JPS5940441Y2 - 鋼帯の連続処理ライン - Google Patents

鋼帯の連続処理ライン

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JPS5940441Y2
JPS5940441Y2 JP17105982U JP17105982U JPS5940441Y2 JP S5940441 Y2 JPS5940441 Y2 JP S5940441Y2 JP 17105982 U JP17105982 U JP 17105982U JP 17105982 U JP17105982 U JP 17105982U JP S5940441 Y2 JPS5940441 Y2 JP S5940441Y2
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JP
Japan
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steel strip
strip
line
fixing device
continuous processing
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JP17105982U
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JPS5976563U (ja
Inventor
秀夫 豊坂
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川崎製鉄株式会社
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は銅帯の連続処理ラインの構造に関し、特に、鋼
帯の7リーループを処理液に浸漬して行なう酸洗ライン
等の連続処理ラインを一時停止するとき、鋼帯を一時的
に液面上方に持上げる機構を有する連続処理ラインに関
する。
酸洗ライン八ど鋼帯の連続処理ラインにおいては、鋼帯
な停滞なく連続的に処理すべきであるが、操業の都合例
えば刃替など保守作業のため一時的にラインを停止する
ことがしばしば発生する。
この頻度は通常、作業率で5〜10%位に達する。
ここで作業率はライン運転時間に対する一時停止時間の
割合である。
このようにラインが一時停止した場合、酸洗槽内に浸漬
されている鋼帯をそのまま放置しておくと、鋼帯表面は
酸液により過酸化溶解されてしまい、表面荒れと同時に
板厚減少が生じ不良品になってしまう。
したがって、これらを防止するためには、鋼帯を酸液中
より取り出すか、逆に酸液を抜くかのいずれかの処置を
とる必要がある。
銅帯を酸液(処理液)より取り出す方法としては、一般
に、第1図に示すようなストリップリフターを用いて銅
帯を液中まり持ち上げる方法が採用されている。
第1図において、酸洗槽1内には酸液2が溜められ、ラ
イン運転中には鋼帯3は液中に浸漬され連続処理される
酸洗槽1の上方にはカバー4が設けられ酸ヒユームの放
散防止が図られている。
ストリップリフター5は、酸洗槽1の側方に設置された
上昇シリンダ6と該上昇シリンダに連結されライン運転
中には実線で示すように槽内底部に位置するアーム7と
を備えている。
このアームγは図示のようなL字形状を有し、前記カバ
ー4に設けた開口8を通して外部へ延在している。
ラインが一時停止し鋼帯3を持ち上げる場合は、上昇シ
リンダ6を上昇させて二点鎖線で示す位置までアーム7
を上昇させ、鋼帯3を液面9上方位置へ持ち上げる。
このようなストリップリフター5を使用する方法にあっ
ては、酸洗槽1の上部カバー4にアーム7が貫通する開
口8を設ける必要があり、しかもこの開口80部分は完
全にシールすることができないので、該開口を通して酸
洗槽1内の酸ヒユームが洩れ、酸洗済みの鋼帯や設備が
酸によって浸蝕されて発錆するという欠点がある。
このような欠点をなくすため酸ヒユーム吸引用リプロワ
ーを設ける方法があるが、この方法では。
プロワ−で酸ヒユームを吸引するとき槽内圧力が低下す
るので、他の開口部などから酸洗槽1内へ外気が流入し
、酸液の温度が低下したり酸液加熱に要するエネルギー
が増大するという欠点がある。
以上のようなストリップリフターの欠点を補う方法とし
て、ストリップリフター5および酸洗槽カバーの開口8
をなくし、ラインが一時停止する毎に酸液を酸洗槽外の
タンクに排出する方法がある。
しかし、この方法にあっては、酸ヒユームの洩れは低減
できるものの、酸液を酸洗槽に入れるための昇圧ポンプ
並びに酸洗槽と等容量のタンクを必要とし、エネルギー
消費が増大したり設備費が高額になるなどの欠点があり
、満足すべき解決策は得られない。
本考案の目的は、以上述べたような従来技術の欠点を解
消し、ラインの一時停止に際し鋼帯を迅速かつ確実に処
理液より持ち上げることができる鋼帯の連続処理ライン
を提供することである。
本考案は、フリーループ部分を処理液に浸漬する形式の
連続処理装置の入側および出側に、銅帯をクランプする
固定装置を設けこれらを操作することにより上記目的を
達成するものである。
すなわち、本考案によれば、連続処理装置内の少なくと
も一部に鋼帯のフリーループを形成し、該フリーループ
部分を処理液に浸漬するよう構成した銅帯の連続処理ラ
