JPS5937637B2 - 動電型スピ−カ - Google Patents

動電型スピ−カ

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JPS5937637B2
JPS5937637B2 JP7422979A JP7422979A JPS5937637B2 JP S5937637 B2 JPS5937637 B2 JP S5937637B2 JP 7422979 A JP7422979 A JP 7422979A JP 7422979 A JP7422979 A JP 7422979A JP S5937637 B2 JPS5937637 B2 JP S5937637B2
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JP
Japan
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heat
voice coil
magnetic
yoke
storage material
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JP7422979A
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Inventor
雅晴 大野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/02Details
    • H04R9/04Construction, mounting, or centering of coil

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は動電型スピーカに関し、ボイスコイルの温度上
昇を大幅に低減し、耐入力と最大出力音圧の向上と、温
度上昇によるボイスコイルの抵抗変化に起因する出力音
圧の非直線性を除去することを目的とするものである。
第1図は従来の外磁型の磁気回路を有するドームツイー
タを示している。
第1図において、1はセンターポール2が一体に形成さ
れたヨーク、3はこのヨーク1に接着固定された環状の
マグネット、4はマグネット3に接着固定された環状の
ヨークであり、このヨーク4の内周面と上記センターポ
ール2の外周面間に磁気ギャップが形成される。
5はヨーク4に固定された環状の非磁性材からなるフレ
ームであり、このフレーム5にドーム状の振動板6が支
持されている。
7は振動板6に結合されたコイルボビンであり、このコ
イルボビン7にボイスコイル8が巻回されている。
このボイスコイル8は磁気ギャップ内に挿入されている
9.9′は吸音材であり、この吸音材9,9′は空洞共
振を吸収する働きをするものである。
第1図に示す従来の動電型スピーカにおいては、磁気ギ
ャップの空気層の熱抵抗が大きいため、ボイスコイル8
0発熱が熱容量の大きいヨーク4やセンターポール2に
有効に伝わらない。
例えば、鉄の熱伝導率は0.76 J/am、 see
、 ’C(0℃)に対し、空気の熱伝導率は0.24
X]、O−”J /ctrt −sec 、 ’C(0
℃)であり、鉄の熱伝導率に比較して、約、。
oooであり、従って第1図に示す、従来例の磁気ギャ
ップにおいて、片側の空気層の厚みが0.3mmとして
も、厚み911Lの鉄と同じ熱抵抗となる。
このように第1図に示す従来例においては、ボイスコイ
ル8で生じた熱がヨーク、センターポール等に伝達しに
(いため、ボイスコイルの温度が上昇し、耐入力および
最大出力音圧が低下するとともに、ボイスコイルの温度
上昇による抵抗変化が生じ、出力音圧が非直線となる欠
点があった。
本発明は上記従来の欠点を除去するものであり、以下に
本発明の一実施例について第2図とともに説明する。
なお第2図において第1図と同一個所には同一番号を付
している。
本発明の特徴は、磁気ギャップに磁性流体を充填し、こ
の磁性流体を介してボイスコイルの熱をヨークおよび、
またはセンターポールに逃がし、この熱を磁気回路内部
に充填された蓄熱材の融解潜熱として吸収し、ボイスコ
イルの温度上昇を防止する点にある。
第2図において、10は磁気ギャップ内に充填された磁
性流体である。
この磁性流体10は、300〜100OA以下の径のフ
ェライト磁性超微粉の表面を界面活性剤でコーティング
し、エステル、パラフィン油、高級脂肪族アルエール等
の低沸点の溶媒中にコロイド状に分散させたものである
この磁性流体10の磁性超微粉の熱運動により分散は均
一であり、界面活性剤の働きで14000Gaussの
強磁場中でも凝縮しない。
また磁性流体10は強磁場の空間に吸引されてオリ、ボ
