JPS5939221B2 - 金属の連続又は半連続鋳造方法 - Google Patents
金属の連続又は半連続鋳造方法Info
- Publication number
- JPS5939221B2 JPS5939221B2 JP7138878A JP7138878A JPS5939221B2 JP S5939221 B2 JPS5939221 B2 JP S5939221B2 JP 7138878 A JP7138878 A JP 7138878A JP 7138878 A JP7138878 A JP 7138878A JP S5939221 B2 JPS5939221 B2 JP S5939221B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- tundish
- ingot
- continuous
- electromagnetic field
- Prior art date
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- Expired
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- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電磁鋳造方式においてタンディツシュから直接
インゴットとして取り出しうるようにした金属の連続又
は半連続鋳造方法に関するものである。
インゴットとして取り出しうるようにした金属の連続又
は半連続鋳造方法に関するものである。
従来の電磁鋳造方式においては第1図に示すようにタン
ディツシュAより流下する溶融金属Bを誘導コイルCの
電磁力によって外側にこぼれないように絞り、次いでイ
ンゴットDに凝固しつ\ある表面及び凝固した表面に向
って冷却水Eを吹付けてインゴットを取出すようにして
いる。
ディツシュAより流下する溶融金属Bを誘導コイルCの
電磁力によって外側にこぼれないように絞り、次いでイ
ンゴットDに凝固しつ\ある表面及び凝固した表面に向
って冷却水Eを吹付けてインゴットを取出すようにして
いる。
尚Fは電磁シールドを示す。
この場合タンディツシュ1より流下する溶融金属2の上
表面B′は自由になっており、しかもこれが誘導コイル
Cの電磁界内にあるため、その上表面B’には電磁力の
要素の他に表面張力の要素が錯綜的に関与することから
得られるインゴット(鋳塊)の表面に縦じわ、横じわが
出易いという欠点があった。
表面B′は自由になっており、しかもこれが誘導コイル
Cの電磁界内にあるため、その上表面B’には電磁力の
要素の他に表面張力の要素が錯綜的に関与することから
得られるインゴット(鋳塊)の表面に縦じわ、横じわが
出易いという欠点があった。
Gは凝固面を示す。
本発明はこのような欠点を解消するためになされたもの
で、溶融金属をその自由液面が実質的に電磁界の外にあ
る第2のタンディツシュから直ちに電磁界内を通して溶
融金属のこぼれるのを防ぎながら流下させ、次いで冷却
剤を供給して上記のタンディツシュ内の溶融金属を順次
インゴットとして直接取り出すことにより電磁界内に溶
融金属の自由表面を作らないようにし、かつその際第2
のタンディツシュへの溶融金属の供給を第1のタンディ
ツシュからフロートを介して行うことにより第2のタン
ディツシュにおける溶融金属の液位を一定に保つと共に
その液面を電磁界外にあるように制御することにより所
期の目的を収めたものである。
で、溶融金属をその自由液面が実質的に電磁界の外にあ
る第2のタンディツシュから直ちに電磁界内を通して溶
融金属のこぼれるのを防ぎながら流下させ、次いで冷却
剤を供給して上記のタンディツシュ内の溶融金属を順次
インゴットとして直接取り出すことにより電磁界内に溶
融金属の自由表面を作らないようにし、かつその際第2
のタンディツシュへの溶融金属の供給を第1のタンディ
ツシュからフロートを介して行うことにより第2のタン
ディツシュにおける溶融金属の液位を一定に保つと共に
その液面を電磁界外にあるように制御することにより所
期の目的を収めたものである。
以下に本発明を図面(こ示す実施例によって説明する。
第2図において樋9を通って第1のタンディツシュ8に
注入された溶融金属1はフロート6を介して第2のタン
ディツシュ2に注入される。
注入された溶融金属1はフロート6を介して第2のタン
ディツシュ2に注入される。
その際第2のタンディツシュ2の液位りはフロート6の
働きによって常に液面11が誘導コイル3の電磁界外に
あり、しかも一定値を保つように制御される。
働きによって常に液面11が誘導コイル3の電磁界外に
あり、しかも一定値を保つように制御される。
この第2のタンディツシュ2内の溶融金属1は所望の鋳
込速度で降下するベース部材5上に注がれるが、その際
タンディツシュ2の底部より引き抜かれる溶融金属の円
柱部1−Aは誘導コイル3の電磁界(交流)によってそ
の周側面に電磁力を受は円柱状態が保持されている。
込速度で降下するベース部材5上に注がれるが、その際
タンディツシュ2の底部より引き抜かれる溶融金属の円
柱部1−Aは誘導コイル3の電磁界(交流)によってそ
の周側面に電磁力を受は円柱状態が保持されている。
この溶融金属の円柱部1−Aが更に流下して表面が凝固
しつ5ある固化部1−Bに来るとこ\で冷却媒体供給装
置4からの冷却媒体7によりインゴット5に固化する。
しつ5ある固化部1−Bに来るとこ\で冷却媒体供給装
置4からの冷却媒体7によりインゴット5に固化する。
以下に本発明の効果を一層間らかにするための試験例を
示す。
示す。
従来例(第1図)
■、コイル大きさ 84朋φ×60mm2、
発振周波数及び出力 10 KHz 、 7 KW3
、鋳造速度 1.5mm/5ec4、鋳塊
径 50mmφ 5、冷却水量 701! /yyiyt上
記の諸条件で溶融純アルミニウムBの自由表面B’を凝
固面GよりL5mvtの高さに保って実施したが、上記
の自由表面B′は誘導コイルCの電磁界内にあり表面張
