JPS6017837B2 - 電気カミソリ用外刃の製造方法 - Google Patents

電気カミソリ用外刃の製造方法

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JPS6017837B2
JPS6017837B2 JP51045179A JP4517976A JPS6017837B2 JP S6017837 B2 JPS6017837 B2 JP S6017837B2 JP 51045179 A JP51045179 A JP 51045179A JP 4517976 A JP4517976 A JP 4517976A JP S6017837 B2 JPS6017837 B2 JP S6017837B2
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JP
Japan
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manufacturing
bath
sulfur
alloy
outer blades
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JP51045179A
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JPS52128746A (en
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喜夫 森田
正一 大和
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Suwa Seikosha KK
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Suwa Seikosha KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電鈴法による電気カミソリ用外刃の製造方法
に関するものである。
従釆、電気カミソリ用外刃は、亀銭法、プレス抜き法、
腐食抜き法等の種々の方法により製造されており、いず
れの方法を用いて製造した外刃においても、電気カミソ
リ用外刃として要求される品質としては、切れ味が良好
なこと、切れ味を長期間保つこと、破れにくいこと、腐
食し‘こくいこと等の厳しい条件が要求されている。
種々の製造方法を用いて作成した外刃において、上記の
要求品質を完全に満足するには多くの問題があり、現在
製造方法として主流になりつつある亀銭法においても、
全く同様に満足のゆくものとは旨い簸し、。
現在、外刃製造用電銭格としては、ワット浴からのNi
電着あるいはスルフアミン酸格からのNi電着が多く用
いられている。
前者の格は、広く知られた格であり、硫酸ニッケルを主
成分としているが、そのままでは軍着物が高い引張応力
を示すので剥離を必要とする亀銭には不向きのため、通
常は、1,3,6ナフタレントリスルフオン酸ソーダ、
1,5ナフタレンジスルフオン酸ソーダ、サッカリン等
の硫黄を含有する有機光沢剤を添加することにより応力
を調整し、光沢を増し、硬度を上昇させている。一方、
後者のスルフアミン酸ニッケル格からのNiの亀着にお
いては、スルフアミン酸ニッケル裕自体が硫黄を含む有
機光沢剤を用いなくても低応力で光沢性があり、亀簾に
適しているが、硬度がHv=20q屋度であるため同様
に硫黄を含有する有機光沢剤を添加することにより、光
沢をより上昇させ、硬度を上げ、応力をより圧縮傾向に
している。上記の二つの格においては、鰭着物中に硫黄
を含有するため耐食性の劣化、耐熱性の劣化、水素脆性
の発生等、外刃として弱点となる特性を生じてしまう匁
点がある。
一方、外刃には人の肌からの繰り返し応力、内刃による
連続摩耗等の外刃素材の疲労の原因となる因子が、さら
に加わるために、上記の弱点を除くことが、強く要求さ
れている。本発明は、スルフアミン酸ニッケル格にコバ
ルトイオンを人為的に硬化剤及び光沢剤として添加して
Ni−Co合金を亀着することにより、上記の問題を解
決し、特性のよい電気カミソリ用外刃を製造するもので
あり、同時に高電流密度での蚤着により高生産性をもた
らすものである。
本発明の要旨は、スルフアミン酸ニッケル550〜70
0夕/Zとスルフアミン酸コバルト9〜30夕/そを有
する電錆格を用い、該格温度を55〜70℃、電流密度
を7〜30A/d〆、該浴−を3.5〜4.5とした製
造条件により、Ni−25〜35M% Co−0.00
卵t%以下SのNj−Co合金を亀着する電気カミソリ
用外刃の製造方法である。
ここで本発明により得られるNi−Co合金外刃におい
て、硫黄を含む有機光沢剤を用いた前述の他の格により
得られる外刃と比較しての特徴を述べると次のようにな
る。
I Ni−Co合金電着物は最大硬度Hv=500〜5
30(Co量30〜35M%)であるが、ワット格から
の同じ硬度の霞着物とほぼ同程度の引張強度を有し、延
性はワット浴からの電着物よりも高いため、外刃が破壊
しにくい。
2 硫黄を含む有機光沢剤を用いて製造した竃着物は、
通常0.02〜0.1%の硫黄を含有するため、300
oo以上の加熱において極端に腕化するが、本発明の露
銭格から得られたNi−Coは硫黄を0.009%以下
しか含まないため300午0以上に加熱可能である。
そのため、例えばNi−Co合金外刃は、外刃を保持す
る外枠に溶接により取り付けることができる。3 汗に
対する耐食性は、硫黄を0.05%程度を含むワット俗
やスルフアミン酸格からの函着物よりも硫黄量が0.0
09%以下でCoが25%程度のNi−Co合金の方が
良好であり、外刃の寿命が長い。
4 Ni−Co合金はCoの添加により硬化させている
