JP3471757B2 - 釣 具 - Google Patents
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K91/00—Lines
- A01K91/03—Connecting devices
- A01K91/04—Connecting devices for connecting lines to hooks or lures
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K83/00—Fish-hooks
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Animal Husbandry (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、釣糸に容易に取り付けることができる釣具
に関するものである。
に関するものである。
背景技術
従来、釣針、2本の釣糸を接続するための猿環(sw
ivel)、疑似餌であるルアー等、魚釣に用いる各種
の釣具は、釣糸に対して手作業で結び付けられている。
ivel)、疑似餌であるルアー等、魚釣に用いる各種
の釣具は、釣糸に対して手作業で結び付けられている。
具体的には、釣針に対する釣糸(以下、釣針に接続さ
れる釣糸をハリスと称する。)の結び付け作業は、釣針
の軸に沿って輪を作り、この輪の中にハリスを通しなが
ら軸回りに所定回数巻き付ける。ついで、ハリスを軸に
沿って引っ張ることにより強固に締め付けた後、この結
び部分から突出した不要なハリス部分をハサミで切断す
る。
れる釣糸をハリスと称する。)の結び付け作業は、釣針
の軸に沿って輪を作り、この輪の中にハリスを通しなが
ら軸回りに所定回数巻き付ける。ついで、ハリスを軸に
沿って引っ張ることにより強固に締め付けた後、この結
び部分から突出した不要なハリス部分をハサミで切断す
る。
また、前記猿環やルアーは、釣糸(以下、釣竿と猿環
やルアーを接続する釣糸をテグスと称する。)を結び付
けるための環部を備え、この環部にテグスを通し、周知
の結び付け方法によって結び付け、この結び部分から突
出した不要なテグス部分を、前記と同様に、ハサミで切
断している。
やルアーを接続する釣糸をテグスと称する。)を結び付
けるための環部を備え、この環部にテグスを通し、周知
の結び付け方法によって結び付け、この結び部分から突
出した不要なテグス部分を、前記と同様に、ハサミで切
断している。
しかし、前記各釣具は、細かい手作業で釣糸に取り付
けなければならないため、その作業が非常に煩わしく、
特に、初心者や高齢者にとって面倒な作業であった。な
お、近年の釣針としては、ハリスを機械で取り付けたハ
リス付き釣針が市販されているが、このハリス付きの釣
針は、非常に高価であるうえ、釣針の大きさ(号数)と
ハリスの太さとの組み合わせに制限があり、使用者の希
望に応じた組み合わせとする場合には、やはり手作業に
よって取り付けなければならない。また、前記手作業に
よってハリスを取り付けた釣針、および、ハリス付きの
釣針は、そのハリスを、テグスに取り付けた猿環等の環
部に、やはり細かい手作業で結び付けなければならな
い。
けなければならないため、その作業が非常に煩わしく、
特に、初心者や高齢者にとって面倒な作業であった。な
お、近年の釣針としては、ハリスを機械で取り付けたハ
リス付き釣針が市販されているが、このハリス付きの釣
針は、非常に高価であるうえ、釣針の大きさ(号数)と
ハリスの太さとの組み合わせに制限があり、使用者の希
望に応じた組み合わせとする場合には、やはり手作業に
よって取り付けなければならない。また、前記手作業に
よってハリスを取り付けた釣針、および、ハリス付きの
釣針は、そのハリスを、テグスに取り付けた猿環等の環
部に、やはり細かい手作業で結び付けなければならな
い。
さらに、前記猿環やルアー等の釣具は、勿論、手作業
でしかテグスに取り付ける手段はなく、特に、本体とテ
グスとを直線的に取り付ける作業は困難である。なお、
本体とテグスとを直線的に取り付けなかった場合には、
テグスの巻取時に、テグスに擦れが生じるため、切断し
易くなるとともに、ルアーの場合には、疑似餌としての
アクションに違和感が発生する。前記釣具の中で、釣針
は特に手作業によるハリスの取り付けが困難である。
でしかテグスに取り付ける手段はなく、特に、本体とテ
グスとを直線的に取り付ける作業は困難である。なお、
本体とテグスとを直線的に取り付けなかった場合には、
テグスの巻取時に、テグスに擦れが生じるため、切断し
易くなるとともに、ルアーの場合には、疑似餌としての
アクションに違和感が発生する。前記釣具の中で、釣針
は特に手作業によるハリスの取り付けが困難である。
そこで、本出願人は、特開平9−51743号公報
で、安価で、かつ、極めて容易に取り付けることができ
るようにした釣針を提供している。
で、安価で、かつ、極めて容易に取り付けることができ
るようにした釣針を提供している。
この釣針100は、図14に示すように、本体102
の後端部を平坦とした耳部104に貫通孔106を設け
るとともに、前記耳部104の上端部にV字型切欠部1
05を設け、この切欠部105の底部と前記貫通孔10
6とをスリット107で連通させたものである。
の後端部を平坦とした耳部104に貫通孔106を設け
