JPS5939912Y2 - 海苔乾燥装置 - Google Patents

海苔乾燥装置

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Publication number
JPS5939912Y2
JPS5939912Y2 JP1982126674U JP12667482U JPS5939912Y2 JP S5939912 Y2 JPS5939912 Y2 JP S5939912Y2 JP 1982126674 U JP1982126674 U JP 1982126674U JP 12667482 U JP12667482 U JP 12667482U JP S5939912 Y2 JPS5939912 Y2 JP S5939912Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
drying
seaweed
hot air
drying chamber
Prior art date
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Expired
Application number
JP1982126674U
Other languages
English (en)
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JPS58121592U (ja
Inventor
博 下村
Original Assignee
九州燃料株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 九州燃料株式会社 filed Critical 九州燃料株式会社
Priority to JP1982126674U priority Critical patent/JPS5939912Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は海苔乾燥装置に係り、バーナの燃料としてプロ
パンガスを用い、熱効率よく海苔の乾燥が行えるように
したものである。
海苔の乾燥は海苔を展着させた簀を乾燥室内を循環させ
、乾燥室内にバーナにより生成された温風を吹き込むこ
とにより行われる。
しかして、この種従来の海苔乾燥装置においては、バー
ナの燃料として燃費が安価なこともあって重油が用いら
れていた。
しかし、重油の燃焼ガスには有害なイオウ化合物が含ま
れているため、燃焼ガスを直接海苔に吹き付けることは
食品衛生上許されず、このため乾燥室に近接して外気加
熱室を設け、燃焼ガスを外気加熱室内に配設されたパイ
プに通し、外気加熱室内に外気を導入してこのパイプに
接触させて二次的に加熱し、加熱された外気を温風とし
て乾燥室へ送り込むようになっていた。
しかし、かかる従来装置においては、外気加熱室に配設
されたパイプを流れる高温の燃焼ガスは、十分な余熱を
有するにもかかわらず排ガスとして煙突から外界に放出
されていたためエネルギーロスがきわめて大きく、結局
燃費は割高となっていた。
ところで、乾燥が進むにつれて、簀に展着する海苔は収
縮を生じて亀裂が発生し、商品価値を失う場合が多い。
その対策として乾燥中に乾燥室内に水蒸気を供給して亀
裂の発生を防止することが知られている。
この水蒸気の供給手段として、従来は水を加熱し、それ
によって生じた水蒸気をパイプを通して乾燥室内へ送り
込むようにしていたため、そのための加熱装置や配管を
必要としていた。
また、かかる従来手段においては、水蒸気はパイプ先端
に設けられた小径のノズルから噴出するようになってい
たため、大形の乾燥室内に水蒸気をまんべんなく均一に
送り込むことは不可能であり、海苔の品質にバラつきが
生じることは避けられなかった。
因みに、乾燥室の長さは通常7〜9m程度である。
ところで、バーナの燃料としてプロパンガスがあり、そ
の燃焼ガスには有害な成分は含まれておらず、且つプロ
パンガスの燃焼により水分と炭酸ガスが生成する。
また、プロパンガスは比較的安価であり、その大量人手
も近年きわめて容易になってきた。
そこで本考案は上記した諸点を勘案し、殊にプロパンガ
スの燃焼ガスには海苔の乾燥に有益な水分が含まれてお
り、且つ有害成分は含まれていない点に着眼してなされ
たものであって、海苔乾燥装置のバーナの燃料としてプ
ロパンガスを用い、且つ熱効率よく海苔乾燥を行って燃
費の大巾節減を可能とし、またその構造もきわめて簡単
なものとした装置を提供するものである。
以下、図面に沿って本考案の実施例の説明を行フ。
第1図は海苔乾燥装置の正面図、第2図は側面図、第3
図は平面図であって、1は乾燥室であり、その内部には
多数の海苔枠2が無端チェノ3に載荷されており、モー
タ4の駆動により無端チェノ3が駆動して、海苔枠2は
乾燥室1内を循環するようになっている。
乾燥室1の下部にはこの乾燥室1に連通ずる送風室5が
設けられており、温風発生室(後述)から送風室5へ送
られてきた温風は、乾燥室1内へ吹き上がるようになっ
ている。
6は乾燥室1の上部に設けられた回転自在な開閉板であ
って、乾燥室1の上部側方に設けられたレバー7の回転
操作により回転して、適宜水蒸気抜きのための開口aを
確保するものである。
8は温風発生室であって乾燥室1の側方に並設されてお
り、且つ上記送風室5に連通し、その内部下方には燃焼
筒9が配設されている。
この燃焼筒9の一端は温風発生室8外に少々突出して核
