JP3963898B2 - ロープ固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、親綱緊張具として使用できるロープ固定具に関するものである。
送電線工事、土木建築工事、塗装工事等の高所作業現場においては、図7に示すように対向する親綱支柱8(片側だけを図示)間に親綱1(合成繊維製や綿製のロープ)を水平に張設し、この親綱1に作業者の腰ベルトなどに連設した命綱9を掛けて作業者の墜落防止や高所作業の安全を図っている。
この時には、親綱1を水平に張設するための親綱緊張具(ロープ固定具)を使用するが、出願人は、この種のロープ固定具として、実用新案登録第2125044号(特許文献1)を保有している。
このロープ固定具を簡単に説明すると、本体にロープを受支承するロープ受部と、このロープ受部に対向するロープ圧接体とを設け、このロープ圧接体の先端圧接面とロープ受部との間にロープ(親綱)の挿通間隙を形成し、ロープ圧接体の圧接面には、ロープの撚り山の形状とピッチに合致するピッチの係止凸部を設け、ロープ圧接体は、その圧接面をロープ受部に向けて回動自在に設け、このロープ圧接体の圧接面とロープ受部との間に前記挿通間隙を形成し、この挿通間隙幅を狭める方向にロープ圧接体を回動付勢するスプリングを設け、ロープ圧接体の圧接面の形状を、円弧状に形成すると共にこのロープ圧接体の回動によりロープを挟持する前記挿通間隙幅が次第に幅狭くなる形状に形成した構成となっている。
そして、ロープ圧接体を前記スプリングの付勢力に抗し幅広くなる方向に回動させることで挿通間隙にロープを挿通し得ると共に、このロープ挿通方向と逆方向にロープが引動されることでロープに当接するロープ圧接体が挿通間隙を幅狭くなる方向に回動し、ロープ圧接体の圧接面がロープ受部に受支承されたロープを圧接して引き抜き不能状態となるように構成されている。
また、この特許文献1では、ロープ受部の底部の側面から見た形状を、ロープ圧接体の円弧状圧接面と略同形状に湾曲形成し、これによりロープ受部でのロープの当接面積を広くすると共に、ロープ受部の湾曲面の端部に有する角部にもロープが係止してロープの滑りがより確実に阻止される構成となっている。
実用新案登録第2125044号公報
本発明は、このようなロープ固定具の改良に係るもので、非常に簡単な改良を施すことで、より一層秀れたロープ固定強度を発揮する安全性・信頼性の高いロープ固定具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
ロープ1を受支承するロープ受部2を備えた本体3に、このロープ受部2と対向状態にロープ圧接体4を回動自在に設けて、このロープ受部2とロープ圧接体4とでロープ1を挟持固定し得るように構成し、このロープ圧接体4は、このロープ圧接体4の回動により前記ロープ受部2との間のロープ挿通間隙5が次第に幅狭くなるように構成し、このロープ圧接体4をロープ挿通間隙5が幅狭くなる回動方向に付勢し且つ幅広くなる回動方向に抗する弾性体を備えて、このロープ圧接体4を前記弾性体の付勢力に抗しロープ挿通間隙5が幅広くなる方向に回動させることでこのロープ挿通間隙5にロープ1を挿通し得ると共に、このロープ1挿通方向と逆方向にロープ1が引動されることでロープ1に当接するロープ圧接体4が前記ロープ挿通間隙5を幅狭くする方向に回動し、ロープ圧接体4の圧接面40がロープ受部2に受支承されたロープ1を圧接して引き抜き不能状態となるように構成したロープ固定具であって、前記ロープ受部2の受面2Aを略平面状に形成し、この略平面状の受面2Aに係止凸条部12を一条又はロープ1挿通方向に間隔を置いて二条以上形成して、この一条又は二条以上の係止凸条部12が前記ロープ1の撚り山1A間の撚り溝1Bに位置して撚り山1Aに係止することでこの受面2Aに対するロープ1の摺動抵抗が増加するように構成し、前記ロープ圧接体4の圧接面40に、ロープ1の撚り山1A間の撚り溝1Bに係止する係止凸部6をこのロープ圧接体4の周面の回動方向に複数並設状態に設けると共に、前記ロープ挿通間隙5のロープ1が、このロープ1挿通方向と逆方向に強く引動されてロープ圧接体4がロープ挿通間隙5を幅狭くする方向に位置ズレ回動した際にこのロープ1に当接する前記圧接面40の強圧接部位40Aにおける係止凸部6の並設間隔を、他の圧接面40部位における係止凸部6の並設間隔よりも広い並設間隔に設定したことを特徴とするロープ固定具に係るものである。
