JPS5940244Y2 - 卵詰め案内調整装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は所定重量別に秤量した卵がパック内の所定の凹
所へ確実に入るようにした卵詰め案内調整装置に関する
ものである。

一定間隔をおいて連続的に搬送されてくる鶏卵を所定範
囲の重量別に秤量選別し、その秤量選別された卵をコン
ベヤで搬送し、該コンベヤの終端部下に配置されている
透明なプラスチック製のパック或いは紙製のトレーの凹
所内へ挿入し、横一列に卵が挿入されると、センサーが
これを検知し、縦方向に一凹所分だけ間歇的に送られて
、順次パック又はトレー内へ卵を自動的に詰めていくよ
うにした装置はすでに一般に知られている。

しかしながらこの従来装置はコンベヤの搬送速度でもっ
てパック又はトレー内へ卵を直接落し込むのであるから
コンベヤで運ばれてきた卵がパック又はトレーの凹所内
へ全て完全にうま（挿入されることはなく、ときどき凹
所の外にはみでたり、横むきに重なりあうようにしては
いることがあった。

このような場合はその都度それを正しく入れなをしてお
かないと、その後の作業が進まないので、これの監視に
人手を要するなどの欠点があった。

そこで、本考案は、コンベヤで搬送されてきた卵が確実
にパックやトレーの凹所内へはいるように調整する装置
をコンベヤ終端部のガイド間に装設したもので、以下一
実施例として示した図面について説明する。

無端コンベヤ爪１によって送られてきた卵Ｅ・・・はそ
れぞれその重量に見合った犬、中、小の各秤量装置部分
２，３．４でそれぞれ秤量されて犬、中、小の送り出し
コンベヤ５，６゜Ｉ上に運び出され、選び出された卵は
該コンベヤ上に立設されたガイド板８・・・に規制され
てコンベヤ終端部下方に配置されたパック又はトレー９
の凹所１０内へ落下挿入せしめるようにしたものにおい
て、本考案は送り出しコンベヤ５，６，７の終端部上方
のガイド板８，８間に調整板１１の上端部を揺動可能に
軸支し、該調整板１１の下方部外側面にボルト１３を突
設し、このボルト１３に錘り主体１５を取付位置調整可
能に取付けて調整板下方部を送り出しコンベヤ終端部方
向へ付勢せしめると共に該調整板に錘り抵抗を与えてな
るを特徴とするものである。

上記調整板１１のコンベヤ終端部に対する接近、接触度
合と送り出しコンベヤ上を搬送されてきた卵で押し開か
れる調整板の錘り抵抗の調節は、ボルト１３にナツト１
４をもって取付位置調整可能に取付けられている錘り主
体１５の取付位置を調整することによって調節される。

本考案はこのような構成としたので一定範囲の重量別（
大、中、小）に選別されて送り出しコンベヤ上をトレ一
方向へ送り出されてきた卵はコンベヤ終端部において調
整板１１に当って該調整板を前方へ押し、送り出しコン
ベヤとの間を押し開きながらトレー上の凹所内に落下す
る。

従って、従来装置の如く卵が凹所外へ飛び出るようなお
それはまったくなくトレーの凹所内へ正しく自動的に落
下挿入されるから卵の挿入整理のための人手も省ける。

又、錘り主体の取付位置を調整板に近づけあるいは遠ざ
けることによって犬、中、小各卵に応じた錘り抵抗を調
整板に与えて、該調整板と送り出しコンベヤ終端部との
間を調整し卵に加わる抵抗を調整して凹所内への挿入具
合を調整することのできる構成簡単な卵詰め案内調整装
置を提供したものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示したもので、第１図は平面
図、第２図は要部拡大側面図である。 ６．６，７・・・・・・送り出しコンベヤ、８・・・・
・・ガイド板、９・・・・・・トレー、１０・・・・・
・トレーの凹所、１１・・・・・・調整板、１２・・・
・・・錘。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 秤量選別された卵の送り出しコンベヤ上に立設されたガ
   イド板間のコンベヤ終端部上方に調整板の上端部を揺動
   可能に軸支すると共に該調整板の下方部外側面にボルト
   を突設し、このボルトに錘り主体を取付位置調整可能に
   取付けて調整板下方部を送り出しコンベヤ終端部方向へ
   付勢せしめると共に送り出しコンベヤ上を搬送されてき
   た卵によって送り出しコンベヤとの間を押し開かれる調
   整板に錘り抵抗を与えてなるを特徴とする卵詰め案内調
   整装置。