るとともに、前記耳部104の上端部にV字型切欠部1
05を設け、この切欠部105の底部と前記貫通孔10
6とをスリット107で連通させたものである。
この釣針100をハリス108に取り付ける場合に
は、まず、図15(A)に示すように、ハリス108の
先端部108aが耳部104の上方に所定長さ突出する
ように切欠部105からスリット107を経て貫通孔1
06内に挿入する。ついで、図15(B)に示すよう
に、ハリス108を本体102に沿って位置させるとと
もに、針先103側から耳部104側に向かって数回巻
き付けた後、ハリス108を針先103側から切欠部1
05に押し込んでスリット107を通過させて貫通孔1
06内に位置させる。その後、図15(C)に示すよう
に、ハリス108を引っ張って巻き弛みを無くすことに
より、取り付けが完了する。
は、まず、図15(A)に示すように、ハリス108の
先端部108aが耳部104の上方に所定長さ突出する
ように切欠部105からスリット107を経て貫通孔1
06内に挿入する。ついで、図15(B)に示すよう
に、ハリス108を本体102に沿って位置させるとと
もに、針先103側から耳部104側に向かって数回巻
き付けた後、ハリス108を針先103側から切欠部1
05に押し込んでスリット107を通過させて貫通孔1
06内に位置させる。その後、図15(C)に示すよう
に、ハリス108を引っ張って巻き弛みを無くすことに
より、取り付けが完了する。
前記ハリスの取付構造を有する釣針100では、ハリ
ス108を耳部104に設けたスリット107を介して
貫通孔106内に位置させる作業と、ハリス108を本
体102に巻回する作業だけであるため、極めてハリス
108の取付作業が容易である。そのうえ、ハリス10
8には、結び目や力が加わるクロス部が形成されないた
め、使用中にハリス108の切断の発生が少ないという
利点を有する。
ス108を耳部104に設けたスリット107を介して
貫通孔106内に位置させる作業と、ハリス108を本
体102に巻回する作業だけであるため、極めてハリス
108の取付作業が容易である。そのうえ、ハリス10
8には、結び目や力が加わるクロス部が形成されないた
め、使用中にハリス108の切断の発生が少ないという
利点を有する。
しかしながら、前記貫通孔106およびスリット10
7は、金属製の本体2の耳部104に形成されているた
め、どうしても硬く鋭いエッジ部が存在する。そのた
め、使用時にハリス108がエッジ部と擦れ合って切断
することがあった。
7は、金属製の本体2の耳部104に形成されているた
め、どうしても硬く鋭いエッジ部が存在する。そのた
め、使用時にハリス108がエッジ部と擦れ合って切断
することがあった。
発明の開示
したがって、本発明では、釣糸を極めて容易に取り付
けることができ、かつ、その取付部分が擦れ合うことに
よって釣糸が切断することを確実に防止できる釣糸取付
部材を備えた釣具を提供することを課題とするものであ
る。
けることができ、かつ、その取付部分が擦れ合うことに
よって釣糸が切断することを確実に防止できる釣糸取付
部材を備えた釣具を提供することを課題とするものであ
る。
前記課題を解決するため、本発明の釣具は、釣糸を巻
き付ける棒状の巻付部を備えた釣具本体と、この巻付部
の先端に設けた釣糸取付部材とからなり、前記釣糸取付
部材は、前記巻付部の一部と一体となった非金属からな
る基体部と、この基体部の一端側に、前記巻付部の軸と
直交する方向に突出する第1突部と、この第1突部の突
端よりこの第1突部および前記巻付部の軸に対して直交
する方向に延び、前記第1突部と基体部とで釣糸挿通溝
を形成する第1ガイド部と、前記基体部の他端側に、前
記巻付部の軸と直交する方向に突出する第2突部とから
なる構成としている。
き付ける棒状の巻付部を備えた釣具本体と、この巻付部
の先端に設けた釣糸取付部材とからなり、前記釣糸取付
部材は、前記巻付部の一部と一体となった非金属からな
る基体部と、この基体部の一端側に、前記巻付部の軸と
直交する方向に突出する第1突部と、この第1突部の突
端よりこの第1突部および前記巻付部の軸に対して直交
する方向に延び、前記第1突部と基体部とで釣糸挿通溝
を形成する第1ガイド部と、前記基体部の他端側に、前
記巻付部の軸と直交する方向に突出する第2突部とから
なる構成としている。
本発明の釣具は前記構成としているため、例えば、釣
糸の一端を巻付部の軸に沿うように配置した状態で、釣
糸を第1突部の外側から迂回させるようにして第1ガイ
ド部との間の前記釣糸挿通溝に挿通するとともに、巻付
部に所定回数巻き付けた後、再び釣糸挿通溝に挿通させ
るだけで、釣具の巻付部の軸心に沿った状態で釣糸を作
業性よく取り付けることができる。そして、このように
して取り付けた釣糸は、釣糸取付部材の基体部が非金属
からなり、硬く鋭いエッジ部が存在しないことにより、
実際の使用時に、そのエッジ部と擦れ合うことによる切
断を確実に防止することができる。
糸の一端を巻付部の軸に沿うように配置した状態で、釣
糸を第1突部の外側から迂回させるようにして第1ガイ
ド部との間の前記釣糸挿通溝に挿通するとともに、巻付
部に所定回数巻き付けた後、再び釣糸挿通溝に挿通させ
るだけで、釣具の巻付部の軸心に沿った状態で釣糸を作
業性よく取り付けることができる。そして、このように
して取り付けた釣糸は、釣糸取付部材の基体部が非金属
からなり、硬く鋭いエッジ部が存在しないことにより、
