JPS5938293A - 油性剤およびその組成物 - Google Patents

油性剤およびその組成物

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JPS5938293A
JPS5938293A JP14797282A JP14797282A JPS5938293A JP S5938293 A JPS5938293 A JP S5938293A JP 14797282 A JP14797282 A JP 14797282A JP 14797282 A JP14797282 A JP 14797282A JP S5938293 A JPS5938293 A JP S5938293A
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JP
Japan
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acid
aliphatic
aliph
oily agent
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JP14797282A
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Suminobu Kato
加藤 純信
Konosuke Nishida
西田 耕之助
Fumio Saoyama
竿山 文夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は潤滑浦の油性を向上させるための油性剤および
これを含有する組成物に係る。さらに詳しくは、鉱物系
潤滑油と相溶して油性を向上し、またこれに抗酸化性な
らびに防錆性を附与する高分子量脂肪族ポリアミド化合
物およびこれを各種の潤滑油基油に添加溶解させた潤滑
油組成物に係る。
本発明はその分子中に2〜6コのアミン基(または/お
よびイミノ基)を有する脂肪族ポーリアミン2これらの
アミノ基(または/およびイミノ基)の全部またはほと
んど全部をCu−C30の脂肪族(または脂環族)モノ
カルボン酸およびC+o〜C100の脂肪族(または脂
環族)ジカルボン酸(または/およびトリカルボン酸)
またはこれらの酸無水物を併用してアシル化し、多数の
アシルアミノ残基をもつ分子量の大きな化合物を製出し
、これの使用によって各種潤滑油基油の性能を向上させ
ようとするものである。
本件発明者らはかねてからポリエチレンポリアミンを脂
肪族モノカルボン酸とジカルボン酸とを併用してアシル
化し、生成した縮合体を潤滑油基油に添加溶解してその
性能を検討してきたが、縮合体中に含まれる脂肪族炭化
水素残基とカルボン酸1残基の数との調和がよく、油溶
性の高いものは鉱物系潤滑油基油に添加した場合、その
油性を著しく向上しまた抗酸化性および腐食防止性を増
大することを観察した。
長鎖アルキル基を主とする分子中に−NH−CO−なる
原子群を有する化合物を潤滑油に配合した場合に抗酸化
性および腐食防止性が向上することは、日本国特許出願
公告昭40−13491号、仝47−1022号、仝5
1〜44264号等により公知であるが、この関係は分
子が高分子化しその中に多数のカルボン酸アミド残基を
含有する場合にも成立することが観察される。
本件発明者らはこれらの観察を基礎としてその周辺につ
いて検討を重ね、本発明に到達したものである。
本発明の目的は鉱物系潤滑油基油または合成潤滑油基油
の油性を向上し、且つ金属加工において抗酸化性能およ
び防食性能を与える分子量の太きな脂肪族ポリアシルア
ミノ化合物を提供するにある。
さらに本発明の他の目的は本願の分子量の大きな脂肪族
ポリアシルアミノ化合物を、それぞれの目的に応じて公
知の各種の潤滑油添加剤と併用して鉱物性潤滑油基油に
配合し、性能の優れた金属加工用潤滑油を提供するにあ
る。
本発明において使用する多数の脂肪族炭化水素残基を含
むポリアシルアミド化合物は、のちに参考側中に詳記す
るが、一般に次のようにして調製される。
たとえばペンタエチレン−へキザミンやヘキザメチレン
ージアミンのような、一般に分子中に2〜6コのアミン
基またはイミノ基をもつ脂肪族ポリアミンと、これらの
ポリアミンのアミン基(およびイミノ基)に対して、カ
ルボッ酸基の総量がほぼ当量になる量の0.85〜0.
