JPS5939443B2 - 共重合体型金属セツケン - Google Patents

共重合体型金属セツケン

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JPS5939443B2
JPS5939443B2 JP19262981A JP19262981A JPS5939443B2 JP S5939443 B2 JPS5939443 B2 JP S5939443B2 JP 19262981 A JP19262981 A JP 19262981A JP 19262981 A JP19262981 A JP 19262981A JP S5939443 B2 JPS5939443 B2 JP S5939443B2
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calcium
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裕 石上
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はマレイン酸誘導体とビニル系化合物との共重合
体を基本構造とする新規な溶解性の重合体型金属セッケ
ンに関するものである。
従来の高級脂肪酸金属セッケンは、溶剤特に水に不溶な
ものが多く、溶解したにしてもそれらの溶解度が非常に
小さいのが普通であつた。
本発明者は、このような欠点を克服した新規な金属セッ
ケンを開発するため種々検討を重ねた結果、マレイン酸
誘導体とビニル系化合物との共重合体のマレイン酸誘導
体のカルボキシル基をアルカリ金属塩とアルカリ土金属
塩、アルミニウム塩のような多価金属塩とが共存する形
とした共重合体型金属セッケンとすることにより各種有
機溶剤、さらに水及びアルコールなどの極性溶剤に可溶
の金属セッケンの製造が可能となり、この結果、溶剤中
において必要とする金属セッケン(ないしは金属)の作
用を十分に発揮させ得ることを見出し、この知見に基づ
いて本発明をなすに至つた。
すなわち、本発明によれば、一般式CH−CH−CH2
−CH COCOZ (式中、X及びYは、アルカリ金属イオン、アンモニウ
ムイオン及び多価金属イオンの中から選ばれた陽イオン
であり、その一部はカルシウム及びマグネシウムの中か
ら選ばれる少なくとも1種の多価金属イオンであり、ま
たzは炭素原子数1〜20のアルキル基もしくはアルコ
キシ基又はフェニル基を示し、nは平均3以上1000
以下の平均重合度を示す)で表わされる主要部を少なく
とも有するマレイン酸誘導体−ビニル系化合物共重合体
よりなることを特徴とする共重合体型金属セツケンを提
供するものである。
この共重合体型金属セツケンにおいて、通常、そのカル
ボキシル基は、99%までの任意の割合で、前記の一価
陽イオン例えばアルカリ金属の塩などとし、1〜99%
までの割合で、前記のカルシウム及びマグネシウムの中
から選ばれる多価金属塩としたものであり、好ましい多
価金属塩の範囲は5〜70%である。
本発明の共重合体型金属セツケンは、以下に詳述するよ
うにマレイン酸誘導体とビニル系化合物とを、重合させ
、得られた共重合体をアルカリ又はアルコールでけん化
もしくはエステル化したのち、各種多価金属の無機塩で
複分解して製造することができる。
共重合体及び共低重合体の原料であるマレイン酸誘導体
の相手方のビニル系化合物は目的に応じて自由に選択可
能であるが、溶液の界面活性を大きくし、また有機溶剤
に対する溶解性を重要視する場合アルキルビニルエーテ
ル(アルキル基は炭素原子数1〜20の直鎖、分岐及び
不飽和のもの)オレフイン(特に、炭素原子数4〜20
の1−オレフインが望ましい)及びスチレンなどが望ま
しい。
上記単量体はまたマレイン酸誘導体との交互共重性がよ
いので品質がよく再現性のよい重合体を製造できる。一
般にマレイン酸誘導体は各種のビニル系化合物と共重合
して前記一般式で示される交互共重合体を与えるが、一
般的な方法によつて得られるマレイン酸誘導体とアルキ
ルビニルエーテルとの交互共重合体の平均の繰返し単位
数は数十から千にまで及ぶ。
これに対し、重合反応を連鎖移動剤及び溶剤を用いない
で急激に進行させることによつて、マレイン酸エステル
などかさ高い単量体の立体障害効果と相まつて、繰返し