実際の使用時に、そのエッジ部と擦れ合うことによる切
断を確実に防止することができる。
前記釣具は、前記第1突部と第2突部、前記基体部に
おける巻付部の軸と平行な基準線の両側に所定間隔をも
って設けることが好ましい。このようにすれば、釣糸取
付部材における釣糸挿通溝の第1突部と第2突部とで、
釣糸を前記巻付部の軸心と略平行に規制して取り付ける
ことができる。
おける巻付部の軸と平行な基準線の両側に所定間隔をも
って設けることが好ましい。このようにすれば、釣糸取
付部材における釣糸挿通溝の第1突部と第2突部とで、
釣糸を前記巻付部の軸心と略平行に規制して取り付ける
ことができる。
また、前記第2突部の突端に、前記第1突部の第1ガ
イド部とは反対方向に延び、前記第2突部と基体部とで
凹溝を形成する第2ガイド部を設け、前記凹溝内に前記
釣糸を挿通させるようにすることが好ましい。このよう
にすれば、釣糸取付部材より延びる釣糸が前方に移動す
ることを抑制できるため、巻き付けた釣糸が解けること
を防止できる。
イド部とは反対方向に延び、前記第2突部と基体部とで
凹溝を形成する第2ガイド部を設け、前記凹溝内に前記
釣糸を挿通させるようにすることが好ましい。このよう
にすれば、釣糸取付部材より延びる釣糸が前方に移動す
ることを抑制できるため、巻き付けた釣糸が解けること
を防止できる。
前記凹溝を設ける場合、この凹溝の幅を、前記釣糸を
無理嵌め可能な大きさとすることが好ましい。このよう
にすれば、この凹溝内からの釣糸の離脱を防止できるた
め、巻き付けた釣糸が解けることをより確実に防止する
ことができる。
無理嵌め可能な大きさとすることが好ましい。このよう
にすれば、この凹溝内からの釣糸の離脱を防止できるた
め、巻き付けた釣糸が解けることをより確実に防止する
ことができる。
また、前記凹溝の前記第1ガイド部から遠い側の端の
幅を、前記第1ガイド部から近い側の端の幅より広くさ
せれば、より好ましくなる。このようにすれば、凹溝が
拡開するようになるため、取り付けた釣糸に対して移動
可能な遊び(余裕)を持たせることができる。その結
果、より確実に釣糸が凹溝から離脱して解けることを防
止できる。
幅を、前記第1ガイド部から近い側の端の幅より広くさ
せれば、より好ましくなる。このようにすれば、凹溝が
拡開するようになるため、取り付けた釣糸に対して移動
可能な遊び(余裕)を持たせることができる。その結
果、より確実に釣糸が凹溝から離脱して解けることを防
止できる。
さらに、前記第2突部の外面隅部を面取りすることが
好ましい。このようにすれば、釣糸挿通溝の開口側から
この釣糸挿通溝内に釣糸を挿通する際に、面取りした傾
斜面に沿ってこの第2突部を乗り越えさせることができ
るため、より作業性の向上を図ることができる。
好ましい。このようにすれば、釣糸挿通溝の開口側から
この釣糸挿通溝内に釣糸を挿通する際に、面取りした傾
斜面に沿ってこの第2突部を乗り越えさせることができ
るため、より作業性の向上を図ることができる。
さらにまた、前記釣糸挿通溝の幅を、釣糸の直径より
大きく、この直径の2倍より小さくすることが好まし
い。このようにすれば、釣糸の取付状態では、釣糸挿通
溝内に2回挿通させた釣糸が互いに交差し、釣糸挿通溝
の内面に押圧されるため、釣糸における巻付部分に緩み
が発生することを確実に防止することができる。
大きく、この直径の2倍より小さくすることが好まし
い。このようにすれば、釣糸の取付状態では、釣糸挿通
溝内に2回挿通させた釣糸が互いに交差し、釣糸挿通溝
の内面に押圧されるため、釣糸における巻付部分に緩み
が発生することを確実に防止することができる。
かつ、前記第1突部の外面に、前記釣糸が嵌り込む溝
を設ければ、より好ましくなる。このようにすれば、釣
糸を第1突部の外側に配置する際に位置決めすることが
でき、その結果、より取付作業性の向上を図ることがで
きる。
を設ければ、より好ましくなる。このようにすれば、釣
糸を第1突部の外側に配置する際に位置決めすることが
でき、その結果、より取付作業性の向上を図ることがで
きる。
図面の簡単な説明
図1は本発明の第1実施形態の釣具である釣針を示す
斜視図である。
斜視図である。
図2は(A)は釣針の正面図、(B)は釣針の側面図
である。
である。
図3は(A),(B),(C)は釣針に対するハリス
の取付順序を示す正面図である。
の取付順序を示す正面図である。
図4は(A),(B),(C)は釣針に対するハリス
の取付順序の変形例を示す正面図である。
の取付順序の変形例を示す正面図である。
図5は釣具に設ける釣糸取付部材の変形例を示す斜視
図である。
図である。
図6は(A),(B)は図5に示す変形例の好ましい
実施形態を示す平面図である。
実施形態を示す平面図である。
図7は図5に示す変形例の好ましい実施形態を示す斜
視図である。
視図である。
図8は釣具に設ける釣糸取付部材の他の変形例を示す
斜視図である。
斜視図である。
図9は釣具に設ける釣糸取付部材の更に他の変形例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
図10は釣針の使用状態の一例を示す斜視図である。
図11は本発明の第2実施形態の釣具である猿環を示
す断面図である。
す断面図である。
図12は第2実施形態の釣具の変形例を示す断面図で
ある。
ある。
図13は他の釣具であるルアーに適用した例を示す斜
視図である。