イスコイルが数mmの振巾をしても飛び出さない。
分散溶媒は沸点200℃以上の低揮発性溶媒を用い実用
年数の間に溶媒が蒸発してしまうことはない。
この磁性流体10の熱伝導率は0.1〜0.2X 10
−2crrt、 see 、’Cであり、空気の約4倍
〜8倍である。
更に磁気回路内部は環状の仕切板11で仕切られ環状の
空間が形成され、この空間に融点が室温以上室温近傍で
融解潜熱の太きい、 Na2CO3,10H20(融点33°C1潜熱34c
al /グ)や Na2SO4,10H20(融点32℃、潜熱35ca
l /グ) Na2S20g 、5 H20(融点48.5°C1潜
熱47、7 cal /f! ) NaCH3CO0、8H2O(融点58℃、潜熱60c
al / ? ) といった塩類の蓄熱材またはナフタリン(融点79℃、
潜熱25 cal /? )あるいは種々のパラフィン
(融点35〜80℃、潜熱40〜55cal / S’
)といった有機物質からなる蓄熱材12を充填する。
ヨーク1に設げた孔13は、蓄熱材12の融解および凝
固の際の体積変化を逃がすためのものである。
なお、ヨーク4,1が鉄製の場合、鉄の腐食を除去する
ためには上記の塩類より、ナフタリンやパラフィンの方
がすぐれている。
パラフィンは融点を比較的自由に選べるので、使用環境
を考慮した設計の自由度が大きい。
第2図に示す実施例において、ヨーク4の中央部の温度
を細孔を開けて熱伝対で測定し、またボイスコイルの直
流抵抗の変化からボイスコイル温度を測定した結果を第
3図にCで示す。
磁性流体10はエステルを分散溶媒とし粘度75 CP
、飽和磁束密度200 GaussOものを用いた。
また蓄熱材12は融点40〜42℃のパラフィンを用い
た。
第3図において、上記実施例と同一寸法の磁気回路を用
いて第1図に示す従来例と同じ構造にした場合の結果を
Aで示す。
この場合、磁気ギャップの空気層の熱抵抗のため、ボイ
スコイルの温度上昇が大きく、ヨークに熱が伝わらない
ためヨークの温度上昇は少ない。
第1図に示す従来例の磁気回路内部に前記実施例と同じ
融点40〜42°Cのパラフィンを充填してもボイスコ
イルおよびヨークの温度上昇はAとほぼ同じであり、蓄
熱材12のみを用いても何の効果も生じないものである
第2図に示す実施例においてパラフィン蓄熱材12を除
いた実験結果を第3図にBで示す。
磁性流体10を介して熱がヨークに逃げ、ボイスコイル
の温度上昇は小さいがヨークの温度が時間と共に上昇し
、それに伴ってボイスコイルの温度も」二がって(る。
これに対して第2図に示す実施例では、第3図にCで示
すように、ヨークの温度が40℃付近から上昇しな(な
り、従って、ボイスコイル温度は5KHz 17W連
続正弦波入力で80分経過後には、Bよりも約30℃低
く、Aより約100℃低(なるものであった。
第3図からも明らかなように、磁性流体10を磁気ギャ
ップに充填するとともに、磁気回路内部に蓄熱材12を
充填することによりはじめて、第3図のCの様なすぐれ
たボイスコイルの温度上昇防止効果が生じるものである
ツイータの磁気回路の熱容量を130cal (545
Joule)とすれば潜熱45 cal /? (18
9Joule/? )比熱0.69 cal /?℃(
2,9J/’I°C)のパラフィンを701用いれば、
潜熱による吸熱でヨーク温度を最大24℃低くすること
ができる。
ミュージックソースは入力の変化が大きく、ヨークの温
度上昇を40℃以上にするだけの発熱が続かない場合は
その間に放熱してパラフィンの凝固がはじまる。
従って蓄熱材12により熱容量を大きくし、かつ磁性流
体によって伝熱する本発明の動電型スピーカはボイスコ
イルの発熱を有効に除去できるものである。
第4図は本発明の第2の実施例を示している。
本実施例はセンターポール2、磁性流体10、仕切板1
1で囲まれた空間に第2の伝熱液体14を充填し、アル
ミ等からなるコイルボビン7の端部を上記伝熱液体14
に接触させたものであり、ボイスコイル8の熱は、コイ
ルボビン7、伝熱液体14、仕切板11を介して蓄熱材
12に伝わるものである。
なお、上記第2の伝熱液体14としては、磁性流体10
と相溶性がな(熱伝導率の高い高級アルコールやグリコ
ールなどを用いるものである。
第5図は本発明の第3の実施例を示している。
本実施例は内磁型の例であり、本実施例によれば蓄熱材
12の充填量が多(なる利点を有するものである。
第5図において、15はつぼ型のヨークであり、このヨ
ーク15には放熱板16が一体に形成されている。
17はヨーク15内に固定されたマグネット、18は環
状のヨーク、19はマグネット17の上面に固定された
センターポールであり、上記ヨーク18の内周面および
センターポール19の外周面にはそれぞれ環状溝20.
