JPS5937772B2 - 高温度検出器 - Google Patents
高温度検出器Info
- Publication number
- JPS5937772B2 JPS5937772B2 JP12317978A JP12317978A JPS5937772B2 JP S5937772 B2 JPS5937772 B2 JP S5937772B2 JP 12317978 A JP12317978 A JP 12317978A JP 12317978 A JP12317978 A JP 12317978A JP S5937772 B2 JPS5937772 B2 JP S5937772B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermistor
- tube
- inner tube
- high temperature
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高温度検出器に関するもので、振動を受けて高
温部分の温度を検知することのできる高温度検出器にお
いて、高温度での温度一抵抗特性の安定化を図ることが
できるようにすることを目的とする。
温部分の温度を検知することのできる高温度検出器にお
いて、高温度での温度一抵抗特性の安定化を図ることが
できるようにすることを目的とする。
従来の1000℃前後の高温度を検知するサーミスタを
用いた高温度検出器を第1図に示しており、金属保護内
管1及びこの内管1を一端のみ露出させて覆う金属保護
外管2は例えばsus310S等の耐熱性合金により作
られている。
用いた高温度検出器を第1図に示しており、金属保護内
管1及びこの内管1を一端のみ露出させて覆う金属保護
外管2は例えばsus310S等の耐熱性合金により作
られている。
3は前記内管1の一端内に設けられた高温度検知用サー
ミスタ、4、4は該サーミスタ3のリード線、5、5は
該サーミスタ3のリード線4、4に一端が接続された電
極線であり、例えばニクロム、SUS310S等の耐熱
性合金で作られており、該電極線5、5の他端は前記内
管1の他端より外方に突出している。
ミスタ、4、4は該サーミスタ3のリード線、5、5は
該サーミスタ3のリード線4、4に一端が接続された電
極線であり、例えばニクロム、SUS310S等の耐熱
性合金で作られており、該電極線5、5の他端は前記内
管1の他端より外方に突出している。
6は該電極線5、5の一方を内管1内において覆う耐熱
性絶縁管、1は前記内管1内に充填されているマグネシ
ア粉末等の耐熱性絶縁粉末である。
性絶縁管、1は前記内管1内に充填されているマグネシ
ア粉末等の耐熱性絶縁粉末である。
斯かる構成の高温度検出器を作るとき、電極線5、5を
サーミスタ3のリード線4、4に接続し、一方の電極線
5に耐熱性絶縁管6を外嵌させた状態でこれらを内管1
内に挿入し、該内管1に振動を加え乍ら該内管1内にマ
グネシア粉末等の耐熱性絶縁粉末Tを充填した後、該内
管1の外径より大きい内径を有する外管2を前記電極線
5、5の位置する部分において前記内管1に外嵌させる
。その後両管1、2を同時に減径している。このような
構成の高温度検出器を500℃以上の高温で使用すると
、サーミスタ3が収納されている金属保護内管1の空気
によつて内管1内面が酸化される。
サーミスタ3のリード線4、4に接続し、一方の電極線
5に耐熱性絶縁管6を外嵌させた状態でこれらを内管1
内に挿入し、該内管1に振動を加え乍ら該内管1内にマ
グネシア粉末等の耐熱性絶縁粉末Tを充填した後、該内
管1の外径より大きい内径を有する外管2を前記電極線
5、5の位置する部分において前記内管1に外嵌させる
。その後両管1、2を同時に減径している。このような
構成の高温度検出器を500℃以上の高温で使用すると
、サーミスタ3が収納されている金属保護内管1の空気
によつて内管1内面が酸化される。
内管1内にはサーミスタ3の位置する部分の充填粉末T
の密度の低い部分と電極線5、5の位置する部分の充填
粉末Tの密度の高い部分とがある。電極線5、5の位置
する充填粉末□の密度の高い部分では短時間に気体が移
動するのが困難である。サーミスタ3の収納部では金属
保護内管1内面の酸化で空気中の酸素が消費されるが、
