JPS5939776B2 - 航空機の自動飛行制御装置 - Google Patents

航空機の自動飛行制御装置

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JPS5939776B2
JPS5939776B2 JP50082678A JP8267875A JPS5939776B2 JP S5939776 B2 JPS5939776 B2 JP S5939776B2 JP 50082678 A JP50082678 A JP 50082678A JP 8267875 A JP8267875 A JP 8267875A JP S5939776 B2 JPS5939776 B2 JP S5939776B2
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/0055Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots with safety arrangements
    • G05D1/0077Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots with safety arrangements using redundant signals or controls
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S1/00Beacons or beacon systems transmitting signals having a characteristic or characteristics capable of being detected by non-directional receivers and defining directions, positions, or position lines fixed relatively to the beacon transmitters; Receivers co-operating therewith
    • G01S1/02Beacons or beacon systems transmitting signals having a characteristic or characteristics capable of being detected by non-directional receivers and defining directions, positions, or position lines fixed relatively to the beacon transmitters; Receivers co-operating therewith using radio waves
    • G01S1/022Means for monitoring or calibrating

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  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Control By Computers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は自動飛行制御装置、特に2重チャンネルの故
障時作動式の計算機制御方式の自動飛行制御装置に関す
る。
従来の故障に対して受動性の自動飛行制御装置は、何れ
かのチヤンネルに故障があつた場合、装置を停止する為
、チャンネル間比較監視装置を用いた2重の冗長チヤン
ネルを必要とするのが普通である。
従来の故障時作動式装置は最低限3重の冗長性を持つチ
ャンネルを必要とし、チヤンネル間比較監視装置を用い
て1つのチャンネルの故障を検出し、故障したチャンネ
ルを動作停止させる。飛行制御の分野では、故障に対し
て受動性の特性或いは故障時に動作する特性の何れかを
保有しながら、そのために必要とするチヤンネル数を少
なくすることが望ましい。装置の各チヤンネルにデイジ
タル計算機を利用して入力感知データを処理し、それに
応じて操縦翼面サーボ機構に操縦翼面制御信号を供給す
る飛行制御装置が知られている。
各々のチヤンネルを故障に対して受動性にし、こうして
2重チヤンネルの故障時作動式装置にするため、従来の
この様な自動飛行制御装置は外部試験信号源及び記憶装
置に貯蔵された試験プログラムを用い、試験信号に対し
て作用することにより、試験プログラムの結果に応じて
予定の出力を出す様になつている。この後、予定の出力
を基準信号と比較して故障を検出する。この試験プログ
ラムは計算機の命令のレパートリ内にある全ての命令を
利用し、装置の動作プログラムを繰返す度に繰返される
。命令のレパートリが大きい高級の計算機では、計算機
が、試験プログラムを実行するのにかなりの時間が使わ
れ、この時間中、計算機は航空機を制御するという主な
作用に直接的な関係がない動作を実行する。試験プログ
ラムを実行するのに時間がかかる他に、このために記憶
装置の貴重な場所がかなり占められ、試験信号源、基準
信号源及び関連した比較器の様な余分のハードウエアを
必要とする。従来のこの様な装置では、動作プログラム
は何千個又は何万個もの命令ワードで構成されるのが普
通であり、プログラムの実行はプログラム計数器の制御
によつて行なわれる。従来の試験プログラムは、計算機
のレパートリが適正に作用していることを検証すること
はできるが、主飛行プログラムの各々の命令に誤動作が
ないかどうか、或いはプログラム計数器が試験プログラ
ムばかりでなく、動作プログラムでも適正に順序を進め
ることができるかどうかは判定することができない。こ
のため、試験プログラム中には使わないが、動作プログ
ラム中に使うプログラム計数器の故障した段がこの様な
方式では検出することができず、或いは動作プログラム
の貯蔵されている任意の1つの命令にある不正の記憶ビ
ツトは検出されず、このため動作プログラムを実行する
時、装置に重大な故障の惧れがある。この発明では、動
作プログラムを複数個の仕事に分け、各々の仕事プログ
ラム部分に仕事完了標識を付設することにより、上に述
べた従来の欠点が避けられる。
更にプログラムは仕事完了試験部分を持ち、これはプロ
グラムを繰返した後、全ての仕事完了標識がセツトされ
ているかいないかを決定する。動作プログラムを進める
時、プログラムの適正な流れを決定するアドレスの決定
に命令を利用することにより、計算機の動作命令のレバ
ートリにある全ての命令が使われる。このため、計算機
の或る命令が故障すれば、プログラムは異常経路をたど
り、このため全部の仕事完了標識はセツトされない。故
障が起り、計算機が少くとも部分的に動作を続けること
ができる時、仕事完了試験プログラム部分は、非セツト
状態にある仕事完了標識を検出した時、プログラムを故
障論理計算ルーチンへ方向転換し、これはとりわけプロ
グラムの実行を停止する。プログラムは、プログラムの
連続的な繰返しに従つて動的に変化する有効模様を発生
する部分をも含む。飛行制御装置のハードウエアが有効
模様検出器を含み、これは、計算機がもはやプログラム
を実行してないことを表わす有効模様の静止状態又は不
正の動的状態を検出する。このため、ソフトウエァ及び
ハードウエアのこの独特な組合せにより、計算機自体の
破滅的な故障を含めて、故障を検出することができるこ
とが理解されよう。
この発明の飛行制御装置は2重データ及びプログラム記
憶バツク並びに或る冗長な計算の実行という様な付加的
な特徴をも持ち、完全に自分で監視する自動飛行制御装
置チヤンネルとなり、こうして単一チヤンネルの故障に
対して受動性の動作並びに2重チャンネルの故障時作動
が可能である。
第1図には、2重チャンネル自動飛行制御装置の1つの
チヤンネル1がプロツク図で示されている。第1図に示
すチャンネル1はそれ自体チャンネルA及びBと記す2
つのチヤンネルに構成されているが、その理由は後で説
明する。装置の2番目のチャンネル2は第1図に示すも
のと同じである。自動飛行制御装置のチヤンネル1は同
じ感知器装置10,11を持つている。
感知器装置10がチヤンネルAの計算に使われ、感知器
装置11がチヤンネルBの計算に使われるが、そのやり
方は後で説明する。各々の感知器装置10,11が普通
の姿勢、速度及び加速度感知器並びに今日のジニット輸
送機に普通使われる操縦輪の力の感知器の様なその他の
装置を含んでいる。これらの感知器は、指向性ジヤイロ
スコープ、垂直ジヤイロスコープ、速度ジャイロスコー
プ及び加速度計の様な装置を含んでいてよい。各々の感
知器装置10,11が更にVOR及びILS受信機等の
様な普通の無線誘導装置を含んでいてもよい。感知器装
置10,11は、航空機の操縦翼面位置変換器並びに機
関感知器からの入力、並びに無線高度計等の様な装置か
らの入力をも持つていてよい。感知器装置10,11は
何れも航空機の制御に使うアナログ信号を発生するため
に必要な感知器に関連した装置を含んでいる。感知器装
置10,11の中には装置に送込む感知信号を作る普通
のアナログ信号処理回路も含まれていることを承知され
たい。こういう処理回路はシンクロ・データ等に対する
復調器を含む。自動飛行制御装置のチャンネル1はデイ
ジタル感知器12も含む。
感知器12は、気圧高度、全空気温度等の様なパラメー
タを出すための普通のデイジタル空気データ計算機を含
んでいてよい。デイジタル感知器12はデイジタルDM
E受信機の様な他の装置をも含んでいてよい。アナログ
感知器装置10,11の出力が夫々電気導体ケーブル1
4,15を介して普通の多重化器13に印加される。
多重化器13の出力が普通のアナログ・デイジタル変換
器16に印加され、その出力が別の多重化器17に印加
される。デイジタル感知器12の出力が電気導体ケーブ
ル20を介してデイジタル・データ受信機21に印加さ
れ、これが装置にデイジタル・データを送込むためのバ
ツフアを含む。デイジタル・データ受信機バツフア21
は電気導体ケーブル22を介して自動飛行制御装置のチ
ヤンネル2からもデイジタル・データを受取る。デイジ
タル・データ受信機バツフア21の出力がケーブル23
を介して多重化器17の入力となる。多重化器13は普
通の形式であつて、複数個のアナログ入力を受取つて選
ばれたアナログ入力をその出力に出す様に設計されてい
る。
多重化器17は一普通の設計であつて、複数個のデイジ
タル入力を受取り、その出力に選ばれたデイジタル入力
を出す様になつている。多重化器17の出力がデイジタ
ル計算機24の入力となる。
デイジタル計算機24は普通の構成で汎用の中規模形で
あつて、機上の実時間解析及び制御用に特に構成された
種々のものが市場で入手し得る。この発明の装置を構成
するのに、スペリ・ランド・コーポレーシヨンのスペリ
・フライト・システムズ・デイビジヨンから入手し得る
1819シリーズ形計算機を使うのが好ましい。計算機
24のデータ出力25が普通の多重イヒ器26の入力に
