JPS5940455Y2 - 精紡機の糸切れ自動吸引装置 - Google Patents
精紡機の糸切れ自動吸引装置Info
- Publication number
- JPS5940455Y2 JPS5940455Y2 JP2196181U JP2196181U JPS5940455Y2 JP S5940455 Y2 JPS5940455 Y2 JP S5940455Y2 JP 2196181 U JP2196181 U JP 2196181U JP 2196181 U JP2196181 U JP 2196181U JP S5940455 Y2 JPS5940455 Y2 JP S5940455Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flute
- suction device
- spinning machine
- socket
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は精紡機の糸切れ自動吸引装置の改良に関する。
従来この種装置では、切断フリースを吸い込むためのフ
ルートが、糸継ぎの際邪魔にならぬよう紡出糸の走行面
から約10〜15山下方へ後退した位置に取付金具を用
いて装着されているのが普通であった。
ルートが、糸継ぎの際邪魔にならぬよう紡出糸の走行面
から約10〜15山下方へ後退した位置に取付金具を用
いて装着されているのが普通であった。
このため、切断フリースをフルートの吸込ノズルに誘導
するのに余分な吸引力を必要とし、吸引ファンもそれだ
け大型のものを必要とし、消費動力も多くランニングコ
ストが嵩む結果となっていた。
するのに余分な吸引力を必要とし、吸引ファンもそれだ
け大型のものを必要とし、消費動力も多くランニングコ
ストが嵩む結果となっていた。
本考案は上記欠点を除き、従来より小容量のファンを用
いることによって省動力を可能とした糸切自動吸引装置
を提供することを目的とする。
いることによって省動力を可能とした糸切自動吸引装置
を提供することを目的とする。
上記目的達成のため本考案の糸切れ自動吸引装置は、吸
引ファンに至る主ダクトに連通ずる筒形ソケット部をも
つフルート支持具がローラビームに固定され、前記ソケ
ットにはフルート本体の長さ方向に対し直角に設けられ
たフルート基部がシールリングを介して嵌挿され、該フ
ルート本体は、前記フルート基部を介して前記ソケット
部の長さ方向に一定可動距離内を進退可能、かつ、上限
位置で停止可能とされたことを要旨とする。
引ファンに至る主ダクトに連通ずる筒形ソケット部をも
つフルート支持具がローラビームに固定され、前記ソケ
ットにはフルート本体の長さ方向に対し直角に設けられ
たフルート基部がシールリングを介して嵌挿され、該フ
ルート本体は、前記フルート基部を介して前記ソケット
部の長さ方向に一定可動距離内を進退可能、かつ、上限
位置で停止可能とされたことを要旨とする。
以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図、第2図に示されるように、本考案の糸切れ自動
吸引装置の大略は、ローラビームBに固定されたフルー
ト支持具2のソケット部21にフルート1が嵌挿され、
該フルートが前記ソケット部21の長さ方向に一定可動
距離を内を進退可能としたものである。
吸引装置の大略は、ローラビームBに固定されたフルー
ト支持具2のソケット部21にフルート1が嵌挿され、
該フルートが前記ソケット部21の長さ方向に一定可動
距離を内を進退可能としたものである。
フルート1は断面茄子形中空体をなし両端はエンドプラ
グ10で密封されたフルート本体11と、該フルート本
体11の大径円弧部にフルート本体の長さ方向に対し直
角に設けられた円筒状のフルート基部12とで形成する
。
グ10で密封されたフルート本体11と、該フルート本
体11の大径円弧部にフルート本体の長さ方向に対し直
角に設けられた円筒状のフルート基部12とで形成する
。
フルート本体11は前記茄子形の小径円弧部を上方に向
け、その先端部にスタッフ当り建錘相当数の吸込ノズル
11aが等ピッチで設けられている。
け、その先端部にスタッフ当り建錘相当数の吸込ノズル
11aが等ピッチで設けられている。
フルート支持具2はローラA1 、A2によるドラフト
域の延長面に対し略直角に向いた円筒形のソケット部2
1と、該ソケット部21をビスB1にヨリローラビーム
Bに固定させるための取付脚部22とからなり、ソケッ
ト部21にはフルート基部12が進退可能に嵌挿される
。
域の延長面に対し略直角に向いた円筒形のソケット部2
1と、該ソケット部21をビスB1にヨリローラビーム
Bに固定させるための取付脚部22とからなり、ソケッ
ト部21にはフルート基部12が進退可能に嵌挿される
。
ソケット部21の上端部内円周面にはシーリング装着溝
21aが設けられる。
21aが設けられる。
前記溝21aにはシールリング5が装着され、ソケット
部21とフルート基部12との気密を確保する。
部21とフルート基部12との気密を確保する。
