JPS5937349B2 - 大環状アセチレン系ケトンの製法 - Google Patents

大環状アセチレン系ケトンの製法

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JPS5937349B2
JPS5937349B2 JP58110281A JP11028183A JPS5937349B2 JP S5937349 B2 JPS5937349 B2 JP S5937349B2 JP 58110281 A JP58110281 A JP 58110281A JP 11028183 A JP11028183 A JP 11028183A JP S5937349 B2 JPS5937349 B2 JP S5937349B2
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JP58110281A
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JPS599183A (ja
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フランソワ・デレイ
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Firmenich SA
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Firmenich SA
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25B3/00Electrolytic production of organic compounds
    • C25B3/20Processes
    • C25B3/23Oxidation

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、式: O…o / >H−R (0H2)101(1) (Oノ 〔式中Rは水素原子又はメチル基を表わす〕の大環状ア
セチレン系ケトンを製造する方法に関し、この方法は式
: (O□ R(U) 〔式中Rは前記のものを表わしかつAは水素原子又は式
:R1−SO2−(式中R1は置換又は未置換のアリー
ル基を表わす)のスルホニル基を表わす〕のヒドラゾン
を脂肪族又は芳香脂肪族のアルコール又はグリコールの
存在において陽極酸化することを特徴とする0I式の大
環状アセチレン系ケトンは、香料工業で広く使われるジ
ヤコワ様の芳香を有する2種の大環状誘導体ムスコン及
びエキサルトン(EXALTON8:Firmenic
hSA社の登録商標、スイス国ジユネーブ在)を製造す
るための有用な中間体である。
ヨーロツパ特許出願公開第13995号明細書にはそれ
らの製法が記載されており、それはa)式:〔式中Rは
水素原子又はメチル基を表わしかつAは式:R1−SO
2−(式中R1はアリール基を表わす)のスルホニル基
を表わす〕のヒドラゾンを低級脂肪族アルコールの存在
において及び温度約−25〜+25℃で次の群類:臭素
、塩素、沃素、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチル−
ヒダントイン、N−プロモスクシンイミド、N−クロロ
スクシンイミド及びN−ヨードスクシンイミドから選択
される・・ロゲン化剤で処理し、b)過剰分の・・ロゲ
ン化剤を還元しかつc)反応生成物を水性媒体中で温度
20〜6『Cで加熱することを特徴とする。
公知技術には次の反応図式により表わされる方法も包含
される〔1He1v.Chim.Acta″、150巻
、708頁(1967年)参照〕:本発明は、化合物(
1)の工業的な新規の製法であり、この方法は前記のよ
うにヒドラゾン8の陽極酸化をベースとする。
この方法は単一作業法を特徴としかつ従来の公知方法を
上廻つていくつかの利点を付与する。
反応経過を容易に調節することができ、操作が完全に再
現可能でありかつ収率が温度、電流密度又は反応成分濃
度の異なる条件下でも優れているという結果が達成され
る。それ故、工業的規模での製造にそれを適用すること
は極めて容易となる。本発明方法の特徴である陽極酸化
は支持電解質の存在においてかつアルコールと補助洛剤
より成る媒体中で行なうと有利である。生じる反応生成
物は、主に、式: の相応する二環式ケトンが随伴する所望のアセチレン系
ケトンより成る混合物である。
電解は、出発ヒドラゾンと共に脂肪族アルコール、殊に
低級脂肪族アルコール又は芳香脂肪族アルコール並びに
脂肪族又は芳香族のニトリル及びエーテルより成る群類
から選択される付加的な有機陪剤を含有する浴中で実施
する。
例えば、好適な低級脂肪族アルコールにはメタノール、
エタノール、プロパノール、ブタノール、2−ブタノー
ル、Tert−ブタノール又はグリコールが含まれる。
アルコールの存在は絶対的な素因である。芳香脂肪族ア
ルコールとしてはフエニルエタノールが優れている。爵
剤は、電解にもたらす化合物の醇解度の関数として選択
する。
良好な結果は、陽極酸化をアルコール、テトラヒドロフ
ランのようなエーテル及びニトリル、殊にアセトニトリ
ルよね成る混合物の存在において行なうと達成された。
これらの異なる緋剤の比は約1:2:2である。優れた
支持電解質にはテトラアルキルアンモニウムのペルクロ
レート、テトラフルオロボレート、p−トルエンスルホ
ネート又はヘキサフルオロホスフエートのような塩が包
含される。
テトラメチルアンモニウムテトラフルオロボレート、テ
トラエチルアンモニウムp−トルエンスルホネート及び
テトラブチルアンモニウムペルクロレートが一層優れて
いる。有機電気化学において常用である池の塩もまた使
用することができる。その選択基準は反応媒体中でのそ
の安定性及ひその可爵性である。電解質爵液中での支持
電解質の濃度は広範囲に変化させることができるが、0
.1モル程度が有利である。
電解液中の出発物質の濃度は絶対的ではない。
低過ぎる濃度は経済的ではなく、高過ぎる濃度は副生成
物、例えば重合体を生ぜしめる。優れた濃度は約1〜5
重量%である。本発明方法で使用する電極に関しては、
陽極は黒鉛小板又は白金シートでありかつ陰極は白金シ
ートもしくはチタン、ステンレス鋼、モネル9(MON
EL:ニツケルと銅の合金)又はニツケル小板である。
それらの性質もそれらの形状も本発明方法の実施にとつ
ての絶対的なものではない。使用する電流密度は3〜4
0mA/〜の程度である。
反応温度は約10〜60℃であつてよいが、それに限定
されるものではない。本発明方法は空気の存在において
実施することはできるが、不活性ガス雰囲気中、例えば
