JPS593554B2 - 電気カミソリ用外刃とその製造方法 - Google Patents
電気カミソリ用外刃とその製造方法Info
- Publication number
- JPS593554B2 JPS593554B2 JP4880977A JP4880977A JPS593554B2 JP S593554 B2 JPS593554 B2 JP S593554B2 JP 4880977 A JP4880977 A JP 4880977A JP 4880977 A JP4880977 A JP 4880977A JP S593554 B2 JPS593554 B2 JP S593554B2
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- Japan
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- alloy
- electroforming
- outer cutter
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電鋳法により製造した外刃の合金組成及びその
製造方法に関するものである。
製造方法に関するものである。
従来、電気カミソリ用外刃は、電鋳法、プレス抜き法、
腐食抜き法等の種々の方法及び、純ニッケル、マルテン
サイト系ステンレス鋼等の種々の材質を用いて製造され
ているがいずれの方法、あるいは材質を用いて製造した
外刃においても、電気カミソリ用外刃として要求される
品質としては、切れ味が良好なこと、切れ味を長期間保
つこと、５ 破れにくいこと、腐食しにくいこと等の厳
しい条件が要求されている。
腐食抜き法等の種々の方法及び、純ニッケル、マルテン
サイト系ステンレス鋼等の種々の材質を用いて製造され
ているがいずれの方法、あるいは材質を用いて製造した
外刃においても、電気カミソリ用外刃として要求される
品質としては、切れ味が良好なこと、切れ味を長期間保
つこと、５ 破れにくいこと、腐食しにくいこと等の厳
しい条件が要求されている。
種々の製造方法及び材質を用いて製造した外刃において
、上記の要求品質を完全に満足することは多くの問題が
あわ、現在、製造方法として主流になクつつある電鋳法
におい１０ても、全く同様に満足のいく品質が得られて
いるとは言い難い。現在、外刃製造用電鋳浴としては、
ワット浴からのＮｉ電着、あるいはスルファミン酸浴か
らのＮｉ電着が多く用いられている。
、上記の要求品質を完全に満足することは多くの問題が
あわ、現在、製造方法として主流になクつつある電鋳法
におい１０ても、全く同様に満足のいく品質が得られて
いるとは言い難い。現在、外刃製造用電鋳浴としては、
ワット浴からのＮｉ電着、あるいはスルファミン酸浴か
らのＮｉ電着が多く用いられている。
１５前者の浴は、広く知られた浴であわ、硫酸ニッケル
を主成分としているが、そのままでは電着物が高い引張
応力を示すので、剥離を必要とする電鋳には不向きのた
め、通常は１、３、６ナフタレントリスルフォン酸ソー
ダ、１｜５ナフタレンジ２０ スルフォン酸ソーダ、サ
ッカリン等の硫黄を含有する有機光沢剤を添加すること
により応力を調整し、光沢を増し、硬度を上昇させてい
る。
を主成分としているが、そのままでは電着物が高い引張
応力を示すので、剥離を必要とする電鋳には不向きのた
め、通常は１、３、６ナフタレントリスルフォン酸ソー
ダ、１｜５ナフタレンジ２０ スルフォン酸ソーダ、サ
ッカリン等の硫黄を含有する有機光沢剤を添加すること
により応力を調整し、光沢を増し、硬度を上昇させてい
る。