接続され、この多重化器が計算機の出力25に出たデイ
ジタル信号をそのデイジタル出力27,30の一方に選
択的に印加する。デイジタル計算機24は電気導体ケー
ブル31を介して制御信号を供給し、多重化器13,1
7,26を制御する。ケーブル31からの電気導体31
′が多重化器13を制御し、その1つの入力をアナログ
・デイジタル変換器16に選択的に供給する様にする。
同様に、ケーブル31からの電気導体31〃が多重化器
17を制御し、その1つの入力をデイジタル計算機24
に選択的に印加する様にする。更にケーブル31からの
電気導体31mが多重化器26を制御し、計算機の出力
25に出るデイジタル信号を多重化器の1つの入力27
又は30に選択的に印加する様にする。デイジタル計算
機24の内部の構成並びにその中に貯蔵されるプログラ
ムの詳細は後で説明する。多重化器26の出力30が複
数個のデイジタル・アナログ変換器32に接続される。
多重化器26の出力30は、多重化器26からの複数個
の選択的に制御された出力を夫々のデイジタル・アナロ
グ変換器32に供給し、電気導体31mに印加された制
御信号に従つてデイジタル計算機の出力25からのデー
タを選択的に受取る電気導体ケーブルである。デイジタ
ル・アナログ変換器32が航空機の操縦翼面作動装置の
制御電子回路33にアナログ信号を送り、この電子回路
が操縦翼面制御作動装置34に制御信号を送る。
制御作動装置34が図には35の所に概略的に示した航
空機の空気力学的な操縦翼面を位置ぎめする。変換器3
2から作動装置の制御電子回路33に送られるアナログ
信号は、電気ケーブル36を通る。プロツク33,34
,35は、今日のジニット輸送機に普通使われる、航空
機の操縦翼面に対する普通の完全な3軸制御装置を概略
的に表わすものである。こういう装置は周知の電気機械
的又は電気流体圧形であつてよい。制御作動装置34は
航空機の全操縦翼面の作動装置を概略的に表わすもので
あり、これは、今日のジニット輸送機では冗長形であつ
てよく、そのため、自動飛行制御装置のチャンネル2(
図に示してない)から37に入力を受取る。この様な冗
長作動装置の制御及び電子回路は、例えば米国特許第3
504248号に記載される形式のものであつてよい。
デイジタル・アナログ変換器32からケーブル36に出
る出力が普通の飛行指示計器40にも印加される。
飛行指示計器40は周知の様に、姿勢指示計器を介して
パイロツトに可視的な指令を与える。デイジタル・アナ
ログ変換器32の出力が、電気導体ケーブル41を介し
て多重化器13の夫々の入力にも印加される。
この接続により、周知の様に循環(エンド・アラウンド
)饋還が行なわれ、計算機24がプロツク32からの各
々のD/A出力を計算機の出力25からの関連した信号
と比較し、こうしてプロツク32にある各々のD/A素
子の動作能力を検証することができる。循環饋還方式は
自動飛行制御装置の分野で周知であり、後で更に詳しく
説明する。この発明では、以下詳しく説明するが、デイ
ジタル計算機24が、感知器10,11,12からの信
号に作用して、操縦翼面35を位置ぎめすると共に飛行
指示計器40を作動する出力指令を変換器32を介して
供給するプログラムを貯蔵している。
計算機24の内部にある実時間クロツク(図に示してな
い)が貯蔵されているプログラムの連続的な繰返しを制
御し、実効的に航空機を連続的に制御する。装置が正し
く動作している時、計算機24に貯蔵されているプログ
ラムが有効模様を発生し、これはプログラムの連続的な
実行に応じて動的に変化する。詳しくは以下説明するが
、有効模様が計算機の出力25に発生され、多重化器2
6で選択されて、1つのデイジタル・アナログ変換器3
2に印加される。この選ばれた変換器の出力が導線42
を介して有効模様検出器43に印加される。有効模様検
出器43は、計算機24からの有効模様が、装置の正常
の動作中に得られるものからずれたことを検出する様に
構成されているが、これは後で更に詳しく説明する。計
算機24が装置の適正な動作を表わす通常の有効模様を
出すことができない時、有効模様検出器43は装置の係
合/停止インターロツク45に対し、導線44を介して
故障信号を発生する。インターロツク45は自動飛行制
御装置で周知の普通の部品である。有効模様検出器43
が導線44に故障信号を発生すると、この信号は装置の
チャンネル1が故障したことを表わすものであるが、イ
ンターロツク45がチャンネル1を停止し、航空機の動
作制御はチヤンネル2を介して続ける。導線42の有効
模様信号が、前に説明した様に関連したD/A変換器の
循環的な検査のため、多重化器13にも入力として印加
される。
多重化器26の出力27が普通のデイジタル・データ発
信器46の入力に印加される。
この発信器は、電気導体ケーブル47を介して装置の表
示装置並びに航空機のその他の装置に対するデイジタル
信号を供給する。ケーブル47の信号は、前に述べた種
類の循環監視のため、多重化器17の入力にも印加され
る。デイジタル・データ発信器46が電気導体ケーブル
50を介して自動飛行制御装置のチャンネル2(図に示
してない)にもデイジタル信号を送り、このため、ケー
ブル22にチャンネル2から受取る信号と関連して、装
置の2つの自立的なチャンネル1及び2が信号等化等の
目的のため、互いに連絡し得る。このチヤンネル間の連
絡を利用しているが、各々のチヤンネルは内部のチヤン
ネル故障を検出し、それに応じてチャンネルを停止する
ことができる自立的な完全な自己監視形である。第2図
では第1図と同等の部品には同じ参照数字を用いている
が、デイジタル計算機24の基本的な内部構成が示され
ている。
デイジタル計算機24は第1図の多重化器17からデイ
ジタル入力信号を受取り、第1図の多重化器26に対し
て出力25からデイジタル出力信号を送る入力/出力(
1/O)制御装置51を含む。I/0制御装置51がケ
ーブル31に多重化器制御信号を発生する。計算機24
はプログラム貯蔵装置52、データ貯蔵装置53、演算
装置54及び制御装置55をも含み、これら全てが母線
56を介して両方向の連絡ができる様に相互接続されて
いる。計算機24の内部の形が普通のものであることが
理解されよう。従つて、この発明を理解するのに必要な
程度に、それを簡単に説明する。プログラム記憶装置5
2の中には、第1図に示した自動飛行制御装置のチャン
ネル1が必要とする全ての機能を遂行するための動作プ
ログラムが貯蔵されている。
一般的にこのプログラムは、プロツク60乃至80で概
略的に示す様に、部分又はルーチンに分けて配置されて
いる。プログラム記憶装置52に貯蔵されているプログ
ラムの詳しい構成及び動作は後で説明する。データ記憶
装置又は貯蔵装置53はプログラムに使う定数の貯蔵、
並びに第1図の感知器10,11,12から得られる種
々のデータを貯蔵するための予定の場所として使われる
制御装置55はプログラム計数器85と複数個のレジス
タとを持ち、1つのレジスタを86に示してある。
演算装置54は、計算機24の演算及び論理動作を行な
う回路を含んでおり、累算器(図に示してない)を持つ
ている。この累算器は、計算機の分野で周知の様に、2
重の精度の演算を行なうため、2倍の長さを持つ累算器
で構成することができる。2倍の長さを持つ累算器が上
位累算器(AU)及び下位累算器(AL)で構成される
ものとして示してある。
周知の様に、プログラム計数器85はプログラム記憶装
置52からプログラムの命令を逐次的に取出し、必要な
時にデータ記憶装置53からデータを持つてきて、この
命令を遂行する様に計算機24を制御する。Fhll脚
装置55と演算装置54の組合せを中央処理装置と呼ぶ
場合が多く、これをデイジタル計算機24の参照数字5
5′で表わす。演算装置54は、制御装置55の制御の
下に、プログラムを必要とする普通の演算及び論理動作
を行なうために用いられる。1/O制御装置51が第1
図の多重化器17からデータを受取り、第1図の多重化
器26にデータを供給すると共に、プログラム記憶装置
52に貯蔵されたプログラムの命令順序によつて指令さ
れる通りに、制御装置55の制御の下に多重化器13,
17,26にタイミング制御信号を供給する。
命令のレパートリは一般に計算機によつて変るが、計算
機24は、データ貯蔵装置53内のアドレスされた位置
から演算装置54の累算器にデータを送込む命令を含む
更に計算機24は一般に演算装置54内の累算器からデ
ータ記憶装置53のアドレスされた位置にデータを貯蔵
すると共にゼロ及び定数を貯蔵する一群の命令を持つて
いる。計算機24は、演算装置54の累算器に貯蔵され
たデータに対して、データ記憶装置53のアドレス位置
に貯蔵されたデータに演算を行なう一群の演算命令をも
含んでいる。更に計算機24は、プログラム計数器85
が、プログラム記憶装置52内の或るアドレス位置に制
御を移させる一群のアドレス飛越し(トランスフア)命
令を含んでいる。一般にこういう命令は飛越し(ジアッ
プ)命令と呼ばれ、主プログラムから記憶装置内のどこ
かに貯蔵されたサブルーチンへ飛越す時に使われる。こ
れらの飛越し命令は無条件である。即ち、プログラム中
で特定の飛越し命令にぶつかつた時、制御は必らず新し
いアドレスへ移される。上に説明した命令の他に、計算
機24は、或る条件が充たされた場合、制御を特定のア
ドレスへ移させる一群の条件付き飛越し命令をも持つて
いる。
例えば、条件付き飛越し命令は累算器の上位及び下位部
分の内容を試験して、この内容がゼロに等しいか、ゼロ
に等しくないか、正であるか又は負であるかを判断し、
試験の結果に応じて特定のアドレスへ飛越すか、或いは
次の逐次的な命令へ進む。データ記憶装置53のアドレ
ス位置の内容を累算器の内容と比較して、2つの量が等
しい時、等しくない時、以下又は以上である時に条件付
きの飛越しを行なうための条件つき飛越し命令も含まれ
ている。更に計算機24は、論理命令の普通の補数並び
に累算器に関するシフト命令をも持つている。更に計算
機24の命令のレパートリには、入力/出力命令並びに
割込み命令の普通の補数が含まれる。この割込み命令に
は、割込みを待つ、即ち割込みが行なわれるまで、処理
装置を保持状態にする命令が含まれる。計数機24は実
時間クロツク(図に示してない)をも含んでおり、これ
はプログラムのタイミングをとるための実時間の割込み
を発生するのに使われる。従つて、計算機24が、計算
機が自動飛行制御装置からのデータを入力し、所要の制
御規則に従つてデータに作用し、航空機の操縦翼面を位
置ぎめするのに適切な信号を出力することができる様に
する命令のレパートリを持つことが理解されよう。
更に、或る程度、この命令のレパートリが自動飛行制御
装置の使い方並びにそれを設けた航空機に応じて構成さ
れることが理解されよう。プログラム記憶装置52に貯
蔵される特定のプログラムは、大部分こういう条件並び
に特定の航空機の動的特性によつて決定される。しかし
、動作プログラムは、実時間クロツクと組合せて「割込
み持ち」命令を利用することにより、実時間クロツクの