また、前記ロープ受部2の受面2Aのロープ1挿通先端側と挿通基端側とに夫々、この受面2Aの幅と略同幅の前記係止凸条部12を形成し、この係止凸条部12の立ち上がり部位12Aがロープ1の撚り山1Aに係止し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載のロープ固定具に係るものである。
また、前記圧接面40の強圧接部位40Aにおける前記係止凸部6の広い並設間隔は、ロープ1挿通方向と逆方向にロープ1が強く引動された際にこの強圧接部位40Aにより押し潰されてロープ1長さ方向に延設変形したロープ1の撚り山1A'のピッチに略合致する並設間隔に設定したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のロープ固定具に係るものである。
また、前記ロープ挿通間隙5にロープ1を挿通した際にこのロープ1に当接する前記圧接面40の通常圧接部位40Bにおける前記係止凸部6の並設間隔は、ロープ1の撚り山1Aのピッチに略合致する並設間隔に設定し、ロープ1挿通方向と逆方向にロープ1が強く引動された際にこのロープ1に当接する前記強圧接部位40Aにおける前記係止凸部6の広い並設間隔は、この強圧接部位40Aにより押し潰されてロープ1長さ方向に延設変形したロープ1の撚り山1A'のピッチに略合致する並設間隔に設定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のロープ固定具に係るものである。
また、前記圧接面40の少なくとも前記強圧接部位40Aでは、並設する前記係止凸部6間にロープ1の撚り山1Aに対して係止する係止突起7を形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のロープ固定具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、ロープ圧接体側の並設する係止凸部と、ロープ受部側の一条又は二条以上の係止凸条部とでロープに両側から挟持係止固定するから、ロープの係止対向両面に略均等な係止力が作用してロープに対する極めて良好な摺動抵抗を発揮することができる安全性・信頼性の高いロープ固定具となり、これにより例えば人命の安全を確保するための親綱緊張具として秀れた実用性を発揮でき、しかも、柔らかいロープを使用した場合であっても、特にロープ圧接体の係止凸部がロープに対し強く圧接係止した際にロープ表面の一箇所だけに圧接係止力が集中することがなく、上記したようにロープの係止対向両面に略均等な係止力が作用するので、係止凸部が係止するロープの表面にだけ断裂が生じるようなこともなく、その上本発明は、従来品に対して、ロープ受部に簡単な構造変更(改良)を施すことで構成可能なため、実現化が容易で量産性にも秀れるなど、極めて実用性に秀れた画期的なロープ固定具となる。
また、本発明においては、例えば、親綱緊張具に適用した場合において、命綱を付けた作業者が落下することでロープ挿通間隙が狭まってロープ(親綱)が扁平に押し潰されても、この親綱を扁平に押し潰す強圧接部位においては、他の圧接面部位における係止凸部の並設間隔よりも広い並設間隔で係止凸部が並設しているためにこの広い並設間隔で並設する各係止凸部が押し潰されて延設変形した部位の撚り溝に対して係止し易く、親綱係止固定作用を確実に発揮し、親綱を極めて強固に抜け止め状態に固定できることになる。
即ち、前記ロープ受部による摺動抵抗増加作用に加えて、作業者の落下により親綱に水平方向への非常に強い引動力が作用した場合に、ロープ圧接体による極めて良好なロープ係止固定作用を発揮して作業者の落下を阻止できる安全性・信頼性の高いロープ固定具となり、しかも本発明は、従来品のロープ圧接体に対して簡単な構造変更(改良)を施すだけで構成できるため、実現化が容易で量産性にも秀れるなど、極めて実用性に秀れた画期的なロープ固定具(親綱緊張具)となる。
また、請求項2記載の発明においては、ロープ受部の受面に対するロープの摺動抵抗が一層増加し、ロープを一層強固に係止固定できることになる極めて実用性に秀れた構成のロープ固定具となる。