一方、後者のスルファミン酸ニッケル浴からのＮｉの電
着においては、スルファミン酸ニッケル浴自体が２５硫
黄を含む有機光沢剤を用いなくても、低応力で光沢性が
あケ電鋳に適しているが、硬度がＨｖ＝２００程度であ
るため、同様に硫黄を含有する有機光沢剤を添加するこ
とにより、光沢をより上昇させ、硬度を上げ、応力をよ
シ圧縮傾向にしてい３０る。上記二つの浴においては、
電着物中に硫黄を含有するため、耐食性の劣化、耐熱性
の劣化、水素脆性の発生等、外刃として弱点となる特性
を生じてしまう欠点がある。
着においては、スルファミン酸ニッケル浴自体が２５硫
黄を含む有機光沢剤を用いなくても、低応力で光沢性が
あケ電鋳に適しているが、硬度がＨｖ＝２００程度であ
るため、同様に硫黄を含有する有機光沢剤を添加するこ
とにより、光沢をより上昇させ、硬度を上げ、応力をよ
シ圧縮傾向にしてい３０る。上記二つの浴においては、
電着物中に硫黄を含有するため、耐食性の劣化、耐熱性
の劣化、水素脆性の発生等、外刃として弱点となる特性
を生じてしまう欠点がある。
一方、外刃には人の肌から３５の繰わ返し応力、内刃に
よる連続摩耗等の外刃素材の疲労の原因となる因子がさ
らに加わるために、上記の弱点を除くことが強く要求さ
れている。本発明は、上記の問題を解決することのでき
るＮｉ−ＣＯ−Ｐ合金外刃に関するものである。各種の
Ｎｉ電着浴中にＣＯイオンと次亜リン酸ソーダあるいは
亜リン酸ソーダを添加することにより、Ｎｉ−ＣＯ−Ｐ
合金電着的で形成した外刃は、従来の純Ｎｉを用いた外
刃と比較して下記の様な特徴を有する。１ 硫黄を含む
有機光沢剤のみを用いて硬化し、光沢を現出させた電着
物と比較して、ＣＯとＰによシ硬化した電着物は、Ｓを
低くして訃けば、耐食性、耐熱性が良好で水素脆性も発
生せず、外刃として用いた場合に腐食疲労に強く、又、
純ＮｉやＮｉ−ＣＯ合金外刃と比較して、引張強度が２
０％以上高く、又、外刃中へのＰの共析は、外刃の耐摩
耗性を向上させる耐久性の良い外刃が可能である。
よる連続摩耗等の外刃素材の疲労の原因となる因子がさ
らに加わるために、上記の弱点を除くことが強く要求さ
れている。本発明は、上記の問題を解決することのでき
るＮｉ−ＣＯ−Ｐ合金外刃に関するものである。各種の
Ｎｉ電着浴中にＣＯイオンと次亜リン酸ソーダあるいは
亜リン酸ソーダを添加することにより、Ｎｉ−ＣＯ−Ｐ
合金電着的で形成した外刃は、従来の純Ｎｉを用いた外
刃と比較して下記の様な特徴を有する。１ 硫黄を含む
有機光沢剤のみを用いて硬化し、光沢を現出させた電着
物と比較して、ＣＯとＰによシ硬化した電着物は、Ｓを
低くして訃けば、耐食性、耐熱性が良好で水素脆性も発
生せず、外刃として用いた場合に腐食疲労に強く、又、
純ＮｉやＮｉ−ＣＯ合金外刃と比較して、引張強度が２
０％以上高く、又、外刃中へのＰの共析は、外刃の耐摩
耗性を向上させる耐久性の良い外刃が可能である。
２Ｃ０とＰの添加により、硬度は自由に選択できる。
通常、たとえばスルフアミン酸浴においては、電着物中
にＣＯが３５％固溶すると、硬さはＨｖ＝５３０程度で
あジ、これにＰを添加することによｌ）Ｈｖ＝５３０以
上の硬さを任意に得ることができる。さらに、この場合
のＰの量は、非常に微量で効果があり．Ｎｉ−ＣＯの良
い延性をそこなわない。なお、これをＣＯの添加なしに
ＰのみでＨｖ＝５００〜６００程度の硬度を得る場合に
は、Ｎｉ−ＣＯ−Ｐと比較して延性は非常に低下する。
３硬化剤としてのＣＯ及びＰは、有機化合物を用いた時
の様な分解生成物をもたらさず、ＣＯとＰの量を制御し
ておけば、分解生成物の作用によシ脆化することはない
。
にＣＯが３５％固溶すると、硬さはＨｖ＝５３０程度で