窒素又はアルゴン下に実施すると有利である。
電解は隔膜を備えた1室又は2室反応器中で行なう。第
2爵液は第1酪液を上廻る主要な利点を付与しない。更
に、反応をバツチ式か又は連続式で実施することができ
る。次に本発明を実施例により詳説する。
その際温度はセツ氏でありかつ略語は当業界で常用のも
のである。例 14−メチルービシクロ〔10.3.0〕ペンタデク〔
1(12〕一エン一13−オン−p−トルエンスルホニ
ルーヒドラゾン19(2.5ミリモル)及びデトラブチ
ルアンモニウムペルクロレート1,79(5ミリモル)
をテトラヒドロフラン20Tn11アセトニトリル20
m1及びメタノール10m1の混合物中に?解した。
この爵液を、2つの電極、温度計及びアルゴンの流入流
出用装置の支持材を保持するテフロン型キヤプを備えた
100m1シリンダー形ガラス容器中に装人した。2つ
の電極は相互に1crnの間隔で配置した。
酪液は電解の間室温で電磁的に撹拌し、電流密度は7m
A/〜であり、その際セルの電圧は2.7〜3、2Vで
あつた。4F/モルの通過後、電流を切りかつ混合物を
ストリツピングにより濃縮した。
混合物をジエチルエーテル30m1で処理しかつ不活性
テトラブチルアンモニウムペルクロレートを濾過により
実質的に定量的に回収した。濾液を濃縮しかつ帯黄色残
渣を13.3Paの真空下に蒸留した。このようにして
2種の異性体、つまり式:のムスシノン及びメチルビシ
クレノンからの重量割合56:44の混合物が得られ、
この異性体をシリカゲル上のカラムクロマトグラフイに
より(爵離剤:ヘキサン/ジエチルエーテル)相互に分
離することができる。単離した生成物の理録収率は80
%であつた。
反応は黒鉛小板の陽極及び白金小板の陰極を用いて行な
つた。それらの寸法はそれぞれ20×20×2mm及び
20×20×0.1mmであつた。同様の結果が次の電
極の組合せを使つて得られた:トの代りにテトラエチル
アンモニウムデトラフルオロボレート及びーヘキサクロ
ロホスフエートを使用して実施し、その際にも収率にお
いて著しい変化は見られなかつた。
実施例から、全体の収率は4Fモルより高い電流量では
影響を受けないことが明らかとなつた。
しかしより低い電流量では収率は著しく低下した。反応
は温度10,27,45及び6『で、達成される収率に
対して顕著な影響を与えずに行なわれた。14−メチル
ービシクロ〔10.3.0〕ベンタデクー〔1(12)
〕一エン−13−オン−p−トルエンスルホニルヒドラ
ゾンをその低級同族体に代えることにより脱メチル化誘
導体が埋論収率90%で得られ、それは式:のエキサル
チノン及びビシクレノンより成る56:44混合物であ
つた。
2種の生成物の分離はシリカゲル上のカラムクロマトグ
ラフイにより行なつた(醇離剤:ヘキサン/ジエチルエ
ーテル)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I )〔式中Rは
    水素原子又はメチル基を表わす〕の大環状アセチレン系
    ケトンを製造する方法において、式:▲数式、化学式、
    表等があります▼(II)〔式中Rは前記のものを表わし
    かつAは水素原子又は式:R^1−SO_2−(式中R
    ^1は置換又は未置換のアリール基を表わす)のスルホ
    ニル基を表わす〕のヒドラゾンを脂肪族又は芳香脂肪族
    のアルコール又はグリコールの存在において陽極酸化す
    ることを特徴とする大環状アセチレン系ケトンの製法。 2 反応をテトラメチルアンモニウムテトラフオロボレ
    ート、テトラエチルアンモニウムヘキサクロロホスフェ
    ート及びテトラブチルアンモニウムペルクロレートより
    成る群類から選択される支持電解質の存在において行な
    う特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 反応を温度10〜60℃で行なう特許請求の範囲第
    2項記載の方法。 4 反応を黒鉛又は白金陽極を用いて行なう特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 5 反応を、出発ヒドラゾン及び脂肪族又は芳香脂肪族
    アルコールと共に脂肪族又は芳香族のニトリル及びエー
    テルの群類から選択される不活性有機溶剤を含有する電
    解浴中で実施する特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP58110281A 1982-07-05 1983-06-21 大環状アセチレン系ケトンの製法 Expired JPS5937349B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH407882 1982-07-05
CH4078/820 1982-07-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS599183A JPS599183A (ja) 1984-01-18
JPS5937349B2 true JPS5937349B2 (ja) 1984-09-08

Family

ID=4269412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58110281A Expired JPS5937349B2 (ja) 1982-07-05 1983-06-21 大環状アセチレン系ケトンの製法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4448650A (ja)
EP (1) EP0100822B1 (ja)
JP (1) JPS5937349B2 (ja)
DE (1) DE3362401D1 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4277318A (en) * 1980-04-15 1981-07-07 Union Carbide Corporation Electrochemical benzylic oxidations

Also Published As

Publication number Publication date
EP0100822B1 (fr) 1986-03-05
US4448650A (en) 1984-05-15
JPS599183A (ja) 1984-01-18
EP0100822A1 (fr) 1984-02-22
DE3362401D1 (en) 1986-04-10

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