部にバーナ10が連接して設けられている。
9aは燃焼筒9の長さ方向に沿ってその下面に多数形成
された吹き出し孔である。
また、温風発生室8の上部には二個の外気吸入口11,
11が設けられており、この吸入口11.11には外気
吸入用ファン12.12が配設されている。
本装置は上記のような構成より成り、バーナ10におい
てプロパンガスの燃焼により生じた燃焼ガスは燃焼筒9
内を流れ、その下面に長さ方向に沿って形成された吹き
出し孔9aから温風発生室8内へ噴出する。
また、このとき外気吸入用ファン12、12は運転して
おり、外気は外気吸入口11..11から温風発生室8
内へ流入し、燃焼ガスと混合される。
このようにして生成された混合ガスは温風となって送風
室5へ入り、更に乾燥室1内へ吹き上げられ、乾燥室1
内を循環中の海苔に吹き付けられる。
このように、燃焼ガスが混入する温風を直接海苔に吹き
付けても、燃焼ガスには有害成分は含まれていないので
、食品衛生上筒等問題はない。
ところで、上述のように簀に展着する海苔は、乾燥が進
むにつれて次第に収縮し、亀裂を生じやすい。
しかして、プロパンガスの燃焼ガス中には水分が含まれ
ており、水分は温風とともに乾燥室1の下方から乾燥室
1の全体にまんべんなく吹き上げられ、循環中の海苔に
均一に吹き付けられるから、海苔に亀裂を生じることは
ない。
また、乾燥中の海苔への水分の供給量は、開閉板6を適
宜回転させて開口aの大きさを変えることにより容易に
調節することができる。
以上説明したように、本考案に係る海苔乾燥装置は乾燥
室の側方に温風発生室を並設し、この温風発生室内にプ
ロパンガスを燃料とするバーナに連接され、且つその長
さ方向に沿って下面に多数の吹き出し孔が形成された燃
焼筒を配設するとともに、温風発生室の上部に外気吸入
口および外気吸入用ファンを設け、また前記乾燥室の下
部に乾燥室及び前記温風発生室1こ連通する送風室を設
け、更に乾燥室の上方に開口を設けるようにしているの
で、温風に混入する水分は多数枚の海苔にまんべんなく
均一に吹き付けられ、従って海苔に亀裂を生じたり、海
苔の品質のバラつきを生じることがない。
また、燃焼ガスを外気と混合して温風とし、この温風を
直接乾燥室内に導入して海苔に吹き付けるようにしてい
るので、きわめて熱効率がよく、燃費を割安なものとす
ることができる。
また、′燃焼ガスを燃焼筒からそのまま乾燥室へ送るよ
うにしているので1.構造がきわめて簡単であって製造
コストもきわめて安い。
また、燃焼筒は錆や亀裂を生じて穴あきを生じやすいも
のであるが、かかる穴から燃焼ガスが洩れて乾燥室に入
って海苔に当っても、食品衛生上筒等問題はなく、穴あ
きを補修することなくそのまま使用できるので、装置の
耐用年数も大巾に長くなる利点がある。
さらに、本装置によれば海苔の光沢もきわめて良く、高
品質の乾海苔を製造することができる。
【図面の簡単な説明】 図は本考案の実施例を示すものであって、第1図は海苔
乾燥装置の正面図、第2図は側面図、第3図は平面図で
ある。 1・・・・・・乾燥室、5・・・・・・送風室、8・・
・・・・温風発生室、9・・・・・・燃焼筒、9a・・
・・・・吹き出し孔、10・・・・□・・・バーナ、a
・・・・・・開口、11・・・・・・外気吸入口、12
・・・・・・外気吸入用ファン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乾燥室の側方に温風発生室を並設し、この温風発生室内
    にプロパンガスを燃料とするバーナに連接され、且つそ
    の長さ方向に沿って下面に多数の吹き出し孔が形成され
    た燃焼筒を配設するとともに、温風発生室の上部に外気
    吸入口および外気吸入用ファンを設け、また前記乾燥室
    の下部に乾燥室と前記温風発生室に連通ずる送風室を設
    け、更に乾燥室の上方に水蒸気抜き用開口を設けるよう
    にした海苔乾燥装置。
JP1982126674U 1982-08-20 1982-08-20 海苔乾燥装置 Expired JPS5939912Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982126674U JPS5939912Y2 (ja) 1982-08-20 1982-08-20 海苔乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982126674U JPS5939912Y2 (ja) 1982-08-20 1982-08-20 海苔乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58121592U JPS58121592U (ja) 1983-08-18
JPS5939912Y2 true JPS5939912Y2 (ja) 1984-11-09

Family

ID=30101395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1982126674U Expired JPS5939912Y2 (ja) 1982-08-20 1982-08-20 海苔乾燥装置

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JPS58121592U (ja) 1983-08-18

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