制御の下に繰返すことができる。実用的なジニット輸送
機の制御の場合、動作プログラムを15ミリ秒毎に繰返
し、実効的に航空機を連続的に制御することができる。
前に述べた様に、プログラム記憶装置52に貯蔵された
プロツク60乃至76によつて全体的に表わされている
遂行すべき種々の仕事にプログラムの流れが分配される
プログラムが実行されると、プログラムの飛越しが種々
のサブルーチンJモV乃至80に対して行なわれ、この飛
越しの際、計算機のレバートリの命令を利用し、これら
を使用並びに試験して、サブルーチンがあるアドレスを
設定する。従つて、計算機24の内、命令の実行に関連
する部分に故障が起つた場合、制御は異常な位置へ移り
、プログラムの流れが異常な経路に沿つて続けられる。
例えば、所望のアドレスを操作する演算命令に関連して
飛越し命令を利用することができ、利用した演算命令が
働かなかつた場合、事実上、プログラムは迷い子になる
。この考えを以下図面について更に説明する。しかし、
以下の図面について説明する前に、データ貯蔵記憶装置
53の内部が次の様になつていることを説明しておきた
い。
前に述べた様に、動作プログラムは遂行すべき複数個の
仕事として構成されている。このため、貯蔵装置53に
ある1つ又は更に多くのワードが仕事リスト・ワードと
して保留されており、その各々のビツトは特定の1つの
仕事を表わす。これに対応して、記憶装置53には、仕
事完了標識となる別の一群のワードが保留されており、
仕事完了ワードの各ビットは関連した仕事の完了又は未
完了を表わす。仕事リスト・ワードのビツト位置が関連
した仕事完了ワードのビツト位置と対応するのが便利で
ある。第1図及び第2図と共に第3図について説明する
と、第2図のプログラム記憶装置52に貯蔵されたプロ
グラムに対する主実行フローチヤートが示されている。
主実行フローチヤートのプロツク90は、実時間クロツ
クの中断が発生した時の開始点として選ばれている。実
時間クロツクは、今日のジニット輸送機では典型的には
50ミリ秒の予定の期間の終りに中断が起る様にする。
この中断は、装置の正常の動作中、プログラムのどの点
にあるかに関係なく、即ち主実行フローチヤート上のど
こで起るかに関係なく起る。実時間クロツクの中断が起
ると、計算機24の制御装置55が、60に概略的に示
した、プログラム記憶装置52内の予定の位置に制御を
移す。主実行フローチヤートの次のプロツク91はアナ
ログからデイジタルへの入力を開始する仕事S1の遂行
を表わす。
フローチヤートのプロック91に対応するプログラム部
分がプログラム記憶装置52の65に概略的に示されて
いる。実時間割込みの入口60はプログラム記憶装置5
2内で仕事S1のプログラム部分65に対する最初の命
令の位置に選ぶのが便利である。この代り、実時間割込
みの入口位置が、仕事S1のプログラム部分65の最初
の位置へ制御を移す様な飛越し命令を持つていてもよい
。こうして飛越す際、この様にして利用する命令が故障
した場合に、制御が誤まつた位置へ移され、このためプ
ログラムの流れが異常な経路をたどる様に、例えば命令
のレパートリから演算又は論理命令を利用することによ
り、アドレスを操作することができる。フローチヤート
のプロツク91で表わす仕事S1のプログラム部分65
が、第1図の感知器10,11,12からデータの獲得
を開始する。
プログラム部分65では、多重化器13,17を制御し
て、適当な感知器の入力からのデータを多重化器を介し
て計算機24に転送させる様な信号をケーブル31に計
算機24に出させる様な命令が利用される。このデータ
がI/O制御装置51を介してケーブル56に沿つてデ
ータ貯蔵装置53に伝送される。計算機24は記憶装置
を直接呼出す機械として構成するのが好ましいので、ケ
ーブル31の信号は単にデータの転送を開始するだけで
あつて、この後、プログラムがフローチヤートにわたつ
て続く時、データの転送がサイクル・ステイール式に行
なわれる。これはデイジタル計算機の分野でよく知られ
た便利な方法である。プロツク91でA/D入力が開始
され、装置のタイミングは、データの転送が、計算中に
それが利用される点で完了し、且つそのデータができる
だけ最近のものである様になつている。主実行フローチ
ヤートのプロツク91でA/D入力を開始した後、プロ
グラム計数器85(第2図)が次に続く命令に制御を進
める。
この命令が、フローチヤートのプロツク92に示す様に
、仕事S1の完了ビツトを2進1にセツトするルーチン
を定める。仕事完了ビットには大文字が割当てられ、関
連した仕事を表わす数字が添字で付けられる0例えばプ
ロツク92の機能を遂行する際に利用されるプログラム
の実際の工程は、デイジタル計算機の普通の熟練したプ
ログラマによつて日常的に容易に作成することができ、
勿論使う機械の特定の命令のレパートリ並びにプログラ
ミング言語に関係する。更に、この明細書での説明が主
実行プログラムの特定の繰返しに関するものであること
を承知されたい。前に繰返した間に、以下説明する様に
して仕事リスト・ビツト設定され、仕事完了ビツトが全
て2進0にセツトされている。上に述べた所から、主実
行フローチヤートのプロツク90及び91の間を移る際
、飛越しアドレスを設定するのにレパートリの命令を利
用し、こうして利用した命令に故障が起れば、プログラ
ムが異常な経路をたどり、プロツク92に達して仕事完
了ビツトS1をセツトすることはないことが理解されよ
う。前にプログラムを繰返してる間に、他の仕事完了ビ
ツトがセツトされていないと、これから説明するプログ
ラムの次の部分でこのことが検出される。この発明の好
ましい実施例では、遂行すべき仕事が3種類に分けられ
る。
1つの種類は、1個のチヤンネルでなされる全ての仕事
、即ちチャンネル1のみか或いはチャンネル2のみに関
係する全ての仕事を含む。
別の種類は、例えばチヤンネル1のチヤンネルA部分に
関係して2重チャンネル式になされる全ての仕事を含み
、もう1つの種類は、チャンネルBに関係する2重チヤ
ンネルの全ての仕事を含む。第3図の主実行フローチヤ
ートのプロツク93乃至98は、割当てられた全ての仕
事が前にプログラムを繰返した時に完了されたことをプ
ログラムが判断する様子を示す。
主実行フローチヤートのプロツク92で示すプログラム
部分が完了すると、第2図のプログラム計数器85がフ
ローチヤートのプロツク93に関係したプログラム部分
に制御を移す。プロツク93では、仕事リスト・ワード
と仕事完了ワードの対応するビツトの排他的オア論理函
数をとることにより、単一チヤンネルの仕事が完了した
かどうかが試験される。例えば、フローチヤートのプロ
ツク91で遂行される単一ビツトの仕事S1が排他的オ
ア命令により仕事完了ビツトS1と論理的に組合され、
ビツトが同じであれば2進1となり、ビツトが異なれば
、2進0となる。こうして、単一チャンネルの全ての仕
事S1・・・・・・・・・Smが完了したかどうかが試
験され、新しいワードMsが形成される。ワードMsの
全てのビツトが2進1であれば、前にプログラムを繰返
した時、単一チャンネルの全ての仕事が遂行されたこと
になる。しかし、このワード中に1個のゼロがあれば、
前に繰返した時、少くとも1つの仕事は遂行されなかつ
たことになる。単一チヤンネルの全ての仕事が完了しな
いことを検出するやり方、並びに単一チヤンネルの仕事
がどういうものであるかを次に第3図、第4図及び第5
図について説明する。ワードMsを設定した後、制御装
置55がプログラム計数器85の制御の下に次に続く命
令に移り、主実行フローチヤートのプロツク94に対応
するプログラム部分に入る。
このプログラム部分では、ワードMAを計算する。この
時チヤンネルAの仕事リストを前にプロツク93につい
て述べた様に、チヤンネルAの仕事完了ビツトと論理的
に比較する。ワードMAの設定が完『した後、制御がプ
ロツク95に関連したプログラム部分に移り、前にチヤ
ンネルBの仕事についてプロツク93及び94で述べた
様に、ワードMBを設定する。プロツク95の命令が完
了すると、プロック96に制御が移され、後で第4図に
ついて詳しく説明するルーチンを遂行して、ワードMA
中の全てのビツトが2進1にセツトされているかどうか
を判断する。もし実際にワードMAが正しくセツトされ
ていて、チャンネルAの全ての仕事が完了していること
を表示すれば、制御はイエスと記したプログラムの枝路
を介してプロック97に移り、このプロツクで、プロツ
ク96で行なつた試験と同様に、ワードMBが試験され
る。ワードMBが再び正しくセツトされていて、チャン
ネルBの仕事が完了したことを表示すれば、イエスと記
したプログラム枝路を介して制御がフロツク98に移さ
れる。同じくプロツク98内では、これまでのプロツク
96及び97で行なわれたのと同様な試験がワードMs
に対して行なわれ、ワードMsがやはり正しくセツトさ
れていて、単一チヤンネルの全ての仕事が完了したこと
を表示すれば、プログラムはイエスと記す関連した枝路
に沿つて続けられる。しかし、仕事が完了していないと
、プログラムの制御は試験プロツク96乃至98の適切
な1つから適切なノ一のプログラム枝路を介して故障論
理ルーチン102へ移され、これがプロツク103に示
す様に計算機停止命令に通する。
プロック93乃至98に対して計算機24のプログラム
記憶装置52(第2図)に貯蔵されているプログラミン
グが、プログラム部分61として概略的に示されている
。フローチヤートのプロツク102及び103で示した
故障論理の計算が、プログラム記憶装置52の部分62
に貯蔵されることが概略的に示されている。故障論理の
計算に対する特定のプログラミングは、使われる特定の
機械に関係し、ソフトウエアは、計算機が制御している
自動飛行制御装置に対して計算機を規則的に停止させる
ことにより、計算機の普通の熟練したプログラマが容易
に導き出すことができる。故障論理計算プロツク102
では、制御を適正に動作しているチヤンネルに移すと共
に、自動飛行制御装置の2つのチャンネル1,2の内の
一方が故障し、それを動作停止にしたことをパイロツト
に知らせる計器パネルの表示をするルーチンが用いられ
る。この様な故障表示方式及び装置は飛行制御装置の分
野で周知であり、ここでは説明しない。フローチヤート
のプロツク96,97,98の試験を完了した後、プロ
グラムの制御がプロック98からイエスと記した枝路に
達すると、これは、装置が前にプログラムを繰返す際に
適正に動作したことを表わし、プロツク104に制御が
移される。このプロツクでは、次にプログラムを繰返す
ことに備えて、全ての仕事リスト・ワード、仕事完了ワ
ード及び仕事完了試験ワードがりセツトされ、その後、
プログラムの制御はプログラム記憶装置52に貯蔵され
ている仕事S2のプログラム・プロツク66に逐次的に
入り、フローチヤートのプロツク105に従つてその中
に貯蔵されている命令を遂行する。プログラムの制御が
プロツク105に達すると、プロック91で開始された
全てのA/D入力が完了し、データ記憶装置53(第2
図)の予定のバツフア部分に貯蔵されている。
