JPS5939001Y2 - 気動工具 - Google Patents

気動工具

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JPS5939001Y2
JPS5939001Y2 JP17925280U JP17925280U JPS5939001Y2 JP S5939001 Y2 JPS5939001 Y2 JP S5939001Y2 JP 17925280 U JP17925280 U JP 17925280U JP 17925280 U JP17925280 U JP 17925280U JP S5939001 Y2 JPS5939001 Y2 JP S5939001Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
valve
chamber
balanced piston
control valve
pressure
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Expired
Application number
JP17925280U
Other languages
English (en)
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JPS57100463U (ja
Inventor
文利 小田
Original Assignee
油谷鉄工株式会社
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Publication date
Application filed by 油谷鉄工株式会社 filed Critical 油谷鉄工株式会社
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は外部信号により動作させられる常開のコント
ロール弁を備えた電動工具の改良に関する。
従来、たとえばインパクトレンチやナツトランナー等の
電動工具としては、操作弁の開放でエアモータ部を駆動
して衝撃発生部を衝撃的に回転させ、作業軸を衝撃的に
回転させる一方、上記操作弁とエアモータ部との間に設
けた常開のコントロール弁をたとえば締付トルク等に応
じた外部信号で制御してエアモータ部の駆動を制御する
ようにしたものが良く知られている。
ところで、この種の電動工具のコントロール弁は一般に
いわめるバランスドピストン形になっている。
このためエアモータ部を駆動すべく操作弁を開放した瞬
間に、配管等に蓄えられている大量のエアが一度に流れ
て、第1図に示す如き衝撃的ステップ状圧力がバランス
ドピストン形スプールの一端面側に作用するのに対して
、該端面側に絞りを介して通じる他端面側の圧力は上昇
するまでにはある程度時間がかかるので、該バランスド
ピストン形スプールが瞬間的に動作して該バランスドピ
ストン形スプールに設げたポペットがシートに密着し、
この状態を持続することになり、エアモータ部を駆動で
きないという現象を生ずる場合がある。
つまり、始動時にコントロール弁が誤動作するという問
題がある。
この考案は上記問題を解消すべく、衝撃発生部を駆動す
るエアモータ部と操作弁との間に常開のバランスドピス
トン形コントロール弁を設けると共に、上記操作弁の上
流側に減圧弁を設けて、始動すべく操作弁を開放した際
に、減圧弁の応答の遅れによりコントロール弁には操作
弁と減圧弁との間0通路に蓄えられたエアがまず供給さ
れるようにして、コントロール弁のバランスドピストン
形スプールにエア圧力を徐々に作用させるようにするこ
とにより、始動時にコントロール弁が誤作動を生じるこ
とがないようにした電動工具を新規に提供しようとする
ものである。
以下、この考案を図示の実施例により詳細に説明する。
第2図に示すように、電動工具の一例としてのトルク制
御機能付インパクトレンチは上段に同軸に配置したエア
モータ部1と衝撃発生部2を、下段にハンドル部3を備
える。
上記ハンドル部3には鉛直方向の貫通孔5at6aを設
け、該容質通孔5a 、6aを夫々エアモータ部1への
エア供給通路5とエアモータ部1かものエア排出通路6
との各一部としている。
上記貫通孔5aの中程には操作弁Tを設げる一方、上記
ハンドル部3の下端に周知の構造の減圧弁8を固定し、
該減圧弁8を貫通孔5aの下端に接続している。
上記操作弁7はコイルスプリング11のバネ力でボール
状弁体12をシート部13に向けて付勢してエア供給通
路5を閉鎖する一方、ハンドル部3に枢着した引金14
の操作によりブツシュロッド15を介してボール状弁体
12をシート部13かも離間させてエア供給通路5を開
放できるようになっている。
したがって、操作弁γを開放すると、それを通ったエア
はエア供給通路5を矢印Xに沿ってエアモータ部1に供
給されるので、エアモータ部1は周知の如く衝撃発生部
2を衝撃を生じさせながら回転させて、作業軸としての
長尺のトーションバー18を衝撃的に回転させる。
なお、エアモータ部1からの排気エアは排気通路6を矢
印Yに沿って排出されるようになっている。
上記操作弁Tとエアモータ部1との間のエア供給通路5
には常開のバランスドピストン形コントロール弁20を
衝撃発生部2の下部に位置するように設けている。
上記コントロール弁20は衝撃発生部のケース21およ