また、請求項記載の発明においては、広い並設間隔で並設する各係止凸部が、押し潰されて延設変形した部位の撚り溝に対し確実に係止でき、この強圧接部位で圧接変形したロープに対して係止凸部によるロープ係止固定作用を確実に発揮できるので、親綱緊張具に適用した場合には、作業者の落下に際して極めて秀れた安全性を発揮する一層実用性に秀れた構成のロープ固定具となる。
また、請求項記載の発明においては、ロープが通常圧接部位で圧接固定される状態でも、ロープが強圧接部位で強固に圧接固定される状態でも、強固なロープ係止固定作用を確実に発揮できる極めて実用性に秀れた構成のロープ固定具となる。
また、請求項記載の発明においては、一層強固なロープ係止固定作用を発揮することになる極めて実用性に秀れた構成のロープ固定具となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
例えば、本発明品を親綱緊張具Aとして使用することができる。
具体的には、対向する親綱支柱8間に本発明のロープ固定具を固定した親綱(ロープ1)を架設する。
例えば、親綱1に命綱9をスライド自在に設け、この命綱9を作業者の例えば腰ベルトに連結して作業者の墜落を防止し、作業の安全を図る。この親綱1の緊張を例えば本発明のロープ固定具によって固定した親綱1の一端部を牽引することにより行う。
この親綱1の一端部は、本体3に対向状態に設けたロープ受部2とロープ圧接体4との間のロープ挿通間隙5に、このロープ挿通間隙5が幅広くなる方向にロープ圧接体4を弾性体の付勢力に抗し回動させながら挿通させ、この挿通させた親綱1の一端部にロープ圧接体4の圧接面40を圧接させることで、このロープ圧接体4の圧接面40とロープ受部2の受面2Aとで親綱1を挟持固定する。
すると、弾性体の付勢力によってロープ圧接体4の圧接面40が親綱1を押圧する状態が保持され、このロープ圧接体4周面(圧接面40)の回動方向に複数並設する係止凸部6が親綱1の撚り山1A間の撚り溝1Bに係止すると共に、ロープ受部2の略平面状の受面2Aの一条又はロープ1挿通方向に間隔を置いて二条以上形成した係止凸条部12がロープ1の撚り山1A間の撚り溝1Bに位置して撚り山1Aに係止し、このロープ1固定状態が維持される。
また、このロープ圧接体4は、親綱1にこの親綱1挿通方向と逆方向に引動荷重、即ち親綱1を水平方向に引き戻す力がかかると、圧接面40並びに係止凸部6が親綱1に強く圧接するように作用してこのロープ圧接体4による親綱1圧接固定作用が強く働くと共に、この際の圧接面40の圧接力によって受面2A並びに係止凸条部12も親綱1に強く圧接するように作用してロープ受部2側でも親綱1の摺動抵抗が増加し、親綱1は強固に固定されることになる。従って、親綱1がこの親綱1挿通方向と逆方向に牽引されることはなく、親綱1の強い緊張状態を保持できることになる。
また、命綱を付けた作業者が落下して、親綱1にロープ挿通間隙5への挿通方向と逆方向への非常に強い引動力が加わると、この親綱1の引動移動に伴ってロープ圧接体4もロープ挿通間隙5を更に幅狭くする方向にズレ回動し、親綱1にロープ圧接体4の圧接面40に形成した係止凸部6が更に強く係止すると共に、ロープ受部2の受面2Aに峰のように形成されている一条又は二条以上の各係止凸条部12が親綱1の撚り山1Aに更に強く圧接係止することになる。
従って、親綱1は、ロープ圧接体4側の係止凸部6だけでなく、反対側(ロープ受部2側)の平面に形成される係止凸条部12も係止することで対向両側から強固に挟持係止固定されるから、親綱1の係止対向両面に略均等な係止力が作用して親綱1に対する極めて良好な摺動(抜け止め)抵抗を発揮することができ、非常に安全性・信頼性が高い。
また、本発明は、従来品に対して、ロープ受部2の受面2Aを略平面状に形成し、この略平面状の受面2Aに係止凸条部12を一条又はロープ1挿通方向に間隔を置いて二条以上形成するだけの構造変更(改良)を施すことで構成可能なため、実現化が容易で量産性にも秀れる。
また、ロープ1には、撚り方が緩く柔らかい造りのものがあるが、このような柔らかいロープ1を親綱1として使用すると、親綱1に対してロープ圧接体4の係止凸部6だけが係止して滑り止め固定する構造では、特に命綱9を付けた作業者が落下して係止凸部6が親綱1に強く係止した際に、この係止凸部6の係止圧力で係止した親綱1の表面に断裂が生じる。