フローチヤートのフロツク105に関連し、プログラム
記憶装置52の66に貯蔵されているプログラミング命
令がデータ記憶装置53のバツフア部分から逐次的にデ
ータ・ワードを取出し、このデータが何を表わすかを同
定した後、記憶装置の予定の位置にこれらのワードを入
れる。例えば、計算機24が第1図の多重化器13,1
7を制御して、プロツク105の命令が実行される時、
データを記憶装置の適切な位置に転送することができる
様に、データを規則的な形でバツフア貯蔵装置に入れる
。例えば、最初のワードはピツチ速度にとつておくこと
ができ、2番目のワードはピツチ姿勢にとつておくとい
う風にすることができる。これらの量は何れもデータ貯
蔵装置53に位置が割当てられていて、後で取出してそ
れに対して計算を行なうことができる様になつている。
プロツク105は、計算にとつて適切な尺度を持つ様に
、例えば度数当りの或るビツト数を持つ様にデータの倍
率を定める命令も含む。プロツク105は、制御が多数
のプロツクJモV乃至80(第2図)の内の1つへしばし
ば分岐して、所要の計算を行なう様になつている点で、
準実行ルーチンであることが理解されよう。
サブルーチンを実行した後、制御はプログラム中で、分
岐が行なわれた点に戻り、プログラム計数器85の制御
の下に、逐次的にプログラムが続行される〇プログラム
中のこの様な分岐点で、計算機の命令のレパートリの内
の多数の命令を利用し、命令が故障した場合、プログラ
ムが適正なアドレスへ移らず、異常な経路をたどり、こ
うして割当てられた仕事を完了しない様に、分岐アドレ
スを設定する。割当てられた仕事が完了しない時、関連
した仕事完了ビツトがセツトされず、プログラムは前に
述べた故障論理プロツク102に入り、計算機がまだそ
うする余力がある場合、計算機を規則的に停止させる。
プログラムを迷い子にし、こうして故障を表示する様に
プログラミングを行なう一例を後で説明する。プロツク
105によつて要求される処理が適正に遂行されると、
プログラム計数器85(第2図)が主実行フローチヤー
トのプロツク106に逐次的に制御を移し、ここでフロ
ーチヤートのプロツ1ソク92について前に述べたのと
同様に、関連した仕事完了ビツトS2がセツトされる。
プロツク106に関連した命令を遂行した後、制御は逐
次的にプログラム記憶装置52(第2図)のプログラム
部分67に入り、フローチヤートのプロツク107で示
す仕事S3の入力監視計算機能を遂行する。
仕事S3のプログラム部分67は、例えば第1図のプロ
ツク10,11として示した感知器装置A及びBの独立
の同じ感知器の出力を監視して、それらが所定の許容公
差内で合つていることを判断する命令を持つている。こ
ういう感知器の比較計算は、普通のフエイル・セーフ形
/故障時作動式自動飛行制御装置で通常行なわれる周知
の機能である。前にプロツク105について説明した様
に、信号の沢過等の様な標準的な計算を行なうため、サ
ブルーチンJモV乃至80(第2図)に対して何回か分岐
が行なわれる。
プロツク107によつて表わされるプログラム部分の特
定の点からサブルーチンに分岐する時、サブルーチンの
終りに復帰アドレスが普通の様に貯蔵され、制御がプロ
グラム中の適正な点に戻る様に、この点に制御が移され
る。計算機のレバートリの命令を分岐に用いて故障した
場合、復帰アドレスには至らず、プログラムは異常な経
路をたどり、このため、関連した仕事完了ビツトがセツ
トされる様な仕事完了点に達することは決してない。し
かし、プログラムが仕事S3に関連したプログラム部分
67(第2図)を適正に完了した場合、プログラム計数
器85(第2図)が制御を逐次的に主実行フローチヤー
トのプロック110に移し、ここで前にプロツク106
について説明した様に関連した仕事完了ビツトS3がセ
ツトされる。装置の適正な動作の間、プログラムの制御
は逐次的にプロツク111,112,113,114を
進み、仕事S4及びS5を遂行し、これらの仕事を適正
に完了した時、仕事完了ビツトS4及びS5をセツトす
る。
プログラム記憶装置52(第2図)の夫々の部分が、こ
れらのプロツク111乃至114によつて要求される機
能を遂行する命令を持つていることが理解されよう。プ
ロツク111では、1つのデイジタル装置から別のデイ
ジタル装置へデータを受取り且つ伝送するため、並びに
装置のチャンネル2の計算機とZUのチヤンネル間連絡
のために、直列デイジタル・データを発生するのに必要
な全ての処理が行なわれる。
I/O制御プロツク51(第2図)がケーブル31を介
して多重化器17,26を制御し、デイジタル・データ
受信器21からデータを受取ると共に、デイジタル・デ
ータ発信器46(第1図)を介してデータを伝送する。
更に、主実行フローチヤートのプロツク111に関連し
たプログラムの命令が、全て制御装置55の制御の下に
、演算装置54を利用してデータ記憶装置53からデー
タを出し入れし、所要のデータの受信並びに伝送に必要
なデータの変換を遂行する。特定の処理が、特定の航空
機に対する特定の自動飛行制御装置の具体的な計装がど
うなつているかに関係することが理解されよう。この様
なプログラム部分に対するソフトウエアの作成は、普通
の熟練したプログラマにとつては日常的なことであり、
ここでは詳しく説明しない。プロック113に関連した
プログラム部分は、自動飛行制御装置の分野で周知のデ
ータ循環及び監視計算を行なう。
前に第1図について説明した様に、ケーブル36に出る
各々のデイジタル・アナログ変換器の出力が多重化器1
3に印加され、このため、計算機24によつて遂行され
る変換インタフエイス16,32並びに入力/出力機能
が適正に動作しているかどうかを試験することができる
。更に、前に第1図について説明した様に、デイジタル
・データ発信器46から多重化器17の入カへ循環接続
が行なわれ、周知の様にその動作の完全さを検査する。
計算機24内でこれらの機能を果たすために必要な計算
及び比較は、具体的には使う特定の感知器及びインタフ
エイスに関係し、日常的なものであるから、プロツク1
13を実施する特定のソフトウエアの詳細は、計算機の
通常の熟練したプログラマであれば容易に理解できるも
のと思われる。プロツク111,113の夫々の仕事S
4及びS5が適正に遂行されると、夫々のプロツク11
2,114の関連した仕事完了ビツトS4及びS5が、
前にプロツク106について説明したのと同様にセツト
される。
前に説明したが、自動飛行制御装置の計算は、この計算
に同じではあるが別々のソフトウエアを貯蔵する別個の
記憶バンクを用い、且つ関連したデータを貯蔵するのに
別々の記憶バンクを用いて、2回行なわれる。
これらの独立のデータ・バンク及び計算と、同一である
が独立の感知器装置を2重冗長性自動飛行制御装置のチ
ャンネル1のチャンネルA及びチヤンネルBと呼んでい
る。2重の感知器装置を第1図の10及び11に示して
あり、2重プログラム記憶バンクが夫々プロツク69乃
至72及びプロツク73乃至76によつて概略的に示さ
れている。
計算並びに記憶パンクが2重にあることにより、記憶装
置の動作能力が完全に検証され、記憶装置の1ビツトで
も誤まりがあれば、それが検出される。2重記憶バンク
は互いにずれている。
即ち、同じプログラミングのアドレス位置が一定数の位
置だけ互いにずれており、こうしてチヤンネルA及びB
の両方に対称的な又は同一の読出し又は書込みの誤まり
を生ずる原因になる様な、計算機の読出し/書込み回路
の共通の故障様式を回避する。再び第3図について説明
すると、プロツク115及び116は自動飛行制御装置
のチャンネルA及びチヤンネルBの全ての計算の仕事を
表わしており、チャンネルAの仕事は仕事Al,a2・
・・・・・・・・で表わされ、チャンネルBの仕事は仕
事Bl,b2・・・・・・・・・埠で表わされている。
チャンネルA及びチヤンネルBのこれらの同じ計算が、
プロツク115からプロツク116への逐次的な流れに
よつて表わされる様に、逐次的に行なわれる。チヤンネ
ルAの計算はチヤンネルBの計算と同一であるが、チヤ
ンネルAの計算を後で第5図について更に詳しく説明す
る。チヤンネルA及びチャンネルBの計算の仕事を遂行
した後、制御装置55(第2図)が第3図の主実行フロ
ーチヤートの仕事S6のプロツク117へ制御を移す。
このプロツクでは、プログラム記憶装置52(第2図)
に貯蔵されたプログラム部分が、チヤンネルA及びチヤ
ンネルBの計算結果を比較し、それらが同一であること
を検証する。予定の許容公差内で同一になつた場合、プ
ログラムの制御がプロック120に入り、そこで仕事完
了ビツトS6が前述の様にセツトされる。プロツク11
5及び116の計算出力に食い違いが検出された場合、
簡単なプログラミング・ルーチンでブロツク120を側
路し、−このため、仕事完了ビツトS6はセツトされな
い。即ち、制御はプロツク102の故障論理計算へ移さ
れる。プロツク120の計算が完了した後、制御がプロ
ツク121へ移されて仕事S7を遂行し、計算機24は
多重化器26を制御して、チャンネルA及びチャンネル
Bの計算結果のデイジタル出力データをデイジタル・ア
ナログ変換器32へ送り、この変換器が所要のアナログ
信号を前に第1図について説明した様に装置に供給する
。フローチヤートのプロツク121に関連してプログラ
ム記憶装置52(第2図)に貯蔵されているプログラム
部分は、倍率の決定並びにデータのパツク計算を遂行し
、更に装置の個別出力を発生する。データの出力伝送は
プロツク121内の計算によつて開始され、データの伝
送は周知の様に計算機24による以後の処理と同時に続
けられる。プロツク121によつて要求される機能を首
尾よく遂行した後、制御がプロツク122へ移り、そこ
で前述の様に関連した仕事完了ビツトS7がセツトされ
る。プロック122の計算の完了の後、プログラムの制
御が仕事S8のプロツク123へ移り、そこでサーボ・
モデル及び監視の計算が行なわれ、航空機の操縦翼面の
サーボが所定の許容公差内で適正に作用するように保証
する。
サーボ動作をシユミレートするのに使われる特定の数学
的なモデルは航空機の特定のサーボ機構によつて左右さ
れ、しかもこの様なモデル及び監視は自動飛行制御装置
の分野で周知であるから、これについてはこれ以上説明
しない。しかし、プログラム記憶装置52(第2図)に
貯蔵されている関連したプログラム部分を遂行する際、
サブルーチンJモV乃至80への飛越し並びにこのサブル
ーチンへの復帰が要求され、この飛越しの際、前述の様
に計算機のレパートリの命令を使うことができることが
理解されよう。仕事S8が適正に遂行されると、プログ
ラムの制御はプロツク124に移り、それに従つて関連
した仕事完了ビツトS8が前述の様にセツトされる。プ
ロツク123に関連した計算が完了した後、主実行プロ
グラムの制御がプロツク125へ移り、そこで単一チヤ
ンネルの残りの仕事S9,SlO・・・・・・・・・S
mが遂行される。
前に述べた様に、これらの単一チヤンネルの仕事S1乃
至Snlに関連したプログラム部分が、プログラム記憶