びそれに嵌合した円筒状ブシュ22により弁室23を形
成し、該弁室23にスプール24を摺動自在に嵌め込ん
でいる。
スプール24はポペット25とバランスドピストン26
とを備え、そのバランスドピストンを弁室23の周壁に
摺接させ、ポペット25をブシュ22の端部のシート2
7に相対させている。
したがって、ポペット25がシート27に密着した際に
は、上記弁室23はポペット25の端面側の室31と、
ポペット25とバランスドピストン26との間のつまり
中央の室32と、バランスドピストン26の端面側の室
33との3室に区画されるようになっている。
なお上記ポペット25のシール部にはOリング34を嵌
め込んでいる。
上記ポペットの端面側の室31には図示しない入口を、
中央の室32には出口36を設け、またバランスドピス
トンの端面側の室つまりバネ室33にはコイルスプリン
グ3γを縮装している。
該コイルスプリング37のバネ力は調整ネジ38で調節
できるようになっている。
また上記中央の室32とバネ室33とはバランスドピス
トン26に設けた絞り39により連通させている。
したがって、上記コントロール弁20は後記するトーシ
ョンバー18の作用で作動中にバネ室33が大気に開放
すると、絞り390前後に圧力差が生じてスプール24
は図中右方に移動して、ポペット25がシート2γに密
着し、入口と出口との間つまりエア供給通路5を閉鎖す
るようになっている。
一方、上記トーションバー18の基部41は振動発生部
のケース21にブシュ42および円筒状長尺ケース43
を介して回転自在に支持している。
上記トーションバー18の基部41と長尺ケース43と
はキー44で固定し、またトーションバー18の長手方
向の中央部45の外径を小径に寸法構成して、長尺ケー
ス43の中央部内周との間に間隙を設けて、トーション
バー18の先端部46が長尺ケース43に対して回転す
る際の抵抗を少なくし、さらにまた長尺ケース43の先
端部50に第3図に示すように排出口51を設けている
上記トーションバー18の先端部52には第2゜3図に
示すような半径方向の切欠き溝53を設げている。
該切欠き溝53は排出口51に対して位相をずらしてお
り、トーションバー18が締付トルクに応じた一定角度
ねじれると、上記切欠き溝と排出口51とが重なり合う
ようになっている。
上記切欠き溝53はトーションバー18の軸心孔55と
半径方向の孔56、およびブシュ42とケース43,2
1に設けた通路51を介してコントロール弁20のバネ
室33に接続している。
したがって、トーションバー18が図示しないボルトを
一定のトルクで締め付けると、トーションバー18の先
端部52が長尺ケース43に対して一定角度ねじれて、
排出口51と切欠き溝53とが重なり合ってバネ室33
が大気に開放されるようになっている。
なお、トーションバー18の軸心孔55に設けたワイヤ
ー59は上記バネ室33と切欠き溝53との間の通路の
体積を小さくして、コントロール弁20の応答を良くす
るためのものである。
一方、上記コントロール弁20とエアモータ部1との間
のエア供給通路5には方向制御弁61をエアモータ部1
の下部に位置するように設けて、該方向制御弁61によ
りエアモータ部10回転方向を制御できるようにしてい
る。
上記構成のインパクトレンチは次のように動作する。
まず減圧弁8の圧力設定を行なって、トーションバー1
8の先端58を図示しないが工具を介してボルトに取り
付ける。
この状態では第2図に示す如く、コントロール弁20は
開放し、操作弁γは閉鎖している。
このため減圧弁8は該減圧弁8と操作弁7との間のエア
供給通路5bの圧力を設定圧力に保もつべく閉鎖してい
る。
すなわち、第5図に示す如くエアが流れないために、上
記エア供給通路5bの圧力は設定圧力となり、この通路
5bの圧力により減圧弁8はシンボル記号の実線で示す
如く閉鎖している。
次に、いま操作弁γを引金14を引いて開放するとする
そうすると、減圧弁8には必然的な応答遅れが生じるた
めに、コントロール弁20にはまず容量の小さい上記エ
ア供給通路5bのエアが送られる。
それ故、コントロール弁200室3132の圧力は第6
図に示す如く推移する。
したがって、コントロール弁20のバランスドピストン
26およびポペット25の端面に衝撃的圧力が作用しな
いので、従来の如くスプール24が瞬間的に第2図中右
方に移動して、コントロール弁20が閉鎖するようなこ
とはない。
つまりコントロール弁20にエア圧力を徐々に伝えるの
で、絞り39を介して互いに連通する室33と室31,
32との間の圧力差が小さくなり、したがって常開のコ
ントロール弁20が外部信号がないのに閉鎖すると(・
う始動時の誤作動はなくなる。
また上記の如き立ち上がり特性を有するエアは減圧弁8
、操作弁γ、コントロール弁20および方向制御弁20
を通ってエアモータ部1をスムーズに駆動する。
次に、エアモータ部1を定常的に駆動している際には、
減圧弁8が操作弁Iの近傍に設けられているので、減圧
弁8よりも下流側における圧力損失が小さくなって、エ
アモータ部1の圧力制御を正確にできる。
これに対して、従来は減圧弁からインパクトレンチに到
る配管途中で大きな圧力降下を起こすので、正確な圧力
制御ができないという欠点がある。
また減圧弁8は操作弁Tめ近傍に位置するので、作業者
はいちいち作業を停止して移動しな(でも手元で圧力制
御ができて便利である。
