JPH06234396A - ヘリコプタのメインロータ - Google Patents

ヘリコプタのメインロータ

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JPH06234396A
JPH06234396A JP3154176A JP15417691A JPH06234396A JP H06234396 A JPH06234396 A JP H06234396A JP 3154176 A JP3154176 A JP 3154176A JP 15417691 A JP15417691 A JP 15417691A JP H06234396 A JPH06234396 A JP H06234396A
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drive shaft
spherical
main rotor
axis
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Santino Pancotti
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C27/00Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
    • B64C27/32Rotors
    • B64C27/35Rotors having elastomeric joints
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C27/00Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
    • B64C27/32Rotors
    • B64C27/37Rotors having articulated joints
    • B64C27/41Rotors having articulated joints with flapping hinge or universal joint, common to the blades
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S416/00Fluid reaction surfaces, i.e. impellers
    • Y10S416/50Vibration damping features

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数が少く単純、小型で安価に製造する
ことの出来るヘリコプタの球状ロータを提供することを
目的とする。 【構成】 ヘリコプタのメインロータ(1)は複数のブ
レード(7)を有している。メインロータ(1)のドラ
イブシャフト(2)は、その上端部の揺動する筒状部材
(17)によって規定されるハブ(6)を支持してい
る。ハブ(6)の内外端部は、共通の中心点(A)をド
ライブシャフト(2)の軸線(9)上に持つ球状弾性ジ
ョイント(33,39)を介してドライブシャフト
(2)に連結されている。筒状部材(17)には、剛性
管状部材(27)が、ドライブシャフト(2)と同軸に
取付けられている。各ブレード(7)は、ハブ(6)に
接続要素(40)によって接続されている。接続要素
(40)は管状部材(27)と管状部材(17)の双方
を通って伸びており、これらを第一の弾性ベアリング
(51)と第二の弾性ベアリング(53)によって接続
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヘリコプタのメイン
ロータに関するものである。
【0002】特に、本発明は、軸線を中心に回転するド
ライブシャフトと、ハブと、前記ドライブシャフトと前
記ハブを連結して、前記ハブを前記ドライブシャフトと
ともに前記軸線を中心に旋回させるとともに前記ハブを
前記軸線に沿った点に対して揺動可能とする第一の連結
手段と、前記ハブより実質的に放射方向外側に延長さ
れ、各々が前記ハブに連結するための連結装置と該連結
装置に連結されたピッチ可変装置とを有する複数のブレ
ードと、及び前記の各連結装置を前記ハブに連結する第
二の手段とによって構成されたヘリコプタのメインロー
タに関するものである。
【0003】
【従来の技術】上記の形式のロータは、通常、球状(s
pherical)ロータと呼ばれている。この球状ロ
ータの場合、第一の連結手段は、ドライブシャフトとハ
ブ間におけるトルク伝達が可能で、且つ、ロータ面にお
ける引張力及び剪断力をドライブシャフトに伝達可能で
あると同時にドライブシャフトの軸線に沿った点に対し