ため水素脆性は全く生せず、外刃が使用中に腕化するこ
とはなく、長期間の使用により破損することはない。
又、Coの効果により外刃の摩耗量力州i外刃よりも減
少する鏡向が認められた。さらに、電気カミソリの外刃
に用いると、ひげ剃り時に外部より強い力、それも外刃
の極部に働いても破れなどない強い外刃をもたらす。
又、電着応力が小さいことは、外刃完成後外刃に変形を
もたらすことがなく、内刃との密着を良好に保つことが
でき、優れた剃り味をもたらす。更に本発明の電銭浴に
おいて、スルフアミン酸ニッケルは550〜700夕/
そとするが、それが550夕/ク禾満であると電流密度
を高くできず目的とする高速電銭ができない。
又、それが700夕/そを越えると格濃度が上がり、メ
ッキ俗温度の変動に対するメッキ安定性が損なわれ良好
な雷着がなされないものであり、又浴濃度が高いとNi
のすくい出し量が多くなって経済的でない。又、スルフ
アミン酸コバルトは9〜30夕/そであるが、それが9
夕/そ未満であると外刃として十分な硬度が得られず、
又それが30夕/そを越えると雷着物に歪が生じ、しか
も引張り応力が生じ、共に外刃として精密な形状が得ら
れず内刃との密着性が損なわれる。又、格温度は550
0未満にすると蚕着物に乳白色の曇りが生じ外刃として
の外観が劣り商品価値を著しく損うとともに、5500
以下では浴中の各イオンの動きがにぶくなり、従って高
速電着がきなくなる。又、格温度が70ooを越えると
スルフアミン酸ニッケルとスルフアミン酸コバルトが分
解をはじめ、そのうちアンモニアイオンが雷着物中に入
り込んで露着外刃の組織を荒くして外刃の腕化を招くも
のである。電流密度が7A/d力未満であると目的とす
る高速電着ができず、3血/d〆を越えると、Ni−C
oの組成比が前述の範囲から外れ、脆性、耐蝕性、硬度
等の品質を損ねるものであり、同時に亀着物が荒ら〈な
って外刃のはだざわりを悪くするという外刃にとって大
きな欠点を招く。又、裕解は3.5以下であると裕中の
前述のような分解作用が生じやすく、外刃として前述の
ような欠点を生じるため解を3.5以上とすればよいが
、前述の浴組成ではpHの最大値は4.5に留まること
となる。このような格絶成及び製造条件を維持するうえ
において塩化ニッケルと棚酸を添加すると好ましい。塩
化ニッケルを添加すると、Ni陽極の裕中への溶解を促
進することができ、電流密度を前述のように7〜3船/
d〆にすることが容易で且つ安定するので、高速電着が
しやすくなる。この場合塩化ニッケル量は電流密度を前
述の範囲にするよう適宜加えればよい。又、棚酸は掛値
を前述の3.5〜4.5に安定させる上で効果的であり
、格のpHを3.5〜4.5にするようやはり適宜添加
するとよい。尚、Ni−Co合金電着物をつくる方法と
しては、他に硫酸ニッケル・硫酸コバルトを主成分とす
る格、即ちワイズベルグ浴があるが、この格は、応力の
調整がかなり困難であり、通常は硫黄を含む有機光沢剤
を使用しないと外刃を形成いこくいため、亀着物の特性
として本発明の示す種々の優れた特徴を保持しない。
以下に、本発明で述べるNi−Co合金電着物の具体的
な製造方法を述べる。
裕成分及び条件の一例を下記に示す。スルフアミン酸ニ
ッケル 550〜700夕/そ塩化ニッケル
10夕/そ棚 酸
40タノ〆スルフアミン酸コバルト 9
〜30夕/そpH:3.5〜4.5TemP:55〜7
0『0 電流密度=7〜30A/dめ 具体的には第1表に示す条件により、同表のような亀着
組成物(外刃)が得られ、その亀着外刃の特性及び評価
は、第2表のようになる。
第1表、第2表において、本発明の実施例は、試料No
.8、恥.11、舷.14であり、その他の試料は比較
例であって、本発明の実施例ではない。第1表 第2表 耐 食性 人工汗に1週間浸潰し、〇:変化存し、△:
やや腐食、×:腐食脆 性 1.2規定の塩酸に3日
間浸債後、90o折り曲げ試験で○:折り曲げ10回以
上できたもの△:折り曲げ6〜9回で折れたもの ×:折り曲げ5厘似下で折れたもの 耐熱性 300℃加熱後、900折り曲げ試験で○:折
り曲げ 5回以上できたもの×:折り曲げ4回以下で折
れたもの 電着応力 引張り: 電着物が母型に対し、そる方句に
応力が生じるもの圧 縮: 電着物が母型に対しふくら
む方向に応力が生じるもの上記の俗及び条件を用いて周
和の製造工程で函着を行なうことにより、Coを約25
〜35%、Sを0.00卵t%以下の範囲で含むNi‐
Co合金等の外刃を製造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スルフアミン酸ニツケル550〜700g/lとス
    ルフアミン酸コバルト9〜30g/lを有する電鋳浴を
    用い、該浴温度を55〜70℃、電流密度を7〜30A
    /dm^2、該浴pHを3.5〜4.5とした製造条件
    により、重量比で、コバルトを25〜35%、硫黄を0
    .009%以下の範囲で含むNi〜Co合金を電着する
    ことを特徴とする電気カミソリ用外刃の製造方法。
JP51045179A 1976-04-20 1976-04-20 電気カミソリ用外刃の製造方法 Expired JPS6017837B2 (ja)

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JP51045179A JPS6017837B2 (ja) 1976-04-20 1976-04-20 電気カミソリ用外刃の製造方法

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JPS52128746A JPS52128746A (en) 1977-10-28
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