JPH04103211A - 超音波固体遅延線 - Google Patents

超音波固体遅延線

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JPH04103211A
JPH04103211A JP22033190A JP22033190A JPH04103211A JP H04103211 A JPH04103211 A JP H04103211A JP 22033190 A JP22033190 A JP 22033190A JP 22033190 A JP22033190 A JP 22033190A JP H04103211 A JPH04103211 A JP H04103211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
transducer
wave
delay line
state delay
Prior art date
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Pending
Application number
JP22033190A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Yokoyama
横山 武男
Hiroyoshi Hirasawa
平沢 裕愛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
Priority to JP22033190A priority Critical patent/JPH04103211A/ja
Publication of JPH04103211A publication Critical patent/JPH04103211A/ja
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、超音波固体遅延線に関し、特に、スプリアス
信号が減少して特性が向上し、かつ製造が容易でコスト
が低減な超音波固体遅延線に係わる。
[従来の技術] 従来から、低周波の超音波固体遅延線が知られている(
特公昭47−27574号、特公昭46−22818号
公報、米国特許3,581,247号明細書)。これら
の低周波の超音波固体遅延線では多角形の多重反射面を
形成し、反射面に入力トランスジユーサと出力トランス
ジユーサとを配置し、−殻内には横波バルク波を用いて
、そのスプリアスを前記反射面に直交する主境界面に設
けた吸収材または乱反射面により吸収あるいは乱反射し
ている。
ところで近時、例えば高品位テレビジョンでは、例えば
100MHzの中心周波数の極めて高い超音波固体遅延
線が要求されている。
このため、特開昭61−288511号、特開昭62−
18812号公報に示すように、同じく横波バルク波を
用いて、そのサイドローブ等拡がった波が反射してスプ
リアスにならないよう程度に遅延媒体の厚さを人、出力
トランスジユーサに比べて厚くしていた。
このような超音波固体遅延線は、人、出力トランスジユ
ーサに比べて厚い遅延媒体の部分によるスプリアスが発
生しやすく、遅延媒体の主境界面に入射する波は入射角
が大きいため仮令吸収材を付着しても吸収効果が薄くそ
のまま反射しやすく、また遅延媒体が厚くなり、かつ1
個づつ製造するためコストが高くなる。
そこで、この点を解決するために同じく特開昭61−2
88511号、特開昭62〜18812号公報には、第
4図にも示すように超音波固体遅延媒体21に多角形の
多重反射面22〜26を形成し、反射面の一部22に縦
波27を放射する入力トランスジユーサと、縦波が他の
反射面において縦波−横波(28)変換および横波−縦
波変換された縦波27を入射する出力トランスジユーサ
29とを配置した超音波固体遅延線が開示されている。
この超音波固体遅延線では、第6図に示すように、反射
面22〜26に直交する主境界面30.31に殆ど平行
に近いビーム拡がり波が発生し、スプリアス信号32と
なる。
そこで、第7図に示すように、主境界面30.31の全
面には、人カドランスジューサ28から放射された縦波
のスプリアス32がこの主境界面において縦波−横波変
換された横波を入射される超音波吸収材34が塗付され
ている。別法として、第8図に示すように、2つの平行
な主境界面30.31に、入力トランスジユーサ28か
ら放射された縦波のスプリアス32を主境界面30.3
1において乱反射させる超音波乱反射領域33が設けら
れている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような超音波固体遅延線ではスプリ
アスを減衰させるための超音波吸収材を塗付したり超音
波乱反射領域を形成するにはかなりの工数を要し、作業
性が悪いという難点がある。
[発明の目的コ 本発明は上記従来の難点に鑑みなされたもので、スプリ
アス信号が減少して特性が向上[2、かつ製造が容易で
コストが低減な超音波固体遅延線を提供せんとするもの
である。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成するために本発明の超音波固体遅
延線によれば、複数の反射面を形成してなる多角形の多
重反射型の超音波固体遅延媒体のトランスジューサ接合
面に、入力される電気信号を縦波の超音波信号に変換し
て前記超音波固体遅延媒体に放射する入力トランスジユ
ーサおよび前記超音波固体遅延媒体を伝播した縦波から
なる超音波信号を電気信号に変換する出力トランスジユ
ーサを貼着した超音波固体遅延線であって、前記トラン
スジューサ接合面と直交する主境界面の少なくとも一方
の面に、前記主境界面に入射されるスプリアス信号の入
射方向に交叉する方向に延在する一本以上の凹状溝を形