て揺動可能であり、さらに適正な制御モーメントを発生
し、ドライブシャフトに対するハブの揺動位置とは無関
係に一定の運動伝達が確実に行える構成でなければなら
ない。
【0004】周知の球状ロータにおいては、上記した相
互に背反する要求を専用の構成部品を多数用いることに
よって少なくとも部分的に満足している。例えば、引張
力及び剪断力のハブとドライブシャフト間における伝達
とドライブシャフトに対するハブの揺動運動は、通常中
央部に設ける球状ジョイントによって可能とされてい
る。一方、リンク及び/または膜によるトルク伝達と、
リンク及び/または膜による制御モーメントの発生及び
一定の運動伝達は可能であるが、これらのリンク及び/
または膜によって、ロータがアイドリング状態となって
いる時にブレードを支持することは出来ない。このた
め、ブレードを支持するために通常関節式ロータにおい
て用いられているような形式の可動支持部材を用いる必
要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また、周知の球状ロー
タは、機械的な構成及び操作の双方において非常に複雑
な構造となっている。このため、コスト及び安全面にお
いて重大な問題を有している。
【0006】そこで、本発明は、非常に単純、小型でし
かも安価に製造することの出来る球状ロータを提供する
ことを目的とするものである。また、本発明の、もうひ
とつの目的は、リンクやロータのアイドリング状態にお
いてブレードを支持するための可動部材等の部品点数を
減少することの出来る球状ロータを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によれば、軸線を中心に回転するドライブ
シャフトと、ハブと、前記ドライブシャフトと前記ハブ
を連結して、前記ハブを前記ドライブシャフトとともに
前記軸線を中心に旋回させるとともに前記ハブを前記軸
線に沿った点に対して揺動可能とする第一の連結手段
と、前記ハブより実質的に放射方向外側に延長され、各
々が前記ハブに連結するための接続要素と該接続要素に
連結されたピッチ可変装置とを有する複数のブレード
と、及び前記の各接続要素を前記ハブに連結する第二の
手段とによって構成されたヘリコプタのメインロータに
おいて、前記ハブは、相互に同軸で、且つドライブシャ
フトと同軸に配設される筒状部材と管状部材を有してお
り、前記第一の連結手段が前記筒状部材と前記ドライブ
シャフト間に位置して軸線上の点(A)を中心とする前
記筒状部材の揺動を可能とし、前記管状部材が前記筒状
部材に接続されるとともに該筒状部材によって支持され
ており、前記第二の手段が前記の各接続要素と前記管状
部材の間に位置するとともに前記ブレードの集束位置を
規定する第一の弾性ベアリングと前記接続要素と前記筒
状部材間に位置する第二の弾性ベアリングとを有してい
ることを特徴とするヘリコプタのメインロータが提供さ
れる。
【0008】なお、好ましくは前記筒状部材は、凹部側
において軸線に対向する実質的にC字状断面を有してお
り、実質的に円筒状の中間環状部と、前記中間環状部の
上下端部より実質的に放射方向内向き延長形成された第
一及び第二の環状フランジを有する構成とする。
【0009】また、前記第一の連結手段が、第一の球状
弾性ジョイントと第二の球状弾性ジョイントを有し、前
記第一の球状弾性ジョイントと前記第二の球状弾性ジョ
イントは軸線上の点(A)に一致する中心を有する構成
とすることが出来る。
【0010】またさらに、前記第一の球状弾性ジョイン
トは、前記第一のフランジの内側縁部と前記ドライブシ
ャフトの第一の部分の間に位置しており、ドライブシャ
フトと一体で且つ点(A)に中心を有する球状体を有す
る構成とすることが出来る。
【0011】前記第二の球状弾性ジョイントは、筒状部
材の前記中間環状部と前記ドライブシャフトの第二の部
分との間に位置し、前記第二の部分が前記第一の部分の
下方に位置しており、前記第二の球状弾性ジョイント
が、中心を点(A)とする少なくとも球の部分に沿って
伸びる面を有する内側球体を設けることが出来る。
【0012】第二の球状弾性ジョイントは複数の球状弾
性ベアリングを有しており、該球状弾性ベアリングは軸
線の回りに等間隔で配置されているとともに、各球状弾
性ベアリングの中心は軸線上の点(A)に集束するよう
に構成されており、さらに、前記球状弾性ベアリングの
数はブレードの数に一致するように構成することが出来
る。
【0013】前記管状部材の上端部は、第一のフランジ
の内周面に接合されており、前記管状部材は前記中間環
状部に対向した状態で第一のフランジに接続されるよう
に構成することが出来る。
