JPS5935718B2 - 丸棒と板材の溶接方法 - Google Patents

丸棒と板材の溶接方法

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JPS5935718B2
JPS5935718B2 JP5231279A JP5231279A JPS5935718B2 JP S5935718 B2 JPS5935718 B2 JP S5935718B2 JP 5231279 A JP5231279 A JP 5231279A JP 5231279 A JP5231279 A JP 5231279A JP S5935718 B2 JPS5935718 B2 JP S5935718B2
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JP
Japan
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welding
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molybdenum
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Expired
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JP5231279A
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English (en)
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JPS55144388A (en
Inventor
祐二 我妻
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Arc Welding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、たとえぱタングステン線やモリブデン線等
の丸棒をモリブデン箔等の板材に抵抗溶接する方法に関
する。
一般に、金属蒸気放電灯の内管やハロゲン電球などの封
止部内に用いられるモリブデン線とモリブデン箔との接
合は抵抗溶接によつて行なわれている。
すなわち従来のこの種方法はたとえば第1図に示される
ように、端面が平坦な溶接電極10、11間にモリブデ
ン線Aとモリブデン箔Bを重ねて位置させ、溶接電極1
0、11間に電流を流すことにより溶接している。とこ
ろがこの方法によると、モリブデン線Aとモリブデン箔
Bは互いに線接触をなし溶接部が直線状Cとなり、しか
も第2図;、ilに示されるように接触部における接触
抵抗が急激に変化するため、溶接により再結晶化して機
械的強度の弱くなつている部分と再結晶化していない部
分との境界がきわめて明瞭となり、組織の変化が急激に
生じるものである。したがつて従来方法では第3図iに
示すような棒軸方向の引張強度は充分であつても、第3
図11に示す垂直剥離強度や第3図111に示す捩り強
度はきわめて弱く、品質不良発生の原因となることがあ
つた。10このため溶接電極10、11の加圧力を高め
ることによりモリブデン線Aとモリブデン箔Bとの溶接
部位を潰して接触面積を増大させることが考えられるが
、このように接触面積を増大させると溶接部位の電流密
度が小さくなつて溶接不可能と15なり、これを補なう
ために電流を増大させると溶接電極10とモリブデン線
Aとの間の電流密度が大きくなるのでこれらが不所望に
溶接されてしまう不具合を生じるものである。
この発明は上記事情にもとづきなされたもので20その
目的とするところは、低電流でしかも充分な強度で丸棒
と板材を溶接できる溶接方法を提供することにある。
以下この発明の一実施例を第4図ないし第6図にもとづ
き説明する。
図中1、2はタングステン25などからなる溶接電極で
あつて、これら溶接電極1、2間に電圧が印加されるよ
うになつている。また、Aはたとえば高圧水銀灯のスタ
ータコイルに用いられるモリブデン線であり、本発明の
丸棒に該当する。Bは板材に該当するモリブデン箔で3
0ある。そして図において上側に位置する溶接電極1は
、モリブデン線Aに接する面1aが平坦な面状に形成さ
れている。また下側に位置する溶接電極2は、モリブデ
ン箔Bに接する面2aが曲率半径Rのいわゆる蒲鉾状を
なしている。換言すると、35モリブデン箔Bとの接触
面2aはモリブデン線Aの軸方向と直交する方向に稜部
3を有し、この稜部3を境とした両側はモリブデン線A
の軸方向にoハ1−沿う曲面状をなしているものである
しかして、上記溶接電極1,2を用いてモリブデン線A
とモリプデン箔Bを溶接するには、溶接電極1,2間に
モリブデン線Aとモリブデン箔Bを重ねて位置させ、こ
れら溶接電極1,2間に電圧を印加するとともに、たと
えば上側の溶接電極1を降下させることにより、溶接電
極1,2間でモリブデン線Aをモリブデン箔Bに加圧す
る。
すると、モリブデン箔Bが溶接電極2に押圧されて潰さ
れるので、モリブデン線Aとモリブデン箔Bの接触は円
