JPS5936513Y2 - 身体障害者用自動車運転装置におけるアクセル操作装置 - Google Patents

身体障害者用自動車運転装置におけるアクセル操作装置

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JPS5936513Y2
JPS5936513Y2 JP18052480U JP18052480U JPS5936513Y2 JP S5936513 Y2 JPS5936513 Y2 JP S5936513Y2 JP 18052480 U JP18052480 U JP 18052480U JP 18052480 U JP18052480 U JP 18052480U JP S5936513 Y2 JPS5936513 Y2 JP S5936513Y2
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JP18052480U
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JPS56105446U (ja
Inventor
明 水野
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合資会社水野工芸社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は身体障害者用自動車運転装置におけるアクセ
ル操作装置に関する。
特に足の不自由な身体障害者のために、手操作でスロッ
トルバルブを作動できるようにすると共に、その作動位
置を電磁石等で個定して自動車を一定速度に維持できる
ようにした装置を先に本出願の発明者が提案した(特公
昭49−28941号)。
該装置は第1図及び第2図に示すような構成である。
すなわち、手動ブレーキアーム1にアクセル作動装置2
を設ける。
該アクセル作動装置2は軸3で手動ブレーキアーム1に
固定され、該軸3には、磁性体4、コイル5より戊る電
磁石が固着されている。
更に該軸3には、磁性体で円板形の吸着板6を固設した
非磁性体の手動レバー7が回転可能に備えられており、
該吸着板6には、その外周に溝9を形成して、これにア
クセルワイヤー8の一端が固着されている。
アクセルワイヤー8の他端は気化器のスロットルバルブ
の開閉装置(図示せず)に連結され、リターンスプリン
グで引張られている。
このような装置において、今、メーンスイッチを入れコ
イル5に通電すると、吸着板6は磁性体4に吸着される
そしてこの吸着力による摩擦力に抗して手操作で手動レ
バー7を正逆回動してスロットルバルブを開閉し、その
回動位置にて手を手動レバー7より離すと、吸着作用に
よりその回動位置が保持され、一定の速度で走行できる
ものである。
しかし、この装置にあっては、上記の吸着力による摩擦
力をアクセルワイヤーのリターンスプリング力より大き
く設定しなければならないことにより、上記の如く手動
レバー7を回動するための力は、上記の摩擦立より強い
力でなければならない。
そのため、運転者が上記のような手動レバーを指で操作
することは、特に長時間運転する場合には、指が疲れ安
全運転に適さないことになる。
そこでこの考案は上記装置において、上記のような指の
疲れを極力少なくして運転が楽に行なえ得るように改良
したものである。
すなわちこの考案は、アクセル手動レバーの作動により
スロットルバルブを開閉しその開放位置を電磁石に対す
る吸着板の吸着によって保持するようにしたものにおい
て、上記手動レバー20には、アクセルワイヤーの一端
を固着した非磁性体から成る円板19を一体的に設ける
と共に接点22を付設し、上記吸着板14には接点22
に対応する接点17と手動レバーが係合するストッパー
18を設け、上記吸着板14及び円板19を電磁石に対
し夫々回動自在に組み付けて、上記アクセルワイヤーの
付勢力により常時接点22と接点17とが接して電磁石
回路を閉じるようにし、そしてこの接点22と17の接
触状態では手動レバーとストッパー18との間に僅少の
間げきが存するようにして手動レバーの加速方向への回
動により、手動レバーがストッパーに係合した状態では
接点22と17が開くようにしたことを特徴とするもの
である。
次に第3図乃至第7図に示すこの考案の実施例について
説明する。
10はアクセル作動装置で軸11により上記従来と同様
に手動ブレーキアーム1に固着されている。
該アクセル作動装置10において、12は軸11に固着
したケース、13は鉄心と継鉄を構成する磁性体でケー
ス12内に固設されている。
13 aはコイルである。14は磁性材料より戒る円形
の吸着板で、上記磁性体13上において軸11に回動自
在に備えられている。
該吸着板14の一側部には、前後に適宜間隔を存して2
枚の板体15、16が突出されており、その後方の板体
15は、その前面を垂下させてこれに接点17が設けら
れており、また、前方の板体16の前部にはストッパー
18が上部に突出して形成されている。
19は合成樹脂より戊る非磁性体の円板でその一側に手
動レバー20が一体に形成されており、該円板19部が
上記吸着板14の上部において軸11に回動自在に備え
られている。
該手動レバー20の基部21の下部には、上記接点17
に対向する接点22が垂設されている。
また、該基部21の前後中の長さは、その接点22が接
点17に当接した状態において、基部21の前面と上記
ストッパー18とにわずかの間隙dが存在するように設
定されており、手動レバー20を加速方向(前方)へ回
動した場合、先ず接点17.22が離間した後、基部2
1の前面が、ストッパー18に当って吸着板14を手動
レバー22と共に回動するようになっている。
23はアクセルワイヤーで、一端が円板19にピン24
により固着されていると共に他端がスロットルバルブに
連絡されており、該アクセルワイヤー23はスロットル
バルブのリターンスプリング(図示せず)により常時戻
り方向に引張られている。