装置52(第2図)の中に貯蔵されており、65乃至6
8に概略的に示されている。プロツク125は、個別入
力の情報の内容の走査、並びに様式の選択、様式の進行
、故障の表示等のためのその処理の様な、実行プログラ
ムによつて遂行すべき残りの仕事を表わす。航空機の表
示装置に対する信号がプロツク111の繰返しに備えて
発生され且つ貯蔵され、主実行プログラムを次に繰返す
際、デイジタル・データ出力が出される。単一チャンネ
ルの全ての仕事が遂行され且つ関連した仕事完了ビツト
がプロツク125でセツトされた後、プログラムの制御
はプロツク126に移り、そこで単一チャンネルの種々
の計算に利用された全ての定数が検査合計に形成され、
基準合計と比較されて記憶装置の故障を検出する。
プロック126の試験が遂行された後、制御がプロツク
127へ移り、次に起る実時間割込みを待つ。制御は、
適正な「割込み持ち」命令を持つ、64に概略的に示し
たプログラム記憶装置52内の位置へ移る。計算機24
の処理装置がこの時停止し、実時間クロツクの割込みが
次に発生するまで持ち、発生した時、制御が主実行フロ
ーチヤートの開始プロツク90に従つて、プログラム記
憶装置の位置60に移る。この様にして実行プログラム
が連続的に繰返され、航空機が実効的に連続的に制御さ
れる。以上の説明から、仕事が第3図に示した順序で逐
次的に遂行されることが理解されよう。
第2図のプログラム記憶装置52に概略的に示したプロ
グラム部分60乃至80は、第3図のブロツクに対応す
るものであるが、図では便宜的に配置されており、プロ
グラム部分が図面で現われる順序が必ずしもプログラム
部分が実際の記憶装置に貯蔵される順序ではないことを
承知されたい。第3図に示す主実行フローチヤートは、
特定の形式の今日のジニット輸送機を規則正しく制御す
る様に設計されている。
この発明を実施するのに、他の実行プログラムの構成を
利用することができることは言うまでもない。以上、プ
ログラムを毎回繰返す際、第3図の各々のプロツクを遂
行することについて説明した。実際の装置では、毎回繰
返す時に、全てのプロツクを遂行することは必要ではな
い。例えば、或る仕事は1回おきの繰返し又は3回目の
繰返し毎に遂行しさえすればよい。このため、プロツク
92及び93の間に、実行プログラムの流れをこの様に
制御する別のプログラミングを入れるのが便利である。
この別のプログラミングは、現在の繰返し中に遂行すべ
き仕事に対応する仕事リスト・ワードのビツトをセツト
する。プロツク93乃至95で遂行される論理により、
セツトされていない仕事リスト・ビツトがセツトされて
いない仕事完了ビツトに対応し、こうして所要の2進1
を生ずるので、やはりMs,MA及びMBワードに対し
て適正な結果がでる。次に第4図について説明する。第
4図でも、第3図のプロツクと同様なプロツクには同じ
参照数字を用いている。前に述べた様に、主実行フロー
チヤートのプロツクは、計算機24がソフトウエアによ
つてそれに割当てられた全ての仕事を5達成したことを
検証するために利用される。仕事完了試験のやり方によ
り、計算機の全ての条件付き飛越し又はプログラム分岐
命令が適正に作用していることが検証される。書込んだ
文字によつて示す様に、論理的な補数化命令も利用され
、演算装置54(第2図)の上位及び下位累算器部分(
図に示してない)を表わす文字AU及びALに従つて、
上位及び下位の累算器の機能の完全さも試験される。前
に説明した様に、条件付き飛越し命令は、上位及び下位
累算器の内容がゼロに等しいか又はゼロに等しくないか
、並びに正であるか負であるかに従つて、プログラミン
グの分岐を生じさせる。更に、条件付き飛越し命令が、
アドレスされたワードが下位累算器に等しいか、等しく
ないか、以下であるか、又はそれより大きいかに応じて
作用する。各々の条件付き飛越し命令が分岐条件及び非
分岐条件について行使され、第4図のフローチヤートが
完了した時、全ての条件付き飛越し命令が適正に作用し
ていることが検証されると共に、割当てられた全ての仕
事が達成されたことが検証される様になつている。この
レバートリの行使が必要なのは、計算器24内にあるフ
リツプフロツプの様な装置が、比較命令の結果としてセ
ツトされ、フリツプフロツプの状態が分岐の方向を決定
するからである。全ての論理飛越し命令に関連したフリ
ツプフロツプ又は関連した論理装置が故障した場合、こ
の故障の結果、プログラムに対して正しくない分岐指令
が出ることがある。即ち、仕事完了検証ワードMA,M
B及びMsを第4図のブロツク内の文字で表わす基準に
対して比較し、故障が起つた場合、分岐命令はプログラ
ムを故障ルーチン・アドレスへ向けるべきである。しか
し、比較状態に関連した計算機のハードウエアの故障が
起つた場合、間違つた方向の分岐が起り、正しくない有
効な状態が表示されることがある。この理由で、プロッ
ク104に於けるプログラム中の最終的な仕事の完了を
有効とする点に達するため、全ての分岐命令は両方向で
用いられる。第4図のフローチヤートが、使われる特定
の計算機の特定の条件付き飛越し命令のレパートリに従
つて変えられていることが理解されよう。更に、種々の
ワードMA,MB及びMs並びにその補数は、計算機の
レパートリからの適当なデータ送込み命令により、文字
によつて表わされた上位及び下位累算器へ転送しなけれ
ばならない。第4図のフローチヤートは、第3図に示し
たプロツク102,103及び104の他に、プロック
130乃至154で構成される。
第3図のプロツク96が第4図のプロツク130乃至1
41で構成されること、第3図のブロツク97が第4図
のプロツク142乃至152で構成されること、並びに
第3図のブロツク98が第4図のプロツク153及び1
54で構成されることが理解されよう。プロツク130
は第3図のプロツク95から入り、ワードMAの補数を
とり、この補数を上位累算器へ転送した後、プログラム
が条件付き飛越し命令を利用して、上位累算器の内容が
ゼロに等しければ飛越す。正常な動作では、ワードMA
(並びにワードMB及びMs)の全てのビツトが1に等
しい筈であるから、その補数はゼロに等しい筈であり、
制御は次のプロツク131へ飛越す。しかし、故障が起
り、MAの補数がゼロに等しくない時、飛越しは行なわ
れず、その後の命令が制御を故障論理計算部分102へ
移す。図示と同様に、計算機24の全ての条件付き飛越
し命令が正しく作用しているかどうかが試験される。自
動飛行制御装置の特定の好ましい実施例では、計算機が
第4図に関連したプログラムを遂行する時、全ての仕事
が確立され、各々の計算サイクルで構成されなければな
らない。
このため、各々の仕事リスト・ワードは、完了すべき仕
事を選定する全部1の一定の定数である。ワードMにゼ
ロを加えたプロツク147及び154に特に注意された
い。
この発明の好ましい実施例で使う特定の計算機は1の補
数を使う機械であるから、ワードMが全部1である状態
は、0に相当し、この−0に+0を加えると+0になる
。機械の特定の論理命令は+0だけ?認識する。このた
め、第4図のプロツク147及び154が必要になる。
前に述べた様に、第3図のブロツク115及び116は
装置のチャンネルA及びチヤンネルBの計算を表わす。
第5図にはチャンネルAの計算の詳しいフローチヤート
が示されている。チヤンネルBの計算はこれと同じであ
る。チヤンネルAの実行計算は、ソフトウエアの内、実
際に自動飛行制御装置の計算を行なう部分で構成される
。第3図のプロツク114から仕事a1のプロツク16
0に制御が移される。関連したプログラム部分はプログ
ラム記憶装置52(第2図)の69に貯蔵されている。
このプログラム部分が前に述べた様に第3図のプロツク
105を遂行する際に予定の位置にあつたデータをソフ
トウエアの計算部分に移す。データはフイルタ・ルーチ
ンを利用すること等によつて条件づけられ、自動飛行制
御装置のチャンネル2の部分からの同等の計算と等化す
る。前に述べた様に、条件づけ並びに等化の機能を行な
うためのサブルーチンJモV乃至80との何回もの飛越し
は、計算機のレパートリの命令を利用して飛越しアドレ
スを操作し、こうしてこの様にして利用される命令が適
正に作用しない場合、プログラムが異常な径路に入り、
関連した仕事完了ビツトをセツトしない様に保証するこ
とによつて遂行することができる。プロツク160で必
要な機能が遂行された後の正常の動作中、制御がプロツ
ク161に移り、仕事完了ビツトA1が仕事a1の完了
に対応してセツトされる。仕事完了ビットをセツトする
方式は前に第3図について述べた所と同様である。プロ
ツク161に関連した命令を遂行した後、制御装置55
(第2図)が仕事A2のプロツク162へ制御を移す。
関連したプログラム部分はプログラム記憶装置52(第
2図)の70に貯蔵されている。状態評価の計算が、公
知のフイルタ方式を利用して、上に述べた様にして処理
されたデータを組合せ、以下の制御の規則並びに他の飛
行制御及び案内の計算に利用する最良の状態評価Zlを
求める。
状態評価のフイルタリングは自動飛行制御装置の分野で
周知であり、その一例が普通の相補形フイルタリングで
ある。状態評価の計算が行なわれた後、制御がプロツク
163に移され、そこで関連した仕事完了ビツトA,が
セツトされる。データが処理され、最良の評価が計算さ
れると、ソフトウエアは次に航空機を制御し且つ案内す
る計算を遂行できる状態になる。
自動飛行制御装置の分野で周知の様に、航空機の種々の
飛行体制で武装様式及び交戦様式が利用される。このた
め、各々のロール軸、ピツチ軸及びヨ一軸及びスロツト
ル様式等に対し、航空機の現在の状態並びに自動飛行制
御装置の様式選択器が選んだ様式に従つて、武装及び交
戦時の計算が選択的に行なわれる。これらの様式は、航
空機の所望の制御を行なうため、適当な制御規則を計算
することを含む。第5図のプロツク163で要求される
計算が行なわれた後、制御が武装時ロール様式状態プロ
ツク164に移る。このプロツクでは、遂行すべき武装
時ロール計算に従つて、変数1をl乃至kの数に設定す
る。変数1は、航空機のその時の状態と共に自動飛行制
御装置の様式選択器に従つて設定される。プログラΔが
、変数1に割当てられた仕事選択符号に従つて、適正な
武装時ロール様式の計算に対する多くの通路の内の1つ
を選択する。プログラムの制御がプロツク164からプ
ロツク165に移り、そこから適正な武装時ロール計算
サブルーチンに入る。武装時ロール計算サブルチンが、
チヤンネルAの計算実行フローチヤートで166,16
7及び170に示されている。武装時ロール計算サブル
ーチンの各々が完了すると、変数jが、特定の武装時ロ
ール計算サブルーチンに入つた時の変数1の値に等しく
設定される。これらのプロツクが、チヤンネルAの計算
実行フローチヤートの171,172及び173に示さ
れている武装時ロール計算でどの通路をとつたかに関係
なく、制御がプロツク174に戻り、そこで入力変数1
及び出力変数jを有効性について比較する。