【0014】前記筒状部材は、複合合成材料で形成する
ことが望ましい。また、前記の各第一の弾性ベアリング
は球状に形成することが望ましい。さらに、前記の各第
二の弾性ベアリングは球状または円錐形状に形成され、
その湾曲内面をドライブシャフトに対向させて配置する
ことが好ましい。
【0015】前記軸線上の前記の点(A)は、前記ブレ
ードが安定されたホバリング状態で運動している時の前
記ブレードの重心によって規定される面(P)に位置す
るように設定される。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面を参照し
ながら説明する。
【0017】図中、符号1は図示しないヘリコプタのメ
インロータを示している。メインロータ1は、実質的に
垂直に設けられ、図示しないヘリコプタの駆動装置の出
力側に接続された減速機のケーシング(図示せず)の出
力側に所定角度で下端部を連結された管状のドライブシ
ャフト2を有している。
【0018】図2に示すように、ドライブシャフト2
は、上端部を平坦で水平方向にのびる壁部4によって閉
塞された第一の部分3と、壁部4の中央部より上向きに
延長形成される第一の部分と同軸の管状延長部によって
構成される第二の小径部5とを有している。ドライブシ
ャフト2の第一の部分3と第二の小径部5、ハブ6に連
結されている。ハブ6より実質的に放射方向外向きに延
長して設けられる複数のブレード7は、このハブ6によ
ってドライブシャフト2に連結されている。
【0019】特に、ドライブシャフト2の第一の部分3
は、壁部4の外周より、ドライブシャフト2の軸線9と
一致する軸線を有する円錐面に沿って外向きに延長形成
されるとともに僅かに上向きに傾斜した複数の平板部8
によってハブ6に連結されている。
【0020】平板部8は、ドライブシャフト2の周囲に
等間隔で配設されているとともにその数はブレード7の
数に等しく、それぞれの上面にはボルト10によって実
質的にL字状の各ブラケット12の第一のアーム11が
取り付けられている。ブラケット12の第二のアーム1
3は、それぞれの平板部8の放射方向外端部より外側上
方に伸びており、ドライブシャフト2の軸線9と略平行
となっている。
【0021】第二のアーム13は、各球状弾性ベアリン
グ14の内側シューを構成しており、この中心Aは他の
ベアリング14の中心と一致しており、この中心の位置
はドライブシャフト2の軸線9上の所謂安定されたホバ
リング状態において旋回するブレード7の重心点(図示
せず)によって規定された平面P上に位置する。
【0022】球状弾性ベアリング14の外側シューは、
筒状部材17の中間環状部16の内面と一体化された湾
曲部材15によって構成されている。なお、筒状部材1
7は、好ましくは複合合成材料で形成され、ドライブシ
ャフト2の軸線9と同軸に配設される。
【0023】図2に示すように、筒状部材17は、実質
的にC字状の断面に形成されており、その凹部側におい
て軸線9に対向している。筒状部材17は、中間環状部
16に加えて二つの環状フランジ18,19を有してい
る。これらの環状フランジ18,19は、中間環状部1
6の上下端より内向きに延長形成されて、球状弾性ベア
リング14の上方及び下方に位置する。
【0024】中間環状部16と上側環状フランジ18
は、二重壁となっており、中間環状部16は、相互に接
合した内側壁20と外側壁21で構成されており、一方
上側環状フランジ18は、中間環状部16の内側壁20
に連続した内側壁22と中間環状部16の外側壁21に
連続され、内側壁22より離間した外側壁23とによっ
て構成されている。内側壁22及び外側壁23の内側縁
部は軸線9に対して同軸で且つ複合合成材料で形成され
たリング24によって相互に一体化されている。
【0025】図2に示すように、上側環状フランジ18
は、リング24の配設位置において、剛性筒状部材27
の上側端部より外向きに伸びる環状フランジ26の下面
に複数のネジ25によって連結されている。なお、剛性
管状部材27は、好ましくは金属で形成されるととも
に、軸線9と実質的に同軸の上側環状フランジ18に連
結されている。
【0026】剛性管状部材27は、筒状部材17と壁部
4の上方において連結されるとともに、ドライブシャフ
ト2の第二の小径部5に外嵌されている。第二の小径部
(5)は、上部にドライブシャフト2の第二の小径部と
その下端部において連続する小径筒部28を有してお
り、この小径筒部28は第二の小径部5との間に環状の
段部29を形成している。また、小径筒部28の上端部
にはネジ部30が形成されている。第二の小径部5の小
径筒部28は、点Aに中心点を持つ球状体31の中心孔
に貫通しており、球状体31はネジ部30に係合される
