JPS5937930B2 - 多数のつり針を順次はりすヘツドに装着する装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、たとえばはえなわ漁のように長い紐に多数
のはりすにそれぞれつり針を取りつけて漁を行うような
場合における、個々のはりすにそれぞれ容易につり針を
取りつけることのできる装置に関するものである。

はえなわ漁などの場合には上記のようにはりすを介して
多数のつり針を取りつけた長い紐を使用するので、この
紐を収納するさいには、桶などにふたたび使用するべく
繰り出すときにからんだり、もつれたりしないように収
納するために多大の注意をはらう必要がある。

この発明は個々の、つり針をはりすに容易かつ確実に取
着し、かつ同時に或いは個々につり針に餌をとりつける
ことのできるような装置を提供するものである。

使用後は各はりすからはつり針がとり除かれ、紐とはり
すのみが収納ケースに収納されるのでふたたび使用する
さいにもつれたりすることなしに自由にとり出すことが
できる。

本発明によるつり針のはりすへのとり付は装置は、個々
のつり針を順次進行せしめるための少なくとも１個のつ
り針貯蔵部と、それぞれはりすヘッドを具備した多数の
はりすを進行させる少なくとも１個の通路部と、個々の
つり針の頚部すなわち基部真直部分をはりすヘッドに押
漬するための挿装機構とからなっている。

本発明による装置は個々の部材はそれぞれ好適な構造を
そなえており、その組み立て構成も適切であるのですべ
てのはりすに対して確実につり針が取り付けられ、つり
針の取りつけられないはりすが残るようなことがない。

また本発明においては、はりすを進行させる１個ないし
数個の通路部には餌が供給されて進行するはりすととも
にすすみ、この餌ははりすヘッドにつり針がとりつけら
れる位置において両者の間に持ち来たされるのでつり針
をはりすにとりつけると同時に餌も取りつけられること
になるのである。

その他本発明の他の特質は本発明の実施例を示す以下の
説明からさらに明らかになると考える。

第１および第２図は本発明による装置のそれぞれ平面お
よび側面図、第３図は挿装機構によってつり針をはりす
ヘッドにとりつけるところを示す拡大断面図を示すもの
である。

図に示す実施例の装置ははりすに針とともに餌をとりつ
けることもできるものである。

図において符号１は紐２を収納する桶その他の容器を示
し、この紐にはつり針４をはずした多数のはりすヘッド
７つきのはりす３が取着しである。

容器１から逐次とり出した紐帯２は１対のローラ５の間
をとおってらせん状のスロットを形成したチューブから
なる通路を進行してゆく。

このときはりす３およびはりすヘッド７はこのスロット
に案内されてまず下方に垂下しく第２図符号３′）、次
いでらせん状に形成されたスロットに案内されてこれに
係合しつつ紐の進行に従ってはりすは次第に上方に方向
を変換しつつ、最後にははりすヘッドがスロットに係合
した状態となり、この位置ではスロットに従ってはりす
ヘッドはチューブ頂部を軸線方向に進行しく第１図参照
）はりすヘッドは以下に示すように餌供給位置に至る。

第１図から判るように、通路６の図示右端の位置におい
て該通路は２個の通路９，１０に分かれ、この分岐部に
配設されている振り分は機構８によって相ついで分岐部
に到達するはりすヘッドは交互に両通路９，１０にふり
分けられてさらに進行する。

各通路の適所にはそれぞれ餌供給およびつり針をはりす
ヘッドに取り付けるためのステーションがもうけられて
いるが、いずれも同一の構成であるので図にはその一方
のみが示しである。

通路６を２個の通路９，１０の分岐したのは単位時間あ
たりの餌、つり針のはりすヘッドへの取り付は数を増し
て効率をあげるためである。

両通路９，１０はまた餌１１の供給路にもなっており、
紐帯２がふり分は機構８からさらに進行してローラ１２
に至る間、はりすヘッド７上には適宜の手段でこの上に
順次餌が供給されてゆくものである。

各はりすヘッド７が第２図に符号１３で示した通路末端
に至ると、この部分においては第３図に示すようにはり
すヘッド７の上方に餌１１が位置するような関係となる
。

この位置でつり針４が下方に向って案内ダクト１４に沿
って下降せしめられればこのつり針の基部４２の尖端４
１の餌１１を貫通し、さらにつり針が下降すれはその基
部４２に沿ってやメ上方に押圧される傾向を生じ、つい
にはつり針先端４３にも引つか５つた状態となる。