成したものである。
[作用〕 入力トランスジユーサから放射され主境界面に平行に近
い角度で入射した縦波のスプリアスは凹状溝で乱反射さ
れ、特性の向上を図ることができる。
[実施例] 以下、本発明の好ましい実施例を図面により説明する。
本発明の超音波固体遅延線は、第1図に示すように、複
数の反射面2.3.4.5.6を形成してなる5角形の
多重反射型のガラスのような超音波固体遅延媒体1から
なる。なお、図示の例では多重反射面2〜6は5角形に
形成されているが、遅延線の遅延量に応じて他の多角形
状とすることができる。
この超音波固体遅延媒体1のトランスジューサ接合面2
.3には、入力される電気信号を縦波7の超音波信号に
変換して超音波固体遅延媒体1に放射する入力トランス
ジユーサ9および超音波固体遅延媒体1を伝播した縦波
からなる超音波信号7を電気信号に変換する出力トラン
スジユーサ10がそれぞれ貼着されている。
トランスジューサ接合面2.3と直交する主境界面11
.12の両面には、主境界面11.12に入射されるス
プリアス信号14(第2図)の入射方向に交叉する方向
に延在する凹状溝13.13がそれぞれ形成されている
。凹状溝13.13の断面は図示のように半円形でもよ
いが、楕円形を採用することもできる。図示の例におい
て、凹状溝13.13は反射面4.6に直交して主境界
面11.12上にそれぞれ形成されている。
なお、図示の例においては、主境界面11.12の両面
に凹状溝13.13が形成されているが、超音波吸収効
果が少なくてもよい場合には主境界面11.12の少な
くとも一方の面に凹状溝13.1.3を形成してもよい
。また、凹状溝13としては、超音波吸収効果の必要量
に応じて一本以上の本数を主境界面11.12の両面ま
たは一方の面に形成してもよい。
主境界面11.12に凹状溝13を形成するにあたって
は、超音波加工機等で#300程度の砥粒を介在させる
ことにより容易に穿設することができる。この凹状溝1
3を主境界面11.12に形成すれば、超音波加工機等
で#300程度の砥粒を使用することにより、その凹状
溝13の表面は入力トランスジユーサ9から放射された
縦波7のスプリアス信号14(第2図)が乱反射される
程度の平滑度に平滑化されることになる。
さらに、この凹状溝13内にはエポキシ樹脂のようなプ
ラスチックスからなる超音波吸収材を塗布することがで
きる。
入力トランスジユーサ9および出力トランスジユーサ1
0は超音波固体遅延媒体1と実質的に同厚であり、かつ
主境界面11.12と直交している。
このように構成された超音波固体遅延線によれば、入力
される電気信号は、超音波固体遅延媒体1のトランスジ
ューサ接合面2に貼着された入力トランスジユーサ9に
より縦波7の超音波信号に変換され、入力トランスジユ
ーサ9からその面に90°で放射された縦波7は超音波
固体遅延媒体1中を伝播してゆく。
この縦波7は他の反射面4において縦波−横波変換され
て横波8として他の反射面6へ曲げられて進行する。
この超音波信号の伝播の様子を第3図により説明する。
固体媒体Iと流体媒体■との境界面15に縦波7がαの
角度で入射すると、反射波は縦波7aの他に横波8も現
われる。縦波の反射角αは入射角αに等しいが、横波の
反射角βはこれと異なる。これらの反射における反射角
相互の関係は、Sin a /Sinβ=Cpl/Cs
lとなる。なお、Cplは媒体I中の縦波の伝播速度、
CsIは媒体I中の横波の伝播速度である。
入射縦波7と反射縦波7aの振幅の割合は媒体■のポア
ソン比をパラメータとして入射角αに依存し、反射縦波
7aの振幅がO(零)になる入射角がある。この反射縦
波7aの振幅がOになる入射角においては、入射縦波7
は完全に横波8への変換が起きる。例えば、媒体Iがポ
アソン比約0゜14の石英ガラス、流体媒体■が空気の
場合、入射角αが約45°で反射縦波7aの振幅が0に
なり、入射縦波7は完全に横波8への変換が起きる。
この横波8の反射角βは約30’となる。第1図の縦波
の反射角α、横波の反射角βは第3図のそれに対応して
いる。
この横波は反射面6において上記変換とは逆の横波−縦
波変換され、反射面5において縦波−縦波の全反射を受
け、さらに反射面4において縦波−横波変換され、反射
面6において横波−縦波変換された縦波7は超音波固体
遅延媒体1のトランスジューサ接合面3に貼着された出
力トランスジユーサ10にその面に90°で入射され、
縦波7の超音波信号を電気信号に変換する。
前述のように本発明による超音波固体遅延線は入力トラ
ンスジユーサ9および出力トランスジユーサ10が超音
波固体遅延媒体と同厚であるので、人、出力トランスジ
ユーサ10.11はOモード以外のモード波を発信、受
信しない機能を実質的に帯有するから、ノンデイスパー
シブモード遅延線の構成を容易にする。但し、第2図に
示すように、殆ど主境界面11.12に平行に近いビー
ム拡がり波が発生し、スプリアス信号14となる。
このため本発明ではトランスジューサ接合面2.3と直
交する主境界面11.12の両面または片面には、主境
界面11.12に入射されるスプリアス信号14の入射
方向に交叉する方向に延在する凹状溝13.13がそれ
ぞれ形成されているので、入力トランスジユーサ9から
放射され主境界面11.12に平行に近い角度で入射し
た縦波7のスプリアス信号14は凹状溝13の曲面にで
乱反射(第2図において15で示す)され、スプリアス
波は減少する。なお、このスプリアス波のビーム拡がり
が大きい場合には、超音波吸収効果の必要量に応じて2
本以上の凹状溝13を主境界面11.12に形成するこ
とによって、スプリアス信号14は取り除かれる。
また、この凹状溝13を主境界面11.12に形成する
にあたり、超音波加工機等で#300程度の砥粒を使用
することにより、その凹状溝13の表面は入力トランス
