JPS5935254Y2 - 柱上安全帯用ロ−プ伸縮調節器 - Google Patents

柱上安全帯用ロ−プ伸縮調節器

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JPS5935254Y2
JPS5935254Y2 JP1975103949U JP10394975U JPS5935254Y2 JP S5935254 Y2 JPS5935254 Y2 JP S5935254Y2 JP 1975103949 U JP1975103949 U JP 1975103949U JP 10394975 U JP10394975 U JP 10394975U JP S5935254 Y2 JPS5935254 Y2 JP S5935254Y2
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JP
Japan
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rope
stopper
side plates
middle plate
retaining claws
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Expired
Application number
JP1975103949U
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English (en)
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JPS5216799U (ja
Inventor
正 藤井
Original Assignee
藤井電工 (株)
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は柱上安全帯を初めとする墜落防止用安全帯その他
ロープ緊張等に使用するロープ伸縮調節器の改良に関す
る考案である。
従来この種のロープ伸縮調節器に用いられているロープ
止爪又は止爪な備えた回動リンクは主として第12図に
示すように鍛造等によって一体形成され、止爪5の部分
は全体にわたって近似凹状に刻設されていたので、その
製作に多大の手数を必要としコストも高くなり且つ重量
も重くなっていた。
また、打抜加工により形成した数枚の鉄板を重合鋲着し
て構成したものもあったが、それには湾曲歯形部の断面
を全体にわたって凹形に形成したものであった。
それ故にそれら止爪を取付げたロープ伸縮調節器にロー
プRを挿通してその止爪によりロープを押圧した場合に
低荷重から高荷重に至る間は常に同じ状態、同じ条件で
ロープを押圧するので一定以上の荷重が加わった場合に
ロープ挿通保持体1の底部を形成するU状あるいは半円
管状の湾曲部分とそれに対向するロープ止爪の凹状部分
とによって近似円形のトンネル状を形成し、ある一定収
上の荷重になってロープの原形が崩れて来ると変則的な
抑圧荷重がロープに加わり、止爪の両側角部の鋭角部分
でロープのヤーン又はストランドを切断するからロープ
が保有する強度よりはるかに低い荷重でロープを切断し
ていた。
従って従来においてはロープ伸縮調節器を使用した場合
のロー1 。
プの強度はロープ自体が有する強度の杓子か限界とされ
ていたので所定の強度を確保するには太いロープを使用
するのが通例になっていた。
(例えば柱上安全帯JIS規格に基く強度1,150に
9以上を得る為にψ16胴のロープが使われていた)。
しかし乍らロープが太くなればそれ史は重たくなりまた
ロープ伸縮調節器も大きくなるから全体重量が重たくな
って取扱いに不便であり限られた用途にしか使用できな
かった。
本案は斯様な欠点を除去し改善して従来より細いロープ
を使用しても所定の強度が得られ軽便にして安全で多用
途に使用でき、しかも安価なロープ伸縮調節器を提供す
ることをその目的とするものである。
更に他の目的とするところは、ロープ止爪の形状を基部
から先端部にかげて変化させておくことにより、使用状
態の引張荷重によるロープ止爪のロープ押圧状態の変化
に対応して最良の状態でロープを抑圧保持することによ
ってロープの保有強度を有効に生かして高強度が得られ
るロープ伸縮調節器を提供することにある。
本案の態様を添付図面に示す実施例の柱上安全帯用ロー
プ伸縮調節器について詳記する。
本案の第1実施例は第1〜6図に示すように、端面U状
のロープ挿通保持体1の両側壁2,2に左右回動リンク
3,3の一端を枢着し他端を遊動リンク6で連結すると
共にその一方にフック7を併せ枢着して四節回動リンク
機構4を構成し、片方又は両方の回動リンク3の下端を
延長してロープ止爪5を設げた構造の柱上安全帯用ロー
プ伸縮調節器において、鉄板をプレス等で打抜いて、連
結部1を介してその両方にロープ止爪5等を有する対称