インにおいて、前記連続処理装置の入側および出側に鋼
帯なりランプする固定装置を設け、ラインが停止した際
、入側の固定装置で鋼帯をクランプするとともに該銅帯
をライン進行方向に移動させて伸長状態にした後出側の
固定装置で鋼帯をクランプするか、あるいは、出側固定
装置で鋼帯をクランプするとともに該銅帯をライン進行
方向と逆の方向に移動させて伸長状態にした後入側の固
定装置で鋼帯をクランプすることにより、該銅帯を処理
液の液面上方に保持するよう構成した鋼帯の連続処理ラ
インが提供される。
以下第2図および第3図を参照して本考案の実施例を説
明する。
第2図において、鋼帯の連続処理装置10の入側および
出側にプライドルロール11,12が設置され、これら
プライドルロールの駆動力により鋼帯13は連続処理装
置10内を通して矢印方向に連続的に移動される。
図示の連続処理ラインは酸洗ラインであり、前記連続処
理装置10は銅帯移動方向に沿って酸洗槽14、水洗槽
15およびドライヤー16を直列に配置した構造を有し
ている。
前記酸洗槽14は3つの槽14A、14B。
14Cに分割され、各槽内には液面17まで酸液18が
溜められている。
また各種14A、14B。14Cの上部はカバー19A
、19B、19Cによって密閉されている。
ライン運転中、鋼帯13は前記各酸洗槽14A。
14B、14Cにおいて図示のようなフリーループを描
いて垂下状態になり、各種の酸液に浸漬する状態で通板
される。
酸洗槽を通過した鋼帯13は水洗槽15およびドライヤ
ー16に通板された後、酸洗処理済みの銅帯として出側
から連続的に取り出される。
連続処理装置10の入側すなわち入側プライドルロール
11と該処理装置との間には鋼帯13をクランプするた
めの固定装置20が設置されており、また、出側におい
ても出側プライドルロールと処理装置10との間に鋼帯
クランプ用の固定装置21が設置されている。
さらに、図示の例では、出側の固定装置21と前記ドラ
イヤー16(連続処理装置10)との間に、鋼帯13の
伸長状態(張力の大きさ)を検出するためのテンション
ロール22が設置されている。
また、酸洗槽14には鋼帯ループ検出器37が設けられ
ている。
前記入側および出側の固定装置20,21は実質上回し
構造を有しており、第3図はこの固定装置の構造を例示
する図である。
第3図において、床23に固定されたフレーム24には
鋼帯13の上側に設けた上部クランプ25が装着され、
床23上には鋼帯13の下側に位置する下部クランプ2
6が支持されている。
上部クランプ25はフレーム24に対しシリンダ27を
介して連結されている。
また、上部クランプ25にはガイドロッド28が固定さ
れ、このガイドロッドはフレーム24に固定したブラケ
ット29により上下摺動可能に案内支持されている。
上部クランプ25の下面には弾性体のバッド30が取り
付けられている。
下部クランプ26の下面にはガイドロッド31が固定さ
れ、このガイドロッドはベース32に形成した孔を通し
て上下摺動可能に案内支持されている。
下部クランプ26の下面とベース32の上面との間には
圧縮スプリング33が所望の予圧縮状態で装着されてい
る。
前記ベース32は床23上に設置されたシリンダ34上
に連結支持されている。
また、下部クランプ26の上面には弾性体のパッド35
が取付けられている。
なお、ベース32の下側には、該ベースに対しガイドロ
ッド31(下部クランプ26)が一定量変位したことを
検出するためのリミットスイッチ36が取付けられてい
る。
鋼帯13をクランプする場合、上下の各シリンダ27.
34を伸長作動させて上部クランプ25を下方へ、下部
クランプ26を上方へ移動させることにより、各パッド
30,35を介して鋼帯13を上下面からクランプする
各パッド30゜350表面には摩擦係数を高めるための
溝が形成されており、各パッドを鋼帯上下面に圧接する
ことにより、銅帯張力に抗してスリップを生じることな
く鋼帯13をクランプすることができる。
また、下部クランプ26は圧縮スプリング33を介して
支持されているので、クランプ時の衝撃を吸収すること
ができる。
上下の各シリンダ27,340圧力および作動速度は、
上下の各クランプ25,26が鋼帯13を均等に押圧す
るように調整装置(図示せず)Kより調節される。
鋼帯13の固定を解除する場合、上下の各シリンダ27
.34を逆方向(縮み方向)に作動させて上下の各クラ
ンプ25,26を鋼帯表面から離反させ、第3図に示す
位置に戻す。
以上の動作は、自動クランプ運転制御装置(図示せず)
からの指令を各シリンダ27,34のバルブに伝達する
ことにより行なわれる。
また、鋼帯13のクランプの確認は、下降変位したガイ
ドロッド31がリミットスイッチ36を蹴ることによっ
て行なわれる。
第2図の鋼帯の連続処理ラインの動作を以下第2図およ
び第3図を参照して説明する。
通常のライン運転中には、鋼帯13は、入側のプライド
ルロール11を通り、各酸洗槽14A。
148.14Cではフリーループを形成しながら移動し
、次いで水洗槽15およびドライヤー16を経由して出
側プライドルロール12により引張られながら搬送され
る。
前記ループ部分では酸洗槽内の酸液18に浸漬され、酸
洗処理を行なう。
ライン停止時には、先ず入側の固定装置20により停止
している鋼帯13をクランプし、その後出側のプライド