あジ、これにＰを添加することによｌ）Ｈｖ＝５３０以
上の硬さを任意に得ることができる。さらに、この場合
のＰの量は、非常に微量で効果があり．Ｎｉ−ＣＯの良
い延性をそこなわない。なお、これをＣＯの添加なしに
ＰのみでＨｖ＝５００〜６００程度の硬度を得る場合に
は、Ｎｉ−ＣＯ−Ｐと比較して延性は非常に低下する。
３硬化剤としてのＣＯ及びＰは、有機化合物を用いた時
の様な分解生成物をもたらさず、ＣＯとＰの量を制御し
ておけば、分解生成物の作用によシ脆化することはない
。
このＮｉ−ＣＯ−Ｐ電着物中のＣＯ量としては、通常、
メツキ液中のＣＯイオンが増加するほど電着応力が引張
ｖになｖ、電着物中のＣＯが増加するにつれて、−般的
な耐食性が劣化する。通常、Ｎｉ−ＣＯ合金は、ＣＯ量
が３５（ｆ）程度で最大の硬度に達する一方、一般的に
広く用いられている無電解メツキＮｉ−Ｐにおいては、
Ｐ量は５〜１０％にも達し、硬さも熱処理なしでＨｖ＝
５００以上あシ、延性も少ない。合金中のＰの含有物が
ク増加するにつれ、電着物の延性が低下し脆化が進行
する。それ故、Ｐの量はできるだけ少なく押さえなくて
はならず、Ｎｉ−３５ｍｔ％ＣＯに卦いては、Ｐは０．
０１％電着物中に存在することにより１Ｎｉ−ＣＯ−Ｐ
合金としてＨｖ＝５８０となわ、引張強度もＮｉ−３５
％ＣＯ合金よりも２０％上昇する。又、Ｎｉ−１０％Ｃ
Ｏ合金に卦いては、Ｈｖ３５Ｏ程度の硬度しか有せず、
このままの硬度において外刃として用いるのは無理であ
るが、ここにＰを１０１）含有させると、このＮｉ−Ｃ
Ｏの延性をほとんど失なわずに硬度をＨｖ−５５０にま
で上昇することが出来る。ＣＯをこれ以下に下げてＰに
よる硬化の割合を増大させると、材料の延性が低下する
ため、外刃として用いるのは困難である。以上、特許請
求の範囲第１項に示すＮｉ−ＣＯ−Ｐ合金外刃の特徴を
述べたが、この組成範囲の外刃を用いることにより１外
刃として用いる際の極部的集中応力、繰ジ返し応力、腐
食、水素脆性に強い外刃が可能になつた。又、製造当初
及び長期間過ぎても外刃は変形せず、内刃と外刃の密良
は良好で、切れ昧も変らない。この組成のＮｉ一ＣＯ−
Ｐ合金外刃を電着する方法としては、下記の様な組成と
条件を用いることができる。化浴、ホウフツ化浴等のＮ
ｉメツキ浴にＣＯイオンを添加することによＶ．Ｎｉ−
ＣＯ合金基本浴となることができ、これらの浴に、次亜
リン酸ソーダあるいは亜リン酸ソーダを添加することに
よジ、Ｎｉ−ＣＯ−Ｐ合金電鋳浴とすることができ ，
る。
メツキ液中のＣＯイオンが増加するほど電着応力が引張
ｖになｖ、電着物中のＣＯが増加するにつれて、−般的
な耐食性が劣化する。通常、Ｎｉ−ＣＯ合金は、ＣＯ量
が３５（ｆ）程度で最大の硬度に達する一方、一般的に
広く用いられている無電解メツキＮｉ−Ｐにおいては、
Ｐ量は５〜１０％にも達し、硬さも熱処理なしでＨｖ＝
５００以上あシ、延性も少ない。合金中のＰの含有物が
ク増加するにつれ、電着物の延性が低下し脆化が進行
する。それ故、Ｐの量はできるだけ少なく押さえなくて
はならず、Ｎｉ−３５ｍｔ％ＣＯに卦いては、Ｐは０．
０１％電着物中に存在することにより１Ｎｉ−ＣＯ−Ｐ
合金としてＨｖ＝５８０となわ、引張強度もＮｉ−３５
％ＣＯ合金よりも２０％上昇する。又、Ｎｉ−１０％Ｃ
Ｏ合金に卦いては、Ｈｖ３５Ｏ程度の硬度しか有せず、
このままの硬度において外刃として用いるのは無理であ
るが、ここにＰを１０１）含有させると、このＮｉ−Ｃ
Ｏの延性をほとんど失なわずに硬度をＨｖ−５５０にま
で上昇することが出来る。ＣＯをこれ以下に下げてＰに
よる硬化の割合を増大させると、材料の延性が低下する
ため、外刃として用いるのは困難である。以上、特許請