また、シールリング5はフルート基部12を弾性的に締
め付は把持し、フルート1の進退を止める。
め付は把持し、フルート1の進退を止める。
ソケット部21の下部には接続管3が密嵌され、更に、
その下端部はゴムホースγを介し7て図示外の吸引ファ
ンに至る主ダクト8と連通されている。
その下端部はゴムホースγを介し7て図示外の吸引ファ
ンに至る主ダクト8と連通されている。
前記ソケット部21の後部側(精紡機クリール側)には
ストップピン6が植設され、該ピン6に案内されて摺動
部材4が前記ソケツ・ト部21の長さ方向に沿い進退自
在とされる。
ストップピン6が植設され、該ピン6に案内されて摺動
部材4が前記ソケツ・ト部21の長さ方向に沿い進退自
在とされる。
摺動部材4は、前記フルート基部12の長さ方向所定位
置に締付は装着される鉢巻き状の支持頂部41と、前記
ピン6に係合され、ソケット部21の長さ方向へ長い係
止長孔43を備え、かつ、前記ソケット部21の長さ方
向に沿って長い矩形板状の摺動枠42とが一体形成され
てなる。
置に締付は装着される鉢巻き状の支持頂部41と、前記
ピン6に係合され、ソケット部21の長さ方向へ長い係
止長孔43を備え、かつ、前記ソケット部21の長さ方
向に沿って長い矩形板状の摺動枠42とが一体形成され
てなる。
従って、フルート1は「係止長孔43の長さ一ストップ
ピン6の直径」分だけ進退可能とされて、上限下限位置
が設定される。
ピン6の直径」分だけ進退可能とされて、上限下限位置
が設定される。
支持環部41は、反摺動桿取付側において切断され、そ
の切断端部が夫々外方へ折曲げられ、これら対向する折
曲片にボルトを通して締めつけるようにした周知の締付
機構41aによりフルート基部12の所定位置を支持す
る。
の切断端部が夫々外方へ折曲げられ、これら対向する折
曲片にボルトを通して締めつけるようにした周知の締付
機構41aによりフルート基部12の所定位置を支持す
る。
本考案の吸引装置をとりつげるに当っては、フルート1
を進出させて上限位置に停止させた状態において、前記
フルート本体11はフロントボトムローラA1の前方に
近接され、しかも、そのノズル開口先端部を、フロント
トップ、フロントボトム両ローラA2tA1の把持点か
ら紡出される糸の走行面に可能な限り近づけるよう設置
される。
を進出させて上限位置に停止させた状態において、前記
フルート本体11はフロントボトムローラA1の前方に
近接され、しかも、そのノズル開口先端部を、フロント
トップ、フロントボトム両ローラA2tA1の把持点か
ら紡出される糸の走行面に可能な限り近づけるよう設置
される。
また、糸継ぎの際には左手で該フルートを押し下げてそ
の下限まで後退させた後、または後退させながら右手で
糸継ぎする。
の下限まで後退させた後、または後退させながら右手で
糸継ぎする。
このため、糸継ぎのときフルートが邪魔になることはな
い。
い。
糸継ぎが終ればフルートを元の上限位置に引き出してお
く。
く。
しかして、フルート1は前記の通りストップピン6と係
止孔43とによりソケット部21の長さ方向にのみ可動
とされ、フルート基部まわりの回動が阻止されるので、
フルート進出状態において、各錘におけるフロントボト
ムローラA1とノズル11aとの距離に不同を生ずるこ
とがなく、勿論従来のフルート取付ヒンジは省略できる
。
止孔43とによりソケット部21の長さ方向にのみ可動
とされ、フルート基部まわりの回動が阻止されるので、
フルート進出状態において、各錘におけるフロントボト
ムローラA1とノズル11aとの距離に不同を生ずるこ
とがなく、勿論従来のフルート取付ヒンジは省略できる
。
なお、フルート1の上限下限規制手段として、上記実施
例のほか、第1図仮想線示の如く、フルート基部12外
面に上限位置および下限位置な決める浅い環状溝12a
、12bが設けられ、フルト基部12が上限または下限
に達した際、前記シールリング5が環状溝12a、12
bに嵌入してフルートの進退y4止まる方式でもよい。
例のほか、第1図仮想線示の如く、フルート基部12外
面に上限位置および下限位置な決める浅い環状溝12a
、12bが設けられ、フルト基部12が上限または下限
に達した際、前記シールリング5が環状溝12a、12
bに嵌入してフルートの進退y4止まる方式でもよい。
また第3図示の如く、摺動部材4の係止孔43ば、フル
トの後退下限となる上部係止孔43aと進出上限となる
下部係止孔43bとを有し、これら両係止孔間には弾性
的に間隔可変な対向する2枚の板ばね42aにより構成
されたスリン)43cが設けられたものであってもよい
。
トの後退下限となる上部係止孔43aと進出上限となる
下部係止孔43bとを有し、これら両係止孔間には弾性
的に間隔可変な対向する2枚の板ばね42aにより構成
されたスリン)43cが設けられたものであってもよい
。
また、図示省略したが、前記支持環部41とソケット部
21との隙間でフルート基部12の外周にフルート1を
進出方向へ付勢するコイルスプリングを遊嵌しておけば
、糸継ぎのときだけフルート1を押しこめばよく、糸継
