JPS5936019Y2 - 超音波固体遅延子 - Google Patents
超音波固体遅延子Info
- Publication number
- JPS5936019Y2 JPS5936019Y2 JP7457078U JP7457078U JPS5936019Y2 JP S5936019 Y2 JPS5936019 Y2 JP S5936019Y2 JP 7457078 U JP7457078 U JP 7457078U JP 7457078 U JP7457078 U JP 7457078U JP S5936019 Y2 JPS5936019 Y2 JP S5936019Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propagation path
- ultrasonic
- area
- thickness
- region
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、不要反射波を吸収する超音波固体遅延子に関
する。
する。
この種の従来の超音波固体遅延子は、超音波の伝播径路
の地域以外の遅延媒体の主表面上の地域に液状の樹脂ま
たは塗料等を付着させてなる吸収材を使用して、不要反
射波を吸収している。
の地域以外の遅延媒体の主表面上の地域に液状の樹脂ま
たは塗料等を付着させてなる吸収材を使用して、不要反
射波を吸収している。
しかし、この吸収材は、平担である主表面に付着される
ことより、その寸法、形状および地域等を一定にするこ
とが困難であり、ときには、超音波の伝播径路の地域に
まではみ出して付着されたり、また、その寸法が小さす
ぎて充分に不要反射波を吸収しきれない等の欠点があっ
て、不要反射波の抑圧特性において一定品質のものが得
られなかった。
ことより、その寸法、形状および地域等を一定にするこ
とが困難であり、ときには、超音波の伝播径路の地域に
まではみ出して付着されたり、また、その寸法が小さす
ぎて充分に不要反射波を吸収しきれない等の欠点があっ
て、不要反射波の抑圧特性において一定品質のものが得
られなかった。
本考案は、以上の欠点を解消することを目的としてなさ
れ、遅延媒体の厚さ寸法について、超音波の伝播径路の
地域よりもその伝播径路の地域以外の地域において大き
い厚さ寸法を有することにより、不要反射波をバラツキ
なく吸収させた超音波固体遅延子を提供するものである
。
れ、遅延媒体の厚さ寸法について、超音波の伝播径路の
地域よりもその伝播径路の地域以外の地域において大き
い厚さ寸法を有することにより、不要反射波をバラツキ
なく吸収させた超音波固体遅延子を提供するものである
。
第１図は、長方形のｌ角を４５度の角度で切断した５角
形の遅延媒体を使用した場合の本考案の一実施例を示す
平面図であり、第２図は第１図の側面図、第３図は第１
図のＡ−Ａ断面図である。
形の遅延媒体を使用した場合の本考案の一実施例を示す
平面図であり、第２図は第１図の側面図、第３図は第１
図のＡ−Ａ断面図である。
遅延媒体１は、ガラスまたは鉄などをその材質とし、そ
の主表面の厚さ寸法については、一般に超音波の波長の
５倍以下の寸法に選定して、主表面と平行に進行する０
次のモードを積極的に伝播させ、■次組上のモードを伝
播させにりくシている。
の主表面の厚さ寸法については、一般に超音波の波長の
５倍以下の寸法に選定して、主表面と平行に進行する０
次のモードを積極的に伝播させ、■次組上のモードを伝
播させにりくシている。
遅延媒体１の前述した切断個所の側面には、入力変換子
２および出力変換子３が設置されて、超音波は、破線で
示される伝播径路４を中心して一定の幅の地域５内に沿
って主表面に平行に進行する。
２および出力変換子３が設置されて、超音波は、破線で
示される伝播径路４を中心して一定の幅の地域５内に沿
って主表面に平行に進行する。
ここで、伝播径路４の地域５は、遅延媒体１の両生表面
からグラインダなどの機械加工またはエツチングなどの
化学加工によって凹部を形成し、この伝播径路４の地域
５以外の地域６は、最初の遅延媒体１のままであって、
前記凹部から見れば凸部を形成したことになる。
からグラインダなどの機械加工またはエツチングなどの
化学加工によって凹部を形成し、この伝播径路４の地域
５以外の地域６は、最初の遅延媒体１のままであって、
前記凹部から見れば凸部を形成したことになる。
前記凹部の主表面は、好ましくは平担な面に成形するこ
とより所望反射波の損失を少なくすることができる。
とより所望反射波の損失を少なくすることができる。
かかる遅延媒体の厚さ加工は、前述した機械加工または
化学加工などにこの加工技術を使用して、容易に、かつ
精確に行なうことができる。
化学加工などにこの加工技術を使用して、容易に、かつ
精確に行なうことができる。
このようにして伝播径路４の地域５の厚さ寸法に比べ、
この伝播径路４の地域以外の地域６の厚さ寸法を大きく
することにより、不要反射波が前記地域６を通過する度
にその定在波エネルギーを減衰されるから、不要反射波
を吸収することができ、しかも、前記厚さ寸法の加工を
均一に行なえるから、バラツキなく前記不要反射波を吸
収することができる。
この伝播径路４の地域以外の地域６の厚さ寸法を大きく
することにより、不要反射波が前記地域６を通過する度
にその定在波エネルギーを減衰されるから、不要反射波
を吸収することができ、しかも、前記厚さ寸法の加工を
