JPS593743A - 磁気ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）　　発明の技術分野 本発明は磁気ティクス装置などに用いられる磁気ヘッド
に係シ、特に回転駆動される媒体によって浮上または、
摺動され、記録または再生を行う磁気ヘッドに関する。

（ｂ）　　従来技術と問題点 例えば磁気ディスク装置では円板状の媒体をスピンドル
に挿着し、スピンドルを回転駆動させる。

一方、ジンバルを介して磁気ヘッドが固着されたヘッド
部を移動させ、浮上または、摺動された磁気ヘッドによ
って所定トラックを選択して記録または再生が行なわれ
る。

このような磁気ヘッドは第１図に示すように構成されて
いる。第１図の（ａ）、（ｂ）は従来の磁気ヘッドの斜
視図である。

（ａ）はアルミナ、チタン酸バリウムなどの硬質の無機
材料によって形成された滑動体１−１にフェライト、パ
ーマロイなどの磁性材によって形成されたコア２−１を
埋め込み、コア２−１にはギャップ３とコイル４とが設
けられ、磁気回路を形成するように構成されている。（
ｂ）はＭｎＺｎ系フェライトやＮｉ−Ｚｎ系フェライト
等強磁性材料によって形成された滑動体１−２の側部に
ギャップ３を有するコア２−２とコア２−２に巻き付け
られたコイル４とによって磁気回路を形成したモノリシ
ックタイプである。

このような磁気ヘッドを用いて、記録再生すべき媒体の
記録再生は高密度化を図るよう、媒体の回転による磁気
ヘッドの浮上量は極力微少１間隙になるように配慮され
ている。したがって、媒体に対向される滑動体１−１．
１−２のスライダ面ＩＡは一般的に研勅表どによって平
担度が得られるように更に膠耗、損傷し々いように耐久
性を重要視して、硬質でかつ軽量である材質が用いられ
ている。

一方、最近安定に磁気ヘッドの低浮上化を図るために、
停止時は磁気ヘッドと媒体とを接触させ、媒体の回転で
磁気ヘッドは摺動しながら、回転が所定回転数に達した
時磁気ヘッドが浮上する所謂コンタクト争スタート中ス
トップ（以下Ｃ８Ｓと称す）方式がとられるようになっ
た。このような場合媒体は滑動体１−１．１−２によっ
て摺動されるため、特に、摩耗または損傷を防ぎ、四人
性を有するように配慮する必要がある。

そこで、従来は媒体の表面に潤滑剤を塗布することが行
なわれている。しかし、前述のように滑動体１−１．１
−２は硬質材で形成されているため、磁気ヘッドの姿勢
、振動、変形等によシ媒体に損傷を与える欠点を有して
いた。更には滑動体１−１．１−２自身が破損される問
題を有していた。

同様にフロッピーディスク装置でも媒体と滑動体とが常
時接触して摺動されるため、より一層破損しやすく、大
きく問題となっていた。

（Ｃ）　　発明の目的 本発明の目的は機械的強度を有し、かつ、潤滑性低摩擦
性、カロエ性を有する滑動体を形成することにより、前
述の問題点を除去したものを提供するものである。

（ｄ）　　発明の目的 本発明の目的は、かかる磁気ヘッドにおいて、滑動体の
外周部の所定箇所または全ての箇所には有機相または該
有櫨月に無機化合物を含有せしめた被膜が形成されたこ
とを特徴とする磁気ヘッドにより達成される。

（ｅ）　　発明の実施例 以下本発明を第２図を参考に詳細に説明する。

第２図の（ａ、　）ｔ　（ａ、　）、　（ｂ）は本発明
による磁気ヘッドの一実施例を示す斜視図である。

アルｉす、チタン酸バリウム等の無機質材、又はフェラ
イト等の強磁性相によって形成された滑動体１−３．１
−４の外周部に有機材または有機材に無機化合物を含有
せしめた被膜ｔｏＡ、ｔＯＢ１０Ｃを形成し、Φ）につ
いては１０−Ｄに示すように磁性材が被膜１０Ｃと同面
になるように露出されたもので他は第１（≦１の（ａ）
、Φ）と同じ構成である。勿論本発明の滑動体の心材は
、本目的の特注が心材の特によって決まるものでなく、
心材の所定部に被覆された材質の特性で決まるため、前
述、アルミナ、チタン酸バリウム等でなくて良く、例え
ば、軽量化を図るために、アルミナ合金やファイバー強
化プラスティク等であっても艮い。

以下本発明の被覆材に有機材を用いた場合の実施例につ
いて記載する。

〔実施例１〕　滑動体１−３．１＝４の外周面にフィル
ム状に加工されたポリ三フッ化エチレン樹脂の厚さＱ、
２ｍｍ重ね、約３８０〜４６０℃の温度で熱圧着し、熱
圧着後スライダ面を切削グ研磨することで作製する。