求の範囲第１項に示すＮｉ−ＣＯ−Ｐ合金外刃の特徴を
述べたが、この組成範囲の外刃を用いることにより１外
刃として用いる際の極部的集中応力、繰ジ返し応力、腐
食、水素脆性に強い外刃が可能になつた。又、製造当初
及び長期間過ぎても外刃は変形せず、内刃と外刃の密良
は良好で、切れ昧も変らない。この組成のＮｉ一ＣＯ−
Ｐ合金外刃を電着する方法としては、下記の様な組成と
条件を用いることができる。化浴、ホウフツ化浴等のＮ
ｉメツキ浴にＣＯイオンを添加することによＶ．Ｎｉ−
ＣＯ合金基本浴となることができ、これらの浴に、次亜
リン酸ソーダあるいは亜リン酸ソーダを添加することに
よジ、Ｎｉ−ＣＯ−Ｐ合金電鋳浴とすることができ ，
る。
しかしながら、各種のＮｉ−ＣＯ−Ｐ電鋳浴の中で、上
記の例１にあげたスルフアミン酸塩浴は、他の浴と比較
して、下記の様なすぐれた特徴を有するため、Ｎｉ−Ｃ
Ｏ−Ｐ合金外刃形成用浴として一番適していることが判
つた。１ スルフアミン塩酸を基本とした浴は、他の浴
と比較して硫黄を含む有機光沢剤を全く使用しなくても
、電着応力が低く、そのまま電鋳用浴として用いること
ができるため、硫黄の含有量が低く、耐食性、耐熱性、
耐水素脆性にすぐれている。
記の例１にあげたスルフアミン酸塩浴は、他の浴と比較
して、下記の様なすぐれた特徴を有するため、Ｎｉ−Ｃ
Ｏ−Ｐ合金外刃形成用浴として一番適していることが判
つた。１ スルフアミン塩酸を基本とした浴は、他の浴
と比較して硫黄を含む有機光沢剤を全く使用しなくても
、電着応力が低く、そのまま電鋳用浴として用いること
ができるため、硫黄の含有量が低く、耐食性、耐熱性、
耐水素脆性にすぐれている。
２ スルフアミン酸塩を基本とした浴は、高速電着が可
能であり１従来１〜１０Ａ／Ｄｍ２に訃いて行なつてい
た外刃の電着を１０〜１００Ａ／Ｄｍ２において行なえ
るため、１０倍の速度の電着が可能である。
能であり１従来１〜１０Ａ／Ｄｍ２に訃いて行なつてい
た外刃の電着を１０〜１００Ａ／Ｄｍ２において行なえ
るため、１０倍の速度の電着が可能である。
３ 亜リン酸ソーダ、次亜リン酸ソーダを添加すること
によｌ）Ｎｉ−ＣＯ合金の硬化が単純に計れ、他の成分
、例えばホルマリン、クマリン、サツカリン等の添加物
の電着物への影響を考慮 Ｚしないですむ。
によｌ）Ｎｉ−ＣＯ合金の硬化が単純に計れ、他の成分
、例えばホルマリン、クマリン、サツカリン等の添加物
の電着物への影響を考慮 Ｚしないですむ。
この場合スルフアミン酸ニツケルの添加量は、例えば１
０〜１００Ａ／Ｄｍ２という高電流密度で均一にかつ光
沢を保つて電着するためには３００９／ｔ以上が適切で
ある。
０〜１００Ａ／Ｄｍ２という高電流密度で均一にかつ光
沢を保つて電着するためには３００９／ｔ以上が適切で
ある。
又、７００９／ｔ以上になると光沢性が劣下し、電着応
力も高くなる。又、液のくみ出しによる損失もしだいに
大きくなるため７００ｇ／ｔ以下が適切である。このベ
ースのＮｉを硬化するためにスルフアミン酸コバルトを
加えてゆく。外刃として使用するためにはＣＯを１０％
以上添加してＨｖ−３５０以上保つ必要がある。さらに
ＣＯの添加量を増加してゆくと硬度はしだいに増加して
ゆくと硬度はしだいに増加してＣＯ量３５％で最高とな
る。さらにＣＯ量を増加して３５０１）を越えると電着
応力が高くなり電鋳浴としての使用が不可能となる。こ
の適切なＣＯの範囲１０〜３５ｗｔ．％をつくるための
スルフアミン酸コバルトの添加量は９〜３０９／ｔであ
る。このＮｉ−ＣＯ合金に次亜リン酸ナトリウム又は亜
リン酸ナトリウムを添加してＮｉ−ＣＯ合金中に、Ｐを
共析することによシ強度をさらに上昇することができる
