JPS5939804A - 松の枯損防止用薬剤 - Google Patents
松の枯損防止用薬剤Info
- Publication number
- JPS5939804A JPS5939804A JP14758282A JP14758282A JPS5939804A JP S5939804 A JPS5939804 A JP S5939804A JP 14758282 A JP14758282 A JP 14758282A JP 14758282 A JP14758282 A JP 14758282A JP S5939804 A JPS5939804 A JP S5939804A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tetramisole
- pine
- tree
- agent
- trunk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は松の枯損防止用薬剤に関するものである。
現在、日本では、北海道、東北（一部の県を除く）を除
いたほとんどの地域で、松の激害型枯損が猛威を振って
いる。この松枯損の原因は、病原生物であるマツノザイ
センチュウと媒介昆虫であるマツノマダラカミキリとの
協力関係によって起。
いたほとんどの地域で、松の激害型枯損が猛威を振って
いる。この松枯損の原因は、病原生物であるマツノザイ
センチュウと媒介昆虫であるマツノマダラカミキリとの
協力関係によって起。
る、とされている。このため、マツノマダラカミキリの
防除を目的とする対策は、すでに大規模に実施され、殺
虫剤の空中散布による後食防止法をはじめとして、一定
の成果をおさめつつある。
防除を目的とする対策は、すでに大規模に実施され、殺
虫剤の空中散布による後食防止法をはじめとして、一定
の成果をおさめつつある。
一方、松樹体内に侵入し加害するマツノザイセンチュウ
そのものの加害防止を目的として、有効な薬剤を樹幹ま
たは根糸から注入し、樹体内を転流させる。いわゆる樹
体注入法による草木防除技術の開発もあわせ行なわれて
いる。しかしながら、このような方法はいまだ実用化さ
れるには至っていない。
そのものの加害防止を目的として、有効な薬剤を樹幹ま
たは根糸から注入し、樹体内を転流させる。いわゆる樹
体注入法による草木防除技術の開発もあわせ行なわれて
いる。しかしながら、このような方法はいまだ実用化さ
れるには至っていない。
この樹体注入法による草木防除技術は、環境保存上重要
な、神社、仏閣または公園等の大径木栓や市街地内の松
の小林分、あるいは一般庭園の松等、マツノマダラカミ
キリ防除薬剤を散布しにくい場所で、予防散布に相い補
う形での使用が期待されている。このように孤立林分等
になっているものは、被害木から羽化したマツノマダラ
カミキリの格好の飛行目標となるため、マツノザイセン
チュウの被害を受けやすいといわれている。
な、神社、仏閣または公園等の大径木栓や市街地内の松
の小林分、あるいは一般庭園の松等、マツノマダラカミ
キリ防除薬剤を散布しにくい場所で、予防散布に相い補
う形での使用が期待されている。このように孤立林分等
になっているものは、被害木から羽化したマツノマダラ
カミキリの格好の飛行目標となるため、マツノザイセン
チュウの被害を受けやすいといわれている。
樹体注入法による草木防除に期待される薬剤は、人の出
入の多い場所で使用されることから、すぐれた効果があ
り、しかも、安全なものでなければならない。
入の多い場所で使用されることから、すぐれた効果があ
り、しかも、安全なものでなければならない。
ここＫいう樹体注入法は、対象とする樹木の樹幹または
根糸に人為的にドリルで穴をあげ、穿孔部に薬剤を投与
する方法である。
根糸に人為的にドリルで穴をあげ、穿孔部に薬剤を投与
する方法である。
本発明者らは、このよ５な′問題点を解決すべく研究を
重ねた結果２本発明を完成した。すなわち本発明はｄｌ
−２，３，５，６−テトラヒドロ−６−ツエニルーイミ
ダゾー（２，１−ｂ ）チアゾールハイドロクロライド
（テトラミゾール）ｆ：有効成分として含有する松の枯
損防止用薬剤である。
重ねた結果２本発明を完成した。すなわち本発明はｄｌ
−２，３，５，６−テトラヒドロ−６−ツエニルーイミ
ダゾー（２，１−ｂ ）チアゾールハイドロクロライド
（テトラミゾール）ｆ：有効成分として含有する松の枯
損防止用薬剤である。
このテトラミゾールは急性経口毒性ＬＤｓ０４８０１９
／ｋｌｃラットと安全な化合物であり、動物の駆虫薬と
して使用されているものである。
／ｋｌｃラットと安全な化合物であり、動物の駆虫薬と
して使用されているものである。
テトラミゾールは水に容易に溶解しく２１Ｊ’／１００
を水）、松の蒸散流による水の移行に乗って松樹体内を
移行しやすい。しかし、松材は樹脂分を多ｆ＃に含むた
め、水溶液で使用した場合、樹脂分泌の盛んな木忙あっ
ては、穿孔部からの樹脂流出にあって薬液の注入に多大
な時間を要する等、好ましくない状態を生ずることがあ
る。
を水）、松の蒸散流による水の移行に乗って松樹体内を
移行しやすい。しかし、松材は樹脂分を多ｆ＃に含むた
め、水溶液で使用した場合、樹脂分泌の盛んな木忙あっ
ては、穿孔部からの樹脂流出にあって薬液の注入に多大
な時間を要する等、好ましくない状態を生ずることがあ
る。
本発明を実施するに当っては、テトラミゾールは適宜な
溶媒に希釈し、望ましくは親水性有機溶剤と水とからな
る溶媒中に含有させる。
溶媒に希釈し、望ましくは親水性有機溶剤と水とからな
る溶媒中に含有させる。
本発明に係るテトラミゾールの含ａ率は、１〜１５％、
好ましくは５〜１０％の範囲が適切である。また、親水
性溶剤としては、アセトン、メタノール、エタノール、
イングロパノール等が好ましく、特にエタノールが安全
性からもすぐれている。これら親水性溶剤の含水率は５
０〜７０％が最も適している。松樹体に対する注入薬杯
はテトラミゾールとして１００〜５００Ｊ’／ｍ’、溶
液量として５〜１０ｔ／ｌ♂が好ましい。注入方法は樹
幹にドリルで穴をあけ、バッキングして懸架式落差注入
法、または根糸を堀り起し、同じ方法で注入する方法等
が洋げられる。
好ましくは５〜１０％の範囲が適切である。また、親水
性溶剤としては、アセトン、メタノール、エタノール、
イングロパノール等が好ましく、特にエタノールが安全
性からもすぐれている。これら親水性溶剤の含水率は５