視図である。
図14は従来の釣糸の取付構造を備えた釣具である釣
針を示す斜視図である。
針を示す斜視図である。
図15は(A),(B),(C)は図14の釣針をハ
リスに取り付ける順序を示す側面図である。
リスに取り付ける順序を示す側面図である。
発明の実施をするための最良の形態
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
本発明の第1実施形態の釣具は、図1および図2
(A),(B)に示すように、種々の釣具の中の釣針1
に適用したものであり、大略、釣針本体2の後端部に釣
糸取付部材7を一体的に設けたものである。
(A),(B)に示すように、種々の釣具の中の釣針1
に適用したものであり、大略、釣針本体2の後端部に釣
糸取付部材7を一体的に設けたものである。
前記釣針本体2は、図2(A),(B)に示すよう
に、ハリスLの巻付部3となる棒状部分の後端部に、板
状に押し潰した耳部4が形成されたものである。この耳
部4の上端には、後述する釣糸取付部材7の抜止を図る
突出部5が設けられている。
に、ハリスLの巻付部3となる棒状部分の後端部に、板
状に押し潰した耳部4が形成されたものである。この耳
部4の上端には、後述する釣糸取付部材7の抜止を図る
突出部5が設けられている。
前記釣糸取付部材7は、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ナイロンやポリカーボネート等の合成樹脂、あるい
は、合成ゴム、シリコンゴムやウレタンゴム等のゴム類
等の非金属材からなる。そして、この釣糸取付部材7
は、例えば、前記釣針本体2の耳部4を金型にセット
し、インサート成形することによって、釣針本体2に一
体的に設けられる。
ン、ナイロンやポリカーボネート等の合成樹脂、あるい
は、合成ゴム、シリコンゴムやウレタンゴム等のゴム類
等の非金属材からなる。そして、この釣糸取付部材7
は、例えば、前記釣針本体2の耳部4を金型にセット
し、インサート成形することによって、釣針本体2に一
体的に設けられる。
具体的には、この釣糸取付部材7は、前記釣針本体2
と連続する略矩形状の基体部8を備え、この基体部8に
おける釣針本体2と針先6側に、第1突部9およびこの
第1突部9と連続した第1ガイド部10と、第2突部1
2とを一体成形したものである。
と連続する略矩形状の基体部8を備え、この基体部8に
おける釣針本体2と針先6側に、第1突部9およびこの
第1突部9と連続した第1ガイド部10と、第2突部1
2とを一体成形したものである。
前記第1突部9は、前記基体部8において、巻付部3
側の下端に、この巻付部3の軸と直交する方向に突設さ
れている。本実施形態では、この第1突部9は、図2
(A)に示すように、一点鎖線で示す基準線αの右側に
設けられている。また、この第1突部9の外側面隅部に
は、ハリスLが嵌り込む溝9aが設けられている。な
お、この溝9aは、後述するハリスLの取付時に、この
ハリスLを嵌め込むことにより取付作業性の向上を図る
ようにしたものであり、必ずしも形成する必要はない。
側の下端に、この巻付部3の軸と直交する方向に突設さ
れている。本実施形態では、この第1突部9は、図2
(A)に示すように、一点鎖線で示す基準線αの右側に
設けられている。また、この第1突部9の外側面隅部に
は、ハリスLが嵌り込む溝9aが設けられている。な
お、この溝9aは、後述するハリスLの取付時に、この
ハリスLを嵌め込むことにより取付作業性の向上を図る
ようにしたものであり、必ずしも形成する必要はない。
前記第1ガイド部10は、前記第1突部9の突端より
直角に延び、前記巻付部3の軸および基準線αと直交す
るように突設されている。
直角に延び、前記巻付部3の軸および基準線αと直交す
るように突設されている。
そして、前記基体部8、第1突部9および第1ガイド
部10の間には、一側方を開口するとともに、その底部
11aが前記巻付部3と平行な釣糸挿通溝11が形成さ
れる。図2(B)に示すように、この釣糸挿通溝11の
幅、即ち、第1ガイド部10と基体部8との隙間Sは、
適用するハリスLの直径rより大きく、2倍(2r)よ
り小さくなるように設定される。
部10の間には、一側方を開口するとともに、その底部
11aが前記巻付部3と平行な釣糸挿通溝11が形成さ
れる。図2(B)に示すように、この釣糸挿通溝11の
幅、即ち、第1ガイド部10と基体部8との隙間Sは、
適用するハリスLの直径rより大きく、2倍(2r)よ
り小さくなるように設定される。
前記第2突部12は、前記基体部8において、前記第
1ガイド部10に対して巻付部3と反対側の上端に、前
記巻付部3の軸と直交する方向に突設されている。ま
た、この第2突部12は、図2(A)に示すように、前
記第1ガイド部10と所定間隔をもつとともに、前記基
体部8の基準線αの左側に設けられている。この第2突
部12は、前記釣糸挿通溝11の開口側の外面隅部が面
取りされ、傾斜面13が形成されている。
1ガイド部10に対して巻付部3と反対側の上端に、前
記巻付部3の軸と直交する方向に突設されている。ま
た、この第2突部12は、図2(A)に示すように、前
記第1ガイド部10と所定間隔をもつとともに、前記基
体部8の基準線αの左側に設けられている。この第2突
部12は、前記釣糸挿通溝11の開口側の外面隅部が面
取りされ、傾斜面13が形成されている。
本実施形態では、前記第1突部9と第2突部12と
