JPS5938429Y2 - 溶解炉 - Google Patents
溶解炉Info
- Publication number
- JPS5938429Y2 JPS5938429Y2 JP9730280U JP9730280U JPS5938429Y2 JP S5938429 Y2 JPS5938429 Y2 JP S5938429Y2 JP 9730280 U JP9730280 U JP 9730280U JP 9730280 U JP9730280 U JP 9730280U JP S5938429 Y2 JPS5938429 Y2 JP S5938429Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trunnion
- furnace body
- shaft
- furnace
- gear coupling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、製鋼工場などにおいて傾動可能に構成してな
る溶解炉に関するものである。
る溶解炉に関するものである。
一般に製鋼工場で用いられる傾動可能な溶解炉すなわち
転炉は第1図に示す一例のごとき、その炉体1は図示省
略したが内部に積層張設された耐火物と、外殻鉄皮2と
で築炉され、かっこの外殻鉄皮2にはその外周に設けら
れたトラニオリング3を介してその相対向する固着面a
に一対のトラニオン軸4が固着されているとともにこの
一対のトラニオン軸4が各軸受5をもって支持され上記
炉体1を傾動可能となさしめている。
転炉は第1図に示す一例のごとき、その炉体1は図示省
略したが内部に積層張設された耐火物と、外殻鉄皮2と
で築炉され、かっこの外殻鉄皮2にはその外周に設けら
れたトラニオリング3を介してその相対向する固着面a
に一対のトラニオン軸4が固着されているとともにこの
一対のトラニオン軸4が各軸受5をもって支持され上記
炉体1を傾動可能となさしめている。
さらに上記一対のトラニオン軸4のうち一方のトラニオ
ン軸4の自由端はその軸心と同一軸心上に配設された駆
動装置6の駆動軸7に通常ギヤーカップリング8を介し
て連結され、駆動装置6からの回動を駆動軸7、カップ
リング8を経てトラニオン軸4に伝達し、炉体1に傾動
動作を付与せしめうるよう構成されている。
ン軸4の自由端はその軸心と同一軸心上に配設された駆
動装置6の駆動軸7に通常ギヤーカップリング8を介し
て連結され、駆動装置6からの回動を駆動軸7、カップ
リング8を経てトラニオン軸4に伝達し、炉体1に傾動
動作を付与せしめうるよう構成されている。
ところでこのような転炉において、その稼動時、炉体1
の外殻鉄皮2は、炉内熱による熱影響および炉体1荷重
(矢印F)により、経過歳月とともに変形して同図一点
線のごとく沈降し、これに伴ないトラニオン軸4は第2
図に示すように傾斜する。
の外殻鉄皮2は、炉内熱による熱影響および炉体1荷重
(矢印F)により、経過歳月とともに変形して同図一点
線のごとく沈降し、これに伴ないトラニオン軸4は第2
図に示すように傾斜する。
すなわち第2図のごとくトラニオン軸4はその軸心Xが
駆動軸7の軸心Yと交差する軸受5の中心線Z上の交点
Oを支点として傾き、傾斜角度θを形成する。
駆動軸7の軸心Yと交差する軸受5の中心線Z上の交点
Oを支点として傾き、傾斜角度θを形成する。
この傾斜角度θはギヤーカップリング8により約46’
tで許容することができる反面、それ以上に達すると駆
動伝達不能となって炉体1に傾動動作が付与できず、炉
体1のいかんにかかわらずその解体を余儀なくなされて
いるのが実状である。
tで許容することができる反面、それ以上に達すると駆
動伝達不能となって炉体1に傾動動作が付与できず、炉
体1のいかんにかかわらずその解体を余儀なくなされて
いるのが実状である。
本考案は上述に鑑みなされたものであり、以下その一実
施例を示す第3図以降の添付図面に基づき詳細に説明す
る。
施例を示す第3図以降の添付図面に基づき詳細に説明す
る。
まず第3図において、11は内部に積層張設された耐火
物および外殻鉄皮12をもって築炉された炉体であり、
該炉体11はその外殻鉄皮12の外周にトラニオンリン
グ13が設けられ、かつこのトラニオンリング13には
その相対向する位置に一対のトラニオン軸14が後述す
るごとき予め傾斜角度θ1 を形成して固着するととも
に軸受15を介して上記炉体11が支持されている。
物および外殻鉄皮12をもって築炉された炉体であり、
該炉体11はその外殻鉄皮12の外周にトラニオンリン
グ13が設けられ、かつこのトラニオンリング13には
その相対向する位置に一対のトラニオン軸14が後述す
るごとき予め傾斜角度θ1 を形成して固着するととも
に軸受15を介して上記炉体11が支持されている。
すなわち本考案にあっては上記一対のトラニオン軸14
を第4図に示すごとく炉体11のトラニオンリング13
の固着面aに対し下りこう配の傾斜角度θ1をもって固
着せしめ、かつこのトラニオン軸14の一方の自由端は
ギヤーカップリング16を介して駆動装置ITの駆動軸
18に連結してなるものである。
を第4図に示すごとく炉体11のトラニオンリング13
の固着面aに対し下りこう配の傾斜角度θ1をもって固
着せしめ、かつこのトラニオン軸14の一方の自由端は
ギヤーカップリング16を介して駆動装置ITの駆動軸