単位数の2のものを含むが、平均3〜10の低重合度で
かつ分布幅の狭いオリゴマ一が得られる。また、無水マ
レイン酸やn−ブチルビニルエーテルなどのかさ高くな
い単量体を使用する場合でも、従来のテロメリ化反応に
よるよりもnは小さくなり、重合度10以下のオリゴマ
一を含むnが平均11以上数十以下のオリゴマ一が得ら
れる。本発明のマレイン酸誘導体としては、マレイン酸
及び同様の不飽和酸、それらの無水物、塩、エステル、
アミド等も使用することができる。
これらは次の一般式によつて示され、各R″は水素、メ
チル基及びエチル基から選ばれ、Aは水素、炭素原子数
1〜8のアルキル基、例えばメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、アルカリ金属から選ばれるものであ
る。
例としてはマレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、
メチルマレイン酸、ジメチルマレイン酸、エチルマレイ
ン酸、ジエチルマレイン酸、ジメチルマレエート、ジエ
チル−ジメチルマレエート、モノメチル−モノメチルマ
レート、ジブチルージエチルフマレート、ジ一n−プロ
ピル−モノメチルフマレート、メチル−エチル−マレエ
ート、モノメチル無水マレイン酸、ジエチル無水マレイ
ン酸、メチルエチル−無水マレイン酸、ジメチルマレイ
ン酸ナトリウム、ジエチルフマール酸カリウムなどが該
当するがこれらの物質の混合物も使用しうる。また、共
重合体のもう一方の構成成分であるアルキルビニルエー
テルのアルキル基としては、炭素原子数1〜20のもの
が通常用いられ、特に炭素原子数1〜12のものが好ま
しく、1〜7のものが特に好ましい。この例としては、
メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、クロロ
エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、
n−ブチルビニルエーテル、i−ブチルビニルエーテル
、ヘキシルビニルエーテル、n−オクチルビニルエーテ
ル、Tert−オクチルビニルエーテル、2−エチルヘ
キシルビニルエーテル、デシルビニルエーテル、ドデシ
ルビニルエーテル、ミリスチルビニルエーテル、へキサ
デシルビニルエーテル、ステアリルビニルエーテルなど
があげられる。オレフインとしては各種の直鎖又は分岐
オレフインを使用できるが、炭素原子数4〜20のもの
が通常用いられ、特に炭素原子数4〜14のものが好ま
しい。この例としては1−ブテン、2−ブテン、1−オ
クテン、1−デセン、1−ドデセン、及び1−テトラデ
センなどがある。このようにして得られた共重合体及び
共低重合体はこれらのマレイン酸残基と当量又は当量以
下ゼロに至る量のアルカリ又はアルコールでけん化ない
しエステル化したのち、金属セツケンとされる。
この際用いられるアルカリの例としては、アンモニア、
水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムや
アニリン、トルイジン、ピリジン、エチルアミン、モノ
エタノールアミンなどの有機モノアミンがある。また、
アルコールの例としては、メタノール、エタノール ブ
タノールジエチレングリコール、グリセリンなどがある
。これらは単独で又は2種以上混合して反応させること
ができる。アルカリ塩などとしたのち、多価金属塩を導
入するため、各種金属の塩化物、硫酸塩、硝酸塩、炭酸
塩、水酸化物及び酢酸塩などの所定量を、水、アルコー
ル及びこれらの混合溶媒に溶解した溶液を、上記のアル
カリ処理などをした溶液中に徐々に加えて複分解させる
ことにより、ナトリウム塩などが任意の割合で多価金属
塩に置きかわつた共重合体の多価金属塩を得ることがで
きる。
この場合共重合体のマレイン酸残基と当量の多価金属塩
を使用して複分解反応を行うと不活件で不溶性のものが
できることがある。それ故、多価金属塩はマレイン酸残
基の当量に対して好ましくは5〜70%の添加量とする
ことが望ましい。この複分解反応に使用する多価金属塩
の具体例を挙げると、カルシウム塩では塩化カルシウム
、硫酸カルシウム、硝酸カルシウム、炭酸カルシウム、
水酸化カルシウム、酢酸カルシウム及びクエン酸カルシ
ウムなどがある。マグネシウムについても同様である。