リングナット32によって段部29に当接した状態で軸
線方向の動作を抑止される。
【0027】この球状体31は、弾性ジョイント33の
内側シューを構成している。弾性ジョイント33は、弾
性材料で形成された二つのリング35を介して内側シュ
ーと結合された外側シュー34を有している。一方、外
側シュー34は、その上下端部に上側フランジ36及び
下側フランジ37を有している。上側フランジ36の外
側縁部は剛性管状部材27の環状フランジ26の上方に
位置し、この環状フランジ26にネジ25によって固定
されている。上側フランジ37の少なくとも一部は、剛
性管状部材27の内側円筒面38に当接して、剛性筒状
部材27を外側シュー34と一体化し、点Aを中心に外
側シュー34とともに回転するように構成する。
【0028】筒状部材17及び剛性管状部材27はドラ
イブシャフト2の上端部に弾性的に結合され、点Aに中
心を有し且つ筒状部材17の内側端縁とドライブシャフ
ト2間に介在する球状弾性ジョイント33と弾性ベアリ
ング14によって規定され、点Aに中心を持つ球状弾性
ジョイント39の作用によって、点Aを中心に筒状部材
17及び剛性管状部材27がドライブシャフト2に対し
て揺動する。
【0029】特に、球状弾性ジョイント39は、ドライ
ブシャフト2と筒状部材17の外側端縁間に介在してお
り、軸線9と同軸で点Aよりも下側に位置する球状リン
グに沿った面を有する第二のアーム13によって規定さ
れる内側球状体の存在によって、ハブ6とドライブシャ
フト2間に引張力を伝達する。
【0030】各ブレード7の内側端部は、剛性管状部材
27と剛性管状部材27に対して実質的に放射方向に各
ブレード7の軸線に一致する軸線41に沿って延びる接
続要素40によって接続されている。各接続要素40
は、外側端部にブレード7の内側端部に実質的に軸線9
に平行な二つのボルト43によって連結されるフォーク
部42と、内側端部にフォーク42と一体に形成される
とともに軸線方向孔45を有するロッド44で構成され
ている。軸線方向孔45には、筒状ロッド46が嵌入し
ている。筒状ロッド46は、軸線方向孔45より軸線9
に向かって突出し、軸線41上の点Bを有する球状ヘッ
ド47まで伸びている。
【0031】各接続要素40は、隣接する一対の平板部
8間の剛性管状部材27に形成した実質的に放射方向に
穿設された孔48と筒状部材17の中間管状部16の一
対の湾曲部材15間に穿設された実質的に放射方向に伸
びる放射方向孔49に係合する。
【0032】各放射方向孔48には球状弾性ジョイント
51の外側シュー50が係合されている。球状弾性ジョ
イント51の内側シューは、補強された弾性材料の層5
2を介して外側シュー50に接合される。
【0033】各接続要素40は、筒状部材17に球状
(または円錐形状)の弾性ジョイント53を介して固定
されている。弾性ジョイント53は、その湾曲内側面を
軸線9に対向させるように設けられている。各弾性ジョ
イント53は、軸線41上の筒上部材17の径の内側に
中心C(または頂点)を有している。弾性ジョイント5
3は、外側環状シュー54と内側環状シュー55を有し
ている。外側環状シュー54は、中間環状部16に一体
的に接続されるとともに、放射方向孔49に対して同軸
に配設されている。一方、内側環状シュー55は、軸線
41に対して同軸に設けられるとともに、補強された弾
性材料によって形成された環状層56を介して外側環状
シュー54に接合している。内側環状シュー55は、カ
ップリング57の端部と一体となっている。このカップ
リング57は、各ロッド44に取り付けられている。カ
ップリング57には、二つのボルト58が、相互に直交
するように径線方向に挿入されている。この配置におい
て、二つのボルト58は、カップリング57にそった軸
線方向の相互に異なる位置に配置されて、カップリング
57による44と筒状ロッド46を相互に接続を可能に
している。筒状ロッド46と反対側には、各球状ヘッド
47がドライブシャフト2の径の内側に位置するピン5
9によって取り付けられている。さらに、球状ヘッド4
7は、ピン59より放射方向外側に延長されたフォーク
60に取り付けられている。フォーク60には、球状ジ
ョイント61を介してロッド62の上端部が回動可能と
なるようにヒンジ状に取り付けられている。このロッド
62は、制御ロッドを構成しており、ドライブシャフト
2に沿って、壁部4に形成した孔63を通って設けられ
る。このロッド62は、周知の内部伝達ピッチ可変装置
64の出力部材を構成している。
【0034】言うまでもなく、上記の内部伝達ピッチ可
変装置は、上記の構成の簡単な変更により、周知の外部
伝達ピッチ可変装置と置換することが可能である。
【0035】ブレード7とハブ6の接続及びハブ6とド
