JPS5939822Y2 - 回転電機の軸受装置 - Google Patents

回転電機の軸受装置

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Publication number
JPS5939822Y2
JPS5939822Y2 JP456279U JP456279U JPS5939822Y2 JP S5939822 Y2 JPS5939822 Y2 JP S5939822Y2 JP 456279 U JP456279 U JP 456279U JP 456279 U JP456279 U JP 456279U JP S5939822 Y2 JPS5939822 Y2 JP S5939822Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
slinger
housing
rotating electric
gap
Prior art date
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Expired
Application number
JP456279U
Other languages
English (en)
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JPS55106457U (ja
Inventor
正孝 土屋
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
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Publication of JPS55106457U publication Critical patent/JPS55106457U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転電機の軸受装置に関するものである。
代表的な回転電機に於いては第1図に示す如く軸受部は
軸受2が回転軸3の段付部3a端面まで圧入固定された
状態にて、ベアリングブラケット1のハウジング部1c
に挿入された軸受挿入時のハウジングポケット部の空気
を切欠溝1aより逃がすことにより容易に組立てられる
さらに運転時にて軸受2の外輪は、ハウジング部1cに
固定され内輪は回転軸3と共に回転しハウジングポケッ
ト部1cの適量の潤滑油に七正常な軸受機能を満足する
構造となっている。
しかし回転電機の使用される環境によっては特に腐食性
ガス雰囲気中或いは周囲が高湿度であり、更にハウジン
グ部1cの外皮表面が外部周囲温度の急激な変化に大き
く影響される状態で運転される。
すると回転型機内湿度の上昇と同時に機内の対流により
切欠溝1aよりの高湿度空気及び腐食性ガスがハウジン
グポケット部1bへ浸入しさらに外部周囲温度の低下に
より、ベアリングブラケット1のハウジング部1cの内
表面にて外部温度に影響を受けて局部的に温度低下した
部分の湿度が過飽和状態となり、結露現象を生じること
がある。
このために、軸受部に錆を発生しやすく、又、外部周囲
温度の上昇や軸受2の温度上昇によりハウジングポケッ
ト部1bに充填された潤滑油の粘度が低下し、切欠溝1
aより下部へ流出し軸受2の潤滑が不充分となるため、
軸受寿命を著しく低下させる結果となりこの対策が必要
となっている。
本考案は前述した様な軸受寿命低下の原因となる回転型
機内結露現象による発錆を防止し安定した軸受機能を得
ることを目的としたもので、軸受の機内側にカップ状の
スリンガ−を回転軸に固着し、このスリンガ−で前記軸
受の機内側及びハウジング部の外壁とを覆うと共に空隙
を設はハウジングポケット部およびスリンガ−空隙部に
十分潤滑油を充填せしめることにより結露による発錆を
防止し、更に運転時の軸管部温度上昇による潤滑油流出
と、遠心力による潤滑油の飛散を防止する回転電機の軸
受装置を提供するものである。
本考案は第2図に示す様にベアリングブラケット1はイ
ンローを介して内部に巻線5と鉄心6を装備した茶筒状
のフレーム7に嵌合している。
このベアリングブラケット1の中央内部のハウジング部
8に挿入された軸受2と、前記フレーム7の中央内部に
配設された軸受に支持されて回転子の回転軸3が回転自
在に支承されている。
前記ハウジング部8内に挿入された軸受2の機外側とベ
アリングブラケット1との間にはハウジングポケット部
1bがある。
又軸受2の外輪とハウジング部1cの内径との間には切
欠溝1aが配設され、前記ハウジングポケット部と連通
している。
そして軸受2の機内側には、カップ状で底部の凸部に軸
貫通孔を有する第3図a及びbに示す様なスリンガ−4
を、回転軸3の段付部3aに軸受2の圧入により固定し
て、軸受2との間に空隙としてスリンガ−空隙部4aを
設けている。
更に第4図に示す様に前記スリンガ−4のつば部4とハ
ウジング部1cの外壁との間に潤滑油流出防止に有効な
