JPS5935825B2 - エレベ−タの出入口装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はかごと乗場のそれぞれの出入口の間に隙間が
形成されたエレベータのドアー装置に関するものである
。

かごが乗場に着床したときにこれらの両者の出入口敷居
の相互間に通常３α程度の隙間が形成されろ。

この隙間に身体障害者用の車椅子のキャスターか落ち込
み身体障害者自身では脱出不能になる不具合があった。

これに対して、かごの引き戸の開動作を直接的に利用し
て上記隙間を狭くする部材を移動させろ装置が知られて
いるがこれは引き戸の開閉動作時に上記部材の移動反力
が作用するため、引き戸の動作の静粛性、円滑性が損な
われろ不具合があった。

この発明は上記の欠点を解消するもので、引き戸の動作
が阻害されることがなくかご、乗場の相互間の隙間を引
き戸の戸開時に縮小するエレベータの出入口装置を提供
しようとするものである。

以下第１〜第４図によってこの発明の一実施例を説明す
る。

図中、１はかごで、２はこれの引き戸、３はかご１の出
入口の敷居、４は乗場の敷居、５は引き戸２の開閉機構
、６は中間部がかと１に枢着されたレバー、７は両端が
それぞれレバー６の一端及び開閉機構５に枢着されたリ
ンク、８は上端かレバー６の他端に枢着されて下垂した
ロッド、９はロッド８の下端部にねじ込まれて所定位置
に保持されたナツト、１０はアングル状をなし一辺かロ
ッド８の下端部に遊挿通され他辺は下垂してこの部分に
ピンが立設された連結具、１１はロッド８に挿通された
圧縮コイルばねからなろ挿圧子で、両端がそれぞれ連結
具１０及びロッド８の下端にねじ込まれたナツト１２に
当接して配置しである。

１３は一端がそれぞれかと１の下部に枢着されかつ互に
離れて配置された２本のリンクからなる伝動装置で、一
方のリンクの中間部が連結具１０のピンに枢着されてい
る。

１４は伝動装置１３の他端がそれぞれ枢着された補助敷
居で、長手か敷居３に沿って配置しである。

１５はかと１の下部に装着されて作動部が伝動装置１３
に対向して配置されたスイッチからなる検出装置、１６
は敷居３の乗場の敷居４との対向面に形成され下端が上
端よりも後退した斜面である。

今、引き戸２が戸閉されているとすると、第１、第２図
に示すようにロッド８は下降位置にあり、また補助敷居
１４は斜面１６にほぼ平行した状態で後退位置に配置さ
れろ。

この状態では敷居３゜４相互間には隙間へが形成され、
かご１が走行する。

また、検出装置１５が伝動装置１３に押圧されて動作し
て補助敷居１４か後退位置にあることが検出されろ。

そして、第３、第４図に示すように引き戸２か戸開され
ろと、開閉機構５の動作によりリンク７、レバー６を介
してロック８が上昇する。

これによって抑圧子１１を介して伝動装置１３が第２図
において反時計方向へ回動して第４図に示す状態となる
。

なお、このときロッド８の過上昇が抑圧子１１の撓屈に
よって吸収され伝動装置１３は確実に第２図の状態から
第４図の位置に変位する。

これによって補助敷居１４が上昇しかつ敷居３から張り
出して、斜面１６に当接するとともに補助敷居１４の上
面が敷居３の表面と一致する。

そしてこのときには隙間Ａが縮小して第４図に示す隙間
Ｂとなる。

したがって、車椅子のキャスターが安全にまた衝撃も少
なく敷居３，４相互間を移動することかできろ。

しかも、補助敷居１４が引き戸２の動作により直接駆動
されていないため、引き戸２の開閉動作を阻害すること
がないので引き戸２からの不快な騒音発生を防止するこ
とかできる。

なお、この実施例において検出装置１５が設けであるの
で、補助敷居１４が前進した状態のときにはかと１の走
行を阻止することかできて、補助敷居１４が前進した状
態で、かご１が走行することによって生じろ事故を未然
に防止することができろ。

また、この実施例におけろロッド８か開閉機構の１駆動
モータに直接係合され、これによって上昇動作するもの
であっても、同様な作用が得られろことは明白である。

以上説明したとおりこの発明は、引き戸を１駆動する装
置の戸開動作によって上昇するロッド及びリンク機構か
らなる伝動装置により上昇して、下端が上端よりも後退
して形成されたかご出入口の敷居前縁に接し、かつ乗場
敷居寄りに張り出して上面がかご出入口敷居の表面との
間に大きい凹所を形成することなく一体状の平面を構成
する補助敷居を設けて、かごの着床戸開時にはかご、乗
場の敷居相互間の隙間を縮小したものである。

これによってかごに出入りする車椅子を安全に、また大
きい衝撃を伴なうことなく移動させろことができ、しか
も、静粛に補助敷居を変位させろことができろエレベー
タの出入口装置を実現するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によるエレベータの出入口装置の一実
施例を示すエレベータかどの概念正面図、第２図は第１
図のＩＩ部左左側面図第３図は第１図の戸開状態を示す
図、第４図は第３図に対応した第２図相当図である。 １・・・・・・かご、２・・・・・・引き戸、３・・・
・・・敷居、４・［・・・・乗場の敷居、５・・・・・
・開閉機構、８・・・・・・ロッド、１３・・・・・・
伝動装置、１４・・・・・・補助敷居。 なお、図中同一部分は同一符号により示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 出入口の敷居前縁の乗場敷居との対面箇所におけろ
   下端か上端よりも後退して形成されたかご、このかごの
   出入口の引き戸を、駆動する駆動装置に一端が連結され
   て下垂し上記、駆動装置の戸開動作により上昇するロッ
   ドと、一側が上記かどの下部に枢着されたリンク機構か
   らなり上記ロッドの下端に連結された伝動装置と、この
   伝動装置のリンクの回動端に係合された常時は上記出入
   口の敷居前縁から下方に離れかつ上記前縁よりも後退し
   た後退位置に保持され上記ロッドの上昇により上記伝動
   装置を介して上昇し上記出入口の敷居前縁に接しかつ上
   記前縁から上記乗場敷居寄りに張り出して上面が上記出
   入口敷居の表面と一体状の平面を形成する補助敷居とを
   備えたエレベータの出入口装置。