かくして餌１１を貫通取着したつり針の尖端４１ははり
すヘッドに係合し、このように餌とつり針を取りつけら
れたはりすは通路１５を通って海中に投下される。

通路９，１０にはフイーラ１６，１７が配設されており
、これによって両フイーラ間を通過したはりすヘッドの
数を指示するようになっている。

前記通路１５には同様のフイーラ１８，１９が配設され
ていてこの間の部分を通過するはりすヘッド、つり針の
数を知り得るようになっている。

第２図乃至第４図に示したように、つり針の基部をはり
すヘッドに押蓋により係止するための挿装機構は、クラ
ンク機構１４２とそのリンク棒端部に取り付けられた往
復動可動なピストン板１４１と、導板の運動を案内し、
且つ以下に詳述するつり針貯蔵部１４３の端部との間に
針−個分の幅に相当する間隔である案内ダクト１４を規
定していて前記ピストン板１４１の外側表面に接するガ
イド板１４４とから構成されている。

そして前記針貯蔵部１４３はシリンダ状となっており前
記ガイド板１４４に対し前記案内ダクト１４を介して垂
直に配設されており、更にその内部には多数のつり針が
互いに隣接して収納されており、そしてこれらつり針は
ピストン１４５を介してコイルばね１４６により前記ガ
イド板１４４に押接されている。

従って前記案内ダクト１４内に達したつり針はピストン
板の下降運動に依り順次通路９または１０内に配列され
たはりすヘッド７の空所７２内にその尖端４１が圧入さ
れてゆく。

この時餌１１を順次はりすヘッド７とつり針の尖端４１
との間に配置すれは前記つり針の尖端はこれを貫通し同
時につり針に取り付けることが可能となる。

前述のようにこの餌の供給機構は当然前記挿装機構と連
動させる事も可能であり、同時にその機構自体も同様の
構成とする事は容易に成し得ることである。

これらの機構と貯蔵部１４３と同じものが通路１０の側
にも配設され得る事は容易に想達され得ることであり、
こ＼では一方の側においてのみを例示し説明したに過ぎ
ない。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明によるつり針装着装置を示
す平面図および側面図、第３図ははりすヘッドにつり針
および餌を固定する機構を示す要部の拡大側面図、第４
図は本発明によるつり針装蓋装置の通路末端附近におけ
るつり針貯蔵部並びに挿装機構の部分切欠き側面図を示
す。 図中、符号１・・・・・・容器、２・・・・・・長尺紐
帯、３・・・・・・はりす、４・・・・・・つり針、６
・・・・・・チューブ状通路、７・・・・・・はりすヘ
ッド、８・・・・・・ふり分は機構、９゜１０・・・・
・・分岐通路、１１・・・・・・餌、１３・・・・・・
つり針貯蔵部、１４・・・・・・案内ダクト、１５・・
・・・・通路、１６．１７，１８，１９・・・・・・ツ
イータ、１４１・・・・・・ピストン板、１４２・・・
・・・クランク機構、１４３・・・・・・つり針貯蔵部
、１４４・・・・・・ガイド板、１４５・・・・・・ピ
ストン、１４６・・・・・・コイルばねを夫々示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 個々のつり針を前進させるための少なくとも１個の
   つり針貯蔵部と、それぞれはりすヘッドをそなえた多数
   のはりすを進行させる少なくとも１個の通路部と、前記
   各つり針の基部を強制的に前記はりすヘッドに係止する
   ための少なくとも１個の挿装機構とを具備する多数のつ
   り針を順次はりすヘッドに装着する装置。 ２ 個々のつり針を前進させるための１対のつり針貯蔵
   部と、それぞれはりすヘッドをそなえた多数のはりすを
   進行させるための途中で二つに分岐した通路部と、前記
   各つり針の基部を強制的に前記はりすヘッドに係止する
   ための１対の挿装機構とを具備し、前記分岐した通路部
   に進行してくるはりすヘッドを交互に案内するふり分は
   機構を前記通路部の分岐部に配設した多数のつり針を順
   次はりすヘッドに装着する装置。