この比較は、iをjで割り、こうして計算機の命令レパ
ートリの割算命令をも試験することによつて行なわれる
。プロツク174の試験が失敗すれば、次のプロツク1
75を側路し、制御はプロツク176に移る。しかし、
装置の正常の動作状態で試1験が成功すれば、制御はプ
ロツク175に移り、そこで仕事完了ビツトA3が武装
時ロール計算に関係した仕事A3が首尾よく完了したこ
とに従つてセツトされる。プロツク176でも同様な手
順が行なわれる。この場合、交戦様式のロール状態変数
1i)′−1乃至Lの数に設定され、プロツク177に
入つた時、180,181及び182に示した適正な交
線時のロール計算サブルーチンに制御が移される様にす
る。プロツク171乃至173について上に述べたのと
同様に、プロツク183,184及び185が、遂行さ
れた交戦時のロール計算サブルーチンに従つて、書込み
の文字で表わす様に、出力変数jを設定する。交戦時の
ロール計算で選ばれた通路に関係なく、制御がプロツク
186に達し、そこで論理装置が、仕事完了符号jが仕
事選択符号1に等しいことを検査することにより、正し
い仕事が遂行されたことを判断する。プロツク186で
は、この試験は、計算機の命令レパートリの内の掛算命
令の作用能力を検査する様に行なわれる。プロツク17
4及び175について前に述べたのと同様に、プロツク
186で試験が失敗すると、仕事完了プロツク187は
側路されるが、適正に作用すれば、仕事完了ビツトA4
がセツトされる。制御がプロツク186,187を通過
した後、プロツク190に入る。
このプロツクは、ピツチ様式、スロツトル様式、ヨ一様
式等の様な、装置の他の様式に対する同様なフローチヤ
ートのプログラミングの構成を表わす。制御がプロツク
190からプロツク191へ移り、ここで自動飛行制御
装置の全ての内部ループの計算等が行なわれる。
内部ループの計算は、前に述べた案内又は指令の計算と
対照的に、航空機の基本的な姿勢安定化に関係する。内
部ループの計算は、航空機に対する基本的なロール、ピ
ツチ及びヨ一安定化方程式との間で飛越しを行ない、フ
イルタにかけられ且つ適正な方程式に従つて組合された
角度変位及び速度信号に従つて現在の姿勢を制御並びに
保持し、航空機の操縦翼面に対する制御信号を発生する
。プロツク191内に示す各々の仕事には、仕事完了ビ
ツトが関連しており、それが前述の様にセツトされる。
プロツク191で要求される計算が行なわれた後、制御
装置55(第2図)のプログラム計数器85がプロック
192に制御を移す。
ここで多重レベルの有効模様信号が発生される。この模
様が動的に変化し、且つ実行プログラムを毎回繰返す度
に、導線193の出力信号の状態を変えることによつて
発生されることが重要である。このため、計算機が第3
図の故障論理計算プロツク102に入つて作用を停止す
るか、或いは計算機が命令を実行することができなくて
破滅的に故障した場合、導線193の信号は静止状態に
とどまる。この静止状態は、第1図について説明した有
効模様検出器43によつて検出することができる。動的
に変化する有効模様は、前述の故障検出機能を持たせる
ため、振幅、パルス幅又はその両方を変えることができ
る。しかし、この発明の好ましい実施例では、模様の振
幅を変える場合を説明する。有効模様信号を発生する特
定の例が第6図に示されている。次に第6図について説
明すると、Dと記した計算機ワードを利用して、振幅A
及び幅Tの矩形波を発生する。これは2Tに等しい周期
を有する。Tはプログラムの繰返し時間である。制御が
第5図のプロツク191からプロツク200に移され、
これが変数Dの状態を検査する。特定の繰返しの際、D
が1に等しければ、プロツク201でDがOにセツトさ
れる。しかし、或る繰返しの時、DがOに等しければ、
プロツク202でDが反対の状態1にセツトされる。繰
返し中の変数Dの最終的な状態がプロツク203の出力
から導線193に伝えられ、これが変数Dを第1図に示
す装置の・・−トウエア部分に伝達する。従つて、プロ
グラムを繰返す時、変数Dの振輻がOから1た変わり、
この変化する2進状態をプロツク32(第1図)の関連
したデイジタル・アナログ変換器で変換し、その出力を
導線42(第1図)に印加すると、振幅A及び持続時間
Tの矩形波が発生される。前に述べた様に、計算機が連
続的に実行プログラムを実行しなくなつた場合、導線1
93の信号は静止状態にとどまり、故障を表わす。有効
模様信号が矩形波監視装置204に印加され、特定の例
では、これが第1図の有効模様検出器43を表わす。矩
形波監視装置は、振幅弁別回路、ワンシヨツト・マルチ
バイブレータ・タイマ、及びもはや矩形波信号が出ず、
その代りに計算機24(第1図)から故障を表わす静止
信号が出ていることを検出する簡単な論理回路で構成さ
れる普通の設計のものである。計算機24の故障様式で
は、有効模様信号が必ずしも靜止状態で故障せず、正確
に限定された動的に変化する信号以外のものとなること
によつて故障となることがある。
計算機24は、有効模様が雑音に似たものの様な正しく
ない動的な状態を示す様に故障することがある。フエイ
ル・セーフ方式並びに故障時作動方式に従つて、この様
な監視装置204を2個用い、各各の監視装置が有効信
号出力を発生している時だけ、有効信号が出る様にする
第1図の装置が主実行プログラムに従つて動作している
時、第3図のプロツク125は第5図の武装時及び交戦
時の計算結果と連絡を持ち、自動飛行制御装置の様式選
択器と組合せて、装置に対する様式進行及び逆行機能を
遂行する。
自動飛行制娠置を使つていない時、第5図の武装時及び
交戦時計算が取り得る1つの通路は、何の動作も行なわ
ない通路である。例えば、第5図のプロツク176で言
うと、自動飛行制御装置が切り離されている時、iが1
にセツトされ、ロールなしの様式を表わす。同様に、自
動飛行制御装置を使つている時、iはローカライザ捕捉
様式で2にセツトし、指向方向保持様式ではiを3にセ
ツトすることができる。この発明の好ましい実施例につ
いて以上説明した所から、第1図の自動飛行制御装置が
計算機24内にある実時間クロツクによつて制御されて
、第3図の主実行プログラムを連続的に実行し、こうし
てプロツク10,11,12からの感知信号を入力に連
続的に送り、第5図の計算実行フローチヤートに従つて
これらの信号に作用し、装置のデイジタル・アナログ変
換器を介して航空機の操縦翼面制御作動装置に信号を送
ることが理解されよう。
プログラムは遂行すべき仕事に分けて構成され、関連し
た仕事完了標識が、その仕事が首尾よく完了した時にセ
ツトされる。航空機のプログラミングに利用される計算
機の命令レパートリ内にある命令がプログラム全体にわ
たつて分散し、分岐アドレスを制御し、命令レパートリ
中の故障を検出して、プログラムの流れが異常な径路を
たどる様にし、こうして全ての仕事完了標識をセツトし
ない様にする。更に、プログラムは動的な有効模様を発
生するプログラム部分を含み、これは、計算機が主実行
プログラムを連続的に実行している時にだけ正常の出力
信号を発生する。計算機が、故障論理計算部分102に
入つたため、又は計算機24の破滅的な故障のため、プ
ログラムの実行を停止すると、外部ハードウエア監視装
置、43(第6図の204)が異常な有効模様信号を検
出し、故障したチャンネルを停止する。プログラムが異
常な経路をたどる様に、即ち迷い子になる様にする独特
のプログラミング方式の例を上に挙げた。
次に、特に上に引用した1819形計算機の場合につい
て、この様な故障検出プログラミングの別の例を説明す
る。他の設計の計算機を用いた自動飛行制御装置に同様
な方式を容易に適用し得ることは言うまでもない。第3
図のプロツク115及び116、更に詳しくは第5図に
示されているこれらのプロツクで行なわれる制御規則の
計算について例を述べる。上に一般的に述べた様に、計
算機24はバンク1及びバンク2と記した2重記憶バン
クを用い、各々のバンクに於ける位置は8進アドレスを
有する。
例えば、アドレス2−0662は記憶バンク2の位置0
662を表わす。特定の計算機では、第2図のプログラ
ム計数器85が記号Pで表わされ、計算機24のインデ
ツクス・レジスタが全体的に記号Bで表わされている。
一般に、計算機24の命令ワードは命令部分(0P符号
)及び被演算数部分を持つている。命令部分及び被演算
数部分は、アセンブリ言語のプログラミングで普通の様
に、記憶装置に貯蔵される実際の2進表示並びに記号を
表わす様に8進法で表わすことができる。命令ワードの
被演算数部分が記号Yで表わされ、これは一般に記憶装
置内のアドレスを示す。このアドレス位置の内容が(7
)で表わされる。この種の括弧は関連した素子の内容を
表わす。例えば(ロ)はプログラム計数器85の内容を
表わす。下に挙げる例では、下記の機能を遂行する。第
3図の主実行プログラムのプロツク115,116に於
けるチヤンネルA又はチヤンネルBの計算で、バンク角
φ、重量w、フラツプの撓みδF及びf(V/v)Dt
の函数であるピツチ増分Δθを計算する制御規則を利用
する。第2図の77乃至80に概略的に示す様な、TH
ETLC(シータ上昇指令)と呼ばれるサブルーチンが
この計算を行なう。THETLCが要求され且つ使われ
た後、サブルーチンに入つた時に貯蔵されていたアドレ
スに指令が復帰する。インデツクス・レジスタBには武
装様式の表示に対応する数を設定する。
武装時に選ばれ、交戦様式を作動するために別の判断基
準を満足するのを待つているあらゆるロール様式には、
記憶装置の位置2−4327に貯蔵されたROLAIB
と呼ばれる独特な数が与えられる。この種の計算機で普
通のことであるが、フラグ位置も設けられる。
RAPSIBは第1回フラグであり、これはセツトされ
た時、サブルーチンを最初に行なう時、武装時の基準を
充たしているかどうかを検査する特別の初期設定を要求
する。初期設定の仕事が完了した後、フラグがりセツト
され、このため、武装時の判断基準を検査するために、
この後サブルーチンに入る時は、初期設定が行なわれな
い。AROLIBは武装時ロール様式から交戦様式へ切
換えを可能にする判断基準を検査するサブルーチンのア
ドレス表の最初のアドレスである。
インデツクス・レジスタBに貯蔵されたインデツクス数
がAROLIBをアドレス表に換算する。インデツクス
・レジスタBは予めセツトされており、それを認識して
、特定のロール様式が定められる。第5図のプロツク1
64を参照されたい。このため、各々の武装様式の特定
のアドレスが、交戦基準を検査する異なるサブルーチン
を限定する。遂行される特定の動作で全体として5つの
命令を例示するが、これらの命令の動作中には、レパー
トリの他の命令も利用される。例えば、8進法76の復
帰飛越し命令(RJP)は(ロ)+1をYへ移すと共に
、Y+1をPへ移す。8進法55の間接飛越し(IJP
)が(イ)をPへ移す。
8進法32の、「Bに(ロ)装入」命令(ENTB)は
(ト)をインデツクス・レジスタBに移す。
8進法12の、「ALに(イ)装入」命令(ENTAL