均一に行なえるから、バラツキなく前記不要反射波を吸
収することができる。
所望反射波については、伝播径路４の地域を平担にする
ことより、その損失を少なくすることができる。
ことより、その損失を少なくすることができる。
第４図は、本考案に吸収材を使用した一応用例を示すも
のであって、第１図、第２図および第３図に示した超音
波固体遅延子の地域６に吸収材７を設置したものの、第
３図に対応する断面図である。
のであって、第１図、第２図および第３図に示した超音
波固体遅延子の地域６に吸収材７を設置したものの、第
３図に対応する断面図である。
本考案に係る地域６は、遅延媒体の主表面から見れば、
凸部を形成しているので、吸収材７がたとえ液状のもの
を使用したとしても、この凸部の形状によって付着後の
吸収材も一定の寸法、形状、地域に定めることができる
。
凸部を形成しているので、吸収材７がたとえ液状のもの
を使用したとしても、この凸部の形状によって付着後の
吸収材も一定の寸法、形状、地域に定めることができる
。
したがって、本例では、不要反射波の吸収効果を倍増す
るとともに、その品質を一定にし、所望反射波の損失を
少なくすることができる。
るとともに、その品質を一定にし、所望反射波の損失を
少なくすることができる。
以上の実施例および応用例では、厚さ寸法の加工を両生
表面において行なったが、もちろん一方の主表面におい
て行なう場合でも、本考案の作用効果を奏する。
表面において行なったが、もちろん一方の主表面におい
て行なう場合でも、本考案の作用効果を奏する。
第１図は本考案の一実施例である５角形の超音波固体遅
延子を示す平面図、第２図は第１図の側面図、第３図は
第１図のＡ−Ａ断面図、第４図は本考案の一応用例であ
る吸収材を設置した超音波固体遅延子であって、第３図
に対応する断面図である。 １・・・・・・遅延媒体、２・・・・・・入力変換子、
３・・・・・・出力変換子、４・・・・・・超音波の伝
播径路、５・・・・・・超音波の伝播径路の地域、６・
・・・・・伝播径路の地域以外の地域。
延子を示す平面図、第２図は第１図の側面図、第３図は
第１図のＡ−Ａ断面図、第４図は本考案の一応用例であ
る吸収材を設置した超音波固体遅延子であって、第３図
に対応する断面図である。 １・・・・・・遅延媒体、２・・・・・・入力変換子、
３・・・・・・出力変換子、４・・・・・・超音波の伝
播径路、５・・・・・・超音波の伝播径路の地域、６・
・・・・・伝播径路の地域以外の地域。
Claims (3)
- （１）多角形の遅延媒体の側面に入出力変換子を設置し
た超音波固体遅延子において、該遅延媒体の厚さ寸法が
、超音波の伝播経路の地域に比べて、該伝播経路の地域
以外の地域の方が大きい厚さ寸法を有し、かつ該伝播経
路の地域の厚さ寸法が一定であることを特徴とする超音
波固体遅延子。 - （２）実用新案登録請求の範囲第（１）項において、該
超音波の伝播経路の地域における該遅延媒体の厚さ寸法
よりも大きい厚さ寸法を有する該伝播経路の地域以外の
地域が、該遅延媒体の一方の主表面に設けられているこ
とを特徴とする超音波固体遅延子。 - （３）実用新案登録請求の範囲第（１）項において、該
超音波の伝播経路の地域における該遅延媒体の厚さ寸法
よりも大きい厚さ寸法を有する該伝播経路の地域以外の
地域が、該遅延媒体の両方の主表面に設けられているこ
とを特徴とする超音波固体遅延子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7457078U JPS5936019Y2 (ja) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | 超音波固体遅延子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7457078U JPS5936019Y2 (ja) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | 超音波固体遅延子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54177242U JPS54177242U (ja) | 1979-12-14 |
| JPS5936019Y2 true JPS5936019Y2 (ja) | 1984-10-04 |
Family
ID=28988218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7457078U Expired JPS5936019Y2 (ja) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | 超音波固体遅延子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5936019Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-05-31 JP JP7457078U patent/JPS5936019Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54177242U (ja) | 1979-12-14 |
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