ルロール12を回転させて酸洗槽14内の鋼帯のループ
を伸長させることにより該銅帯を二点鎖線で示すごとく
酸液の液面17より上方へ持ち上げる。
鋼帯13の伸長が完了したことをテンションロール22
およびループ検出器37で検出した後、出側の固定装置
21を作動させて鋼帯13を出側においてもクランプす
る。
こうして、ライン一時停止中、鋼帯13を処理液(酸液
)18から取り出した位置に保持する。
停止状態から運転状態に復帰させる時には、先ず、入側
の固定装置20のクランプを解除し入側のプライドルロ
ール11を回転させて酸洗槽14内に鋼帯のフリールー
プを形成する。
銅帯ループが形成されたことをループ検出器37で確認
した後出側の固定装置21のクランプを解除し、通常の
連続処理運転を再開する。
このような一連の運転操作は自動クランプ運転制御装置
(図示せず)Kより行なう。
なお、以上のクランプ運転操作では、鋼帯13を鋼帯進
行方向すなわち出側へ引張って伸長状態にしたが、これ
は逆の方向すなわち入側へ引張ることによって実施する
ことも可能である。
すなわち、ラインが一時停止したとき、先ず出側の固定
装置21で鋼帯をクランプし、その後入側のプライドル
ロール11を逆方向に回転させて鋼帯13を進行方向と
は逆の方向に移動させることにより伸長状態とし、しか
る後入側の固定装置で銅帯をクランプするという操作手
順で実施することもできる。
この場合も、停止状態から運転状態に復帰させる時は、
入側の固定装置20の解除→入側のプライドルロール1
1の回転→鋼帯ループの形成→出側の固定装置21の解
除という操作が行なわれる。
以上説明した実施例によれば、連続処理装置100入側
および出側に設けた固定装置を操作するだけで鋼帯13
を液面より持ち上げることができ、従来のストリップリ
フターが不要になるので、設備建設費の低減を図ること
ができる。
同時に、酸洗槽の上部カバー19A、19B、19Cに
開口を設ける必要がないので、酸洗槽14内への外気の
浸入を減少させることができ、酸液加熱エネルギーおよ
び酸ヒユーム吸引プロワ−の電力エネルギーなどの余分
のエネルギーを削減することができる。
例えば、従来のストリップリフターでは酸液加熱に27
kg/TOHの蒸気原単位を要していたものを、本発明
を実施することによりこれを25.5に9/TONに低
減することができた。
また、ヒユームプロワ−の動力も、従来のストリップリ
フターでは45ONd/min×1100Kであったも
のを、本発明を実施することによりこれを31ONm’
/rni n X 55 KWに低減することができ、
2.8KWH/Tの原単位削減を達成することができた
以上の説明から明らかなごとく、本考案によれば、処理
液からの鋼帯の持ち上げ操作に要するエネルギーを削減
できるとともに、簡単な構造で鋼帯の持ち上げ操作を容
易かつ確実に行ないうる鋼帯の連続処理ラインが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の鋼帯の連続処理ラインのス) IJツブ
リフターを例示する断面図、第2図は本考案による鋼帯
の連続処理ラインの全体構成を例示する説明図、第3図
は第2図中の固定装置の構造を例示する部分拡大断面図
である。 10・・・連続処理装置、11.12・・・プライドル
ロール、13・・・鋼帯、14,14A、14B。 14C・・・酸洗槽、15・・・水洗槽、16・・・ド
ライヤ、17・・・液面、18・・・酸液、19A、1
9B。 19C・・・カバー、20.21・・・固定装置、22
・・・テンションロール、25・・・上部クランプ、2
6・・・下部クランプ、3T・・・ループ検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連続処理装置内の少なくとも一部に鋼帯のフリーループ
    を形成し、該フリーループ部分を処理液に浸漬するよう
    構成した鋼帯の連続処理ラインにおいて、前記連続処理
    装置の入側および出側に鋼帯をクランプする固定装置を
    設け、ラインが停止したとき、入側の固定装置で銅帯を
    クランプするとともに該銅帯をライン進行方向に移動さ
    せて伸長状態にした後出側の固定装置で鋼帯をクランプ
    するか、あるいは、出側固定装置で鋼帯をクランプする
    とともに該銅帯をライン進行方向と逆の方向に移動させ
    て伸長状態にした後入側の固定装置で鋼帯をクランプす
    ることにより、該鋼帯な処理液の液面上方に保持するよ
    う構成した鋼帯の連続処理ライン。
JP17105982U 1982-11-12 1982-11-12 鋼帯の連続処理ライン Expired JPS5940441Y2 (ja)

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JPS5976563U JPS5976563U (ja) 1984-05-24
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JP6586392B2 (ja) * 2016-04-27 2019-10-02 Primetals Technologies Japan株式会社 酸洗装置

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