本発明の共重合体型金属セツケンは溶剤とりわけ水に対
する溶解度がすぐれ濃度0.05〜5.0%の水溶液と
して使用すると、表面張力低下能が大きく、低起泡件で
あり、また油に対する乳化及び可溶化作用、さらに固体
微粉末に対する分散作用など各種界面活性や金属表面に
対する防錆作用にすぐれている。
また、温度やPH変化に対して安定である。さらにカル
シウム及びマグネシウム塩では、低刺激性で低毒性であ
るなど多くのすぐれた特長を有しており、共重合体型界
面活性剤として幅広い用途を有する。同様に、有機溶剤
中などにおいても、すぐれた乳化、可溶化、分散、防錆
、増粘、潤滑及び油性の改良作用などを有し従来の高級
脂肪酸金属セツケンに代りうる用途が期待される。次に
本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明する。
なお、実施例に述べる各種試験法は次の通りである。(
1)多価金属塩の金属含量は原子吸光分析法によつた。
(2)表面張力 島津製作所製表面張力計ST−1型を用い、ウイルヘル
ミ一の垂直板法により、30℃に3時間静置した水溶液
の表面張力を測定した。
(3)乳化力 被検水溶液277Z1を30m1容の共栓目盛付試験管
に入れ、次いでケロシン3m1を加える。
この試験管を95℃の湯中に30分間浸漬して水層と油
層の目盛を読んだ後上下方向に振幅約30?にて30回
振りまぜたのち初めは5分後から5分毎に30分後から
は10ないし20分毎に120分後まで水層、乳化層、
油層の厚さを読み取つて、方眼紙上に各層の厚みと時間
との関係を作図し、油層中の乳化層の面積を求めて乳化
率(%)を以て乳化力の大きさを表わした。(4)分散
力難分散性の顔料(カーボンブラツク及びα銅フタロシ
アニンブルー)50Tn9を30me容の共栓目盛付試
験管に入れ、被検水溶液20m1を加えて30℃にて3
0分静置する。
これを振とう機にて振幅4cTnで水平方向に5分間振
りまぜたのち、試験管を立て30℃にて4時間静置する
。そして、液面から5m1の目盛に2m1容のホールピ
ペツトを静かに入れ顔料分散液2Tf11を静かに抜き
取つて試験管に移し水25m1を加える。これを振りま
ぜて懸濁液の445nmにおける透過率(A)を測定し
、次式から分散率(%)を計算して分散力とした。ここ
で、Tsは上記(A)の透過率(%)であり、TOは被
検溶液2m1に水25m1を加えた溶液の透過率である
(5)防錆力 5m1容のプタ付サンプル瓶に試料水溶液約1.5m1
を入れ、冷間圧延鋼の試験片(3X20×1顛)を約半
分液面上に露出し、残り半分を液面下に浸漬するように
入れた後プタをする。
室温で7日間静置後の金属片を目視により観察して共重
合体型金属石けんの防錆効果を評価した。評価基準は次
の通りである。
ブランクテストとして水中で同様の実験を行うと2時間
後にはサビの発生が認められ、1〜20後には1のラン
クになる。
実施例 1 n−ブチルビニルエーテル60.1y(0.60モル)
、マレイン酸ジエチル103.37(0.60モル)及
びAIBN3.3y(0.02モル)を11容三つロセ
パラブルフラスコに仕込み、窒素気流中でかきまぜなが
ら常圧で70℃まで加熱すると加熱を止めても急速な温
度土昇が起り、145℃まで到達後温度が下降する。
この間の反応時間は60分以下の短時間である。そのま
ま室温に戻し、減圧下に蒸発分を蒸発させた残分の収量
は1317(収率80%)、沸点土昇法により測定した
交互共重合体の繰返し単位数は平均4であつた。このよ
うにして得られた交互共低重合体を取つてエタノールに
溶解させ、エステル基含量の1,1倍相当の水酸化ナト
リウムを最少量の水に溶かした水溶液を加えて2時間加
熱還流後室温まで放冷した。このものの一部を水に溶解
しエタノール中に投入することにより精製したのち、ナ
トリウム分析を行うと、このオリゴマ一中のマレイン酸
残基はほぼ100%けん化されたことが分つた。次に、
反応混合物をろ紙にてろ過したろ液中に、交互共低重合
体の基本分子モルの1/4量の塩化カルシウムを含むエ
タノール溶液を徐々に加えたのち加熱した。放冷後ろ紙
にてろ過したろ液から溶媒を蒸発させて除き、オリゴマ
一型部分カルシウムセツケンを得た。これを水に溶解し
アセトン中に投入して沈殿させることをくり返して精製
した。収率はけん化前の交互共重合体を基準とし88.