で、取り付けるハリスLが前記巻付部3の軸心と略平行
に規制されるようになっている。具体的には、図2
(A)に示すように、基準線αを挟んで両側に位置する
前記第1突部9と第2突部12との間の間隔tを、適用
するハリスLの直径rより若干大きくし、かつ、前記釣
針本体2の巻付部3の軸心と平行するようにしている。
で、取り付けるハリスLが前記巻付部3の軸心と略平行
に規制されるようになっている。具体的には、図2
(A)に示すように、基準線αを挟んで両側に位置する
前記第1突部9と第2突部12との間の間隔tを、適用
するハリスLの直径rより若干大きくし、かつ、前記釣
針本体2の巻付部3の軸心と平行するようにしている。
次に、前記釣糸取付部7を備えた釣針1に対するハリ
スLの取付順序につて説明する。
スLの取付順序につて説明する。
まず、図3(A)に示すように、釣人は、ハリスLの
一端側を巻付部3の軸に沿うように配置し、その端部を
一方の手の指で押さえた状態で、ハリスLを第1突部9
の外側に位置させる。
一端側を巻付部3の軸に沿うように配置し、その端部を
一方の手の指で押さえた状態で、ハリスLを第1突部9
の外側に位置させる。
ついで、第1突部9の上端隅部において、ハリスLを
溝9a内に嵌め込むとともに、第1ガイド部10と第2
突部12との間を通して釣糸挿通溝11内に挿通し、こ
のハリスLを巻付部3側に迂回させる。このように、ハ
リスLは、溝9a内に嵌め込んだ状態で釣糸挿通溝11
内に挿通させるため、この釣糸挿通溝11に挿通させる
際に、このハリスLを図中手前側に引っ張っても、第1
突部9の外側部から位置ズレすることはない。
溝9a内に嵌め込むとともに、第1ガイド部10と第2
突部12との間を通して釣糸挿通溝11内に挿通し、こ
のハリスLを巻付部3側に迂回させる。このように、ハ
リスLは、溝9a内に嵌め込んだ状態で釣糸挿通溝11
内に挿通させるため、この釣糸挿通溝11に挿通させる
際に、このハリスLを図中手前側に引っ張っても、第1
突部9の外側部から位置ズレすることはない。
その後、図3(B)に示すように、釣人は、指で位置
決めしたハリスLの一端側を巻き込むように、ハリスL
を釣針本体2の巻付部3に所定回数巻き付ける。
決めしたハリスLの一端側を巻き込むように、ハリスL
を釣針本体2の巻付部3に所定回数巻き付ける。
次に、図3(C)に示すように、ハリスLを釣糸挿通
溝11の開口側よりこの釣糸挿通溝11内に挿通する。
この時、第2突部12には傾斜面13が形成されている
ため、ハリスLは、釣糸挿通溝11の開口に位置させた
状態から、この釣糸挿通溝11の底部11a側に引っ張
るだけで、容易に第2突部12を乗り越えさせて規定の
位置に配置することができる。
溝11の開口側よりこの釣糸挿通溝11内に挿通する。
この時、第2突部12には傾斜面13が形成されている
ため、ハリスLは、釣糸挿通溝11の開口に位置させた
状態から、この釣糸挿通溝11の底部11a側に引っ張
るだけで、容易に第2突部12を乗り越えさせて規定の
位置に配置することができる。
ついで、ハリスLの端部を、巻付部3の軸心に沿って
引っ張ることにより、強固に締め付けた後、ハリスLの
巻付部分より突出する余分な一端側をハサミで切断し、
取付作業が完了する。
引っ張ることにより、強固に締め付けた後、ハリスLの
巻付部分より突出する余分な一端側をハサミで切断し、
取付作業が完了する。
このように、本発明の釣糸取付部材7を一体に設けた
釣針1は、前記のように所定の順序でハリスLを巻き付
けるだけで、このハリスLに対して簡単に取り付けるこ
とができる。
釣針1は、前記のように所定の順序でハリスLを巻き付
けるだけで、このハリスLに対して簡単に取り付けるこ
とができる。
また、このようにして取り付けたハリスLは、釣針本
体2より突出する部分が、第1突部9(釣糸挿通溝11
の底部11a)と第2突部12とで、釣針本体2におけ
る巻付部3の軸心と略平行に規制される。さらに、ハリ
スLの直径rの2倍(2r)より小さい隙間Sからなる
釣糸挿通溝11内において、迂回させて挿通させた部分
Laと、最後に挿通させた部分Lbとが交差し、釣糸挿
通溝11の内面に押圧されるため、ハリスLにおける巻
付部分に緩みが発生することはない。
体2より突出する部分が、第1突部9(釣糸挿通溝11
の底部11a)と第2突部12とで、釣針本体2におけ
る巻付部3の軸心と略平行に規制される。さらに、ハリ
スLの直径rの2倍(2r)より小さい隙間Sからなる
釣糸挿通溝11内において、迂回させて挿通させた部分
Laと、最後に挿通させた部分Lbとが交差し、釣糸挿
通溝11の内面に押圧されるため、ハリスLにおける巻
付部分に緩みが発生することはない。
さらに、前記第1突部9、第1ガイド部10および第
2突部12は、釣針本体2の針先6側に設けてあるた
め、ハリスLが引っ張られる方向と針先6が魚の顎に食
い込む方向が同一方向となり、魚が掛かった場合、針先
6は確実に魚の顎等に食い込み、「かかり」が向上する
という効果がある。そのうえ、前記釣糸取付部材7は、
非金属材からなるため、硬く鋭いエッジ部が形成される
ことはない。そのため、実際の使用時に、ハリスLがエ
ッジ部と擦れ合うことによるハリスLの切断を確実に防
止することができる。
2突部12は、釣針本体2の針先6側に設けてあるた
め、ハリスLが引っ張られる方向と針先6が魚の顎に食
い込む方向が同一方向となり、魚が掛かった場合、針先
