JPS5938641B2 - ピツクアツプア−ム - Google Patents
ピツクアツプア−ムInfo
- Publication number
- JPS5938641B2 JPS5938641B2 JP14964478A JP14964478A JPS5938641B2 JP S5938641 B2 JPS5938641 B2 JP S5938641B2 JP 14964478 A JP14964478 A JP 14964478A JP 14964478 A JP14964478 A JP 14964478A JP S5938641 B2 JPS5938641 B2 JP S5938641B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- displacement
- pick
- speed
- acceleration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はピックアップアームに係り、アームの変位速度
を検出してこれを負帰還させるループとアームの変位加
速度を検出してこれをアームに正帰還させるループとを
併用することにより、共振周波数以下の極低域周波数に
おいても安定にピックアップ′再生動作せしめるように
したピックアップアームを提供することを目的とする。
を検出してこれを負帰還させるループとアームの変位加
速度を検出してこれをアームに正帰還させるループとを
併用することにより、共振周波数以下の極低域周波数に
おいても安定にピックアップ′再生動作せしめるように
したピックアップアームを提供することを目的とする。
第1図は一般のピックアップアームの等価回路図を示す
。
。
同図中、SRはレコード盤のステイフネス、SC及びR
Cは夫々カートリッジのステイフネス及び粘性抵抗、M
及びRPは夫々アームの等価質量及びピボット粘性抵抗
であり、uはレコード盤の変位、X1は針先変位、X2
はアーム変位で、夫々矢印方向を正方向に定めてある。
又、fsRはレコード盤に加わる力、fsc及びfRc
は夫々カートリッジのステイフネス及び粘性抵抗が有す
る力、fはアーム自体が有する力及び制御力、fRpは
アームピボットの粘性抵抗が有する力で、夫々矢印方向
を正方向に定めてあり、力fsR、fso、fRo、f
の方向は夫々変位U、X1、X2の方向と逆である。こ
れら力fSR、fSO、fRC、fは夫々fSR■SR
(U−X1)、fsc■5C(x1−x2)、fRc=
RC(;Cl−一)、f=M0、、fR幇=RP妥2で
表わされる。
Cは夫々カートリッジのステイフネス及び粘性抵抗、M
及びRPは夫々アームの等価質量及びピボット粘性抵抗
であり、uはレコード盤の変位、X1は針先変位、X2
はアーム変位で、夫々矢印方向を正方向に定めてある。
又、fsRはレコード盤に加わる力、fsc及びfRc
は夫々カートリッジのステイフネス及び粘性抵抗が有す
る力、fはアーム自体が有する力及び制御力、fRpは
アームピボットの粘性抵抗が有する力で、夫々矢印方向
を正方向に定めてあり、力fsR、fso、fRo、f
の方向は夫々変位U、X1、X2の方向と逆である。こ
れら力fSR、fSO、fRC、fは夫々fSR■SR
(U−X1)、fsc■5C(x1−x2)、fRc=
RC(;Cl−一)、f=M0、、fR幇=RP妥2で
表わされる。
なお、M=石−x、゜く=丁pxとする。ここで、従来
のピックアップアームは、第2図に示す如く、アーム変
位X2の速度をアーム軸受に設けられている検出コイル
1にて電気信号)C2として検出し、この速度変化分X
2をこれを打消すようにゲイン調整器2に加え(即ち、
負帰還)、これを軸受に設けられているアーム駆動用の
駆動モータ3に供給して速度変化分X2が少なくなるよ
うにアームを変化調整せしめていた。つまり、アーム変
位の速度を検出してアームに負帰還せしめると、アーム
の力fは、A妥2なる制御力が加わり、f=Mマ2 +
A妥2(1) となる。
のピックアップアームは、第2図に示す如く、アーム変
位X2の速度をアーム軸受に設けられている検出コイル
1にて電気信号)C2として検出し、この速度変化分X
2をこれを打消すようにゲイン調整器2に加え(即ち、
負帰還)、これを軸受に設けられているアーム駆動用の
駆動モータ3に供給して速度変化分X2が少なくなるよ
うにアームを変化調整せしめていた。つまり、アーム変
位の速度を検出してアームに負帰還せしめると、アーム
の力fは、A妥2なる制御力が加わり、f=Mマ2 +
A妥2(1) となる。
ここに、Aは帰還量を示す定数である。一方、アーム平
衡式は、fRpff=fRcffs0=fsR で表わされ、左辺にfB、p■RPx2、f=M、+A
)C2を代入すると、RPk2+M゜く2 +A、c2
■(RP+A)■c2刊ム2となる。
衡式は、fRpff=fRcffs0=fsR で表わされ、左辺にfB、p■RPx2、f=M、+A
)C2を代入すると、RPk2+M゜く2 +A、c2