ジユーサ9から放射された縦波7のスプリアス信号14
が乱反射される程度の平滑度に平滑化されるから、この
凹状溝13の乱反射面は容易に構成できる。
なお、入力トランスジユーサ9および出力トランスジユ
ーサ10が2つの平行な主境界面11.12と直交して
いるので、人カドランスジューサ9から放射された直進
波が主境界面11.12間において直進して出力トラン
スジユーサ10に入射する。
このように本発明ではトランスジューサ接合面2.3と
直交する主境界面11.12には、主境界面11.12
に入射されるスプリアス信号14の入射方向に交叉する
方向に延在する凹状溝13.13が形成されているので
、スプリアス信号14はこの凹状溝13の曲面で乱反射
されて減少し、特性が良く、中心周波数が極めて高い1
00MHz程度の、高周波のノンデイスパーシブな超音
波固体遅延線を構成できる。
また、主境界面11.12に形成するべき凹状溝13は
極めて容易な加工処理で達成できるから、製造が容易で
量産性に富み、かつコストを低くすることができる。
実験によれば、凹状溝13.13を主境界面11.12
に形成した場合には、第4図に示すように入力トランス
ジユーサ9に入力信号S1を印加して、出力トランスジ
ユーサ10からの出力信号S、を測定したところ、出力
信号S、からスプリアス信号は大幅に減少し、測定不能
であった。
[発明の効果] 以上の実施例からも明らかなように本発明の超音波固体
遅延線によれば、複数の反射面を形成してなる多角形の
多重反射型の超音波固体遅延媒体のトランスジューサ接
合面に、入力される電気信号を縦波の超音波信号に変換
して超音波固体遅延媒体に放射する入力トランスジユー
サおよび超音波固体遅延媒体を伝播した縦波からなる超
音波信号を電気信号に変換する出力トランスジユーサを
貼着し、トランスジューサ接合面と直交する主境界面の
少なくとも一方の面に、主境界面に入射されるスプリア
ス信号の入射方向に交叉する方向に延在する一本以上の
凹状溝を形成したので、サイドローブ等拡がった波であ
るスプリアス信号が減少して特性が向上し、かつ製造が
容易でコストを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による超音波固体遅延線の斜視図、第2
図および第3図はそれぞれ同遅延線の動作説明図、第4
図は同遅延線の動作特性図、第5図は従来の遅延線の斜
視図を用いた説明図、第6図は従来の超音波固体遅延線
の動作説明図、第7図および第8図はそれぞれ従来の遅
延線の構成説明図、第9図は従来の遅延線の動作特性図
である。 1・・・超音波固体遅延媒体 2.3.4.5.6・・・多重反射面 2.3・・・トランスジューサ接合面 7・・・縦波 9・・・入力トランスジユーサ 10・・・出力トランスジユーサ 11.12・・・主境界面 14・・・スプリアス信号 13・・・凹状溝 代理人 弁理士  守 谷 −雄 箪 図 第 図 第 図 時間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  複数の反射面を形成してなる多角形の多重反射型の超
    音波固体遅延媒体のトランスジユーサ接合面に、入力さ
    れる電気信号を縦波の超音波信号に変換して前記超音波
    固体遅延媒体に放射する入力トランスジユーサおよび前
    記超音波固体遅延媒体を伝播した縦波からなる超音波信
    号を電気信号に変換する出力トランスジユーサを貼着し
    た超音波固体遅延線であって、前記トランスジユーサ接
    合面と直交する主境界面の少なくとも一方の面に、前記
    主境界面に入射されるスプリアス信号の入射方向に交叉
    する方向に延在する一本以上の凹状溝を形成したことを
    特徴とする超音波固体遅延線。
JP22033190A 1990-08-22 1990-08-22 超音波固体遅延線 Pending JPH04103211A (ja)

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JP22033190A JPH04103211A (ja) 1990-08-22 1990-08-22 超音波固体遅延線

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JP22033190A JPH04103211A (ja) 1990-08-22 1990-08-22 超音波固体遅延線

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JP (1) JPH04103211A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07147528A (ja) * 1993-11-22 1995-06-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波遅延線
US5923632A (en) * 1994-12-28 1999-07-13 Sony Corporation Optical pick-up device for a multi-layer recording medium with a photodetector arrangement for focusing and tracking control

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JPH07147528A (ja) * 1993-11-22 1995-06-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波遅延線
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