18に連結してなるものである。
したがって通常はこの状態をもって駆動装置17よりそ
の回動が駆動軸18、ギヤーカップリング16を経てト
ラニオン軸14に伝達され、炉体11に傾動動作が付与
されることとなる。
の回動が駆動軸18、ギヤーカップリング16を経てト
ラニオン軸14に伝達され、炉体11に傾動動作が付与
されることとなる。
ここにおいて炉体11の外殻鉄皮12は炉内熱による熱
影響および炉体11自重により経過歳月とともに変形し
、炉体11自体の沈降をもたらしめでトラニオン軸14
にその軸心Xと軸受15の中心線2との交点Oを支点と
した傾き作用が発生するが、この際後述するがごときト
ラニオン軸14が作用しながら駆動軸18の回動はギヤ
ーカップリング16を介して伝達され、炉体11に傾動
動作が付与されるものである。
影響および炉体11自重により経過歳月とともに変形し
、炉体11自体の沈降をもたらしめでトラニオン軸14
にその軸心Xと軸受15の中心線2との交点Oを支点と
した傾き作用が発生するが、この際後述するがごときト
ラニオン軸14が作用しながら駆動軸18の回動はギヤ
ーカップリング16を介して伝達され、炉体11に傾動
動作が付与されるものである。
すなわちトラニオン軸14はその軸心Xが第4図で示す
ようにトラニオンリング13の固着面aに対し予めギヤ
ーカップリング16が許容する下りこう配の傾斜角度θ
またとえば約30′程度をもって固着されていることか
ら軸受15の交点Oを支点としたトラニオン軸14に傾
き作用が発生した場合、まずトラニオン軸14は上記傾
斜角度θ1を相殺しつつ駆動軸18の軸心Yと平行とな
り、さらにこれより軸受150交点Oを支点としてトラ
ニオン軸14に、その軸心Xが第5図に示すごとくトラ
ニオンリング13の固着面aに対し上りこう配の傾斜角
度θ2に1で至らしめることとなる。
ようにトラニオンリング13の固着面aに対し予めギヤ
ーカップリング16が許容する下りこう配の傾斜角度θ
またとえば約30′程度をもって固着されていることか
ら軸受15の交点Oを支点としたトラニオン軸14に傾
き作用が発生した場合、まずトラニオン軸14は上記傾
斜角度θ1を相殺しつつ駆動軸18の軸心Yと平行とな
り、さらにこれより軸受150交点Oを支点としてトラ
ニオン軸14に、その軸心Xが第5図に示すごとくトラ
ニオンリング13の固着面aに対し上りこう配の傾斜角
度θ2に1で至らしめることとなる。
したがってギヤーカップリング16が許容する傾斜角度
θ1からθ2の範囲で、駆動装置17よりその回動が駆
動軸18、ギヤーカップリング16を経てトラニオン軸
14に伝達され、炉体11に傾動動作が付与されること
となって駆動伝達不能という事態を遅延せめることかで
きるものである。
θ1からθ2の範囲で、駆動装置17よりその回動が駆
動軸18、ギヤーカップリング16を経てトラニオン軸
14に伝達され、炉体11に傾動動作が付与されること
となって駆動伝達不能という事態を遅延せめることかで
きるものである。
このように本考案溶解炉はその炉体に設けられたトラニ
オンリングの固着面に対し、予めギヤーカップリングが
許容する下りこう配の傾斜角度をもって一対のトラニオ
ン軸を固着するとともにその一方の自由端をギヤーカッ
プリングを介して1駆動装置の駆動軸に連結してなるも
のであり、したがって炉内熱による熱影響および炉体自
重により経過歳月とともにその外殻鉄皮に変形をきたし
ても、トラニオン軸に予め傾斜角度を与えていることか
らギヤーカップリングでの駆動伝達不能という事態を遅
延せしめることができ、このことから従来のごとき上記
駆動伝達不能に伴なう8〜9年での炉体解体が本考案に
あっては、上述のごときたとえば予めトラニオン軸に約
30’程度の下りこう配の傾斜角度を与えることで12
〜15年という長期にわたる使用が可能となり、炉体寿
命の延長が達成できる考案である。
オンリングの固着面に対し、予めギヤーカップリングが
許容する下りこう配の傾斜角度をもって一対のトラニオ
ン軸を固着するとともにその一方の自由端をギヤーカッ
プリングを介して1駆動装置の駆動軸に連結してなるも
のであり、したがって炉内熱による熱影響および炉体自
重により経過歳月とともにその外殻鉄皮に変形をきたし
ても、トラニオン軸に予め傾斜角度を与えていることか
らギヤーカップリングでの駆動伝達不能という事態を遅
延せしめることができ、このことから従来のごとき上記
駆動伝達不能に伴なう8〜9年での炉体解体が本考案に
あっては、上述のごときたとえば予めトラニオン軸に約
30’程度の下りこう配の傾斜角度を与えることで12
〜15年という長期にわたる使用が可能となり、炉体寿
命の延長が達成できる考案である。
第1図および第2図は従来の溶解炉を示すものであり、
第1図はその全体構成図、第2図は同様、要部拡大断面
図、第3図乃至第5図は本考案の溶解炉の一実施例を示
すものであり、第3図はその全体構成図、第4図はトラ
ニオン軸に下りこう配の傾斜角度を付与した状態を示す
要部拡大断面図、第5図はトラニオン軸に上りこう配の
傾斜角度が発生した状態を示す要部拡大断面図である。 11は炉体、12は外殻鉄皮、13はトラニオンリング
、14は一対のトラニオン軸、15は軸受、16はギヤ
ーカップリング、θ1は傾斜角度、aは固着面。
第1図はその全体構成図、第2図は同様、要部拡大断面
図、第3図乃至第5図は本考案の溶解炉の一実施例を示