■(RP+A)■c2刊ム2となる。
この式より明らかな如く、アーム変位の速度を検出して
アームに負帰還をかける従来のアーム制御方法は、実質
上、単に、アームピボットの粘性抵抗RPを増加させて
アームを制御するいわゆるオイルダンプと同じであり、
第3図の曲線Iに示す如く、無制御時の曲線■に比して
共振峰を抑え得るが、レコードのソリ等による共振周波
数以下の0.55■zや0.75■z付近の極低周波数
ではゲインが比較的高く、その影響を直接受け易く、安
定に信号をピックアップしにくい等の欠点があつた。本
発明は上記欠点を除去したものであり、第3図及び第4
図と共にその一実施例について説明する。
アームに負帰還をかける従来のアーム制御方法は、実質
上、単に、アームピボットの粘性抵抗RPを増加させて
アームを制御するいわゆるオイルダンプと同じであり、
第3図の曲線Iに示す如く、無制御時の曲線■に比して
共振峰を抑え得るが、レコードのソリ等による共振周波
数以下の0.55■zや0.75■z付近の極低周波数
ではゲインが比較的高く、その影響を直接受け易く、安
定に信号をピックアップしにくい等の欠点があつた。本
発明は上記欠点を除去したものであり、第3図及び第4
図と共にその一実施例について説明する。
第4図は本発明になるピツクアツプアームの一実施例の
プロツク系統図を示す。
プロツク系統図を示す。
同図において、第2図に示す従来例と同様に、アーム変
位X2の速度を検出コイル1にて電気信号:7C2に変
換し、●この速度変化分X2をゲイン調整器2にその変
化分を打消すように加える(負帰還)一方、速度変化分
灸,をコンデンサ及び抵抗等よりなる微分回路4に供給
して1回微分してマ,なる加速度変化分信号を得、これ
を実質上アーム変位X2の加速度が増加する方向にゲイ
ン調整器2に加え(正帰還)、アームを制御する。
位X2の速度を検出コイル1にて電気信号:7C2に変
換し、●この速度変化分X2をゲイン調整器2にその変
化分を打消すように加える(負帰還)一方、速度変化分
灸,をコンデンサ及び抵抗等よりなる微分回路4に供給
して1回微分してマ,なる加速度変化分信号を得、これ
を実質上アーム変位X2の加速度が増加する方向にゲイ
ン調整器2に加え(正帰還)、アームを制御する。
つまり、アーム変位の速度を検出してアームに負帰還せ
しめると共に、アーム変位の加速度を検出してアームに
正帰還せしめると、アームの制御力fは、となる。
しめると共に、アーム変位の加速度を検出してアームに
正帰還せしめると、アームの制御力fは、となる。
ここに、Bは帰還量を示す定数である。一方、アーム平
衡式FRp+f=FRO+FsOの左辺●●●●●◆●
にFB,P:RPX2,f痩X2+AX2−BX2を代
入すると、となる。
衡式FRp+f=FRO+FsOの左辺●●●●●◆●
にFB,P:RPX2,f痩X2+AX2−BX2を代
入すると、となる。
この式より明らかな如く、上記加速度正帰還のループは
アームの等価質量Mを減少させるように動作する。
アームの等価質量Mを減少させるように動作する。
従つて、上記正帰還ループのみを用いた場合、アーム等
価質量の減少により、より高い周波数にて共振し易くな
るため、第3図の曲線に示す如く可聴周波数帯域に入り
、再生音に影響を与える虞れがある。然るに、上記速度
負帰還ループと加速度正帰還ループとを併用すると、ア
ームピボツトの粘性抵抗RPの増加により制動され易く
なるため、第3図の曲線に示す如く、曲線の共振峰を抑
え得、曲線は共振周波数FOl以下の低周波数において
従来のもの(曲線1)よりもゲインを小にし得る。これ
により、共振周波数以下のレコードのソリ等により極低
周波数の揺れの影響は従来のものに比して少なく、ヌ、
共振峰が十分抑えられているためにカートリツジのIM
歪を減少せしめ得る。なお、微分回路4を設ける代りに
、アーム変位X2の加速度を検出する手段を検出コイル
と並列に設け、これをゲイン調整器2に正帰還せしめる
構成としてもよい。
価質量の減少により、より高い周波数にて共振し易くな
るため、第3図の曲線に示す如く可聴周波数帯域に入り
、再生音に影響を与える虞れがある。然るに、上記速度
負帰還ループと加速度正帰還ループとを併用すると、ア
ームピボツトの粘性抵抗RPの増加により制動され易く
なるため、第3図の曲線に示す如く、曲線の共振峰を抑
え得、曲線は共振周波数FOl以下の低周波数において
従来のもの(曲線1)よりもゲインを小にし得る。これ
により、共振周波数以下のレコードのソリ等により極低
周波数の揺れの影響は従来のものに比して少なく、ヌ、
共振峰が十分抑えられているためにカートリツジのIM
歪を減少せしめ得る。なお、微分回路4を設ける代りに
、アーム変位X2の加速度を検出する手段を検出コイル
と並列に設け、これをゲイン調整器2に正帰還せしめる
構成としてもよい。
上述の如く、本発明になるピツクアツプアームは、速度
負帰還ループと、アームの変位力謎度を検出しこれをア