6は確実に魚の顎等に食い込み、「かかり」が向上する
という効果がある。そのうえ、前記釣糸取付部材7は、
非金属材からなるため、硬く鋭いエッジ部が形成される
ことはない。そのため、実際の使用時に、ハリスLがエ
ッジ部と擦れ合うことによるハリスLの切断を確実に防
止することができる。
なお、前記釣糸取付部材7を備えた釣針1に対するハ
リスLの取付順序は、前記順序に限定されず、例えば、
図4(A)に示すように、ハリスLの一端側を釣針本体
2の巻付部3の軸に沿うように位置決めした状態で、こ
のハリスLを釣糸挿通溝11内に挿通させた後、溝9a
内に嵌め込むようにして第1突部9の外側を迂回させ
る。そして、前記図3に示す順序と同様に、図4(B)
に示すように、釣針本体2の巻付部3にハリスLを巻き
付けた後、図4(C)に示すように、再び釣糸挿通溝1
1内を挿通させ、ハリスLを巻付部3の軸に沿って引っ
張ることにより、前記と同様に、取り付けが完了する。
リスLの取付順序は、前記順序に限定されず、例えば、
図4(A)に示すように、ハリスLの一端側を釣針本体
2の巻付部3の軸に沿うように位置決めした状態で、こ
のハリスLを釣糸挿通溝11内に挿通させた後、溝9a
内に嵌め込むようにして第1突部9の外側を迂回させ
る。そして、前記図3に示す順序と同様に、図4(B)
に示すように、釣針本体2の巻付部3にハリスLを巻き
付けた後、図4(C)に示すように、再び釣糸挿通溝1
1内を挿通させ、ハリスLを巻付部3の軸に沿って引っ
張ることにより、前記と同様に、取り付けが完了する。
このように、取付順序は、種々の変形が可能である。
図5は、前記釣糸取付部材7の変形例を示す。この釣
糸取付部材7は、前記第2突部12の突端に、前記第1
ガイド部10とは反対方向に延び、この第2突部12と
基体部8とで凹溝31を形成する第2ガイド部30を設
け、この凹溝31内にハリスLを挿通させるようにした
点で前記実施形態と相違している。
糸取付部材7は、前記第2突部12の突端に、前記第1
ガイド部10とは反対方向に延び、この第2突部12と
基体部8とで凹溝31を形成する第2ガイド部30を設
け、この凹溝31内にハリスLを挿通させるようにした
点で前記実施形態と相違している。
このようにすれば、釣糸取付部材7より延びるハリス
Lが、第2突部30によって前方(針先6側)に移動す
ることを抑制できる。そのため、水面に投げ込んだ際
や、釣り上げた魚から釣針1を外す際に、巻き付けたハ
リスLが前方に移動し、第1ガイド部10と第2突部1
2との間を通り、釣糸挿通溝11の開口側から抜けて解
けることを防止することができる。
Lが、第2突部30によって前方(針先6側)に移動す
ることを抑制できる。そのため、水面に投げ込んだ際
や、釣り上げた魚から釣針1を外す際に、巻き付けたハ
リスLが前方に移動し、第1ガイド部10と第2突部1
2との間を通り、釣糸挿通溝11の開口側から抜けて解
けることを防止することができる。
さらに、第2突部12に図5に示す凹溝31を設ける
場合には、図6(A)に示すように、前記凹溝31の幅
WをハリスLの直径より若干狭くして、ハリスLを無理
嵌めできる程度の幅とすることが好ましい。または、図
6(B)に示すように、凹溝31は、その開口部が釣糸
挿通溝11の底部11aまで位置するように延ばしても
よい。
場合には、図6(A)に示すように、前記凹溝31の幅
WをハリスLの直径より若干狭くして、ハリスLを無理
嵌めできる程度の幅とすることが好ましい。または、図
6(B)に示すように、凹溝31は、その開口部が釣糸
挿通溝11の底部11aまで位置するように延ばしても
よい。
これらのようにすれば、凹溝31内からのハリスLの
離脱を確実に防止できるため、巻き付けたハリスLが解
けることにより確実に防止することができる。
離脱を確実に防止できるため、巻き付けたハリスLが解
けることにより確実に防止することができる。
また、前記凹溝31を形成する場合には、図7に示す
ように、この凹溝31の前記第1ガイド部10から遠い
側の端の幅を、前記第1ガイド部10から近い側の端の
幅より広くすることが好ましい。即ち、前記第2ガイド
部30の基体部8と対向する壁部30aを、前記第1ガ
イド部10側の下端から上端に向けて、かつ、第2突部
12の突端に向けて傾斜させることが好ましい。
ように、この凹溝31の前記第1ガイド部10から遠い
側の端の幅を、前記第1ガイド部10から近い側の端の
幅より広くすることが好ましい。即ち、前記第2ガイド
部30の基体部8と対向する壁部30aを、前記第1ガ
イド部10側の下端から上端に向けて、かつ、第2突部
12の突端に向けて傾斜させることが好ましい。
このようにすれば、凹溝31が釣針本体2の針先6側
に向けて拡開するため、ハリスLが前向きに移動可能な
遊び(余裕)を持つことになる。そのため、より確実に
ハリスLが凹溝31から離脱して解けることを防止でき
る。
に向けて拡開するため、ハリスLが前向きに移動可能な
遊び(余裕)を持つことになる。そのため、より確実に
ハリスLが凹溝31から離脱して解けることを防止でき
る。
図8は、前記釣糸取付部材7の他の変形例を示す。こ
の釣糸取付部材7は、前記第1突部9および第1ガイド
部10と、第2突部12とを、前記基体部8とは別体の
ステンレス等からなる線材で構成した点で、前記実施形
態と相違している。この場合、釣糸取付部材7は、非金