尚、上記特許文献1も、ロープ受部側でも親綱に係止する構造であるが、出願人の実験によると、係止凸部が係止する親綱表面だけに断裂が生じる問題は解消できないことが確認されている。
この点、本発明によれば、柔らかいロープ1を親綱1に使用した場合であっても、ロープ圧接体4の係止凸部6が親綱1に対し強く圧接係止した際に親綱1表面の一箇所だけに圧接係止力が集中することがなく、上記したように親綱1の対向両面に略均等な係止力が作用するために、係止凸部6が係止する親綱1の表面にだけ断裂が生じることはない。
この緊張状態の親綱1を更に強く緊張させる場合、あるいは弛んだ親綱1を緊張させて張設する場合には、ロープ挿通間隙5に挿通した親綱1の一端部を親綱1挿通方向に引っ張る。すると、ロープ圧接体4は弾性体の付勢力に抗して親綱1より離反する方向に回動して親綱1の固定状態は解除され、親綱1をその挿通方向へ引っ張って張設することができる。そして、親綱1を離せば、弾性体の復帰力によってロープ圧接体4の圧接面40がロープ受部2に受支承された親綱1を圧接し、親綱1を再び挟持固定して、親綱1は水平方向に強固に張設されることになる。
また、弾性体の付勢力に抗してロープ圧接体4をロープ受部2より離反させれば、親綱1の固定状態を解除したり緩めたりすることができる。
また、例えば、前記ロープ受部2の受面2Aのロープ1挿通先端側と挿通基端側とに夫々、この受面2Aの幅と略同幅の前記係止凸条部12を形成し、この係止凸条部12の立ち上がり部位12Aがロープ1の撚り山1Aに係止し得るように構成すれば、間隔を置いて峰のように形成されている二条の係止凸条部12の夫々の立ち上がり部位12がロープ1の撚り山1Aに係止することで極めて良好な摺動抵抗作用を発揮でき、しかも、受面2Aと略同幅の係止凸条部12の立ち上がり部位12Aが広い範囲でロープ1の撚り山1Aに係止するので、受面2Aに対するロープ1の摺動抵抗が一層増加し、ロープ1を一層強固に係止固定できることになる。
また、例えば、前記ロープ圧接体4の圧接面40に、ロープ1の撚り山1A間の撚り溝1Bに係止する係止凸部6をこのロープ圧接体4の周面の回動方向に複数並設状態に設けると共に、前記ロープ挿通間隙5のロープ1が、このロープ1挿通方向と逆方向に強く引動されてロープ圧接体4がロープ挿通間隙5を幅狭くする方向に位置ズレ回動した際にこのロープ1に当接する前記圧接面40の強圧接部位40Aにおける係止凸部6の並設間隔を、他の圧接面40部位における係止凸部6の並設間隔よりも広い並設間隔に設定すれば、例えば、命綱9を付けた作業者が落下してロープ1(親綱)にロープ挿通間隙5への挿通方向と逆方向への非常に強い引動力が加わると、この親綱1の引動移動に伴いロープ圧接体4もロープ挿通間隙5を更に幅狭くする方向にズレ回動して、親綱1がこのロープ圧接体4の圧接面40の強圧接部位40Aにより扁平に押し潰されることになり、この押し潰された部位は、この親綱1の長さ方向に延設するように変形するが、この親綱1を扁平に押し潰す強圧接部位40Aにおいては、他の圧接面40部位における係止凸部6の並設間隔よりも広い並設間隔で係止凸部6が並設しているため、この広い並設間隔で並設する各係止凸部6が、押し潰されて延設変形した部位の撚り溝1Bに対して係止し易くなる。
従って、例えば、圧接面40の全域で等間隔(例えば、ロープ1の撚り山1Aのピッチに合致する間隔)毎に係止凸部6が並設する構成であると、強圧接部位40Aでは、圧延変形したロープ1の撚り山1A'のピッチに係止凸部6の並設ピッチが合わなくなるために、撚り溝1Bへ係止できない係止凸部6も生じてロープ1への係止力がやや損なわれるが、この強圧接部位40Aでは、係止凸部6が広い並設間隔で並設していることによりこの強圧接部位40Aの各係止凸部6が親綱1の圧延変形した撚り山1A'間の撚り溝1Bに対応して係止し易く、この係止凸部6による親綱1係止固定作用を確実に発揮して親綱1を極めて強固に抜け止め状態に固定できることになる。
よって、作業者の落下により親綱1に水平方向への非常に強い引動力が作用した場合には、ロープ圧接体4による極めて秀れたロープ係止固定作用を発揮して作業者の落下を阻止できるので、非常に信頼性が高く、しかも、この構成は従来品のロープ圧接体に対して簡単な構造変更を施すことで容易に設計実現可能となるなど、極めて実用性に秀れた画期的なロープ固定具となる。