ームに正帰還せしめるループとを設けているため、正帰
還ループにより実質上アームはその等価質量を減少させ
る方向に動作し、これにより、アームはより高い周波数
にて共振し易くなり、従来のピツクアツプアームに比し
て共振峰をより高い周波数に位置せしめ得ると共に、共
振周波数以下の周波数ではゲインを小にし得、一方、負
帰還ループにより共振峰を抑え得、従つて、レコードの
ソリ等の極低周波数の揺れの影響を従来のものに比して
少なくし得、又、IM歪を減少せしめ得、信号を安定に
ピツクアツプ再生せしめ得る等の特長を有する。
負帰還ループと、アームの変位力謎度を検出しこれをア
ームに正帰還せしめるループとを設けているため、正帰
還ループにより実質上アームはその等価質量を減少させ
る方向に動作し、これにより、アームはより高い周波数
にて共振し易くなり、従来のピツクアツプアームに比し
て共振峰をより高い周波数に位置せしめ得ると共に、共
振周波数以下の周波数ではゲインを小にし得、一方、負
帰還ループにより共振峰を抑え得、従つて、レコードの
ソリ等の極低周波数の揺れの影響を従来のものに比して
少なくし得、又、IM歪を減少せしめ得、信号を安定に
ピツクアツプ再生せしめ得る等の特長を有する。
第1図は一般のピツクアツプアームの等価回路図、第2
図は従来のピツクアツプアームの一例のプロツク系統図
、第3図は従来及び本発明ピツクアツプアームの伝達関
数を示す特性図、第4図は本発明になるピツクアツプア
ームの一実施例のプロツク系統図である。 1・・・・・・検出コイル、2・・・・・・ゲイン調整
器、3・・・・・・駆動モータ、4・・・・・・微分回
路、M・・・・・・アーム等価質量、X2・・・・・・
アーム変位、′X2・・・・・・速度変化分、マ2・・
・・・功謎度弯化分。
図は従来のピツクアツプアームの一例のプロツク系統図
、第3図は従来及び本発明ピツクアツプアームの伝達関
数を示す特性図、第4図は本発明になるピツクアツプア
ームの一実施例のプロツク系統図である。 1・・・・・・検出コイル、2・・・・・・ゲイン調整
器、3・・・・・・駆動モータ、4・・・・・・微分回
路、M・・・・・・アーム等価質量、X2・・・・・・
アーム変位、′X2・・・・・・速度変化分、マ2・・
・・・功謎度弯化分。
Claims (1)
- 1 アームの変位速度を検出してこれを該アームに負帰
還せしめるループを設けると共に、該アームの変位加速
度を検出しこれを該アームに正帰還せしめるループを更
に設けてなることを特徴とするピックアップアーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14964478A JPS5938641B2 (ja) | 1978-12-05 | 1978-12-05 | ピツクアツプア−ム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14964478A JPS5938641B2 (ja) | 1978-12-05 | 1978-12-05 | ピツクアツプア−ム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5577002A JPS5577002A (en) | 1980-06-10 |
JPS5938641B2 true JPS5938641B2 (ja) | 1984-09-18 |
Family
ID=15479724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14964478A Expired JPS5938641B2 (ja) | 1978-12-05 | 1978-12-05 | ピツクアツプア−ム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5938641B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6349454U (ja) * | 1986-09-16 | 1988-04-04 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5611649A (en) * | 1979-07-10 | 1981-02-05 | Sony Corp | Record player |
-
1978
- 1978-12-05 JP JP14964478A patent/JPS5938641B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6349454U (ja) * | 1986-09-16 | 1988-04-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5577002A (en) | 1980-06-10 |
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