JPS5937198Y2

JPS5937198Y2 - 小物干具

Info

Publication number: JPS5937198Y2
Application number: JP17102679U
Authority: JP
Inventors: 功牧
Original assignee: ソ−コ−株式会社
Priority date: 1979-12-12
Filing date: 1979-12-12
Publication date: 1984-10-15
Also published as: JPS5688497U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、ハンカチ、手袋、靴下などの小物洗濯物を
干す道具に関するものである。

従来この種の小物干具は洗濯挾みを多数吊下げた平面円
形又は矩形状の杆を、フック支持部材の軸部に取付けた
円盤とを３本乃至４本の鎖で連結したものが殆んどであ
り、吊下げるためのフックを物干杆や、ロープから外し
て、この種の小物干具を机や床の上に置くと、数本の鎖
がすべて弛緩するために、前記フックは自由な方向に倒
れ、若くは捻れて鎖が絡まってしまい次の使用時に絡ま
りを解くのに若干手数を要する。

又物干中には風であふられて、相隣る鎖と、洗濯挾みを
吊下げている鎖とが絡まったりするおそれもある。

この考案は、これらの欠点を改善するためのものである
。

この考案は数個の洗濯挾みが吊下げである環形状の枠に
は、これらをさし渡方向に連結する中央でへ型状に屈曲
した枝杆が傾動自在であって、軸方向には不動に枢着し
てあり、該枝杆の屈曲部には外向きの短軸が設けてあり
、他方旋回自在のフックを装備したフック支持部材の軸
部は前記枝杆の短軸と嵌合させてあり、該フック支持部
材の軸部と枝杆の短軸には、これらが嵌合状態において
直径方向であって枝杆の長さ方向とはは！直交する鎖通
孔が穿設してあり、これらに通された鎖の両端は、前記
枝杆とは直交する方向になるように、前記枠にそれぞれ
取付けてあり、前記鎖の長さは前記枝杆を前記枠に対し
て起立されたとき丁度弛緩しない寸法としであることを
特徴とする小物干具である。

今この考案を代表的な実施態様について説明する。

１０は環形状の枠であって、図示のものにおいては矩形
をなしており、このうち相対する長辺１１の中央には、
さし渡し方向に連結する中央でへ型状に屈曲した枝杆１
２が傾動自在であって、軸方向には不動に枢着しである
。

この枢着手段は、図示のものにおいては前記長辺１１の
中央内側に相互に向い合い１−直線上に位置する枢軸１
３がそれぞれ突設してあり、枢軸１３の先端はテーパ一
部１４が設けられ、この根元側に前記外径よりも若干径
の大きい掛合縁１５を形成し、かつ枢軸１３は、それぞ
れの先端より直径方向の割溝１６が形成してあり、他方
の枝杆１２の両端には前記枢軸１３に、掛合縁１５を越
えて嵌合できるスリーブ１７がそれぞれ設けてあり、こ
れらを嵌合させたとき、前記枝杆１２は、両端のスリー
ブ１７が枢軸１３０周りに回動でき、軸方向には掛合縁
１５と枠１０によって該枠１０に対して不動に支持され
る。

図の実施態様においては、枠１０に枢着１３を設け、枝
杆１２にこれと嵌合するスリーブ１７を設けたが、相互
の逆の部材に枢軸１３とスリーブ１７を設けても、この
考案としては何ら変るところがない。

前述の枝杆１２の中央屈曲部には、その外角αの２分の
１角の方向に外向きに短軸１８が設けである。

１９は竿や、ロープに掛合するフックであり、この下端
にはフック支持部材２０がフック１９の柄に対して旅回
自在に装備してあり、この下部の軸部即ちスリーブ２１
は、前記短軸１８と遊嵌合されており、これら短軸１８
とスリーブ２１には嵌合した状態において直径方向に鎖
通孔２２，２３が穿設してあり、その方向は枝杆１２と
は直角の方向へ設けてあり、これら鎖通孔２２，２３に
通された鎖２４の両端は枝杆１２と直角方向に伸び、前
記長辺１１とは異なる他の二辺即ち枠１０の短辺の中央
２５にそれぞれ連結されており、この鎖２４の長さは、
前記枝杆１２の短軸１８が枠１０を含む平面と直角に起
立させたとき、丁度前記録２４が弛緩しない寸法としで
ある。