また、例えば、前記圧接面40の強圧接部位40Aにおける前記係止凸部6の広い並設間隔は、ロープ1挿通方向と逆方向にロープ1が強く引動された際にこの強圧接部位40Aにより押し潰されてロープ1長さ方向に延設変形したロープ1の撚り山1A'のピッチに略合致する並設間隔に設定することもでき、このように構成すれば、作業者の落下に際して広い並設間隔で並設する各係止凸部6が、強圧接部位40で押し潰されて延設変形した部位の撚り溝1Bに対して確実に係止することになるので、この強圧接部位40Aでのロープ1(親綱)の撚り山1A'間の撚り溝1Bに対する各係止凸部6の係止作用を確実に発揮でき、一層安全性・信頼性が向上することになる。
また、例えば、前記ロープ挿通間隙5にロープ1を挿通した際にこのロープ1に当接する前記圧接面40の通常圧接部位40Bにおける前記係止凸部6の並設間隔は、ロープ1の撚り山1Aのピッチに略合致する並設間隔に設定し、ロープ1挿通方向と逆方向にロープ1が強く引動された際にこのロープ1に当接する前記強圧接部位40Aにおける前記係止凸部6の広い並設間隔は、この強圧接部位40Aにより押し潰されてロープ1長さ方向に延設変形したロープ1の撚り山1A'のピッチに略合致する並設間隔に設定すれば、ロープ1が通常圧接部位40Bで圧接固定される状態でも、ロープ1が強圧接部位40Aで強固に圧接固定される状態でも、並設する係止凸部6がロープ1の撚り溝1Bに対して確実に係止して、強固なロープ1係止固定作用を確実に発揮できるので、一層信頼性が高い。
また、例えば、前記圧接面40の少なくとも前記強圧接部位40Aでは、並設する前記係止凸部6間にロープ1の撚り山1Aに対して係止する係止突起7を形成すれば、係止凸部6がロープ1の撚り溝1Bに係止すると共に、係止突起7が撚り山1Aに係止して極めて強固なロープ係止固定作用を発揮することになり、一層信頼性が高い。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、親綱緊張具Aに適用している。
ロープ1を受支承するロープ受部2を備えた本体3に、このロープ受部2と対向状態にロープ圧接体4を回動自在に設けて、このロープ受部2とロープ圧接体4とでロープ1を挟持固定し得るように構成している。
具体的には、本体3は、図1に示すように、二枚の基板3Aを所定間隔を置いて対設して成る構成とし、この二枚の基板3Aの一端部(図面右端部)間にロープ受部2を固定している。
ロープ受部2は、金属製にしてやや厚みのある略円板状体に構成している。また、このロープ受部2の本体3に対して内側(図面左側)に位置する側面部を、ロープを受支承する受面2Aとしている。
ロープ圧接体4も金属製としている。また、このロープ圧接体4は、略扇形形状の板状体に構成し、基部を本体3中程の二枚の基板3A間に架設した枢着部10(枢着軸)に枢着して、このロープ圧接体4の円弧状の外周面たる圧接面40を前記ロープ受部2の受面2Aに対し回動自在に対設している。即ち、本実施例では、ロープ受部2とロープ圧接体4とが横方向に対設する構成としている。
また、このロープ圧接体4は、このロープ圧接体4の回動により前記ロープ受部2との間のロープ挿通間隙5が次第に幅狭くなるように構成している。
具体的には、このロープ圧接体4は、圧接面40である円弧外周面と前記枢着部10との距離が、この圧接面40の一方側の端部から他方側の端部へ行く程長くなる扇形状に設定構成し、このロープ圧接体4を一方向へ回動させるとロープ挿通間隙5が幅狭くなり、他(逆)方向へ回動させるとロープ挿通間隙5が幅広くなる構成としている。
更に詳しくは、圧接面40と枢着軸10との距離が、図1において上方から下方へ行く程長くなる扇形状に設定構成し、このロープ圧接体4を図中上方へ回動させるとロープ挿通間隙5が幅狭くなり、下方へ回動させるとロープ挿通間隙5が幅広くなる構成としている。
また、このロープ圧接体4は、ロープ挿通間隙5が幅狭くなる回動方向に付勢し且つ幅広くなる回動方向に抗する図示省略の弾性体を備えて、この弾性体により通常はロープ圧接体4(圧接面40)がロープ受部2(受面2A)に近接した状態で付勢保持されるように構成している。
従って、ロープ圧接体4を弾性体の付勢力に抗する方向に回動させてロープ挿通間隙5をロープ1が通れる程幅広くすることで、本体3の上方からロープ挿通間隙5にロープ1を挿通させることができ、この挿通したロープ1に弾性体の付勢力によってロープ圧接体4の圧接面40を当接させることで、ロープ受部2とロープ圧接体4によりロープ1が挟持圧接固定されて図中の上方へ抜け止め状態となる構成としている(図3参照)。