柱面相互の接触と同様になり、ヘルツ応力が発生して応
力は均一性を失ない、第4図にDとして示されるように
接触面はほゞ隋円状となる。そして、この接触面Dにお
ける接触電気抵抗は、第5図;,i目こ示されるように
接触部位の中央が最も小さく、その周囲が除々に大とな
るような抵抗分布となる。したがつて、接触面Dの中央
部が最も発熱してこの部位から溶接が開始され、周辺部
に向つて同心状に溶接が進行する。このため中央部は溶
融して再結晶化し機械的強度が弱くなるが、その周囲は
次第に再結晶化の割合が少なくなり、最も溶接状態の良
好な箇所が接触面D内に環状に生じる。しかも再結晶化
している部分と再結晶化していない部分との境界が明瞭
でなくなり溶接部位の組織が急激に変化しないため、ぜ
い性破壊しにくい。これらの理由により溶接部の機械的
強度が高く、特に第3図Ill,lllに示す垂直剥離
試験および捩り試験に対しても充分な強度が得られる。
また、このように充分な強度が得られるため溶接電流が
小さくて済み、したがつて溶接電流を小さくすれば溶接
電極1とモリブデン線Aとの間に流れる電流密度が小さ
くなるのでこれら溶接電極1とモリブデン線Aが不所望
に溶接される不具合が防止されることにもなる。なお上
記方法により、チヨークレス水銀灯のスタータコイルに
使われている直径0.77!Lmのモリブデン線に厚さ
30μmのモリブデン箔を溶接したところ、第6図に示
されるように従来方法に比較して少電流で大きな強度が
得られることが確認された。
なお溶接電極2の形状はたとえば第7図に示すようない
わゆる鞍形状をなしていてもよく、要するに溶接電極2
は板材Bとの接触面2aにモリブデン線Aの軸方向とほ
ゞ直交する稜部3を有し、この稜部3はモリブデン線A
の軸方向に沿つて曲面状をなしていればよい。
また丸棒はモリブデン線に限らず、タングステン線その
他の金属であつても適用可能であり、板材もモリブデン
箔に限らない。この発明は以上説明したようになり、板
材と接する溶接電極の板材との接触面に、丸棒の軸方向
,とほゞ直交して曲面状をなす稜部を設け、この溶接電
極によつて溶接時に板材を加圧するようにしたことを特
徴とする。
したがつてこの発明によれば、丸棒と板材の溶触面は中
心部が最も接触抵抗が小さくその周辺部が徐々に抵抗が
大となるような拡がりを持ち、溶接部が面状になるばか
りでなく、再結晶化した部分と非結晶化部分との境界は
ゆるやかに変化し、溶接部における組織の変化が急激に
生じないため、溶接強度を著しく増大できる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す斜視図、第2図1,Iiはそれぞ
れ第1図に示すX−X方向およびY−Y方向に沿う接触
抵抗分布図、第3図1−111はそれぞれ溶接強度試験
を模式的に表わした側面図、第4図は本発明の一実施例
を示す斜視図、第5図:,ilはそれぞれ第4図に示す
X−X方向およびY−Y方向に沿う接触抵抗分布図、第
6図は従来例と本発明の垂直剥離強度を比較したグラフ
、第T図は溶接電極の変形例を示す斜視図である。 1,2・・・・・・溶接電極、2a・・・・・・板材と
の接触面、3・・・・・・稜部、A・・・・・・モリブ
デン線(丸棒)、B・・・・・・モリブデン箔(板材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一対の溶接電極間に丸棒と板材を互いに重ねて位置
    させてこれら溶接電極間に電流を流すことにより上記丸
    棒と板材を溶接する溶接方法において、上記板材と接す
    る溶接電極は板材と接する面が上記丸棒の軸方向とほゞ
    直交する稜部を有し、この稜部は丸棒の軸方向に沿う曲
    面状をなして、溶接時に上記板材を加圧するようにした
    ことを特徴とする丸棒と板材の溶接方法。
JP5231279A 1979-04-27 1979-04-27 丸棒と板材の溶接方法 Expired JPS5935718B2 (ja)

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JP5231279A JPS5935718B2 (ja) 1979-04-27 1979-04-27 丸棒と板材の溶接方法

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JPS55144388A JPS55144388A (en) 1980-11-11
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JPH03114682A (ja) * 1989-09-28 1991-05-15 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk ブラシ線束の溶接用電極

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JPS55144388A (en) 1980-11-11

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