JPS5936907Y2 - 小型バリコンの誘電フイルム付きステ−タ板構造 - Google Patents

小型バリコンの誘電フイルム付きステ−タ板構造

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JPS5936907Y2
JPS5936907Y2 JP9658279U JP9658279U JPS5936907Y2 JP S5936907 Y2 JPS5936907 Y2 JP S5936907Y2 JP 9658279 U JP9658279 U JP 9658279U JP 9658279 U JP9658279 U JP 9658279U JP S5936907 Y2 JPS5936907 Y2 JP S5936907Y2
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JP
Japan
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stator
plate
fitting hole
variable capacitor
stator plate
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Expired
Application number
JP9658279U
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JPS5615047U (ja
Inventor
昭夫 井利
英雄 伊藤
Original Assignee
ミツミ電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は小型バリコンの誘電フィルム付きステータ板の
構造に係り、ステータ板のステータ軸への嵌合孔形状及
びフィルム層の端部位置を工夫することによりロータ板
の最大動径を大とし容量可変範囲を大としうると共にバ
リコン構成を小型化しうる構造を提供することを目的と
する。
従来の小型バリコンの誘電フィルム付きステータ板の構
造としては、まずそのステータ板の製法として次に述べ
るものがあった。
まず第1図中、帯状金属薄板1を、プレスにより複数の
孔2を所定ピッチで打抜き、次に第2図中梨地模様を示
す如く薄板1両面に帯状フィルム3を接着し、次いで再
びプレスにより同図中二点鎖線で示す如く孔4 a、
4 bを有する個別のステータ板4を打抜く。
内孔1aは薄板1に予め所定ピッチで設けられており、
プレス加工時の位置決め送り用である。
第3図及び第4図に夫々ステータ板4及びその組付構造
を示す。
ステータ板4の孔4aは基板5に植設した金属製ステー
タ軸6に嵌合され、しがも該軸6には各ステータ板4間
に位置決め用ワッSヤ7を嵌合されるため、フィルム3
がワッシャ7に干渉しないよう組付時にフィルム端部3
aはワッシャ7外径と所定寸法離間するよう設定されて
いる。
尚第4図中、8はロータ軸で、基板5に支承され各ステ
ータ板4と交互に噛合するロータ板9を有する。
第4図中、ロータ板9の最大動径R、ロータ軸8中心及
びワッシャ7外径間距離L、ロータ板9最大動径及びワ
ッシャ7外径間距離りとすると、 R=L−D (1) の関係がある。
ここで広範囲の容量値を得るには最大容量値を大とすれ
ばよいからロータ板9の最大動径Rが大であることが望
ましく、上記(1)式中、L=一定の条件下でDを極力
小とすればよい。
一方第5図A−Cは夫々ステータ板4及びロータ板9に
よる最大容量、中間容量、最小容量の状態を示すが、こ
れから明らかな如く、ステータ軸6を最大容量時のロー
タ板9の外径(即ち最大動径)に対しより近接させた位
置に設定するほど、各部材間の干渉を生じない条件でス
テータ板4の構成の剛性を大とすることができ、容量の
安定化及びハウリング特性の向上を行ないえ、この意味
からも上記寸法りが小なることが望ましい。
寸法りを小とするには、第4図中フィルム端部3aを極
力ワッシャ7外径に近接させ、該端部3a位置にロータ
板9の動径先端を対応させればよい。
しかるに上記従来例によれば、第4図中、フィルム端部
3a(3a1〜3a4)がフィルム貼付時の位置決め誤
差及びステータ軸6への組付誤差により同図中上下方向
に沿って左右に蛇行しているため、ロータ板9の最大動
径Rは最中心力のフィルム端部3a1に規制されて対応
位置決められてしまい、該動径Rを大とするには限界が
あり容量範囲を大としえないという欠点があり、又一定
容量範囲を得るにはバリコン構成が大型化してしまうと
いう欠点があり、又上記の如く寸法りを小としえないた
め剛性が小となって容量が不安定でありハウリング特性
を低下させるという欠点があった。
本考案は上記欠点を除去したものであり、以下図面と共
にその実施例につき説明する。
第6図は本考案になる小型バリコンの誘電フィルム付き
ステータ板構造の1実施例を適用してなる該ステータ板
の製造工程途中の平面図、第7図A、 Bは夫々上記
ステータ板完威品の平面図及び側面図であり、以下その
製造工程順に説明する。
まず、第6図中帯状金属薄板11をプレスにより複数の
孔部12.12 a〜12dを例えば二列、所定ピッチ
で打抜き、次に同図中梨地模様で示す如く薄板11両面
に帯状フィルム13を接着し、次いで再びプレスにより
、同図中二点鎖線で示す如く個別のステータ板14を打
抜く。
内孔11 aはプレス加工用である。
第7図A、 B中、ステータ板14は二度目のプレス加
工時に、第5図A−C中の基板5の支柱5aに嵌合され
る孔15及び他の孔16を形成されている。
孔16はステータ軸6に嵌合される外方嵌合孔部16
aと第9図に示す如くワッシャ7の外径&と同一か或い
は極く僅かに大なる内径R1を有する(R,≧R2)内
方嵌合孔部16 bとを同心に且つ夫々大略50%ずつ