また、このロープ固定状態においては、ロープ1挿通先端を本体3の下方へ引っ張ると、このロープ1挿通先端に弾性体の付勢力によって当接しているロープ圧接体4が、下方へ移動するロープ1との摩擦により前記弾性体の付勢力に抗し幅広くなる方向(下方)に回動するので、更にロープ1を下方へ引き出し緊張させることができるが、このロープ1挿通方向と逆方向(上方)にロープ1が引動されると、ロープ1に当接するロープ圧接体4がロープ1との摩擦により前記ロープ挿通間隙5を幅狭くする方向に回動しようとし、これによりロープ圧接体4の圧接面40がロープ受部2に受支承されたロープ1を更に強く圧接して強固な引き抜き不能状態となるように構成している。
本実施例では、前記ロープ受部2の受面2Aを略平面状に形成し、この略平面状の受面2Aに係止凸条部12をロープ1挿通方向に間隔を置いて二条以上形成している。
具体的には、ロープ受部2の平面状の受面2Aのロープ1挿通先端側位置と挿通基端側位置とに夫々、この受面2Aの幅(厚み)と略同幅の前記係止凸条部12を形成している。
また、この二条の係止凸条部12は、図2に示すように、いずれもロープ1挿通方向(受面2Aで受支承したロープ1の長さ方向)に対して略直交する方向に長さを有する凸条であって、且つ側方より見て上底より下底が幅広となる台形状の凸条に形成して、頂面がロープ1挿通方向に幅を有し受面2Aと略平行な平面状となるように構成している。
そして、受面2でロープ1を受支承して各係止凸条部12がロープ1の撚り山1A間の撚り溝1Bに位置した際に、この各係止凸条部12のロープ1挿通先端側(図2において下側)に位置する立ち上がり部位12A(立ち上がり面)がロープ1の撚り山1Aに係止し得るように構成し、この立ち上がり面12Aが撚り山1Aに係止することで受面2Aに対するロープ1の摺動抵抗が増加するように構成している。
従って、このロープ受部2側でも、二条の係止凸条部12によってロープ滑り止め係止作用を発揮するように構成している。
また、本実施例では、受面2Aに対して図面において上下に隣接するロープ受部2の周面を、ロープ1が引き回し易くなるようにロープ1の外面形状に合わせて溝状に形成し、この各溝部2Bを各係止凸条部12の中央部にも連続させている。言い換えると、各係止凸条部12の中央部を溝状に切欠形成している。更に詳しくは、図面下側の係止凸条部12は中央部下側を溝状に切欠形成し、図面上側の係止凸条部12は中央部上側を溝状に切欠形成している。
尚、この係止凸条部12は、例えば、受面2Aのロープ1挿通方向先端側に一条だけ形成しても良いし、二条以上形成しても良い。また、ロープ1の撚り山1Aに対応させてロープ1挿通方向に対し斜設状態となるように係止凸条部12を形成しても良いが、本出願人の試作実験では、本実施例で示した構成が最も良い結果が得られている。
また、この係止凸条部12は、例えば、ロープ受部2成形に際して一体的に成形することで簡易に形成可能となる。
本実施例では、前記ロープ圧接体4の圧接面40に、ロープ1の撚り山1A間の撚り溝1Bに係止する係止凸部6をこのロープ圧接体4の周面の回動方向に複数並設状態に設けている。
具体的には、係止凸部6は、図5に示すように圧接面40の幅方向(ロープ圧接体4の厚み方向)に長さを有する凸条に形成している。また、この係止凸部6は、ロープ1の撚り溝1Bの配設方向に対応させて圧接面40の長さ方向(ロープ1挿通方向)に対し斜設状態となるように構成している。尚、このように係止凸部6を斜設状態に形成したことで、図面の上下端部に位置する係止凸部6は長さのない凸部となっている。
また、この係止凸部6は、例えば、ロストワックス等によるロープ圧接体4成形に際して一体的に成形し、量産性を向上させている。
また、この係止凸部6も含めて圧接面40は、ロープ1の外形状に合わせた凹溝状に形成し、これにより挟持圧接固定したロープ1が横ズレしたり外れたりしにくいように構成している。
また、本実施例では、前記ロープ挿通間隙5のロープ1が、このロープ1挿通方向と逆方向に強く引動されてロープ圧接体4がロープ挿通間隙5を幅狭くする方向に位置ズレ回動した際にこのロープ1に当接する前記圧接面40の強圧接部位40Aにおける係止凸部6の並設間隔を、他の圧接面40部位における係止凸部6の並設間隔よりも広い並設間隔に設定している。
