の格納部1C内に開き戸2が格納された
状態における戸枠1の錠前9と対峙する部分には錠前9
のラッチポル)9aを係脱可能に嵌装する錠前受10が
設けられており、この錠前受10内にラッチポル)9a
が嵌装された状態において施錠が行なわれるようになっ
ている。
この場合、錠前受10の開き戸開放側における開口部近
傍位置には少なくとも錠前受10内に突出する部分が円
弧状断面となる例えば断面円形の鋼棒等の硬質の案内部
材11が固定具12をもって戸枠1に沿って垂設固定さ
れている(第2図参照)。
上記のように構成されるこの考案の第2の特徴によれば
、錠前受10の開き戸開放側における開口部近傍位置に
、錠前受10内にその一部が突出する断面円形状の棒状
案内部材11が垂設されているので、万一施錠時に大き
な地震を受けて建物が変位し、戸枠1が変形して開き戸
2が開き方向にすべり出すように力が加わっても第3図
に示すように、錠前受10のラッチポル)9aが円弧状
断面を有する案内部材110表面をころがるように線接
触し、開き戸2の開放方向への変位を助長することがで
きるので、第1の特徴をなす変形吸収構造の効果を充分
に発揮させることが出来る。
しかも、錠前9のラッチポル)9aと案内部材11との
尚接面が小さく抵抗の少ない線接触となるので、非常開
放においても解錠を円滑に行なうことができることとな
った。
このため、開き戸2の解錠と開放が確実となり、室内の
者を安全な場所に避難させることができると同時に、施
錠状態を維持することも出来るので、防和上の要請も満
足させることが出来ることとなった。
なお、上記実施例では案内部材11を固定具12によっ
て固定する場合を示すが、必ずしもこの構造に限定され
るものではなく、例えば第4図に示すように溶接12′
によって固定することもできる。
また、案内部材11は必ずしも円形断面である必要はな
く、例えば第5図に示すように錠前受10内に突出する
部分11aのみを円弧状断面にした案内部材11′を同
様に垂設しても同様の効果が得られることは勿論である
以上に説明したように、この考案の変形吸収構造は、地
震等によって戸枠あるいは開き戸が変形した際に、開き
戸を開放方向へ変位させ、変形吸収構造と施錠部の施錠
状態を確保すべく錠前堂内に垂設される案内部材と錠前
のラッチボルトとが線接触する構造とを組合せたので、
開き戸の施錠状態確保と非常開放を確実且つ容易に行な
うことができ、非常時の防犯効果と室内の人を安全な場
所に避難させて大きな二次災害を防止することができる
といった両方の優れた効果が得られ、その利用価値は顕
著である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の変形吸収構造を有する開き戸の一例
を示す横断面図、第2図はその要部拡大図、第3図はこ
の考案における案内部材と錠前ラッチボルトとの係合状
態を示す拡大断面図、第4図及び第5図はそれぞれこの
考案の別の実施例を示す拡大断面図である。 1・・・戸枠、2・・・開き戸、3・・・丁番、5・・
・戸当り段部、6・・・段部、γ・・傾斜面、8・・・
隅角部、9・・・錠前、9a・・・ラッチボルト、10
・・・錠前管、11゜11′・・・案内部材、11a・
・・突出する部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 戸枠と、この戸枠内に開閉可能に格納される開き戸との
    格納時の近接部において、前記戸枠と開き戸のうちのい
    ずれか一方に開き戸の開放方向に沿って拡開状の傾斜面
    を設け、他方にはこの傾斜面と対峙する部分に隅角部を
    形成して、開き戸又は戸枠が変形したとき傾斜面と隅角
    部とが線接触して開き戸が開放方向に変位するように構
    成するとともに、当該開き戸の自由端部に錠前を取り付
    け、他方戸枠にはこの錠前のラッチボルトを係脱可能に
    嵌装する錠前受を設け、この錠前受における開き戸開放
    側の開口部近傍位置に少なくとも錠前管内に突出する部
    分が円弧状断面となる案内部材を垂設して、前記戸枠又
    は開き戸の変形時に錠前のラッチボルトと案内部材とが
    線接触するようにしたことを特徴とする開き戸の変形吸
    収構造。
JP16868880U 1980-11-25 1980-11-25 開き戸の変形吸収構造 Expired JPS5940528Y2 (ja)

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JP16868880U JPS5940528Y2 (ja) 1980-11-25 1980-11-25 開き戸の変形吸収構造

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JP16868880U JPS5940528Y2 (ja) 1980-11-25 1980-11-25 開き戸の変形吸収構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5789756U JPS5789756U (ja) 1982-06-02
JPS5940528Y2 true JPS5940528Y2 (ja) 1984-11-17

Family

ID=29527259

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JP16868880U Expired JPS5940528Y2 (ja) 1980-11-25 1980-11-25 開き戸の変形吸収構造

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JPS5789756U (ja) 1982-06-02

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