の面積割合いで形成されており、両嵌合孔部16a、1
6b境界に段部16Cを形成される。
このときフィルム13の端部13aは第7図A、第8図
中フィルム貼付時の位置決め誤差を考慮して外方嵌合孔
部16aの最内力点及び段部16 C間の寸法l内の所
定位置に位置決めされ、孔16打抜き時点で内方嵌合孔
部16bと積層する部分を打抜き除去されており、フィ
ルム端部13aは上記内方嵌合孔部16 bの内径(寸
法R1)と一致する。
次にステータ板14の組付状態を第8図を使用して説明
するが、同図中、第4図と同一部分には同一符号を附し
てその説明を省略する。
図中、内方嵌合孔部16bの内径R1及びワッシャ7外
径R2の関係(R1≧R2)より、フィルム端部13
aはワッシャ7外径と一致するか或いは極く僅か大に嵌
合されるためワッシャ7及びステータ板14間に挿み込
まれて組付に支障を生しることはない。
又各ステータ板14どうじのフィルム端部13a。
13a1,13a2.・・・のラインも孔16のプレス
打抜きにより正確に決定されてしまい、組付誤差も少な
く第8図中上下方向大略正確に一直線に組付けられる。
従ってロータ板9の最大動径R′の先端をフィルム端部
13 aに対応させれば、寸法りが一定の条件下でロー
タ板9最大動径先端及びワッシャ7外径間寸法D′をゼ
ロ又は極小値に抑えることができ、ロータ板9最大動径
R′を極めて大とすることができ容量範囲も広くなる。
又寸法D′がゼロ又は極小のためロータ板9最大動径R
′がステータ軸6 (ワッシャ7)に最大に近接し、剛
性を大としえ容量の安定化及びハウリング特性の向上を
行ないうる。
尚上記誘電フィルム13は予めフィルム状のものを貼付
けるに限らず、蒸着、スパッタリング等により付着形成
するものでもよい。
上述の如く、本考案になる小型バリコンの誘電フィルム
付きステータ板構造によれば、表面に誘電フィルム層を
有し所定の嵌合孔によりステータ軸へ嵌合取付けられた
ステータ板と該ステータ板に対向噛合するロータ板とよ
りなる小型バリコンにおいて、該嵌合孔を、該ステータ
軸に嵌合される比較的小径の外方嵌合孔部と該ステータ
軸へ嵌合されるワッシャ外径と同一か或いは僅かに大な
る径を有する内方嵌合孔部とを組合せた形状としてなり
、該フィルム層をその外方端部が該嵌合孔の内方嵌合孔
部縁に沿う位置まで形成せしめてなるため、ロータ板の
最大動径先端をフィルム層外方端部に対応位置させるこ
とにより該動径先端を最大にワッシャ外径部に近接させ
て最大寸法に設定でき容量範囲を広げ適用範囲を大とし
うると共に、例えば一定の容量値を得たい場合には従来
例に比して全体構成を小型化しえ、又ステータ軸及びロ
ータ最大動径を最近接させうるため、ステー夕板支持構
造の剛性が大となり容量の安定化及びハウリング特性の
向上を行ないうる等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々小型バリコンの誘電フィルム付
きステータ板構造の従来例に適用される該ステータ板の
−及び他の製造工程途中の平面図、第3図は上記ステー
タ根室成品の平面図、第4図は上記ステータ板を組付使
用してなる小型バノコンの主要部の縦断面部分図、第5
図A−Cは夫々上記小型バリコンのロータ板回動時の異
なる容量状態の概略平面図、第6図は本考案になる小型
バリコンの誘電フィルム付きステータ板構造の1実施例
に適用される該ステータ板の製造工程途中の平面図、第
7図A、 Bは夫々上記ステータ根室成品の平面図及び
側面図、第8図は上記ステータ板を組付使用してなる小
型バリコンの主要部の縦断面部分図、第9図は上記小型
バリコンの主要部を構成するステータ板の嵌合孔部分及
びワッシャの平面図である。 1.11・・・・・・金属薄板、3,13・・・・・・
誘電フィルム層、3a、13a・・・・・・フィルム層
端部、4,14・・・・・・ステータ板、4 a、
4 b、 15.16・・−・−・嵌合孔、5・・・・
・・バリコン基板、6・・・・・・ステータ軸、7・・
・・・・ワッシャ、8・・・・・・ロータ軸、9・・・
・・・ロータ板、16a。 16 b・・・・・・嵌合孔部、16 C・・・・・・
段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面に誘電フィルム層を有し所定の嵌合孔によりステー
    タ軸へ嵌合取付けられたステータ板と該ステータ板に対
    向噛合するロータ板とよりなる小型バリコンにおいて、
    該嵌合孔を、該ステータ軸に嵌合される比較的小径の外
    方嵌合孔部と該ステータ軸へ嵌合されるワッシャ外径と
    同一か或いは僅かに大なる径を有する内方嵌合孔部とを
    組合せた形状としてなり、該フィルム層をその外方端部
    が該嵌合孔の内方嵌合孔部縁に沿う位置まで形成せしめ
    てなる小型バリコンの誘電フィルム付きステータ板構造
JP9658279U 1979-07-13 1979-07-13 小型バリコンの誘電フイルム付きステ−タ板構造 Expired JPS5936907Y2 (ja)

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JP9658279U JPS5936907Y2 (ja) 1979-07-13 1979-07-13 小型バリコンの誘電フイルム付きステ−タ板構造

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Publication Number Publication Date
JPS5615047U JPS5615047U (ja) 1981-02-09
JPS5936907Y2 true JPS5936907Y2 (ja) 1984-10-12

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