力の要素が多く働き得られたインゴットの表面には縦じ
わ、横じわが認められた。
発振周波数及び出力 10 KHz 、 7 KW3
、鋳造速度 1.5mm/5ec4、鋳塊
径 50mmφ 5、冷却水量 701! /yyiyt上
記の諸条件で溶融純アルミニウムBの自由表面B’を凝
固面GよりL5mvtの高さに保って実施したが、上記
の自由表面B′は誘導コイルCの電磁界内にあり表面張
力の要素が多く働き得られたインゴットの表面には縦じ
わ、横じわが認められた。
尚自由表面B’の面積はインゴットと同じく19.6c
rIlと狭いためにフロートを使ってもそのレベルの変
動中は±5rIt71Lと比較的太きかった。
rIlと狭いためにフロートを使ってもそのレベルの変
動中は±5rIt71Lと比較的太きかった。
本発明例(第2図)
1〜5については従来例と同一条件で行い、その際第2
のタンディツシュ2の液位りを50mmに保つと共に液
面11の面積を1500crtlとした。
のタンディツシュ2の液位りを50mmに保つと共に液
面11の面積を1500crtlとした。
この場合には液面11は誘導コイル3の電磁界の外にあ
り、電磁界内における溶融純アルミニウムの自由表面が
小さくそのため表面張力の要素が少なくなり、得られた
インゴットの側面における縦じわ、横じわの発生が認め
られなかった。
り、電磁界内における溶融純アルミニウムの自由表面が
小さくそのため表面張力の要素が少なくなり、得られた
インゴットの側面における縦じわ、横じわの発生が認め
られなかった。
又液面11の面積はインゴットの面積19.6fflに
比べて大きくとることができかつフロート6の働きによ
って±0.1龍の狭い範囲にコントロールすることがで
きた。
比べて大きくとることができかつフロート6の働きによ
って±0.1龍の狭い範囲にコントロールすることがで
きた。
上記により本発明法によれば電磁界内での自由表面が少
なく表面張力の要素が減少するのでインゴットの側面に
縦じわ、横じわができにく5品質が大巾に向上すると共
に溶融金属の液面のコントロールが容易で液面の変動が
少なく作業性を著しく改善することができた。
なく表面張力の要素が減少するのでインゴットの側面に
縦じわ、横じわができにく5品質が大巾に向上すると共
に溶融金属の液面のコントロールが容易で液面の変動が
少なく作業性を著しく改善することができた。
第1図は従来の電磁鋳造方式の例示図、第2図は本発明
の電磁鋳造方式の例示図である。 1・・・・・・溶融金属、11・・・・・・溶融金属の
液面、2・・・・・・第2のタンディツシュ、3・・・
・・・誘導コイル、4・・・・・・冷却装置、5・・・
・・・インゴット、6・・・・・・フロート、7・・・
・・・冷却水、8・・・・・・第1のタンディツシュ。
の電磁鋳造方式の例示図である。 1・・・・・・溶融金属、11・・・・・・溶融金属の
液面、2・・・・・・第2のタンディツシュ、3・・・
・・・誘導コイル、4・・・・・・冷却装置、5・・・
・・・インゴット、6・・・・・・フロート、7・・・
・・・冷却水、8・・・・・・第1のタンディツシュ。
Claims (1)
- 1 溶融金属を、該溶融金属のこぼれるのを防ぐ電磁界
を形成している誘導コイルによって囲まれた空間部とイ
ンゴットに凝固しつ\ある表面及び凝固した表面に向っ
て冷却剤を供給する装置によって囲まれた空間部さを順
次通過せしめて金属の鋳造を行う方法において、第1の
タンディツシュ内の溶融金属をフロートを介して第2の
タンディツシュに注入し、このフロートによって液位が
制御されかつ溶融金属の自由液面が実質的に上記の電磁
界の外にあるこの第2のクンディツシュ内の溶融金属の
1部を前記の誘導コイルによって囲まれた空間部及び冷
却剤を供給する装置によって囲まれた空間部を経てイン
ゴットとして直接取り出すことを特徴とする金属の連続
又は半連続鋳造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7138878A JPS5939221B2 (ja) | 1978-06-13 | 1978-06-13 | 金属の連続又は半連続鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7138878A JPS5939221B2 (ja) | 1978-06-13 | 1978-06-13 | 金属の連続又は半連続鋳造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54161540A JPS54161540A (en) | 1979-12-21 |
JPS5939221B2 true JPS5939221B2 (ja) | 1984-09-21 |
Family
ID=13459070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7138878A Expired JPS5939221B2 (ja) | 1978-06-13 | 1978-06-13 | 金属の連続又は半連続鋳造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5939221B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61186150A (ja) * | 1985-02-13 | 1986-08-19 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 電磁場浮遊鋳造法 |
-
1978
- 1978-06-13 JP JP7138878A patent/JPS5939221B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54161540A (en) | 1979-12-21 |
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