。Ｎｉ−１０％ＣＯ合金にＰを１ｗｔ％加えることによ
Ｖ）Ｈｖを３５０から５５０に上昇することができる。
又、Ｎｉ−３５％ＣＯ合金にＰを０．０１ｗｔ％加える
ことによジ、Ｈｖを５３０から５８０に上昇させ、それ
ぞれ延性を保つたまま硬度を上昇させることができる。
Ｐの添加量が０．０１以下では硬度の上昇効果は少なく
、又、１％以上添加すると脆化がはげしく実用に耐えな
い。
力も高くなる。又、液のくみ出しによる損失もしだいに
大きくなるため７００ｇ／ｔ以下が適切である。このベ
ースのＮｉを硬化するためにスルフアミン酸コバルトを
加えてゆく。外刃として使用するためにはＣＯを１０％
以上添加してＨｖ−３５０以上保つ必要がある。さらに
ＣＯの添加量を増加してゆくと硬度はしだいに増加して
ゆくと硬度はしだいに増加してＣＯ量３５％で最高とな
る。さらにＣＯ量を増加して３５０１）を越えると電着
応力が高くなり電鋳浴としての使用が不可能となる。こ
の適切なＣＯの範囲１０〜３５ｗｔ．％をつくるための
スルフアミン酸コバルトの添加量は９〜３０９／ｔであ
る。このＮｉ−ＣＯ合金に次亜リン酸ナトリウム又は亜
リン酸ナトリウムを添加してＮｉ−ＣＯ合金中に、Ｐを
共析することによシ強度をさらに上昇することができる
。Ｎｉ−１０％ＣＯ合金にＰを１ｗｔ％加えることによ
Ｖ）Ｈｖを３５０から５５０に上昇することができる。
又、Ｎｉ−３５％ＣＯ合金にＰを０．０１ｗｔ％加える
ことによジ、Ｈｖを５３０から５８０に上昇させ、それ
ぞれ延性を保つたまま硬度を上昇させることができる。
Ｐの添加量が０．０１以下では硬度の上昇効果は少なく
、又、１％以上添加すると脆化がはげしく実用に耐えな
い。
この０．０１〜１ｗｔ％のＰをスルフアミン酸浴を用い
て共析するためには、０．０１〜０．１９／ｔの次亜リ
ン酸ナトリウム、あるいは亜リン酸ナトリウムを加える
必要がある。ＰＨを３．５〜４．５に範囲を限定したの
は、ＰＨ３．５以下ではスルフアミン酸浴の分解が加速
度的に進行し、浴の使用が不可能になつてしまう。
て共析するためには、０．０１〜０．１９／ｔの次亜リ
ン酸ナトリウム、あるいは亜リン酸ナトリウムを加える
必要がある。ＰＨを３．５〜４．５に範囲を限定したの
は、ＰＨ３．５以下ではスルフアミン酸浴の分解が加速
度的に進行し、浴の使用が不可能になつてしまう。
又ＰＨが４．５以上になると電鋳被膜の光沢が消失し実
用に耐えなくなるため、そのＰＨの実用限度を３．５〜
４．５に設定した。次に温度を５５〜７０℃の範囲に限
定したのは、Ｔｅｍｐ−５５℃以下では光沢が皮膜上に
形成されず電気カミソリ用外刃として用いた場合に外観
不良、肌ざわｂ不良になつてしまう。又、温度が７０℃
以上になると液面からの蒸発が激しくなｂ、メツキ浴と
して実用的でなく、又、スルフアミン酸イオンの分解も
しやすい。電流密度を２〜３０Ａ／Ｄｍ２の範囲に設定
したのは電流密度２Ａ／Ｄｍ２以下では電鋳速度が遅く
生産性が非常に低く実用的でない。又３０Ａ／Ｄｍ２以
上にすると皮膜上にピツトが形成されやすく又、電着応
力が強い引張Ｄになｂ、正常な電鋳が不可能である。以
上の理由等により、スルフアミン酸塩浴を基本とするＮ
ｉ−ＣＯ−Ｐ浴は、外刃としての特性、製造上の作業性
において優れていることが判明した。
用に耐えなくなるため、そのＰＨの実用限度を３．５〜
４．５に設定した。次に温度を５５〜７０℃の範囲に限
定したのは、Ｔｅｍｐ−５５℃以下では光沢が皮膜上に
形成されず電気カミソリ用外刃として用いた場合に外観
不良、肌ざわｂ不良になつてしまう。又、温度が７０℃
以上になると液面からの蒸発が激しくなｂ、メツキ浴と
して実用的でなく、又、スルフアミン酸イオンの分解も