ライブシャフト2の接続に関して、以下にその構成及び
作用を詳述する。
【0036】上記した実施例によるロータ1における最
も重要な要素は、筒状部材17である。この筒状部材1
7は、剛性管状部材27の接続を行うもので、非常に小
型で空力的に優れたロータを構成する。
【0037】弾性ジョイント33及び39は、筒状部材
17がドライブシャフト2に対して移動するときに、点
Aを中心とする球状面に沿って筒状部材17を案内す
る。このため、通常の飛行状態においては、筒状部材1
7は、回転基準面を構成するロータの面内に位置する傾
向が強くなる。この結果、相互に対向する対のブレード
7の軸線41の軸線9に沿った方向のオフセット量は比
較的小さくなり、このため制御モーメントも比較的小さ
くなる。これによって、弾性ジョイント33及び39、
特に弾性ジョイント39、によって導入される反力モー
メントが許容値の範囲となる。さらに、上記の構成によ
って、トルク及び引張力の大部分がハブ6とドライブシ
ャフト2間に伝達されることとなる。
【0038】
【発明の効果】既に述べたように、筒状部材17は、所
謂回転基準面を構成するロータ面上に位置する傾向とな
るとともに、全部のブレード7を相互結合することとな
る。このため、各ブレード7によって筒状部材17に伝
達される剪断力及び回転方向応力は、他のブレードから
入力される対応した応力によって、少なくとも部分的に
補償される。従って、ブレード7のフラッピング及びリ
ード/ラグ運動が小さくなり、ロータ面において必要と
されていたダンパは不要となる。
【0039】さらに、ブレード7のリード/ラグ動作を
小さくすることにより、上記した本発明のロータ1によ
れば地上共振の問題がほぼ完全に解消する。従って、弾
性ベアリング53によってロータのアイドリング回転中
における支持を十二分に得ることが出来るので、可動支
持部材を設ける必要がなくなる。
【0040】上記の構成において、既に述べたように、
弾性ベアリング53は球状または円錐形状とすることが
出来、いづれの形状においても弾性べアリング53に要
求される作用、即ち各ブレード7によって発生される遠
心力を筒状部材17に伝達する作用、を同等に行うこと
が出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるヘリコプタのロータの実施例を、
一部切開して示す断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【符号の説明】
1…メインロータ 2…ドライブシャフト 6…ハブ 7…ブレード 9…軸線 14…球状弾性ベアリング 16…中間環状部 17…筒状部材 18…上側環状フランジ 27…剛性管状部材 33…弾性ジョイント 39…弾性ジョイント 40…接続要素 51…球状弾性ジョイント 53…弾性ジョイント

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線(9)を中心に回転するドライブシ
    ャフト(2)と、ハブ(6)と、前記ドライブシャフト
    (2)と前記ハブ(6)を連結して、前記ハブ(6)を
    前記ドライブシャフト(2)とともに前記軸線(9)を
    中心に旋回させるとともに前記ハブ(6)を前記軸線
    (9)に沿った点(A)に対して揺動可能とする第一の
    連結手段(33,39)と、前記ハブ(6)より実質的
    に放射方向外側に延長され、各々が前記ハブ(6)に連
    結するための接続要素(40)と、該接続要素(40)
    に連結されたピッチ可変装置(64)とを有する複数の
    ブレード(7)と、及び前記の各接続要素(40)を前
    記ハブ(6)に連結する第二の手段(51,53)とに
    よって構成されたヘリコプタのメインロータにおいて、
    前記ハブ(6)は、相互に同軸で、且つドライブシャフ
    ト(2)と同軸に配設される筒状部材(17)と管状部
    材(27)を有しており、前記第一の連結手段(33,
    39)が前記筒状部材(17)と前記ドライブシャフト
    (2)間に位置して軸線(9)上の点(A)を中心とす
    る前記筒状部材(17)の揺動を可能とし、前記管状部
    材(27)が前記筒状部材(17)に接続されるととも
    に該筒状部材(17)によって支持されており、前記第
    二の手段(51,53)が前記の各接続要素(40)と
    前記管状部材(27)の間に位置するとともに前記ブレ
    ード(7)の集束位置を規定する第一の弾性ベアリング
    (51)と前記接続要素(40)と前記筒状部材(1
    7)間に位置する第二の弾性ベアリング(53)とを有