の側板s’、 s’を一体に形成し、(第9図イ)連
結部fを残して他の部分を片方へ折曲して平行な両側板
8,8を形成し、同じく鉄板をプレス等で打抜いてロー
プ止爪5を有する中板9(第9図口)を形成し、上記両
側板8,80間に前記中板9を介在させてリベット10
で両者を合着し、(第4〜5図)ロープ止爪5の基部す
なわち矢印A−Aの部分は両側板8,8のロープ止爪5
,5よりも中板9のロープ止爪5を凹ませて先端部に行
くに従って中板9のロープ止爪5を順次高くして先端部
すなわち矢印B−Bの部分では両側板8,8のロープ止
爪5,5と中板9のロープ止爪5とを同じ高さ又はほぼ
同じ高さになるように形成し、両者のロープ止爪50部
分が全体にわたって近似扇形になるように形成した回動
リンク3を片方又は左右両方に設けて成る構造を有する
柱上安全帯用ロープ伸縮調節器である。
本実施例のロープ伸縮調節器のロープ挿通保持体1にロ
ープRを挿通して使用した場合にフックIとロープRと
に矢印Y−Y方向の引張荷重が加わり通常の使用状態に
よる作業者の体重をかげる程度の荷重では回動リンク3
,3の回動も少ない為に止爪50基部すなわち矢印A−
Aの凹ませた部分でロープRの外周表面に添って広(接
触押圧してロープの滑り及び摺動を阻止している。
(第6図A−A)更に矢印Y−Y方向の引張荷重を高(
するとそれに従って回動リンク3が回動しそれに設けた
ロープ止爪5によるロープ押圧部分も基部の凹状部分か
ら次第に先端部分の同一高さの止爪部分に移行してロー
プRを押圧する。
(第6図B−B)この場合、図面でもわかるようにロー
プRは原形を崩して変形し、止爪5の先端部の矢印B−
Bの部分すなわち両側板8,8と中板9とに刻設した止
爪5の高さが同じ高さになっている部分によって平面状
に幅広く押圧しその作用によってロープRの滑りを阻止
している。
すなわち高荷重になると止爪5の先端部分に刻設した同
一高さに形成した両側板8,8と中板9の止爪5がロー
プ挿通保持体1の底部に向って万遍無くロープRを押圧
挾持するからロープすなわちロープを構成する各ストラ
ンド及びヤーン全体を平均的に押圧挾持するからロープ
Rにかかる荷重もそれら各ストランド及びヤーンに平均
してかかるのでロープ自体が保有する強度を有効的に生
かすことができ、従って細いロープを使用しても高強度
を有するロープ伸縮調節器を得ることができる。
尚ロープ挿通保持体1の底部内側に上記ロープ止爪5に
対向する単数又は複数の突部あるいは凹凸部11をロー
プ挿通方向に対し直交する方向に設けることにより上記
ロープ止爪5によるロープの押圧挾持作用が一層効果的
になる。
すなわち低荷重時にロープ止爪50基部を形成する近似
凹状部でロープRを押圧している場合はロープRはほぼ
原形に近い状態であるので上記突部又は凹凸部11は止
爪50反対側においてロープRの谷部へ係合し、高荷重
時によるロープ止爪5の先端部分でロープを強く押圧し
ている場合は、その反対側からロープRに強く喰い込ん
でそれら両者の相互作用によって一層効果的にロープの
滑りを阻止する作用を成す。
またロープ挿通保持体1の底部に突部あるいは凹凸部1
1を設けると高荷重時におけるロープ挿通保持体1の変
形を少なくしてロープ止爪5によるロープの押圧を受は
止める条件を一定に保持することができる等の効果も得
られる。
本案は軟土の如く構成したものでロープ止爪50基部に
おいては両側板8,8の止爪5よりも中板9の止爪5を
凹ませ、先端部に向うに従いそれを同−又はほぼ同一の
高さになるように形成したことにより、引張荷重の変化
及びそれに伴うロープの変形状態に対応してロープの押
圧条件を常に最良状態に保持し得るわけである。
つまり低荷重時のロープ止爪50基部でロープを押圧す
る際には両側板8,8と中板90段差によりロープはほ
ぼ断面円状に押圧されてその接触面積を広くすることに
よって滑る可能性を少なくし、又ロープの各ストランド
及びヤーン全体に押圧荷重を分散するように幅広く押圧
挾持するのでロープの保有強度を有効に生かすことがで
きるし、又荷重が高くなった際にはロープ止爪5の先端
部でロープを押圧するのであるが、止爪5で押圧した部
分のロープの組成が崩れているので止爪5に段差がある
部分でロープを押圧するよりも、同一高さの部分で幅広
く分散してロープを押圧する方がロープ押圧集中力が高
くなって一層強く押圧しロープの滑りを防止できるので
、ロープ自体が保有する強度を有効に生かして高強度を
有するロープ伸縮調節器を得ることができる。
よって細い径のロープを使用する伸縮調節器の構成が可
能となりそれは安全帯の軽量化にもつながり、ひいては
安全作業・作業能率の向上を促すわけである。
又両側板8,80間に単数又は複数の中板9を介在させ
たことにより従来行っていた機械加工による個別の止爪
5部の加工は必要なくなり、板状体をプレス加工し、希
望する形状に所定枚数リベット等で合着することによっ