21が形成され、磁気ギャップを構成する磁極が2分割
され、磁気ギャップの開口部には磁性流体10が充填さ
れるとともに、伝熱液体14が充填されているものであ
る。
第6図は本発明の第4の実施例を示している。
本実施例は平板振動板22を用いたスピーカの例であり
、この種のスピーカはで般にボイスコイル径が太きいた
め、センターポール2の径が太きい。
本実施例は、このセンターポール2内に空間を形成し、
この空間に蓄熱材12を充填したものである。
第6図において、1はセンターポール2が一体に形成さ
れたヨークであり、センターポール2内には凹部23が
形成されている。
24は放熱板25が一体に形成された筒体であり、この
筒体24の外周面と上記センターポール2内の凹部23
の内壁間の円筒状の空間に蓄熱材12が充填されている
3はマグネット、4はヨーク、7はコイルボビン、8は
ボイスコイル、10は磁気ギャップに充填された磁性流
体、14は磁気回路内部の空間に充填された伝熱液体、
26はヨーク4に固定されたフレームであり、このフレ
ーム26にエツジ部材29を介して平板振動板22が支
持されている。
28は円錐台形の連結筒であり、この連結筒28を介し
てコイルボビン7が平板振動板22に固定されている。
本実施例によれば低減の入力印加時の平板振動板22の
振動により、通気孔29内を空気が流通し、筒体24が
空冷され、蓄熱材12の放熱凝固を効果的に行なうこと
ができる。
本発明は上記のような構成であり、本発明によればボイ
スコイルの温度上昇を大幅に低減でき、耐入力と最大出
力音圧を向上することができるとともに、温度上昇によ
るボイスコイルの抵抗変化に起因する出力音圧の非直線
性を除去できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の動電型スピーカの断面図、第2図は本発
明の一実施例における動電型スピーカの断面図、第3図
は本発明および従来の動電型スピーカの各部の温度変化
を示す図、第4図、第5図、第6図はそれぞれ本発明の
他の実施例の断面図である。 1・・・・・・ヨーク、2・・・・・・センターポール
、3・・・・・・マグネット、4・・・・・・ヨーク、
5・・・・・・フレーム、6・・・・・・振動板、7・
・・・・・コイルボビン、8・・・・・・ボイスコイル
、9,9′・・・・・・吸音材、10・・・・・・磁性
流体、11・・・・・・仕切板、12・・・・・・蓄熱
材、13・・・・・・孔、14・・・・・・伝熱液体、
15・・・・・・?ぼ型ヨーク、16・・・・・・放熱
板、17・・・・・・マグネット、18・・・・・・ヨ
ーク、19・・・・・・センターポール、20,21・
・・・・・環状溝、22・・・・・・平板振動板、23
・・・・・・凹部、24・・・・・・筒体、25・・・
・・・放熱板、26・・・・・・フレーム、27・・・
・・・エツジ部材、28・・・・・・連結筒、29・・
・・・・通気孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁気ギャップを有する磁気回路と、上記磁気ギャッ
    プに挿入されるボイスコイルが巻回されたコイルボビン
    と、上記磁気ギャップに充填された磁性流体と、上記磁
    気回路の内部の空間に充填された蓄熱材とを具備し、前
    記ボイスコイルで生じた熱を前記磁気回路を介して蓄熱
    材の融解潜熱として吸収してなる動電型スピーカ。 2 磁気回路を構成するセンターポール内の凹部に蓄熱
    材を充填してなる特許請求の範囲第1項記載の動電型ス
    ピーカ。
JP7422979A 1979-06-12 1979-06-12 動電型スピ−カ Expired JPS5937637B2 (ja)

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