    していることを特徴とするヘリコプタのメインロータ。
  2. 【請求項2】 前記筒状部材(17)は、凹部側におい
    て軸線(9)に対向する実質的にC字状断面を有してお
    り、実質的に円筒状の中間環状部(16)と、前記中間
    環状部(16)の上下端部より実質的に放射方向内向き
    延長形成された第一及び第二の環状フランジ(18,1
    9)を有していることを特徴とする請求項1記載のヘリ
    コプタのメインロータ。
  3. 【請求項3】 前記第一の連結手段(33,39)が、
    第一の球状弾性ジョイント(33)と第二の球状弾性ジ
    ョイント(39)を有し、前記第一の球状弾性ジョイン
    ト(33)と前記第二の球状弾性ジョイント(39)は
    軸線(9)上の点(A)に一致する中心を有しているこ
    とを特徴とする請求項2記載のヘリコプタのメインロー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記第一の球状弾性ジョイント(33)
    は前記第一のフランジ(18)の内側縁部と前記ドライ
    ブシャフト(2)の第一の部分(5)の間に位置してお
    り、ドライブシャフトと一体で且つ点(A)に中心を有
    する球状体(31)を有していることを特徴とする請求
    項3記載のヘリコプタのメインロータ。
  5. 【請求項5】 前記第二の球状弾性ジョイント(39)
    は、筒状部材(17)の前記中間環状部(16)と前記
    ドライブシャフト(2)の第二の部分(3)との間に位
    置し、前記第二の部分(3)が前記第一の部分(5)の
    下方に位置しており、前記第二の球状弾性ジョイント
    (39)が、中心を軸線(9)上の点(A)とする少な
    くとも球の部分に沿って伸びる面を有する内側球体(1
    3)を有していることを特徴とする請求項3または請求
    項4のいづれか一項に記載のヘリコプタのメインロー
    タ。
  6. 【請求項6】 第二の球状弾性ジョイント(39)は複
    数の球状弾性ベアリング(14)を有しており、該球状
    弾性ベアリング(14)は軸線(9)の回りに等間隔で
    配置されているとともに、各球状弾性ベアリング(1
    4)の中心は軸線(9)上の点(A)に集束するように
    構成されており、さらに、前記球状弾性ベアリング(1
    4)の数はブレード(7)の数に一致していることを特
    徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載のヘリコ
    プタのメインロータ。
  7. 【請求項7】 前記管状部材(27)の上端部(26)
    は、第一のフランジ(18)の内周面に接合されてお
    り、前記管状部材(27)は前記中間環状部(16)に
    対向した状態で第一のフランジ(18)に接続されるこ
    とを特徴とする請求項6記載のヘリコプタのメインロー
    タ。
  8. 【請求項8】 前記筒状部材(17)は、複合合成材料
    で形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のい
    ずれか一項に記載のヘリコプタのメインロータ。
  9. 【請求項9】 前記の各第一の弾性ベアリング(51)
    は球状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれか一項に記載のヘリコプタのメインロータ。
  10. 【請求項10】 前記の各第二の弾性ベアリング(5
    3)は球状に形成され、その湾曲内面をドライブシャフ
    ト(2)に対向させて配置されることを特徴とする請求
    項1乃至9のいずれか一項に記載のヘリコプタのメイン
    ロータ。
  11. 【請求項11】 前記の各第二の弾性ベアリング(5
    3)は円錐形状に形成され、その湾曲内面をドライブシ
    ャフト(2)に対向させて配置されることを特徴とする
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載のヘリコプタの
    メインロータ。
  12. 【請求項12】 前記軸線(9)上の前記の点(A)
    は、前記ブレード(7)が安定されたホバリング状態で
    運動している時の前記ブレード(7)の重心によって規
    定される面(P)に位置することを特徴とする請求項1
    乃至11のいずれか一項に記載のヘリコプタのメインロ
    ータ。
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