)は(イ)を下位累算器ALに移す。
インデツクス・レジスタBによつて変更された、8進法
31の間接復帰飛越し命令(IRJPB)はe)+1を
(イ)に移し、(7)+1をPに移し、被演算数に(B
)を加える。これらの特定の例で、計算機24が18ビ
ツトの命令ワード及びデータ・ワードと、12ビツトの
インデツクス・レジスタ・ワードとを用いることが理解
されよう。
前述の機能に関連して、下記の表はプログラム記憶装置
52(第2図)の特定※くの位置に貯蔵された特定の命
令、並びにその結果起る計算機24の応答を示している
。表の部分1で起り得る故障については、位置2066
2にある命令は全く実行しないこと、即ち計算機の命令
解読装置(図に示してない)がこの命令を動作なしを要
求するものと見なすと仮定している。
この結果、サブルーチンTHETLCが要求されず、そ
の結果仕事が行なわれず、仕事完了ビツトはセツトされ
ない。記憶装置の位置2−0662にある命令が、76
4057であるべきなのに、誤つて764017に等し
い場合、記憶位置にある単一ビツトを1にセツトするこ
とができないので、別の故障が起り得る。
8進法の数764057は2進法の18ビツトでは次の
形になる。
ここでアンダーラインをしたビツトは誤つて作用するビ
ツトを表わす。
この時、計算機24は次の様に命令を実行しようとする
。プログラム計数器85が位置2−0662にゆき、そ
こで復帰飛越し(RJP)命令(76)を見つけるが、
正しいアドレス4057ではなく、誤つたアドレス40
17へゆく。所望のルーチンTHETLCはプログラム
記憶装置52(第2図)で位置4057から始まる所に
貯蔵されている。計算機が復帰飛越し命令(76)を実
行して、1だけ増数したプログラム計数器85の内容〔
(P+1)−20662+1=2−0663〕を誤つた
アドレス4017に貯蔵する。この後、プログラム計数
器85がY+1=4017+1=4020にセツトされ
る(普通の計算機の8進演算)。このため、計算機は位
置4020から実行を開始するが、これはTHETLC
サブルーチンではなく、別のサブルーチンである。この
時プログラムは迷い子になり、プログラムの正常な流れ
が壊れる。
この時プログラムがとる径路は2つある。誤つて入つた
サブルーチンは正常のプログラムの流れより上流側又は
下流側から出てゆく。呼出し位置2−0662より上流
側で出てゆく場合、プログラム順序はループになり、前
に述べた実時間割込みに従つてタイミング・サイクルが
切れるまで、反復的に実行される。下流側から出ていく
場合、プログラムの大部分が飛越される。何れの場合も
、多数の仕事を達成せず、関連した仕事完了ビツトがセ
ツトされない。前掲の表の部分で起こる別の故障では、
インデツクス・レジスタBの故障、即ちレジスタBでビ
ツトをりセツトすることができない場合を仮定している
。このため、インデツクス・レジスタBに位置4327
の内容である量ROLAIBが設定される。ROLAI
B(又は位置4327の内容)がゼロであるが、インデ
ツクス・レジスタBの1つのビツトが2進1状態に膠着
していると仮定する。このため、インデツクス・レジス
タの12ビツト数はになる代りに にある。
前掲の表の部分について言うと、レジスタBに設定され
た値を利用して、サブルーチンのアドレスを見つける。
表の部分では、プログラムが位置 5175+B(実際
には2−5175であつて、記憶バンク2の位置517
5を表わす)に向けられる。8が正しくゼロであれば、
制御は位置2−5175へ行つて、アドレスMを見つけ
る筈である。
しかし、Bに誤つた値が入つているため、制御が2−5
175+4000=31175(8進法)にいく。この
誤つた位置31175で、プログラムが誤つてアドレス
Mを読取ろうとする。命令はこの誤つたアドレスM(3
1175の内容)にP計数器85の次のカウント(P+
1)を貯蔵している。この時、プログラムがP計数器8
5をM+1に設定する。このため、実行は誤つたM+1
のアドレスから始まる。この種の故障により、プログラ
ムの実行がP計数器85のアドレス能力の範囲内にある
記憶装置の任意の位置へ移ることがある。
上に説明したこの発明の好ましい実施例を実際に構成し
たものに於て、プログラムの制御を実際に位置3117
5へ向けた特定の故障の影響をプログラムにわたつて追
跡した。具体的に言うと、この誤つた位置を実際に使つ
て制御変数を貯蔵した。即ち、アドレスMがこの変数の
値である。変数が普通はゼロに近いという特定の場合、
故障があつた時にMがゼロに等しいと仮定すると、位置
00000は内容 ・こ20666を持ち、位置000
1は内容300505を持ち、実行は位置00001か
ら開始され、プログラムを故障ルーチンへ移す。
こうなるのは、ここで用いた特定の計算機では、記憶装
置の低いアドレスが装置の故障ルーチンに対 ・する間
接復帰飛越しを持ち、これが機械を停止するからである
。このため、0505のルーチンはこの種のもので、機
械は故障ルーチンに入り、故障を表示し、その後停止す
る。上に説明した特定の実施例では、記憶装置の使われ
ていない位置はゼロを持ち、これを故障符号として利用
し、間接的に同じ結果を達成する(即ち、故障剤込みに
より、装置の故障ルーチンへ飛越す)。実行プログラム
がプログラム記憶装置の有効領域に飛越した場合、故障
様式の動作が記憶ビツトの故障について上に述べた例の
場合の様に起こる。前述のインデツクス・レジスタの故
障に対する計算機24の故障応答について言うと、演算
命令が故障すると、プログラムが迷い子になる。
例えば、加算命令が正しく作用していない場合、前にイ
ンデツクス・レジスタの故障について説明した故障が起
り得る。前掲の表の部分に示した間接復帰飛越しB修正
命令(IRJPB)が、演算装置54の加算装置並びに
関連したルーチンを使つて実行され、Bインデツクス・
レジスタ86(第2図)の内容を間接復帰飛越し命令に
よつて呼出されたアドレスに加算する。このため、前掲
の表の部分で、計算機24は2−5175+Bを加算す
る筈である。この加算が適正に行なわれないと、インデ
ツクス・レジスタBの内容が正しくない時について前に
述べた様に、プログラムが誤つたアドレスに向けられる
。従つて、プログラムが3つの領域の内の1つに向けら
れる。プログラムはその出口位置より低い位置にある領
域に入ることがあり、このためプログラムがループを形
成して立往生することがある。この故障は最終的には次
に起る実時間の割込み並びに前に述べた仕事完了ビツト
の検査によつて確認される。この代りにプログラムが出
口位置より高い位置にある領域に入ることがあり、この
ため、仕事完了ビツトをセツトするプログラム部分を飛
越し、従つて、仕事完了ビツトによつてこの故障が検出
される。プログラムは故障ルーチンに移る際の領域に入
ることもあり、この時、計算機が停止し、前述の様に故
障が表示される。以上説明した所から、装置の2チャン
ネルの各各に1個のデイジタル計算機と、適当なインタ
フエイス感知器及び電子回路とを用いて、監視が完全な
自動飛行制御装置が達成されたことが理解されよう。
上に述べた新規なハードウエア及びソフトウエアの監視
方式により、100%の故障検出能力が保証されると共
に、故障したチャンネルが安全に動作停止にされる。こ
の様な2つのチヤンネルが同時に動作することにより、
故障時作動能力が得られ、このチャンネルが1つしか動
作していない場合、自動飛行制御装置は故障に対して受
動性の性能を持つ。上に説明したハードウエア及びソフ
トウエア方式のため、計算機が命令を実行する際の誤動
作をも含めて、どんな故障又は装置の異常も検出されず
にいることはない。前述の装置の故障検出能力は、何千
ワードから成る貯蔵プログラム中の1個の誤つたビツト
にまで及ぶ。プログラムの構成は、デイジタル計算機の
命令のレパートリのどんな種類の故障でも、プログラム
の流れが不正な分岐をする様になつている。プログラム
の流れが特定された形で進行しないことが、仕事完了標
識の適正な順序がないことを検出する計算機のプログラ
ムと、計算機が特定された仕事を正しく遂行する場合に
のみ正しくなる動的な信号模様の誤まりを検出する外部
ハードウエア監視装置との両者によつて判断される。こ
ういう判断方式の他に、貯蔵プログラムに於ける計算機
の冗長性を利用して、計算機の記憶装置のデータ貯蔵部
分の個々のビツトの故障を検出する。即ち、感知された
制御パラメータの連続的に更新された値が2つの記憶位
置に貯蔵され、感知器の出力を用いた制御規則の計算が
2回計算され、その結果を比較して、データの流れ及び
貯蔵の完全さを確認する。しかし、装置の故障を検出す
る所望の監視能力を持たせるのに、1個の計算機しか必
要としないから、従来の故障に対して受動性の装置に於
ける様に、2つのチャンネルの計算機どうしの比較監視
は必要としない。上に述べた装置はチャンネルの故障を
検出し、計算機が故障した場合に故障したチヤンネルを
動作停止にする。
計算機は基本的に2種類の故障が起り得る。即ち計算機
の一部の情報が失なわれることもあるし、或いは全部の
情報が失なわれることもある。計算機が全部の情報を失
なつた場合、有効模様信号を発生することはできなくな
り、この状態が外部で検出され、装置が動作停止になる
。計算機が一部の情報だけを失なつた場合、このことは
計算機自体によつて内部で検出される。即ち、ソフトウ
エアを前述の様に厳格な構成にしたことにより、計算機
は一部の情報を失なつたことを検出する能力を保有する
。一般に計算機が一部の情報を失なう原因は2つある。
中央処理装置が故障して、特定の命令又は一群の命令が
正しく作用しないことがある。記憶装置又は記憶装置の
アドレスの故障により、記憶装置の特定の位置又は一群
の位置が正しくないデータ又は命令を持つことがある。
前にも述べたが、要約すれば、一部の情報を失なつたこ
とを検出するのに下記の方式を用いる。1.重要な計算
は2重に行なわれ、略完全な記憶装置検査方式にする。
この方法は特定の記憶装置の関連した全ての故障又はそ
の他の計算の異常を検出するために用いられる。2.仕
事リストの検査を利用し、プログラムが所定の流れであ
ることを確かめる。
即ち、主プログラムの流れが特定された通りに続いてい
ることを検証する。3.ここに説明した新規なプログラ
ミング方式により、プログラムの流れが正しく続けられ
るためには、正しい結果を生じなければならない様にす
る。
この方式を用いることにより、プログラムで使うごとく
の命令が一般的な意味で正しく実行されていることを検
証することができる。このプログラミング方式では、前
掲の2.で述べた方式を利用するため、異常状態が必ら
ず検出される。このプログラミング方式はプログラムを
強制的に迷い子にするのが特徴である。
こういうことが起ると、計算機は記憶装置がないのにプ
ログラムを実行しようとし、このため、計算機は適正に
作用できなくなる。一般に、迷い子方式とG人分岐すべ
きでない時にプログラムが分岐し、分岐すべき時に分岐
しないか、或いは特定されていないアドレスに分岐する