また配管途中に減圧弁を設げる必要もなくなる。
次に、ボルトに対する締付力が一定以上となると、衝撃
的に回転させられているトーションバー18が長尺ケー
ス43に対して一定角度ねじれて、排出口51と切欠き
溝53とが重なり、コントロールバルブ20のバネ室3
3は大気に開放される。
このためバランスドピストン26の絞り390前後に圧
力差が生じて、つまり室31,32とバネ室33との間
に圧力差が生じて、スプール24はコイルスプリング3
7を圧縮しながら第2図中右方に移乗して、ポペット2
5はシート2Tに密着される。
すなわち、コントロール弁20は閉鎖してエアモータ部
1の駆動は停止される。
上記実施例では、外部信号としての一定の締付トルクに
より、トーションバー18の切欠き溝53と長尺ケース
43の排出口51とを重ね合わせてコントロール弁20
のバネ室33を大気に開放するようにしたが、たとえば
図示しないがトルクを液圧に変換して、該液圧でバルブ
を作動させてコントロールバルブのバネ室を大気に開放
するようにしてもよい。
要はコントロールバルブのバネ室は外部信号により大気
に開放できるものであればよい。
以上の説明で明らかな如く、この考案の電動工具は衝撃
発生部を駆動するエアモータ部と操作弁との間に常開の
バランスドピストン形コントロール弁を設けると共に、
上記操作弁の近傍かつ上流側に減圧弁を設けているので
、操作弁を開放した際に減圧弁の応答遅れによりコント
ロール弁には衝撃的圧力がかかることがなく、したがっ
て始動時における誤動作を防止できる。
また、減圧弁は操作弁の近傍に設げているので、作業者
は手元で圧力制御を行なうことができて便利であり、し
かも従来の如き配管内の圧力損失の影響を受けないので
、正確な圧力制御を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電動工具の始動時におけるコントロール
弁の圧力一時間特性を示すグラフ、第2図はこの発明の
一実施例に係る電動工具の断面図、第3図は第2図の田
−■線断面図、第4図は第2図に示す電動工具のコント
ロール弁の始動時におげる圧力一時間特性を示すグラフ
、第5図は第2図に示す電動工具の要部の回路図である
。 1・・・・・・エアモータ部、2・・・・・・衝撃発生
部、3・・・・・・ハンドル部、1・・・・・・操作弁
、8・・・・・・減圧弁、20・・・・・・コントロー
ル弁、24・・・・・・スツール、25−・・・・・ポ
ペツ)、26・・・・・・バランスドピストン、31゜
32.33・・・・・・室、31・・・・・・コイルス
プリング、39・・・・・・絞り。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エアモータ部で衝撃発生部を駆動して作業軸を衝撃的に
    回転させると共に、上記エアモータ部と圧力源との間に
    操作弁を設ける一方、上記操作弁とエアモータ部との間
    に常開のコントロール弁を設げ、該コントロール弁を、
    一端にポペットを他端ニバランスドピストンを有するス
    プールを弁室に摺動自在に嵌め込んで、該ポペットがシ
    ートに密着した際に上記弁室をポペットとバランスドピ
    ストンとで3室に区画するようにして、上記3室の中の
    ポペットの端面側の室に入口を、中央の室に出口を、バ
    ランスドピストンの端面側の室に圧縮コイルスプリング
    を夫々設け、さらに上記中央の室とバランスドピストン
    の端面側の室とを絞りを介して連通させ、さらにまた該
    バランスドピストンの端面側の室を外部信号により大気
    に開放できるようにして構成すると共に、上記操作弁の
    近傍かつ上流側に減圧弁を設けたことを特徴とする電動
    工具。
JP17925280U 1980-12-12 1980-12-12 気動工具 Expired JPS5939001Y2 (ja)

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JP17925280U JPS5939001Y2 (ja) 1980-12-12 1980-12-12 気動工具

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JP17925280U JPS5939001Y2 (ja) 1980-12-12 1980-12-12 気動工具

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Publication Number Publication Date
JPS57100463U JPS57100463U (ja) 1982-06-21
JPS5939001Y2 true JPS5939001Y2 (ja) 1984-10-30

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ID=29974777

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17925280U Expired JPS5939001Y2 (ja) 1980-12-12 1980-12-12 気動工具

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