具体的には、前記圧接面40の強圧接部位40Aにおける前記係止凸部6の広い並設間隔は、ロープ1挿通方向と逆方向にロープ1が強く引動された際にこの強圧接部位40Aにより押し潰されてロープ1長さ方向に延設変形したロープ1の撚り山1A'のピッチに略合致する並設間隔に設定している。
また、前記ロープ挿通間隙5にロープ1を挿通した際にこのロープ1に当接する前記圧接面40の通常圧接部位40Bにおける前記係止凸部6の並設間隔は、ロープ1の撚り山1Aのピッチに略合致する並設間隔に設定している。
更に具体的には、図5,図6に示すように、圧接面40の長さ方向の略中程から一方側(図面上側)の部位が通常圧接部位40Bとなり、略中程から他方側(図面下側)の部位が強圧接部位40Aとなる構成としている。
更に詳しくは、本実施例では、係止凸部6を図面上下方向に五箇所並設配設して、この各係止凸部6間の圧接溝11が四本斜設する構成とし、図6に示すようにこの四本の圧接溝11のうち、上側の通常圧接部位40Bに存する二条はほとんど潰れていないロープ1の撚り山1Aのピッチに略合致する溝幅となるように設定構成し、下側の強圧接部位40Aに存する二条はこの強圧接部位40Aによって押し潰されてロープ1長さ方向に延設するように変形したロープ1の撚り山1A'のピッチに略合致する溝幅となるように設定している。
従って、本実施例の親綱緊張具A(ロープ固定具)の使用状態において、作業者が落下して親綱1にロープ挿通間隙5への挿通方向と逆方向への非常に強い引動力が加わると、この親綱1の引動移動に伴ってロープ圧接体4もロープ挿通間隙5を更に幅狭くする方向にズレ回動し、親綱1がこのロープ圧接体4の圧接面40の強圧接部位40Aによって扁平に押し潰され、親綱1の押し潰された部位は、この親綱1の長さ方向に延設するように変形するが、この親綱1を扁平に押し潰す強圧接部位40Aにおいては、前記広い並設間隔で並設する各係止凸部6が、押し潰されて延設変形した部位の撚り溝1Bに対して確実に係止することになる(図4参照)。
例えば、圧接面40の全域で等間隔(例えば、親綱1の撚り山1Aのピッチに合致する間隔)毎に係止凸部6が並設する構成であると、強圧接部位では、圧延変形した親綱1の撚り山1A'のピッチに係止凸部6の並設ピッチが合わなくなるために、撚り溝1Bへ係止できない係止凸部6も生じて、親綱1が抜けることはないものの、親綱1への係止力がやや損なわれる。しかし、本実施例によれば、強圧接部位40Aでは、係止凸部6が広い並設間隔で並設していることにより、作業者の落下により親綱1に水平方向への非常に強い引動力が作用した場合であっても、この強圧接部位40Aの各係止凸部6が親綱1の圧延変形した撚り山1A'間の撚り溝1Bに確実に係止して親綱1係止固定作用を確実に発揮し、親綱1を極めて強固に抜け止め状態に固定できて作業者の落下を阻止できる非常に信頼性の高い構成としている。
また、本実施例では、前記圧接面40の前記強圧接部位40Aでは、並設する前記係止凸部6間にロープ1の撚り山1Aに対して係止する係止突起7を形成している。
具体的には、強圧接部位40Aに存する前記圧接溝11のうちの上側に配置する圧接溝11に、この圧接溝11の長さ方向に所定間隔を置いて複数係止突起7を並設形成している。
更に詳しくは、圧接溝11の長さ方向に所定間隔を置いて三箇所に円形の係止突起7を膨出形成している。
従って、圧接面40の強圧接部位40Aにおいては、係止凸部6がロープ1の撚り溝1Bに係止すると共に、この係止突起7が撚り山1Aの外面に係止することでロープ1に対する摺動抵抗が増加することになって極めて強固なロープ係止固定作用を発揮することになる構成としている。
また、この係止突起7は、本実施例で示した以外の係止凸部6間に形成しても良い。