属材からなる基体部8を形成する際に、前記第1突部9
および第1ガイド部10を構成するL字形状の線材、第
2突部12を構成する線材、および、釣針本体2をイン
サート成形する。なお、前記と同様に、前記第1突部
9、第1ガイド部10および第2突部12を非金属材に
よって一体成形してもよいことは言うまでもない。
の釣糸取付部材7は、前記第1突部9および第1ガイド
部10と、第2突部12とを、前記基体部8とは別体の
ステンレス等からなる線材で構成した点で、前記実施形
態と相違している。この場合、釣糸取付部材7は、非金
属材からなる基体部8を形成する際に、前記第1突部9
および第1ガイド部10を構成するL字形状の線材、第
2突部12を構成する線材、および、釣針本体2をイン
サート成形する。なお、前記と同様に、前記第1突部
9、第1ガイド部10および第2突部12を非金属材に
よって一体成形してもよいことは言うまでもない。
図9は、前記釣糸取付部材7の更に他の変形例を示
す。この釣糸取付部材7は、前記図5に示す第1ガイド
部10および第2ガイド部30を、それぞれの突部9,
12からフンラジ状に突出するようにしている。このよ
うにすれば、前記実施形態と同様の作用、効果を得るこ
とができるうえ、ハリスLに取り付ける際には、このハ
リスLを巻付部3に巻き付けることなく、2つの突部1
0,12に「8」字形状に巻き付けるだけで、容易に取
り付けることができる。
す。この釣糸取付部材7は、前記図5に示す第1ガイド
部10および第2ガイド部30を、それぞれの突部9,
12からフンラジ状に突出するようにしている。このよ
うにすれば、前記実施形態と同様の作用、効果を得るこ
とができるうえ、ハリスLに取り付ける際には、このハ
リスLを巻付部3に巻き付けることなく、2つの突部1
0,12に「8」字形状に巻き付けるだけで、容易に取
り付けることができる。
なお、前記したいずれかの形態の釣糸取付部材7を備
えた釣針1を用いれば、図10に示すように、図示しな
い釣竿から延びるテグスL’に対し、このテグスL’を
途中で切断することなく、希望する部分に希望する数だ
け釣針1を取り付けることができる。
えた釣針1を用いれば、図10に示すように、図示しな
い釣竿から延びるテグスL’に対し、このテグスL’を
途中で切断することなく、希望する部分に希望する数だ
け釣針1を取り付けることができる。
次に、本発明の第2実施形態の釣具は、図11に示す
ように、猿環15に第1実施形態と略同様の釣糸取付部
材7を一体に設け、図示しないテグスとハリスとを接続
するようにしたものである。
ように、猿環15に第1実施形態と略同様の釣糸取付部
材7を一体に設け、図示しないテグスとハリスとを接続
するようにしたものである。
猿環本体16は、前記第1実施形態に記載した釣糸取
付部材7を形成する材料と同様の合成樹脂、非金属材、
あるいは、耐塩性および耐腐食性が優れた真鍮、チタ
ン、ステンレス等の周知の猿環を形成する金属材料から
なる。この猿環本体16は、互いに嵌合する嵌合部17
a,17bを備えた一対の有底円筒体17A,17Bを
備え、これらを周知の接着方法によって固着したもので
ある。これら有底円筒体17A,17Bの底には、巻付
部材19を軸に沿って回転可能に挿通する挿通孔18が
設けられている。前記巻付部材19は略断面T字型をな
し、その先端部には、前記第1実施形態と同様に板状に
押し潰した耳部が形成されている。
付部材7を形成する材料と同様の合成樹脂、非金属材、
あるいは、耐塩性および耐腐食性が優れた真鍮、チタ
ン、ステンレス等の周知の猿環を形成する金属材料から
なる。この猿環本体16は、互いに嵌合する嵌合部17
a,17bを備えた一対の有底円筒体17A,17Bを
備え、これらを周知の接着方法によって固着したもので
ある。これら有底円筒体17A,17Bの底には、巻付
部材19を軸に沿って回転可能に挿通する挿通孔18が
設けられている。前記巻付部材19は略断面T字型をな
し、その先端部には、前記第1実施形態と同様に板状に
押し潰した耳部が形成されている。
前記釣糸取付部材7は、隅部を大きい曲率で面取り
し、全体が略球状をなすようにした点でのみ、図1に示
す第1実施形態と相違している。そして、この釣糸取付
部材7は、例えば、前記有底円筒体17に巻付部材19
を挿通させた状態で、金型にセットすることによってイ
ンサート成形される。
し、全体が略球状をなすようにした点でのみ、図1に示
す第1実施形態と相違している。そして、この釣糸取付
部材7は、例えば、前記有底円筒体17に巻付部材19
を挿通させた状態で、金型にセットすることによってイ
ンサート成形される。
この第2実施形態の釣具である猿環15は、前記第1
実施形態の釣針1と同様の取付順序で、一方の釣糸取付
部材7が釣竿から延びたテグスに取り付けられ、他方の
釣糸取付部材7が釣針に取り付けられたハリスに取り付
けられる。そして、これらテグスとハリスとは、この猿
環15を介して直線的に接続され、従来の環状の釣糸取
付部を適用した猿環と同様に、前記有底円筒体17A,
17Bに対して各巻付部材19が回転することにより、
テグスとハリスに発生する捻れ(より)を戻すことがで
きる。
実施形態の釣針1と同様の取付順序で、一方の釣糸取付
部材7が釣竿から延びたテグスに取り付けられ、他方の
釣糸取付部材7が釣針に取り付けられたハリスに取り付
けられる。そして、これらテグスとハリスとは、この猿
環15を介して直線的に接続され、従来の環状の釣糸取