6%であつた。原子吸光分析により、共低重合体の基本
分子単位当り平均0.11個のカルシウムを含有するこ
とが分つた。このものは水とエタノールに可溶であり、
アセトン、クロロホルム、ベンゼン及びヘキサンに不溶
である。また、0.1%水溶液の表面張力は、30℃で
34.6、0.5%で32.7(3yrIe/(11で
あり、すぐれた表面張力低下能を示した。この共重合体
型金属セツケン(C4D−1/4Caと略記する)の水
溶液について、表面張力その他の界面活件を測定した結
果を後記表に示した。
0.1及び0.5%溶液は低起泡姓であるが1%溶液の
発泡性が大きい。
表面張力低下能が大きくまた防錆力も大きい。実施例
2 実施例1において、交互共低重合体の基本分子モルと当
量の塩化カルシウムを加えて生成したオリゴマ一型カル
シウムセツケンは、水、エタノール及びヘキサンに不溶
であるが、アセトン、クロロホルム及びベンゼンに対し
て溶解性がある。
IR分析によれば1580礪−1付近にカルボキシラー
ドの吸収が見られ、1730Cr1L−1付近にこれよ
りも強いカルボン酸の吸収が見られる。実施例 3実施
例1の方法に準じ、実施例1と同様のナトリウムでけん
化した交互共低重合体に対し基本分子モルの1/4量の
塩化マグネシウムを含むエタノール溶液を加えて、共低
重合体の基本分子単位当り平均0.12個のマグネシウ
ムを導人した共低重合体型金属セツケンを得た。
けん化前の交互共重合体を基準とする収率は89.0%
であつた。このものは、水とエタノールに可溶であり、
アセトン、クロロホルム、ベンゼン及びヘキサンに不溶
である。また、0.1%水溶液の表面張力は、30℃で
38.1、0.5%で38.0dyne/CTrLであ
つた。その他の界面活性は後記表に示した。この結果か
ら低起泡性でカルシウム塩よりも乳化分散力においてす
ぐれ、また防錆作用が強いことがわかる。実施例 4ナ
トリウムでけん化した実施例1と同じ交互共低重合体に
対し基本分子モルの1/4量の塩化コバルト水溶液を徐
々に加えて加熱した。
溶媒を蒸発した残渣からベンゼン可溶分を抽出し乾燥し
た。このものは褐色の固体でベンゼン、キシレン、四塩
化炭素及びメタノールに易溶であり、又エタノール及び
アセトンに可溶である。この得られた共低重合体型金属
セツケンの収率は、けん化前の交互共低重合体を基準と
し87.2%であつた。このものは、水に対して0.1
%の分散液を与える。この溶液は濁りがあるが沈殿を生
じなかつた。原子吸光分析により共低重合体の基本分子
単位当り平均0.06個のコバルトを含有することが分
つた。実施例 5 n−ドデシルビニルエーテル63.77(0.30モル
)、マレイン酸ジエチル51.7y(0.30モル)及
びジ一Tert−ブチルペルオキシド9.07(0.1
0モル)を11容のセパラブル三つロフラスコに仕込み
、窒素気流中でかきまぜながら常圧で120℃まで加熱
すると、急速な温度土昇が続き、約200℃を最高にし
て温度が下降する。
この間60分以下で反応が完結した。収量は74.47
であつた。沸点上昇法によるとこの交互共低重合体のn
は平均7であつた。以下、実施例1と同様に処理し、交
互共低重合体の基本分子モルの1/4量の塩化マグネシ
ウムを使用した。
次いでベンゼンに溶解後、エタノールを加えて沈殿させ