ことである。この方式は、全ての命令が適正に作用して
いる時にだけ、プログラムに適正な流れをとらせるもの
ということもできる。この新規なプログラミング方式を
前掲の2.で述べた仕事リスト検査方式と組合せて利用
することにより、プログラムは、演算命令、送込み命令
、貯蔵命令、条件つき及び無条件飛越し命令、論理命令
、シフト命令、レジスタ転送命令及びソフトウエアと接
触するレジスタの様な計算機の命令のレパートリ並びに
種々の計算機の・・−トウエア素子が適正に実行され、
或いは動作しているかどうかを検査する。4.単一チヤ
ンネルで行なわれる計算に利用する全ての定数の検査用
の合計を出す。
この方式は、単一チヤンネルの定数に関連した記憶装置
の故障を検出する確率が極めて高い。5.前述の様に、
プログラムが計算機の記憶装置の中で2重記憶バンクに
構成されていて、記憶装置のアドレスの故障がすぐに検
出できる様になつている。
この方式を上に述ぺた各種の方式と共に利用することに
より、全般に及ぶ様な記憶装置のアドレスの故障が確実
に検出される。命令を利用して分岐アドレスを操作し、
命令が故障すれば、プログラムの流れが異常な経路をた
どり、特定されたプログラムを完了することができない
様にすることにより、計算機の命令のレパートリを行使
する前述の新規なプログラミング方式は、故障が起つた
場合、代りの経路に分岐してプログラムを完了する様に
プログラムが設計されている、故障許容形計算機とも呼
ぶべき従来のプログラミングの考えと正反対である。こ
の発明では、故障が起つた場合、プログラムが迷い子に
なり、適正な動作停止手順を行なうことができる様に、
故障が検出できる様にプログラムが構成されている。要
約すれば、今日の航空機に実際に使える様な、各チヤン
ネルに1個のデイジタル計算機を用いた故障時作動式2
重チャンネル自動飛行制御装置が初めて達成されたもの
と考えられる。
この考えは従来も一般的には考えられており、この目的
を達成する装置について記載されたものもあるが、以上
説明した方式の新規な組合せにより、この目的が実際的
な飛行条件の下で現実に達成されたと考えられる。この
発明の好ましい実施例を説明したが、ここで用いた用語
は説明の用語であつてこの発明を制約するものではなく
、特許請求の範囲の記載に合致する限り、種々の変更が
可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】 第1図は2重チャンネル自動飛行制御装置の1チヤンネ
ルのプロツク図、第2図は第1図のデイジタル計算機を
詳しく示すプロツク図、第3A図及第3B図は第2図の
デイジタル計算機のプログラム記憶装置に貯蔵される主
実行プログラムのフローチヤート、第4A図及第4B図
は第3図の一部分を詳しく示すフローチヤート、第5A
図及第5B図は第3図の別の部分を詳しく示すフローチ
ヤート、第6図は特定の有効模様発生ルーチンを示す部
分的なプロツク図及びフローチヤートである。 主な符号の説明、10,11・・・・・・感知器装置、
12・・・・・・デイジタル感知器、17・・・・・・
入力多重化器、24・・・・・・計算機、26・・・・
・・出力多重化器、34・・・・・・操縦翼面匍胸作動
装置、43・・・・・・有効模様検出器、51・・・・
・・I/0制イ卸装置、52・・・・・・プログラム記
憶装置、85・・・・・・プログラム計数器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 空気力学的な操縦翼面及び該操縦翼面に結合されて
    いてそれを位置ぎめする関連したサーボ手段を持つ航空
    機に用いられ、航空機の飛行状態に応じて感知信号を発
    生する感知手段を持つ自動飛行制御装置に於て、前記感
    知信号に応答する計算機入力手段、プログラム記憶装置
    、飛行制御装置で作用する命令のレパートリ及び計算機
    出力手段を持つディジタル計算機と、感知手段を計算機
    入力手段に結合する計算機入力結合手段とを有し、計算
    機はプログラム記憶装置にプログラムが貯蔵されていて
    、該プログラムは、計算機出力手段に操縦翼面指令信号
    を出す様に複数個の仕事を逐次的に行なうことにより、
    前記感知信号に作用する様に計算機を制御するため、計
    算機が逐次的に実行する様に構成された複数個の第1の
    プログラム部分を持ち、更にプログラムは、夫々第1の
    プログラム部分に関連していて、前記仕事の完了に応じ
    て計算機内の仕事完了標識をセット状態に切換える複数
    個の第2のプログラム部分を持ち、更に前記プログラム
    は前記標識がセット状態であるかどうかを試験して、仕
    事が完了したかどうかを標識によつて試験する第3のプ
    ログラム部分を持ち、前記プログラムは第1、第2及び
    第3のプログラム部分内の少くとも1つにある前記レパ
    ートリの全ての命令を利用して、或る命令が適正に作用
    しない時、少くとも1つの標識が非セット状態にとどま
    る様にし、更に前記プログラムは1つの標識が非セット
    状態にとどまる時に第3のプログラム部分から送込まれ
    る故障プログラム部分を持ち、該故障プログラム部分が
    プログラムの実行を停止する命令を含み、更に前記プロ
    グラムが、プログラムの実行中は或るレベルを表わし、
    且つその後の実行中は異なるレベルを表わす様に計算機
    出力手段に於ける有効模様信号を制御することによつて
    、動的に変化する精密に限定された有効模様を発生する
    第4のプログラム部分を持ち、更に、プログラムの反復
    的な実行を制御する手段と、計算機出力手段に結合され
    て有効模様信号を受取り、前記プログラムの反復的な実
    行によつて通常は前記動的に変化する精密に限定された
    有効模様信号が発生する筈の期間中に前記有効模様信号
    が精密に限定された状態とは異なる状態にあることを検
    出すると共に、それに応じて故障信号を発生する有効模
    様検出手段と、計算機出力手段を操縦翼面サーボ手段に
    結合して、それに対して操縦翼面指令信号を供給する計
    算機出力結合手段とを有する自動飛行制御装置。 2 特許請求の範囲1に記載した自動飛行制御装置に於
    て、計算機が、計算機入力手段及び計算機出力手段を含
    む計算機I/O制御装置を持つていて計算機入力及び出
    力結合手段に制御信号を送り、計算機入力結合手段が、
    感知手段から感知信号を受取る様に結合されると共にI
    /O制御装置から制御信号を受取る様に結合されていて
    、制御信号に従つて当該多重化器出力に感知信号を選択
    的に印加する多重化器出力を持つ入力多重化器手段、及
    び前記多重化器出力に結合され、選択的に印加された感
    知信号を、計算機入力手段に印加するためにディジタル
    形式に変換するアナログ・ディジタル変換器手段を有し
    、前記計算機出力結合手段が、計算機出力手段に結合さ
    れると共にI/O制御装置から制御信号を受取る様に結
    合されていて、制御信号に従つて複数個の多重化器出力
    に計算機出力手段を選択的に結合する複数個の多重化器
    出力を持つ出力多重化器手段、及び夫々複数個の多重化
    器出力に結合され、計算機出力手段からの操縦翼面指令
    信号を、操縦翼面サーボ手段に印加するためにディジタ
    ル形式からアナログ形式に変換する複数個のディジタル
    ・アナログ変換器手段を有し、更に、ディジタル・アナ
    ログ変換器手段を入力多重化器手段に結合して、ディジ
    タル・アナログ変換器手段の適正な動作を循環的に試験
    するため、アナログ形式の操縦翼面指令信号を入力多重
    化器手段に伝達する手段を持つ自動飛行制御装置。 3 空気力学的な操縦翼面及び該操縦翼面を位置ぎめす
    るためにそれと結合された関連するサーボ手段を持つ航
    空機に対する2重チャンネルの故障時作動式自動飛行制
    御装置に於て、各々のチャンネルが、航空機の飛行状態
    に応じて感知信号を発生する感知手段と、前記感知信号
    に応答する計算機入力手段、プログラム記憶装置、飛行
    制御装置で作用する命令のレパートリ及び計算機出力手
    段を持つディジタル計算機と、前記感知手段を計算機入
    力手段に結合する計算機入力結合手段とを有し、計算機
    のプログラム記憶装置にプログラムが貯蔵されていて、
    該プログラムは、複数個の仕事を逐次的に行つて計算機
    出力手段に操縦翼面指令信号を出すことにより、感知信
    号に作用する様に計算機を制御するため、計算機が逐次
    的に実行する様に構成された複数個の第1のプログラム
    部分を持ち、更に前記プログラムは、夫々第1のプログ
    ラム部分に関連していて、仕事の完了に応じて計算機内
    の仕事完了標識をセット状態に切換える複数個の第2の
    プログラム部分を持ち、更に前記プログラムが前記標識
    がセット状態であるかどうかを試験して、仕事が完了し
    たかどうかを標識によつて試験する第3のプログラム部
    分を持ち、前記プログラムは第1、第2及び第3のプロ
    グラム部分の内の少くとも1つの部分にある前記レパー
    トリの全ての命令を利用して、或る命令が適正に作用し
    ない時、少くとも1つの標識を非セット状態にとどめ、
    更に前記プログラムは、1つの標識が非セット状態にと
    どまる時、第3のプログラム部分から送込まれる故障プ
    ログラム部分を持ち、該故障プログラム部分はプログラ
    ムの実行を停止する命令を持ち、更に前記プログラムが
    、プログラムの実行中は或るレベルを表わし、且つその
    後の実行中は異なるレベルを表わす様に計算機出力手段
    に於ける有効模様信号を制御することにより、動的に変
    化する精密に限定された有効模様を発生する第4のプロ
    グラム部分を持ち、更に、プログラムの反復的な実行を
    制御する手段と、計算機出力手段に結合されて有効模様
    信号を受取り、プログラムの反復的な実行により通常は
    前記動的に変化する精密に限定された有効模様信号が出
    る筈の期間中に前記有効模様信号が前記精密に限定され
    た状態とは異なる状態にあることを検出すると共に、そ
    れに応じて故障信号を発生する有効模様検出器と、計算
    機出力手段を操縦翼面サーボ手段に結合して、それに対
    して操縦翼面指令信号を供給する計算機出力結合手段と
    を有する2重チャンネルの故障時作動式自動飛行制御装
    置。
JP50082678A 1974-07-05 1975-07-04 航空機の自動飛行制御装置 Expired JPS5939776B2 (ja)

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