〔実施例２〕　滑動体１−３．１−４の外周面にフィル
ム状に加工されたポリイミド樹脂の厚さ０．２１ｎ　ｍ
をフェノール樹脂を主成分とす８接着剤を用いて重ね、
約２００℃の温度で熱圧着し、熱入 圧着後ｔａライダ面を切削研磨するととで作製する。

〔実施例３〕　滑動体１−３．１−４の外周面に溶剤に
稀釈した塩化ビニリデン樹脂を塗布または浸漬法によυ
付層させ〃乾燥後、スライダ面に少なくとも０．２〜０
．３μｍｍの厚さの被膜が形成されるように研摩して作
成する。この場合は滑動体１−３．ｉ−４の外周面は全
て（ａ）に示すように被膜によってｉ％われる。

以下有機材に無機化合物を含有せしめた場合の実施例に
ついて記載する。

〔実施例４〕　滑−１体１−３．１−４の外周面に黒鉛
４０チが含有されたエポキシ樹脂のフィルム１ｍｒｎｊ
ｉｉ！さを接着し、接着後スライダ面を切削研磨して作
製する。

（実施例５〕　滑動体１−３．１−４の外周面にフッ素
化した脂肪酸エステル１５％が含有されたナラミン樹脂
の粉末を付着させ、Ｑ、５．ｍｍ程度の厚さに加熱硬化
させ、硬化後スライダ面を切削研磨して作製する。

このように実施例１〜５によって作成されたものと、従
来のものとをそれぞれ、所定の圧力を加えた媒体に摺動
させて摩擦力を比較すると第１表に示すようＫなる。

第１表に示すように摩擦力は従来より減少するしたがっ
て、有機材としてはフェノール樹脂、ナラミン樹脂、エ
ポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂およびスチロール樹脂、
フッ素樹脂、ボ！ｙイミド樹哨、ポリカーボネート樹脂
、アセタール樹脂、ポリアミド樹脂などの熱可塑性樹脂
によって被、摸１０Ａ、ＩＯＢ、ＩＯＣを形成すること
が可能である。

更に、前述の有機材に二硫化タングステン、カーボン、
脂肪酸エステルなどの無機化合物を含有させることで被
膜１０Ａ、ＩＯＢ、ＩＯＣを形成すハリュウム、酸化ケ
イ素金属の微粒子、などの無機化合物を含有させること
も可能であり、同等の効果が得られた。

（０発明の詳細 な説明したように本発明は滑動体ｉ−３，１＝４の外周
部に有機材または有様材に無機化合物を含有させた被膜
１０Ａ、ＩＯＢ、ＩＯＣを形成するようにしたものであ
る。

従来では振動した際、特にスタート、ストップ時にスラ
イダ面が媒体に衝突して、キズを発生させることがあっ
たが、本発明では前述のように低摩擦のため、接触摺動
時の振動がなくなり、また振動が発生しても被膜１０Ａ
、ＩＯＢ、ＩＯＣに柔軟性があるため、緩衝されキズの
発生は防止できる。

Ｃ８Ｓ方式で、スタート、ストップをくり返し本発明に
よるものと従来のものとを比較を行ったが、従来のもの
では媒体上に潤滑剤を塗布しない場合は１００回以内で
破壊され、潤滑剤を塗布した場合でも２〜３万回でキズ
が発生される。しかし、本発明のものでは媒体上に潤滑
剤を塗布しない場合でも５万回行っててもキズなどの発
生がなかった。

以上のように柔軟性、摩擦係数の減少が図れ、耐久性の
向上が得られ、特に、Ｃ８Ｓ方式では潤滑剤の塗布は不
要になる利点があり実用効果は大である。

尚、本発明では磁気ディスク装置について説明を行った
が磁気テープ装置などにも適用可能であり同等の効果が
得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図の（ａ）（ｂ）は従来の磁気ヘッドの斜視図、第
２図の（ａ、　）、　（ａ、　）、　（ｂ）は本発明に
よる磁気ヘッドの一実施例を示す斜視図を示す。 図中において、１−１．　１−２．１−３．１−４は滑
動体、２−１．２−２はコア、３はギャップ４はコイル
、ＩＡはスライダ面、ＩＯＡ、ＩＯＢ。 １０Ｃは被膜を示す。 第１（！］ （す （ｂ） ｊｌ 悴２図 命 （ｂ） ２６４

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. にコイルとを備え、該媒体に該磁性体を介して記録また
   は再生を行う磁気ヘッドにおいて、前記滑動体の外周部
   の所定箇所または全ての所定箇所には有機材または該有
   機材は無機化合物を含有せしめ九被膜が形成されたこと
   を特徴とする磁気ヘッド。