しやすい。電流密度を２〜３０Ａ／Ｄｍ２の範囲に設定
したのは電流密度２Ａ／Ｄｍ２以下では電鋳速度が遅く
生産性が非常に低く実用的でない。又３０Ａ／Ｄｍ２以
上にすると皮膜上にピツトが形成されやすく又、電着応
力が強い引張Ｄになｂ、正常な電鋳が不可能である。以
上の理由等により、スルフアミン酸塩浴を基本とするＮ
ｉ−ＣＯ−Ｐ浴は、外刃としての特性、製造上の作業性
において優れていることが判明した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ Ｎｉ−１０〜３５ｗｔ、％、Ｃｏ−０．０１〜１ｗ
ｔ、％Ｐの成分を有する電着合金からなる電気カミソリ
用外刃。 ２ ３００〜７００ｇ／ｌのスルファミン酸ニッケル、
９〜３０ｇ／ｌのスルファミン酸コバルトを主成分とす
るＮｉ−Ｃｏの電鋳浴に０．０１〜０．１ｇ／ｌの次亜
リン酸ナトリウムあるいは亜リン酸ナトリウムを添加し
た電鋳浴を用いてＰＨ＝３．５〜４．５Ｔｅｍｐ＝５５
〜７０℃、電流密度２〜３０Ａ／ｄｍ＾２の条件で電鋳
することを特徴とする電気カミソリ用外刃の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4880977A JPS593554B2 (ja) | 1977-04-27 | 1977-04-27 | 電気カミソリ用外刃とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4880977A JPS593554B2 (ja) | 1977-04-27 | 1977-04-27 | 電気カミソリ用外刃とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53134555A JPS53134555A (en) | 1978-11-24 |
| JPS593554B2 true JPS593554B2 (ja) | 1984-01-24 |
Family
ID=12813528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4880977A Expired JPS593554B2 (ja) | 1977-04-27 | 1977-04-27 | 電気カミソリ用外刃とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS593554B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0287655A (ja) * | 1988-09-26 | 1990-03-28 | Nec Corp | 半導体装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4916266B2 (ja) * | 2006-04-10 | 2012-04-11 | トヨタホーム株式会社 | 集塵装置を備える建物 |
-
1977
- 1977-04-27 JP JP4880977A patent/JPS593554B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0287655A (ja) * | 1988-09-26 | 1990-03-28 | Nec Corp | 半導体装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53134555A (en) | 1978-11-24 |
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