電極線5、5配設部では充填粉末Tの密度が高いため外
部から空気が容易に供給されない。そこでサーミスタ3
は酸欠状態の雰囲気中に置かれる。このようなことによ
りサーミスタ3は周囲雰囲気の影響を強く受け、温度一
抵抗特性が変化して行くと同時に同一温度で保持した場
合もサーミスタ抵抗値が変化する傾向にあり、高温度検
出器の大きな問題となつている抵抗値の安定化が望まれ
ている。本発明は斯かる問題に対処すべく為されたもの
である。
の密度の低い部分と電極線5、5の位置する部分の充填
粉末Tの密度の高い部分とがある。電極線5、5の位置
する充填粉末□の密度の高い部分では短時間に気体が移
動するのが困難である。サーミスタ3の収納部では金属
保護内管1内面の酸化で空気中の酸素が消費されるが、
電極線5、5配設部では充填粉末Tの密度が高いため外
部から空気が容易に供給されない。そこでサーミスタ3
は酸欠状態の雰囲気中に置かれる。このようなことによ
りサーミスタ3は周囲雰囲気の影響を強く受け、温度一
抵抗特性が変化して行くと同時に同一温度で保持した場
合もサーミスタ抵抗値が変化する傾向にあり、高温度検
出器の大きな問題となつている抵抗値の安定化が望まれ
ている。本発明は斯かる問題に対処すべく為されたもの
である。
ところで高温度検出器に用いられている高温用サーミス
タ自身の高温使用での抵抗変動率はサーミスタの置かれ
ている雰囲気によつて大きく影響を受けることを見い出
した。即ちサーミスタを高温中に入れ、温度を検知する
場合でもサーミスタを常に大気圧雰囲気中に置くように
すると抵抗変動率が低くなり、これとは逆に高温度を検
知する際、サーミスタの雰囲気を減圧状態にして行くと
サーミスタの抵抗変動率が大きくなつて行くことである
。サーミスタ自身の900℃での抵抗変動率の一例を第
1表に示す。この表から高温度を検知するサーミスタの
雰囲気として大気圧雰囲気が望ましいと言える。
タ自身の高温使用での抵抗変動率はサーミスタの置かれ
ている雰囲気によつて大きく影響を受けることを見い出
した。即ちサーミスタを高温中に入れ、温度を検知する
場合でもサーミスタを常に大気圧雰囲気中に置くように
すると抵抗変動率が低くなり、これとは逆に高温度を検
知する際、サーミスタの雰囲気を減圧状態にして行くと
サーミスタの抵抗変動率が大きくなつて行くことである
。サーミスタ自身の900℃での抵抗変動率の一例を第
1表に示す。この表から高温度を検知するサーミスタの
雰囲気として大気圧雰囲気が望ましいと言える。
本発明の高温度検出器はサーミスタを常に大気圧の雰囲
気中に置くようにした構成であり、以下本発明を実施の
一例を示す図面(第2図、第3図)に基づいて説明する
。図において1は金属保護内管で一端は閉塞され他端は
開放されている。12はこの内管11を一端のみ露出さ
せて覆う金属保護外管で両端が開放されている。
気中に置くようにした構成であり、以下本発明を実施の
一例を示す図面(第2図、第3図)に基づいて説明する
。図において1は金属保護内管で一端は閉塞され他端は
開放されている。12はこの内管11を一端のみ露出さ
せて覆う金属保護外管で両端が開放されている。
これら両管11,12はSUS3lOS等の耐熱性合金
により作られている。13は前記内管11の一端内に設
けられた高温度検知用サーミスタであり、該サーミスタ
13には白金等から成るリード線14,14が設けられ
ている。
により作られている。13は前記内管11の一端内に設
けられた高温度検知用サーミスタであり、該サーミスタ
13には白金等から成るリード線14,14が設けられ
ている。
15,15は該リード線14,14に一端が接続されて
いる電極線で、SUS3lOSやニクロム等の耐熱性合
金で作られており、該電極線15,15の他端は前記内
管11の他端より外方に突出している。
いる電極線で、SUS3lOSやニクロム等の耐熱性合
金で作られており、該電極線15,15の他端は前記内
管11の他端より外方に突出している。
16,16は前記電極線15,15を内管11内におぃ
て覆う耐熱性絶縁管、17は前記電極線15,15に沿
つて内管11内に設けられてサーミスタ13の配設部に
空気を供給するための金属管である。
て覆う耐熱性絶縁管、17は前記電極線15,15に沿