て簡単に、しかも前記の効果を安定に保ち得る形状に構
成することができるので多量生産に適し、安価に提供し
得ると共にロープの押圧挾持効果を高める等々の顕著な
効果を有するものである。
第7図は本案の第2実施例を示すもので、ロープ止爪5
を有する回動リンク3を構成するについて両側板8,8
0間に介在する中板9を2枚にして合着している点にお
いて上記第1実施例と異なるがその他及び作用効果は均
等である。
第8図は本案の第3実施例を示すもので、ロープ止爪5
を有する回動リンク3を構成するについて両側板8,8
0間に介在する中板9を3枚にして合着している点にお
いて上記第1実施例と異なるがその他及び作用効果は均
等である。
第10図は本案の第4実施例を示すもので、回動リンク
3を構成するについて両側板8,8よりも中板9を長(
形成した点において上記第1実施例と異なるがその他及
び作用効果は均等である。
また本案の上記第1実施例では回動リンク3のロープ止
爪5を形成するについて、基部においては両側板8,8
のロープ止爪5より中板9のロープ止爪5を凹ませて形
成し、先端部に行くに従って順次同じ高さになるように
連続的に変化させているが、これを段階的に変化するよ
うに形成しても作用効果は均等である。
また本案のロープ止爪5を刻設するについて両側板8,
8の止爪5と中板9の止爪5とを別々に刻設し、それら
が幅方向に同一線上に並ぶように合着しても、それを交
互になるように合着しても作用効果は均等である。
第11図は高所から吊り下げられた親ロープR′に取付
けて作業者が高層物を昇降したり高所で作業をする時に
使用する墜落防止用ロープ伸縮調節器で、それに上記第
1乃至第4実施例に示す内のロープ止爪5を有する回動
リンク3を取付けて使用する状態を示すものである。
該ロープ伸縮調節器は親ロープRの中間部で着脱できる
ように親ロープ挿通保持体1を開閉自在に構成し、回動
リンク3の一端部に救命ロープlを直接又は他の環体を
介して取付けているが、ロープ止爪5を有する回動リン
ク3によるロープRを押圧等の作用効果は前記柱上安全
帯用ロープ伸縮調節器とは何んら変ることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施列として本案の回動リンクを備えた柱上
安全帯用ロープ伸縮調節器を示す正面図、第2図はそれ
の左側面図、第3図はそれの右側面図、第4図は回動リ
ンクの正面図、第5図はそれの側面図、第6図は第4図
の矢印A−A及びB −B線上の断面図、第7〜8図は
第6図と同じ状態の他の実施例を示す断面図、第9図イ
・口は両側板と中板との展開図、第10図は回動リンク
の他の実施列を示す斜視図、第11図は本案の回動リン
クを備えた墜落防止用ロープ伸縮調節器を示す正面図、
第12図イは従来のロープ止爪による回動リンクを示す
斜視図であり1口はその止爪部の断面図である。 図中の符号1はロープ挿通保持体、2はそれの両側壁、
3は回動リンク、4はリンク機構、5は止爪、6は遊動
リンク、7はフック、8はロープ止爪の両側板、9はそ
れの中板、10はリベット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側板8,80間に単数又は複数の中板9を介在させて
    両者をリベット10で合着し、上記両側板8,8及び中
    板9の底部に各々ロープ止爪5を設げた回動リンク3に
    おいて、ロープ止爪50基部においては両側板8,8の
    止爪5よりも中板9の止爪5を凹ませ、先端部において
    はそれを同−又はほぼ同一の高さになるように形成した
    構造を特徴とする墜落防止用ロープ伸縮調節器。
JP1975103949U 1975-07-24 1975-07-24 柱上安全帯用ロ−プ伸縮調節器 Expired JPS5935254Y2 (ja)

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JPS5216799U JPS5216799U (ja) 1977-02-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6077740A (ja) * 1983-10-03 1985-05-02 住友電気工業株式会社 光フアイバセンサ
JPH0216434A (ja) * 1988-07-04 1990-01-19 Maki Seisakusho:Kk 青果物の内部品質判定方法と装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS478400U (ja) * 1971-02-26 1972-09-30
JPS4727197U (ja) * 1971-04-09 1972-11-28

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