る操作を繰返して精製した。原子吸光分析より共低重合
体の基本分子単位当り平均0.17個のマグネシウムを
含有することが分つた。このものは水に若干白濁して分
散するが沈殿を生じない。また、ベンゼンとクロロホル
ムに可溶であるがエタノール、アセトン及びヘキサンに
不溶である。このものをCl2D−1/4Mgとしてそ
の他の界面化学的諸件質を後記表に示した。このものは
非常に低起泡性である。実施例 6 n−ブチルビニルエーテル50.17(0.50モル)
、無水マレイン酸49.07(0.50モル)を11容
三つロセパラブルフラスコに仕込み、常圧で窒素気流中
でかきまぜながら75℃まで加熱すると、加熱を止めて
も急速に温度上昇し、135℃に到達後、ただちに温度
が降下した。
そこで、95℃の時点で、加熱し、その温度で2時間保
持した。次いで反応溶液をベンゼン中に投入して沈殿を
採取し、さらにこの沈殿をアセトンに溶解してベンゼン
中に再び投入して沈殿させることを繰返して精製オリゴ
マ一を得た。
これを減圧下に加熱して乾燥すると黄色の粉末437が
得られた。このものの平均繰返し単位数は26であつた
。このようにして得られた交互共低重合体3.07(0
.015ベースモル)をエタノールに溶解したマレイン
酸残基と当量の水酸化ナトリウム(0.307)を含む
含水エタノール水溶液を加えて加熱した。
この後、交互共低重合体の基本分子モルの1/4量の塩
化コバルトを徐々に加えて加熱すると、溶液は濃い青色
に変つた。ろ紙にてろ過したろ液中にアセトンを加えて
沈殿させて粗製物を得た。これを水に溶解しアセトンを
加えて沈殿させてオリゴマ一型部分コバルトセツケンを
得た。このものはアセトン、ベンゼン及びヘキサンに不
溶であるが水によく溶け、またエタノールに可溶であつ
た。実施例 7 1−オクテン33.7y(0.30モル)、マレイン酸
ジエチル51.7f(0.30モル)及びAIBNO.
5yを1f!容三つロセパラブルフラスコに仕込み、窒
素気流中70℃で4時間反応させた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、X及びYは、アルカリ金属イオン、アンモニウ
    ムイオン及び多価金属イオンの中から選ばれた陽イオン
    であり、その一部はカルシウム及びマグネシウムの中か
    ら選ばれる少なくとも1種の多価金属イオンであり、ま
    たZは炭素原子数1〜20のアルキル基もしくはアルコ
    キシ基又はフェニル基を示し、nは平均3以上1000
    以下の平均重合度を示す)で表わされる主要部を少なく
    とも有するマレイン酸誘導体−ビニル系化合物共重合体
    よりなることを特徴とする共重合体型金属セッケン。
JP19262981A 1981-11-30 1981-11-30 共重合体型金属セツケン Expired JPS5939443B2 (ja)

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JP6071104B2 (ja) * 2012-08-08 2017-02-01 株式会社リコー 活性光線硬化組成物、活性光線硬化型インクジェット組成物、および活性光線硬化型接着剤組成物

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