JPS5938009Y2 - 電磁石 - Google Patents

電磁石

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Publication number
JPS5938009Y2
JPS5938009Y2 JP17032479U JP17032479U JPS5938009Y2 JP S5938009 Y2 JPS5938009 Y2 JP S5938009Y2 JP 17032479 U JP17032479 U JP 17032479U JP 17032479 U JP17032479 U JP 17032479U JP S5938009 Y2 JPS5938009 Y2 JP S5938009Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
coil unit
winding
gas
electromagnet
lead wire
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Expired
Application number
JP17032479U
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English (en)
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JPS5685914U (ja
Inventor
裕之 野中
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコイルユニットを熱硬化性樹脂によりモールド
した例えば交流の電磁石に関するもので、コイルユニッ
トをモールドする樹脂の肉厚を局部的に薄くすることに
より、異常時における樹脂の割れ位置を故意に決定し、
万一発火しても他への類焼を防止することを目的とする
従来の交流電磁石は、ボビンに巻線を巻き、巻線の始め
と終わりにリード線を接続し、この接続部と巻線つ間に
絶縁紙を介在させ、その後、外被として熱硬化性樹脂等
によってモールドしていた。
モールドする目的は、耐湿絶縁性の向上、並びに外被と
して使用していたガラステープ、巻線固定もしくは絶縁
の為に使用していたポリエステルテープ等の可燃物の廃
止等が挙げられる。
しかし、モールドを施こしても次のような欠点がある。
即ち異常時、つまシ何らかの原因で可動鉄心が固定鉄心
に吸引され続けた場合とか;電源電圧が異常に高い場合
には、異常に巻線温度が上昇し、巻線の絶縁被覆材の熱
劣化によりガスが発生する。
このガスは、モールドした外被の内部の体積を膨張せし
め、これによって、モールド樹脂の弱い部分が割れ、そ
の部分からガスが噴出し、最後には巻線被覆材の絶縁破
壊が生じてレアショートを起こす。
その時の火花がもしガスに引火すれば、電磁石は炎上し
てし1い、さらに、近くのリード線もしくは他の可燃物
に類焼する。
モールドすることにより、可熱物は少なくなってはいる
ものの巻線被覆材の熱劣化によるガスの発生をなくする
ことはできず、万一、リード線を出している近くでモー
ルド樹脂の割れが生じた場合には、そこからガス75−
IIt出し、このガスが燃えた場合にはリード線への類
焼を防止することは到底できず、危険である。
本考案は上記した従来の欠点をなくすもので、モールド
樹脂に局部的に肉厚の薄い部分を設け、この部分が割れ
やすいように故意に決めてやることによシ、他への類焼
を防止することが可能な電磁石を提供するものである。
以下、本考案の実施例を図面によう説明する。
図において、1はコイルユニット、2は巻線3を巻くボ
ビンで、巻線30巻き始め及び巻き終わbにリード線4
が半田5付けされている。
半田5付は部分と巻線3との間には絶縁紙(図示せず)
が介在してあり、両者間の絶縁を行っている。
6は熱硬化性樹脂をモールドして形成してなる外被で、
ボビン2、巻線3等とともに上記したコイルユニット1
を構成している。
このコイルユニット1は固定鉄心7に固定支持されてい
る。
8はプランジャである。
ここで、固定鉄心7の開ロアaより露出している外被6
のA部分およびB部分の肉厚において、リード線4が出
ていない側のB部分の肉厚寸法bをリード線4が出てい
るA部分の肉厚寸法aより小さく、即ち、B部分をA部
分ようも薄くしている。
上記構成によれば、外被6のリード4が出ていない側の
B部分の肉厚寸法すを、リード線4が出ている側のA部
分の肉厚寸法aよりも小さく、即ち薄くしているために
、万一、異常が起き、巻線3が異常温度上昇してその絶
縁被覆材が熱劣化してガス化し、外被6内部の体積が膨
張しても、肉厚の薄いB部分側にて割れが生じ、内部の
ガスがその割れた部分より噴出する。
このガスに巻線3の絶縁劣化によるレアショート時の火
花が引火し炎上しても、B部分はリード線4の引き出し
側ではないので、交流電磁石以外の電装部品等には類焼
せず、そのうちにガスがなくなれば沈火してし1うため
安全である。
なお、実施例ではリード線を外被より引き出す場合につ
いて述べたが、コイルユニットよりIJ −ド線を引き
出しておらず、端子を引き出した構成において、使用時
に端子にリード線を取付けた構成であっても本実施例と
同様な効果を奏する。
以上のように本考案によれば、樹脂モールドによる外被
に局部的に肉厚な部分を設けたことによシ、異常時にお
ける外被の割れ位置を決めることができ、電磁石以外の
構成部品への類焼に対する安全対策が採り易く、交流電
磁石自体においては、噴出するガス以外は燃えず、きわ
めて安全性に富むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に釦ける交流電磁石の外観斜視
図、第2図はそのコイルユニットの断面図である。 1・・・コイルユニット、2・・・ボビン、3・・・巻
線、4・・・リード線、6・・・外被、7・・・固定鉄
心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱硬化性樹脂によってモールドした外被を有するコイル
    ユニットと、このコイルユニットを固定支持した固定鉄
    心とを備え、前記固定鉄心より外部に露出するコイルユ
    ニットの2個所の外被部分のうち、リード線もしくは端
    子が引き出されない部分の肉厚を、これが引き出される
    他方の部分のそれよりも薄くしてなる電磁石。
JP17032479U 1979-12-07 1979-12-07 電磁石 Expired JPS5938009Y2 (ja)

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JP17032479U JPS5938009Y2 (ja) 1979-12-07 1979-12-07 電磁石

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JP17032479U JPS5938009Y2 (ja) 1979-12-07 1979-12-07 電磁石

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Publication Number Publication Date
JPS5685914U JPS5685914U (ja) 1981-07-10
JPS5938009Y2 true JPS5938009Y2 (ja) 1984-10-22

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