前述の短軸１８とスリーブ２１は相互に逆の部材に設け
てあってもこの考案としては同一である。

上述の枠１０、枝杆１２、フック１９及びフック支持部
材体はそれぞれ合成樹脂射出成形品よりなるものである
。

斜上のように構成しているこの考案のものにおいて、こ
れを使用するときはフック１９を適当な竿又はロープに
掛合すると枝杆１２は、自重によって、短軸１８が垂直
方向となり、枠１０を水平状態とすると、フック支持部
材２０は上方に、短軸１８は枠１０の自重により下方に
引張られ鎖２４は短軸１８とフック支持部材２０のとこ
ろで剪断力を受け、鎖２４は二重に屈曲し、鎖通孔２２
．２３内壁に圧接され、鎖２４の凹凸と相まって鎖は短
軸１８とフック支持部材のところで固定され使用中に、
枝杆１２が枠１１に対して、傾倒するおそれはない。

他方、この考案のものを使用しないときや、商品として
梱包する場合には、枝杆１２及びフック１９などを、枠
１０に対し、枢軸１３の周りに傾動させ、鎖２４は、鎖
通孔２２．２３に対して摺動させ、遂には枝杆１２及び
フック１９などは枠１０と同一平面内に横倒させて、全
体として扁平にする。

斜上のように、この考案においては、斜上のように構成
し、作用をなすから、鎖２４は一本であり、しかも相互
嵌合する枝杆１２の短軸１８及びフック支持部材２０に
設けた鎖通孔２２，２３を貫通し、これらの連結部材の
役目をなすと共に、フック１９を吊下げたときは、この
考案品の自重によって、鎖２４と、枝杆１２及びフック
支持部材２０の位置関係が固定される効果を生じ、しか
も鎖２４は、鎖通孔２２，２３に単に通されているだけ
であるから、フック１９の掛合を外せば、鎖２４は鎖通
孔２２．２３を自由に移動でき、枝杆１２、フック１９
及びフック支持部材２０ば、枢軸１３に対して自由に回
動でき、枠１０と同一平面にまで傾倒させることができ
、不使用時や、商品梱包時に嵩張らない。

もつともフック１９や、枝杆１２は鎖通孔２２．２３で
鎖２４と若干の摩擦力があるため、起立状態は外力を加
えないかぎり維持され、再使用するときは、このま＼の
方が取扱い易い。

また、鎖２４は枝杆１２を起立させたときは、弛緩のな
い寸法であり、枝杆１２、フック１９などを倒したとき
もこれらは鎖通孔２２．２３に対して摺動するから、鎖
の弛緩量は少なく、また枝杆１２の傾倒方向も枢軸１３
によって規制されるから、鎖２４の位置も自づから定ま
り、前記録２４は枠１０のさし渡し方向に一本あるだけ
であるから）絡まるおそれがない。

更に枝杆１２は上述のように枠１０に対して、装備され
ているから、その枢軸部に対するスラスト力にも引張部
材としての役目をばたし、かつ、外貌上も強固に見え、
使用者に信頼感を与える。

その細枠１０と枝杆１２とは嵌め込み式であるから組立
が容易である。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案に係るものであって、第１図はこの小物
干具の全体斜視図、第２図は、フック、枝杆を横倒しに
した状態の一部省略縦断平面図、第３図は、フック枝杆
を起立させた状態での一部省略縦断側面図である。図中符号、１０・・・枠、１１・・・長辺、１２・・・
枝杆、１３・・・枢軸、１４・・・テーパ一部、１５・
・・掛合縁、１６・・・割溝、１７・・・スリーブ、１
８・・・短軸、１９・・・フック、２０・・・フック支
持部材、２２，２３・・・鎖通孔、２４・・・鎖。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】 ■ 数個の洗濯挾みが吊下げである環形状の枠には、こ
れらをさし渡方向に連結する中央で爪型状に屈曲した枝
杆が傾動自在であって、軸方向には不動に枢着してあり
、該枝杆の屈曲部には外向きの短軸が設けてあり、他方
旋回自在のフックを装備したフック支持部材の軸部は前
記枝杆の短軸と嵌合させてあり、該フック支持部材の軸
部と枝杆の短軸には、これらか嵌合状態において直径方
向であって枝杆の長さ方向とははソ直交する鎖通孔が穿
設してあり、これら鎖通孔に通された一連の鎖の両端は
前記枝杆とは平面にみて直交する方向になるように、前
記枠にそれぞれ取付けてあり、前記鎖の長さは、前記枝
杆を両端の軸線の周りに回動して前記枠に対して起立さ
れたとき丁度弛緩しない寸法としであることを特徴とす
る小物干具。２前記環形状の枠は平面にみて矩形をなしており、前
記枝杆の両端は該粋の相対する二辺の中央に枢着され、
また鎖の両端は、該粋の他の相対する二辺の中央に連結
しであることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１
項記載の小物干具。