30当量の脂肪族モノカルボン酸(たとえばオレイン酸
、ステアリン酸、エルシン酸、ナフテン酸等)と、01
5〜0.70当量の脂肪族ジカルボン酸またはトリカル
ボン酸(たとえば市販ダイマー酸、セバシン酸、ポリブ
テニル−こはく酸など。)とを混合して加温し、120
〜180°Cに数時間保持することによって容易に調製
される。
このような、本発明の油性向上剤の製法において、脂肪
族ポリアミンと脂肪族のモノカルボン酸およびポリカル
ボン酸を混合して加熱縮合する代りに、まづ最初に脂肪
族ポリアミンと脂肪族モノカルボン酸とを縮合させ、然
るのちポリカルボン酸を加熱縮合させる場合、または最
初にポリカルボン酸を縮合させ次にモノカルボン酸を遂
次的に縮合させる場合も、何れも性質性能の近似した製
品が得られる。
本発明の油性向上剤において、油性の向上はポリカルボ
ン酸の使用によって増大されるが、然しなからモノカル
ボン酸を併用することなくポリカルボン酸を単用する場
合には、得られる生成物は一般に軟化点が高きに過ぎま
た鉱物性潤滑油に対する溶解度が過少となる傾向を生ず
る。脂肪族モノカルボン酸の併用によって縮合生成物の
軟化点が低下し、鉱物油に対する適切な溶解度が得られ
ることが経験される。
本発明の油性向上剤の調製に適する脂肪族ポリアミンは
、ヘキザメチレンージアミン、オクタメチレン−ジアミ
ン、ドデカメチレン−ジアミン、2.2.4−)リメチ
ルへキザメチレンージアミン、ジエチレン−トリアミン
、トリエチレン−テトラミン、テトラエチレン−ペンタ
ミン、ペンタエチレン−へキザミン、ジプロピレン−ト
リアミン、トリプロピレン−テトラミン、テトラプロピ
レン−ペンタミン、ペンタプロピレン−へキザミン、ヒ
ス(3−メチルアミノプロピル)アミン、ビス(6−ア
ミンヘキシル)アミン、ビス(8−アミノオクチル)ア
ミン、N、 N’−ビス(6−アミノヘキシル)−1,
6−ヘキサンジアミン、N1N′−ビス(8−アミノオ
クチル)−1,8−オクタンジアミン、1.6.11−
ウンデカン−トリアミンなどである。
また脂肪族のモノカルボン酸としては、ラウリン酸、バ
ルミチン酸、ステアリン酸、セロチン酸、オレイン酸、
エルシン酸、リノール酸、市場にあるナフテン酸(たと
えば旭理化■製品の#22o、#200、#180、−
#:160等冬馨本発明の油性向上剤の調製に適してい
る。
また本発明の油性向上剤の調製に適する脂肪族のジーお
よびトリカルボン酸はアジピン酸、スペリン酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、■、10−ドデカンー二重、1.
18−エイコサン−二重を主成分とするS L −20
’ (岡村製油■製品)、不飽和脂肪酸の重合によって
得られるダイマー酸と呼ばれているご塩基性脂肪酸、オ
レイン酸と一酸化炭素とから製造される9−または10
−カルボキシ−ステアリン酸、リノール酸とアクリル酸
との附加重合生成物であるC2lジカルボン酸、ポリブ
テンとマレイン酸との重合によるポリブテニル−こはく
酸無水物、不飽和脂肪酸の接触的重合によって得られる
脂肪酸の三量体であるトリマー酸、オレイン酸とマレイ
ン酸無水物の加熱重合によって得られるマレイン化オレ
イン酸などである。
次に本発明の油性向上剤の製法の数例を示す。
参考例 1 かきまぜ器つきほうろう引き二重釜にペンタエチレン−
へキザミンを1.0 kQ、ダイマー酸(三洋化成■製
品)1.2&qおよびナフテン酸#160(旭理化■製
品) 7.4 kqを仕込み、窒素気流下に徐々に加温
して5時間後に180°Cとし、180〜185°Cて
5時間かきまぜた。20°C±10°Cで淡褐黄色透明
、粘稠な液体9.1kg力と得られた。この粘稠液体に
5un15ON(鉱油系潤滑油基油、JapanSun
 Oil Co、製品)181を加えて100°Cに加
温して均一に溶解させ、淡橙黄色の室温で流動性の液体
25.2k(jを得た。
参考例 2 反応釜にラウリン酸1.0 kgおよびジプロピレント
リアミン0.73 kqを仕込み窒素気流中に加温して
3時間ののち180°Cとし、これに平均分子量126
0のポリブテンから調製したポリブテニル−こはく酸8
.7 kljを加えて180〜185°Cに5時間保持
した。放冷して130℃になったときSun e15O
N(Japan Sun Qi l Co、製品)18
1を注加混合した。微橙黄色、室温附近で流動性の液体
26kqを得た。
参考例 3 2、9 kgのN、N−ビス(8−アミノオクチル)8 アミン、4.7kLjのオレイン酸および1、i→−エ
イコサンニ酸2.3 kqを混合して窒素気流中に加温