19 aはアクセルワイヤー23が巻き込まれる溝であ
る。
25はカバー26は軸11に螺合するナツトを示す。
27はブレーキスイッチで、手動ブレーキアーム1を制
動方向に作動した場合にOFF作動するように設定され
ている。
31はブレーキペタルを示す。第7図に示す電気回路に
おいて、28は電源、29はメーンスイッチ、30はこ
の考案の手動アクセルレバ−と、通常のアクセルレバル
による操作とに切換るための切換スイッチ、13 aは
上記のコイル、17.22は上記の接点、27は上記の
ブレーキスイッチである。
以上のようであるから、今、メーンスイッチ29、切換
スイッチ30をONにするとコイル13aに通電され、
吸着板14が磁性体13に吸着して固定される。
接点17はアクセルワイヤー23の張力により接点17
へ接し、ブレーキスイッチ27は不制動状態であるため
ONとなっている。
この状態で哨動車を発進させるため手動レバー20を加
速方向へ回動すると、手動レバー20が非磁性体である
ことにより上記吸着力に関係なく回動でき、先ず接点2
2が接点17より離間し、コイル13aを消磁し、次で
手動レバー20の基部21の前端が吸着板14のストッ
パー18に当る。
そして更に手動レバー20を加速方向へ回動するときは
、吸着板14に吸着力が作用していないことにより、単
にアクセルワイヤー23の引張力に抗するだけの力で手
動レバー20を回動できる。
そして所望の速度に達した場合にその速度を維持したい
場合は、手動レバー20より指を離すことにより、手動
レバー20はアクセルワイヤー23の引張力により逆転
(減速方向)するため、接点22か゛直ちに接点17に
当接してコイル13aが通電され、吸着板14は直ちに
磁性体13に吸着固定される。
そのため手動レバー20もその位置で個定されることに
なり、その速度を維持することができる。
このような走行中において、ブレーキアーム1を制動方
向に回動して制動すると、ブレーキスイッチ27がOF
Fとなり、コイル13 aが消磁されるため、磁性体1
4と手動レバー20はアクセルワイヤー23の引張力に
より元状に復帰する。
尚走行中に手動レバー20を減速方向に回動する場合は
上記の吸着力に抗して回動しなければならないが、通常
減速する場合は、ブレーキを作慰するため、手動レバー
20のみによる減速回数はψないので゛、このような回
動による力はあまり運転者に疲労を与えない。
尚、本考案の装置によらず通常のアクセルペタルによる
運転の場合は、切換スイッチ30を、OFFにすれは゛
手動レバー20は自由に回動するため、アクセルペタル
の操作に支障をきたさない。
以上のようにこの考案にあっては、特に手動レバーによ
ってスロットルバルブを操作し、しかも磁力によって手
動レバーを保持して一定速度を維持するものにおいて、
この手動レバーを弱い力で回動操作できるため、長時間
運転する場合にも指が疲れず、運転が楽になり安全運転
に寄与し得る特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置を付設する運転装置の運転席から
前方にみた斜面図、第2図は従来例の縦断面図、第3図
は本考案の部品を分解した斜面図、第4図は同組立縦断
面図、第5図は同カバーを外した平面図、第6図は第5
図におけるA−A線断面図、第7図は電気回路図である
。 13.13a・・・・・・電磁石である磁性体とコイル
、14・・・・・・吸着板、20・・・・・・手動レバ
ー、17.22・・・・・・手動レバーに関係するスイ
ッチ、27・・・・・・ブレーキ装置に関係するスイッ
チ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アクセル手動レバーの作動によりスロットルバルブの開
    閉しその開放位置を電磁石に対する吸着板の吸着によっ
    て保持するようにしたものにおいて、上記手動レバー2
    0には、アクセルワイヤーの一端を固着した非磁性体か
    ら成る円板19を一体的に設けると共に接点22を付設
    し、上記吸着板14には接点22に対応する接点17と
    手動レバーが係合するストッパー18を設け、上記吸着
    板14及び円板19を電磁石に対し夫々回動自在に組み
    付けて、上記アクセルワイヤーの付勢力により常時接点
    22と接点17とが接して電磁石回路を閉じるようにし
    、そしてこの接点22と17の接触状態では手動レバー
    とストッパー18との間に僅少の間げきが存するように
    して手動レバーの加速方向への回動により、手動レバー
    がストッパーに係合した状態では接点22と17が開く
    ようにしたことを特徴とする身体障害者用自動車運転装
    置におけるアクセル操作装置。
JP18052480U 1980-12-16 1980-12-16 身体障害者用自動車運転装置におけるアクセル操作装置 Expired JPS5936513Y2 (ja)

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JP18052480U JPS5936513Y2 (ja) 1980-12-16 1980-12-16 身体障害者用自動車運転装置におけるアクセル操作装置

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JPS56105446U JPS56105446U (ja) 1981-08-17
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JPS58150529U (ja) * 1982-04-05 1983-10-08 株式会社クボタ 農作業機の操作装置

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JPS56105446U (ja) 1981-08-17

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