よって、本実施例では、特に作業者が落下してロープ圧接体4が強くロープ1を圧接した際に、係止凸部6によるロープ1への係止力と係止凸条部12によるロープ1への摺動抵抗とが良好に発揮されて人命の安全を確保できる親綱緊張金具に構成している。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例を示す説明切欠正面図である。 本実施例のロープ受部を示す説明斜視図である。 本実施例の使用状態における通常圧接部位がロープに圧接した状態を示す説明正断面図である。 本実施例の使用状態における強圧接部位がロープに圧接した状態を示す説明正断面図である。 本実施例のロープ圧接体を示す説明斜視図である。 本実施例の通常圧接状態及び強圧接状態でのロープの状態と、通常圧接部位及び強圧接部位で並設する係止凸部との関係を示す説明図である。 本実施例の高所作業場における使用状態を示す説明図である。
符号の説明
1 ロープ
1A 撚り山
1A' 撚り山
1B 撚り溝
2 ロープ受部
2A 受面
3 本体
4 ロープ圧接体
40 圧接面
40A 強圧接部位
40B 通常圧接部位
5 ロープ挿通間隙
6 係止凸部
7 係止突起
12 係止凸条部
12A 立ち上がり部位

Claims (5)

  1. ロープを受支承するロープ受部を備えた本体に、このロープ受部と対向状態にロープ圧接体を回動自在に設けて、このロープ受部とロープ圧接体とでロープを挟持固定し得るように構成し、このロープ圧接体は、このロープ圧接体の回動により前記ロープ受部との間のロープ挿通間隙が次第に幅狭くなるように構成し、このロープ圧接体をロープ挿通間隙が幅狭くなる回動方向に付勢し且つ幅広くなる回動方向に抗する弾性体を備えて、このロープ圧接体を前記弾性体の付勢力に抗しロープ挿通間隙が幅広くなる方向に回動させることでこのロープ挿通間隙にロープを挿通し得ると共に、このロープ挿通方向と逆方向にロープが引動されることでロープに当接するロープ圧接体が前記ロープ挿通間隙を幅狭くする方向に回動し、ロープ圧接体の圧接面がロープ受部に受支承されたロープを圧接して引き抜き不能状態となるように構成したロープ固定具であって、前記ロープ受部の受面を略平面状に形成し、この略平面状の受面に係止凸条部を一条又はロープ挿通方向に間隔を置いて二条以上形成して、この一条又は二条以上の係止凸条部が前記ロープの撚り山間の撚り溝に位置して撚り山に係止することでこの受面に対するロープの摺動抵抗が増加するように構成し、前記ロープ圧接体の圧接面に、ロープの撚り山間の撚り溝に係止する係止凸部をこのロープ圧接体の周面の回動方向に複数並設状態に設けると共に、前記ロープ挿通間隙のロープが、このロープ挿通方向と逆方向に強く引動されてロープ圧接体がロープ挿通間隙を幅狭くする方向に位置ズレ回動した際にこのロープに当接する前記圧接面の強圧接部位における係止凸部の並設間隔を、他の圧接面部位における係止凸部の並設間隔よりも広い並設間隔に設定したことを特徴とするロープ固定具。
  2. 前記ロープ受部の受面のロープ挿通先端側と挿通基端側とに夫々、この受面の幅と略同幅の前記係止凸条部を形成し、この係止凸条部の立ち上がり部位がロープの撚り山に係止し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載のロープ固定具。
  3. 前記圧接面の強圧接部位における前記係止凸部の広い並設間隔は、ロープ挿通方向と逆方向にロープが強く引動された際にこの強圧接部位により押し潰されてロープ長さ方向に延設変形したロープの撚り山のピッチに略合致する並設間隔に設定したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のロープ固定具。
  4. 前記ロープ挿通間隙にロープを挿通した際にこのロープに当接する前記圧接面の通常圧接部位における前記係止凸部の並設間隔は、ロープの撚り山のピッチに略合致する並設間隔に設定し、ロープ挿通方向と逆方向にロープが強く引動された際にこのロープに当接する前記強圧接部位における前記係止凸部の広い並設間隔は、この強圧接部位により押し潰されてロープ長さ方向に延設変形したロープの撚り山のピッチに略合致する並設間隔に設定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のロープ固定具。
  5. 前記圧接面の少なくとも前記強圧接部位では、並設する前記係止凸部間にロープの撚り山に対して係止する係止突起を形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のロープ固定具。
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