すものであり、第3図はその全体構成図、第4図はトラ
ニオン軸に下りこう配の傾斜角度を付与した状態を示す
要部拡大断面図、第5図はトラニオン軸に上りこう配の
傾斜角度が発生した状態を示す要部拡大断面図である。 11は炉体、12は外殻鉄皮、13はトラニオンリング
、14は一対のトラニオン軸、15は軸受、16はギヤ
ーカップリング、θ1は傾斜角度、aは固着面。
Claims (1)
- 炉体と、該炉体の外殻鉄皮外周に設けられたトラニオン
リングの相対向する固着面に対しそれぞれ下りこう配の
傾斜角度を形成して固着されかつ軸受を介して上記炉体
を傾動可能に支持する一対のトラニオン軸と、このトラ
ニオン軸の一方の自由端と駆動装置からの駆動軸とを連
結するギヤーカップリングとで構成したことを特徴とす
る溶解炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9730280U JPS5938429Y2 (ja) | 1980-07-09 | 1980-07-09 | 溶解炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9730280U JPS5938429Y2 (ja) | 1980-07-09 | 1980-07-09 | 溶解炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5721663U JPS5721663U (ja) | 1982-02-04 |
JPS5938429Y2 true JPS5938429Y2 (ja) | 1984-10-26 |
Family
ID=29459093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9730280U Expired JPS5938429Y2 (ja) | 1980-07-09 | 1980-07-09 | 溶解炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5938429Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2669614B1 (en) * | 2012-05-30 | 2015-12-16 | Uvan Holding AB | Tilting mechanism for a vessel |
-
1980
- 1980-07-09 JP JP9730280U patent/JPS5938429Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5721663U (ja) | 1982-02-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6435122A (en) | Stationary type uniform velocity joint | |
JPS5938429Y2 (ja) | 溶解炉 | |
AU2002316919B2 (en) | Centrifugal separator | |
JP2597250B2 (ja) | 四輪駆動車用の駆動装置 | |
JPH06234396A (ja) | ヘリコプタのメインロータ | |
US3069924A (en) | Screw jack | |
US4365686A (en) | Transmission shaft for a front wheel drive vehicle having an automatic gear box | |
US3296833A (en) | Constant velocity universal joint | |
JP6748558B2 (ja) | トロイダル無段変速機 | |
US20020170368A1 (en) | Gyroscopic torque converter | |
JPH02278017A (ja) | 等速ユニバーサルジョイント | |
RU2127318C1 (ru) | Загрузочное устройство шахтной печи с вращающимся желобом | |
JPS63219918A (ja) | 自在継手 | |
US2505978A (en) | Mechanical drive mechanism | |
JPS6037433Y2 (ja) | ねじ式ジャッキ | |
KR102153199B1 (ko) | 회전바닥유닛 및 이를 포함하는 연소기 | |
JPS626123Y2 (ja) | ||
JP2001304366A (ja) | トロイダル型無段変速機 | |
SU875124A1 (ru) | Карданный шарнир | |
JP2002227872A (ja) | カルダンジョイント | |
SU1191663A1 (ru) | Регул тор момента | |
JP5054433B2 (ja) | 遠心機 | |
JPS5536681A (en) | Motive power transmission device | |
JPS6256379B2 (ja) | ||
SU1532072A1 (ru) | Дебалансный привод конусной инерционной дробилки |