つて内管11内に設けられてサーミスタ13の配設部に
空気を供給するための金属管である。
この金属管17はSUS3lOS等の耐熱性合金により
作られ、前記内管11の他端部からサーミスタ13配設
部に至る長さを有している。18は前記内管11内に充
填されているマグネシア粉末等の耐熱性絶縁粉末である
。
作られ、前記内管11の他端部からサーミスタ13配設
部に至る長さを有している。18は前記内管11内に充
填されているマグネシア粉末等の耐熱性絶縁粉末である
。
斯かる構成の高温度検出器を作るとき、電極線15,1
5をサーミスタ13のリード線14,14に接続し、電
極線15,15に耐熱性絶縁管16,16を外嵌させた
状態でこれらを内管11内中心部に挿入して固定する。
その後前記金属管17を内管11内に挿入固定し、該内
管11に振動を加え乍ら該内管11内にマグネシア粉末
等の耐熱性絶縁粉末18を充填する。その後内管11の
外径より大きい内径を有する外管12を前記電極線15
,15の位置する部分において前記内管11に外嵌させ
、内管11と外嵌12とを同時に減径する。これにより
電極線15,15の位置する部分の絶縁粉末18の充填
密度はサーミスタ13の位置する部分の絶縁粉末18の
充填密度より高くなる。同時に金属管17が充填密度の
高い絶縁粉末18により強く固定されると共に内管11
と外管12とも確実に固定される。以上のように構成さ
れた高温度検出器は金属管17によつて外部の空気が直
接サーミスタ13配設部に供給され、サーミスタ13は
大気圧雰囲気中に置かれているのと同じになる。ところ
で以上実施例では金属管17のみからサーミスタ13配
設部に空気を供給するようにしてあるが、金属管17を
設けると同時に電極線15,15の少なく共一方をパイ
プ状にして、この部分からサーミスタ13配設部に空気
を供給するようにしても良い。
5をサーミスタ13のリード線14,14に接続し、電
極線15,15に耐熱性絶縁管16,16を外嵌させた
状態でこれらを内管11内中心部に挿入して固定する。
その後前記金属管17を内管11内に挿入固定し、該内
管11に振動を加え乍ら該内管11内にマグネシア粉末
等の耐熱性絶縁粉末18を充填する。その後内管11の
外径より大きい内径を有する外管12を前記電極線15
,15の位置する部分において前記内管11に外嵌させ
、内管11と外嵌12とを同時に減径する。これにより
電極線15,15の位置する部分の絶縁粉末18の充填
密度はサーミスタ13の位置する部分の絶縁粉末18の
充填密度より高くなる。同時に金属管17が充填密度の
高い絶縁粉末18により強く固定されると共に内管11
と外管12とも確実に固定される。以上のように構成さ
れた高温度検出器は金属管17によつて外部の空気が直
接サーミスタ13配設部に供給され、サーミスタ13は
大気圧雰囲気中に置かれているのと同じになる。ところ
で以上実施例では金属管17のみからサーミスタ13配
設部に空気を供給するようにしてあるが、金属管17を
設けると同時に電極線15,15の少なく共一方をパイ
プ状にして、この部分からサーミスタ13配設部に空気
を供給するようにしても良い。
本発明高温度検出器は以上述べたように実施し得るもの
であり、次に述べるような効果が得られる。
であり、次に述べるような効果が得られる。
即ち金属保護管(実施例では内管)内に充填した絶縁粉
末の密度は金属保護管(実施例では内管及び外管)を減
径することによりサーミスタ配設部よりも電極線配設部
が高くなるが、金属保護管(実施例では内管)内に前記
金属管を設けたことによりサーミスタ配設部に空気が十
分供給され、500℃以上の高温下において使用しても
酸欠状態にならず、高温度検出器の抵抗変動は小さい。
これを金属管を有しない従来のものと比較すると第2表
に示す如くなり、従来のものは電極線配設部の絶縁粉末
充填密度が高くサーミスタ配設部に十分空気が供給され
ないので金属保護管(実施例では内管)内面等の酸化に
より空気中の酸素が消費され酸欠状態となり、本発明の
高温度検出器よりも抵抗変動率が高い。従つて本発明に
よれば金属保護管内に前記金属管を設けてサーミスタ配
設部に外部の空気を供給するようにしたことにより、高
温度検出器の温度一抵抗特性の安定化を図ることができ
る。
末の密度は金属保護管(実施例では内管及び外管)を減