付部を適用した猿環と同様に、前記有底円筒体17A,
17Bに対して各巻付部材19が回転することにより、
テグスとハリスに発生する捻れ(より)を戻すことがで
きる。
また、第2実施形態のように猿環15に適用する場合
には、図12に示すように、各有底円筒体17A,17
Bの端部にフランジ状に突出する抜止段部17cを形成
した猿環本体16を形成し、この猿環本体16の外周に
回転可能に外嵌する環状部22と、巻付部23と、前記
釣糸取付部材7とからなる分岐部材21を配設すること
により、三つ又状の猿環20を形成することもできる。
には、図12に示すように、各有底円筒体17A,17
Bの端部にフランジ状に突出する抜止段部17cを形成
した猿環本体16を形成し、この猿環本体16の外周に
回転可能に外嵌する環状部22と、巻付部23と、前記
釣糸取付部材7とからなる分岐部材21を配設すること
により、三つ又状の猿環20を形成することもできる。
なお、本発明の釣具は前記実施形態に限定されず、例
えば、図13に示すように、疑似餌であるルアー25の
釣糸巻付部分に前記釣糸取付部材7を一体に設けてもよ
く、種々の釣具に対して前記釣糸取付部材7を一体に設
けることによって、前記と同様の作用、効果を得ること
ができる。
えば、図13に示すように、疑似餌であるルアー25の
釣糸巻付部分に前記釣糸取付部材7を一体に設けてもよ
く、種々の釣具に対して前記釣糸取付部材7を一体に設
けることによって、前記と同様の作用、効果を得ること
ができる。
また、釣糸取付部材7の表面を、例えば、赤色、橙
色、銀色等に着色あるいは合成樹脂材にこれら色の蛍光
色素を混入したものとし、ビーズ玉を付けたと同様、集
魚効果を持たせることもできる。かつ、前記釣糸取付部
材7の第1突部9、第1ガイド部10および第2突部1
2を基体部8の色と異なる色に着色することにより、ハ
リスの取付作業性の向上を図るようにすることもでき
る。
色、銀色等に着色あるいは合成樹脂材にこれら色の蛍光
色素を混入したものとし、ビーズ玉を付けたと同様、集
魚効果を持たせることもできる。かつ、前記釣糸取付部
材7の第1突部9、第1ガイド部10および第2突部1
2を基体部8の色と異なる色に着色することにより、ハ
リスの取付作業性の向上を図るようにすることもでき
る。
Claims (8)
- 【請求項1】釣糸を巻き付ける棒状の巻付部を備えた釣
具本体と、この巻付部の先端に設けた釣糸取付部材とか
らなり、 前記釣糸取付部材は、 前記巻付部の一部と一体となった非金属からなる基体部
と、 この基体部の一端側に、前記巻付部の軸と直交する方向
に突出する第1突部と、 この第1突部の突端よりこの第1突部および前記巻付部
の軸に対して直交する方向に延び、前記第1突部と基体
部とで釣糸挿通溝を形成する第1ガイド部と、 前記基体部の他端部に、前記巻付部の軸と直交する方向
に突出する第2突部と からなることを特徴とする釣具。 - 【請求項2】前記第1突部と第2突部を、前記基体部に
おける巻付部の軸と平行な基準線の両側に所定間隔をも
って設けたことを特徴とする請求項1に記載の釣具。 - 【請求項3】前記第2突部の突端に、前記第1突部の第
1ガイド部とは反対方向に延び、前記第2突部と基体部
とで凹溝を形成する第2ガイド部を設け、前記凹溝内に
前記釣糸を挿通させるようにしたことを特徴とする請求
項1または請求項2に記載の釣具。 - 【請求項4】前記凹溝の幅を、前記釣糸を無理嵌め可能
な大きさとしたことを特徴とする請求項3に記載の釣
具。 - 【請求項5】前記凹溝の前記第1ガイド部から遠い側の
端の幅を、前記第1ガイド部から近い側の端の幅より広
くしたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載
の釣具。 - 【請求項6】前記第2突部の外面隅部を面取りしたこと
を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記
載の釣具。 - 【請求項7】前記釣糸挿通溝の幅を、釣糸の直径より大
きく、この直径の2倍より小さくしたことを特徴とする
請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の釣具。 - 【請求項8】前記第1突部の外面に、前記釣糸が嵌り込
む溝を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項7の
いずれか1項に記載の釣具。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP1999/001119 WO2000053006A1 (fr) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | Engin de peche |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3471757B2 true JP3471757B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=14235135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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