対面長tのギャップδを設けている。
前記切欠溝1aとハウジングポケット部1bとスリンガ
−空隙部4a及びギャップδにはあらかじめ潤滑油が充
填されている。
この様に構成された回転電機の軸受装置は、回転電機が
運転されると回転軸3に固定されたスリンガ−4はハウ
ジング部1cの外壁をギャップδを隔てて回転する。
そしてこのギャップδにも潤滑油が充填されているが、
スリンガ−4のつば部4bによって回転による遠心力で
スリンガ−4の外へ流出するのを防止している。
このために軸受2周りに設けたハウジングポケット部1
bと切欠溝1a及びスリンガ−空隙部4aに充填した潤
滑油が流出するのを防止することができ、常に安定した
潤滑状態を設けることができる。
従って回転電機が前述の様な悪条件で運転され回転型機
内湿度が上昇しても、スリンガ−空隙部4a及び切欠溝
1aに潤滑油が充填しているので、軸受2への高湿度空
気及び腐蝕性ガスの侵入を防ぐことができる。
またハウジングポケット部1bでの結露発生を防止する
ことができる。
更に遠心力による潤滑油の飛散を防止することができる
以上の様に本考案によれば、軸受の機内側にカップ状の
スリンガ−を配設して軸受の機内側とハウジング部の外
壁を包囲する様にして、軸受周りの空隙部に潤滑油を充
填した。
この結果回転電機の回転による潤滑油の流出がなく、軸
受周りの結露による錆発生もなくなり軸受寿命を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転電機の断面図、第2図は本考案の一
実施例を示す回転電機の断面図、第3図aはスリンガ−
〇平面図、第3図すは第3図aの■−■矢視断面図、第
4図は第2図の部分拡大断面図である。 1・・・・・・ベアリングブラケット、1a・・・・・
・切欠溝、1b・・・・・・ハウジングポケット部、2
・・・・・・軸受、1C・・・・・・ハウジング部、3
・・・・・・回転軸、3a・・・・・・段付部、4・・
・・・・スリンガ−14a・・・・・・スリンガ−空隙
部、4b・・・・・・つば部、6・・・・・・巻線、6
・・・・・・鉄心、7・・・・・・フレーム、δ・・・
・・・ギャップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に巻線と鉄心を有するフレームと、このフレームの
    両端に配設するベアリングブラケットと、このベアリン
    グブラケットの中央内部に軸受を介して回転子が回転自
    在に支承されてなる回転電機の軸受装置において、前記
    軸受の機外側とベアリングブラケットとの間にハウジン
    グポケット部を設け、このハウジングポケット部と連通
    ずる切欠溝を前記軸受の外輪とハウジング部の内径との
    間に設け、そして前記軸受の機内側にカップ状で底部の
    凸部に軸貫通孔を有するスリンガ−を前記軸受の圧入に
    より回転軸の段付部に固定し、このスリンガ−の底部と
    前記軸受の機内側との間にスリンガ−空隙部を設け、更
    にスリンガ−のつば部とハウジング部の外壁との間にギ
    ャップを設け、これらのハウジングポケット部と切欠溝
    並びにスリンガ−空隙部とギャップの夫々に潤滑油を充
    填したことを特徴とする回転電機の軸受装置。
JP456279U 1979-01-20 1979-01-20 回転電機の軸受装置 Expired JPS5939822Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP456279U JPS5939822Y2 (ja) 1979-01-20 1979-01-20 回転電機の軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP456279U JPS5939822Y2 (ja) 1979-01-20 1979-01-20 回転電機の軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55106457U JPS55106457U (ja) 1980-07-25
JPS5939822Y2 true JPS5939822Y2 (ja) 1984-11-08

Family

ID=28809619

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP456279U Expired JPS5939822Y2 (ja) 1979-01-20 1979-01-20 回転電機の軸受装置

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JP (1) JPS5939822Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS55106457U (ja) 1980-07-25

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