径することによりサーミスタ配設部よりも電極線配設部
が高くなるが、金属保護管(実施例では内管)内に前記
金属管を設けたことによりサーミスタ配設部に空気が十
分供給され、500℃以上の高温下において使用しても
酸欠状態にならず、高温度検出器の抵抗変動は小さい。
これを金属管を有しない従来のものと比較すると第2表
に示す如くなり、従来のものは電極線配設部の絶縁粉末
充填密度が高くサーミスタ配設部に十分空気が供給され
ないので金属保護管(実施例では内管)内面等の酸化に
より空気中の酸素が消費され酸欠状態となり、本発明の
高温度検出器よりも抵抗変動率が高い。従つて本発明に
よれば金属保護管内に前記金属管を設けてサーミスタ配
設部に外部の空気を供給するようにしたことにより、高
温度検出器の温度一抵抗特性の安定化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す縦断面図、第2図は本発明の実施
の一例を示す縦断面図、第3図は第2図のX−X断面図
である。 11・・・・・・金属保護内管、12・・・・・・金属
保護外管、13・・・・・・サーミスタ、14・・・・
・・リード線、15・・・・・・電極線、16・・・・
・・耐熱性絶縁管、17・・・・・・金属管、18・・
・・・・耐熱性絶縁粉末。
の一例を示す縦断面図、第3図は第2図のX−X断面図
である。 11・・・・・・金属保護内管、12・・・・・・金属
保護外管、13・・・・・・サーミスタ、14・・・・
・・リード線、15・・・・・・電極線、16・・・・
・・耐熱性絶縁管、17・・・・・・金属管、18・・
・・・・耐熱性絶縁粉末。
Claims (1)
- 1 金属保護管内に電極線を接続したサーミスタを挿入
すると共に耐熱性絶縁粉末を充填し、該金属保護管を減
径してなる高温度検出器であつて、前記サーミスタの配
設部にその先端を臨ませ、他端を前記金属保護管の開放
端から外部に臨ませた金属管を前記金属保護管中に配設
した高温度検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12317978A JPS5937772B2 (ja) | 1978-10-05 | 1978-10-05 | 高温度検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12317978A JPS5937772B2 (ja) | 1978-10-05 | 1978-10-05 | 高温度検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5550126A JPS5550126A (en) | 1980-04-11 |
JPS5937772B2 true JPS5937772B2 (ja) | 1984-09-12 |
Family
ID=14854136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12317978A Expired JPS5937772B2 (ja) | 1978-10-05 | 1978-10-05 | 高温度検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5937772B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5061083A (en) * | 1989-06-19 | 1991-10-29 | The United States Of America As Represented By The Department Of Energy | Temperature monitoring device and thermocouple assembly therefor |
-
1978
- 1978-10-05 JP JP12317978A patent/JPS5937772B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5550126A (en) | 1980-04-11 |
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