ぎが完rして左手を離せばフルート1は自動的に元の位
置に戻る。
21との隙間でフルート基部12の外周にフルート1を
進出方向へ付勢するコイルスプリングを遊嵌しておけば
、糸継ぎのときだけフルート1を押しこめばよく、糸継
ぎが完rして左手を離せばフルート1は自動的に元の位
置に戻る。
更に、フルート基部12およびソケット部21を横断面
橢円形または角形としておけば、フルート1の基部12
まわりの振れを防げるとともに、摺動枠42にかかる捩
りモーメントの防止にも役立つ。
橢円形または角形としておけば、フルート1の基部12
まわりの振れを防げるとともに、摺動枠42にかかる捩
りモーメントの防止にも役立つ。
本考案は以上の如く、フルートがソケット部の長さ方向
に進退可能としたので、フルート本体がフロントボトム
ローラ前方において上下動し正常時には、フルート本体
を糸走行面に極めて近接させておくことが可能のため、
吸引装置は吸引力は小さくても切断フリースを確実に吸
取ることができ、小型のファンが使え、少ない動力費で
足りるので、省エネルギー化とコストの低減に極めて大
きな効果をあげることとなった。
に進退可能としたので、フルート本体がフロントボトム
ローラ前方において上下動し正常時には、フルート本体
を糸走行面に極めて近接させておくことが可能のため、
吸引装置は吸引力は小さくても切断フリースを確実に吸
取ることができ、小型のファンが使え、少ない動力費で
足りるので、省エネルギー化とコストの低減に極めて大
きな効果をあげることとなった。
また糸継ぎ時には前記フルート本体をおし下げることに
より容易に糸継ぎができ操作時においても何等支障とな
らない等の効果がある。
より容易に糸継ぎができ操作時においても何等支障とな
らない等の効果がある。
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図は第
1図の右側斜視図、第3図は他の実施例を示す要部斜視
図である。 A1・・・フロントボトムローラ、A2・・・フロント
トップローラ、B・・・ローラビーム、1・・・フルー
ト、11・・・フルート本体、12・・・フルート基部
、2・・・フルート支持具、21・・・ソケット部、4
・・・摺動部材、5・・・シールリング。
1図の右側斜視図、第3図は他の実施例を示す要部斜視
図である。 A1・・・フロントボトムローラ、A2・・・フロント
トップローラ、B・・・ローラビーム、1・・・フルー
ト、11・・・フルート本体、12・・・フルート基部
、2・・・フルート支持具、21・・・ソケット部、4
・・・摺動部材、5・・・シールリング。
Claims (1)
- 吸引ファンに至る主ダクトに連通ずる筒形ソケット部を
もつフルート支持具がローラビームに固定され、前記ソ
ケットにはフルート本体の長さ方向に対し直角に設けら
れたフルート基部がシールリングを介して嵌挿され、該
フルート本体は前記フルート基部を介して前記ソケット
部の長さ方向に一定可動距離内を進退し、かつ、上限位
置で停止可能とされたことを特徴とする精紡機の糸切れ
自動吸引装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2196181U JPS5940455Y2 (ja) | 1981-02-18 | 1981-02-18 | 精紡機の糸切れ自動吸引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2196181U JPS5940455Y2 (ja) | 1981-02-18 | 1981-02-18 | 精紡機の糸切れ自動吸引装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57138985U JPS57138985U (ja) | 1982-08-31 |
| JPS5940455Y2 true JPS5940455Y2 (ja) | 1984-11-16 |
Family
ID=29819792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2196181U Expired JPS5940455Y2 (ja) | 1981-02-18 | 1981-02-18 | 精紡機の糸切れ自動吸引装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5940455Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100323336B1 (ko) * | 1999-09-03 | 2002-03-02 | 박창호 | 정방기의 모우 감소장치 |
-
1981
- 1981-02-18 JP JP2196181U patent/JPS5940455Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57138985U (ja) | 1982-08-31 |
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