し、5時間後に180°Cとし、この温度で気泡の発生
がなくなるまで約5時間かきまぜた。加温を参考例 4 ペンタプロピレン−へキサミン1.6kg、エルシン酸
7.3 kqおよび不飽和脂肪酸の重合によって得られ
たトリマー酸約60%およびダイマー酸約40%から成
る混合ポリマー酸2.6 kgを窒素気流中に徐々にか
きませながら加温して4時間の間に170°Cトシ、1
70〜175°Cて6時間カキマぜた。18eのSun
 150 Nを少しづつ注加混合した。橙黄色透明の室
温で流動性のある液体27.2 kVが得られた。
参考例 5゜ ドデカメチレンジアミン2.9 kg 、およびマレイ
ン化オレイン酸を加水分解して得られたトリカルボン酸
2.8 kLjを窒素気流中にかきまぜながら徐々に加
温して3時間後に170°Cとした。この温度で3時間
かきまぜたのちエルシン酸4.5 kflを少しづつ注
加し、170〜175°Cでさらに4時間かきまぜた。
加温を停め、Sun 15ONを181を少しつつ注入
混合した。淡橙色透明の、常温で流動性の液体25.5
 kqが得られた。
以下、実施例により参考例の方法によって合成された本
発明の油性剤の効果を示す。
実施例 1 潤滑油基油としてS、UN寸15・O,N、(、JAP
AN 5UNOIL Co、 41品)を使用し、これ
に表−1に示すように参考例の方法によって合成した脂
肪族ポリアミド化合物を配合して6コの試料を調製した
配合はそれぞれ基油98重量%に対して脂肪族ポリアミ
ド化合物2重量%である。
表−1 試験およびその結果 上記表−1に示した6コの組成物につき油性剤としての
効果を評価するため曽田式振子型油性摩擦試験機により
摩擦係数を測定した。
試験条件 初  期 振  巾    Aa    O,5ラジア
ン重  錘  重  量    M、     409
  (1個)重 錘 重 量  M2 80g (2個
)重錘取付の位置   1.  100$l     
  11.  340  χ試料油の温度 20°±2
℃ 100’C試験結果を表〜2に示す。脂肪族ポリア
ミド化合物を配合した試料は何れも摩擦係数が低下し、
特に高温時における低下が顕著である。
表−2 実施例 2 表−3に示すような組成物試料6コを調製し、これに表
−4に示すようにB−0−B〜5の試料記号をつけた。
配合原料(1)〜(5)は表−4の各試料につき共通で
あるが、(6)はB−〇には配合せず、B−1〜B−5
には参考例1〜5により調製した脂肪族ポリアミド化合
物をそれぞれその順序に配合した。
表−3 試験およびその結果 その組成が表−3に示されている上記6コの試料につい
て、油性を評価するため曽田式振子型油性摩擦試験機に
より摩擦係数を測定した。試験条件は実施例Iの条件と
同じである。
試験結果を表−4に示・した。脂肪族ポリアミド化合物
を配合した試料は何れも摩擦係数が低下し、特に高温時
における低下が顕著である。
表−4

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 分子中に2〜6コのアミン基(または/およびイミノ基
    )を有する脂肪族ポリアミンとこれらのアミ7基(また
    は/およびイミノ基)に対してカルボン酸基の総量がほ
    ぼ当量となる量の、0.30〜0.85当量の一塩基性
    の脂肪酸またはナフテン酸、および0.70〜0.15
    当量のCl1l 〜C+ooの脂肪族または脂環族ジカ
    ルボン酸(または/およびトリカルボン酸)を加熱縮合
    させることにより製出される脂肪族ポリアミド化合物か
    ら成る油性剤およびこれを含有することを特徴とする潤
    滑油組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61250135A (ja) * 1985-04-25 1986-11-07 Nippon Yakin Kogyo Co Ltd 水素吸蔵合金
JPS62164796A (ja) * 1986-01-16 1987-07-21 Idemitsu Kosan Co Ltd 潤滑油用分散剤およびそれを配合せしめてなる潤滑油組成物
WO2012076896A1 (en) * 2010-12-09 2012-06-14 Innospec Limited Improvements in or relating to additives for fuels and lubricants

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