０〜７０％が最も適している。松樹体に対する注入薬杯
はテトラミゾールとして１００〜５００Ｊ’／ｍ’、溶
液量として５〜１０ｔ／ｌ♂が好ましい。注入方法は樹
幹にドリルで穴をあけ、バッキングして懸架式落差注入
法、または根糸を堀り起し、同じ方法で注入する方法等
が洋げられる。
以下に製剤例及び試験例を示して、本発明薬剤の有用性
を説明する。なお、製剤側中部とあるのはいずれも重量
部を表す。
を説明する。なお、製剤側中部とあるのはいずれも重量
部を表す。
製剤例１
テトラミゾール ４部６０％含
水エタノール ９６部含水エタノールに
テトラミゾールを溶解し、液剤とした。
水エタノール ９６部含水エタノールに
テトラミゾールを溶解し、液剤とした。
製剤例２
テトラミゾール ４部６０％含
水アセトン ９６部含水１セトンにテ
トラミゾールを溶解し、液剤とした。
水アセトン ９６部含水１セトンにテ
トラミゾールを溶解し、液剤とした。
製剤例３
テトラミゾール ４部６０％含
水イソプロパツール ９６部含家イノプロパツ
ールにテトラミゾールを溶解して溶剤とした。
水イソプロパツール ９６部含家イノプロパツ
ールにテトラミゾールを溶解して溶剤とした。
製剤例４
テトラミゾール ４部６０％含
水メタノール ９６部含水メタノールに
テトツミゾールを溶解し、液剤とした。・ 製剤例５ テトラミゾール １０部７０％含
水エタノール ９０部含水エタノールに
テトラミゾールを溶解し、液剤とした。
水メタノール ９６部含水メタノールに
テトツミゾールを溶解し、液剤とした。・ 製剤例５ テトラミゾール １０部７０％含
水エタノール ９０部含水エタノールに
テトラミゾールを溶解し、液剤とした。
製剤例６
テトラミゾール ５部５０％含
水メタノール ９５部含水メタノールに
テトラミゾールを溶解し液剤とした。
水メタノール ９５部含水メタノールに
テトラミゾールを溶解し液剤とした。
試験例１
樹高６〜９ｍ、胸高直径７〜１５ｃＩｎの１７年生黒松
の地際部に径９ｔｔｒｍのドリルで穿孔し、製剤例１〜
４に従がって調整した液剤の所定量をポリエチレンビン
に入れ、チューブを接続して懸架式落差注入方式で注入
した。注入１ケ月後の７月上旬に供試本当り約５０．０
００頭のマツノザイセンチュウを接種し、接種４ケ月後
の１１月中旬に枯損本数を調査した。
の地際部に径９ｔｔｒｍのドリルで穿孔し、製剤例１〜
４に従がって調整した液剤の所定量をポリエチレンビン
に入れ、チューブを接続して懸架式落差注入方式で注入
した。注入１ケ月後の７月上旬に供試本当り約５０．０
００頭のマツノザイセンチュウを接種し、接種４ケ月後
の１１月中旬に枯損本数を調査した。
試験例を
激害地内にある樹高８〜１５ｍ１胸高直径４０〜１５０
備の大径木根Ｋ、製剤例１にしたがって調整した液剤の
！１ｔ／ｄを初春から初夏にかげて試験例１と同様に注
入処理゛した。翌年５月に無処理松、処理松の枯損本数
を調査した。
備の大径木根Ｋ、製剤例１にしたがって調整した液剤の
！１ｔ／ｄを初春から初夏にかげて試験例１と同様に注
入処理゛した。翌年５月に無処理松、処理松の枯損本数
を調査した。
保土谷化学工業株式会社
Claims (1)
- の枯損防止用薬剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14758282A JPS5939804A (ja) | 1982-08-27 | 1982-08-27 | 松の枯損防止用薬剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14758282A JPS5939804A (ja) | 1982-08-27 | 1982-08-27 | 松の枯損防止用薬剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5939804A true JPS5939804A (ja) | 1984-03-05 |
| JPH0153643B2 JPH0153643B2 (ja) | 1989-11-15 |
Family
ID=15433604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14758282A Granted JPS5939804A (ja) | 1982-08-27 | 1982-08-27 | 松の枯損防止用薬剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5939804A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1053554C (zh) * | 1994-11-04 | 2000-06-21 | 南京林业大学 | 用苦豆碱防治松材线虫的方法 |
| EP1293122A1 (en) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Bruno Corradi | A plant protection product, in particular for injections in arboreal plants, and the relative process |
-
1982
- 1982-08-27 JP JP14758282A patent/JPS5939804A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1053554C (zh) * | 1994-11-04 | 2000-06-21 | 南京林业大学 | 用苦豆碱防治松材线虫的方法 |
| EP1293122A1 (en) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Bruno Corradi | A plant protection product, in particular for injections in arboreal plants, and the relative process |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0153643B2 (ja) | 1989-11-15 |
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