JPS5935202Y2 - 真空吸着式生体用電極 - Google Patents
真空吸着式生体用電極Info
- Publication number
- JPS5935202Y2 JPS5935202Y2 JP1980054187U JP5418780U JPS5935202Y2 JP S5935202 Y2 JPS5935202 Y2 JP S5935202Y2 JP 1980054187 U JP1980054187 U JP 1980054187U JP 5418780 U JP5418780 U JP 5418780U JP S5935202 Y2 JPS5935202 Y2 JP S5935202Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- conductive
- biological electrode
- type biological
- conductive cup
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
- Electrotherapy Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は真空吸着式生体用電極に関する。
一般に、生体電気の測定たとえば心電図の測定等にあた
っては、胸部に通常６個程度の生体用電極を配置するこ
とを行なっており、その際使用される生体用電極として
は第１図に示すように導電カップ１とゴム球２とより成
り、このゴム球２で皮膚上に真空吸着する構成とした生
体用電極が広く使用されていた。
っては、胸部に通常６個程度の生体用電極を配置するこ
とを行なっており、その際使用される生体用電極として
は第１図に示すように導電カップ１とゴム球２とより成
り、このゴム球２で皮膚上に真空吸着する構成とした生
体用電極が広く使用されていた。
この従来の生体用電極を使用する場合には、皮膚の電極
当接面に導電性ゲル３を塗布することで、導電カップ１
と皮膚４との気密性を向上させると共にゲル３自身の導
電性により導電カップ１と皮膚４との間の電気的インピ
ーダンスを下げていた。
当接面に導電性ゲル３を塗布することで、導電カップ１
と皮膚４との気密性を向上させると共にゲル３自身の導
電性により導電カップ１と皮膚４との間の電気的インピ
ーダンスを下げていた。
しかし、導電カップ１は一般に金属で作られている為、
第２図に示すようにゴム球２の復旧力による例えば大気
圧の１／２〜１／３程度の減圧吸引で導電カップ１が皮
膚４に押付けられた際、皮膚４における導電カップ１の
当接部分はその導電カップ１の先端部の縁に集中する押
圧力で変形を受け、痛みと共に充血が著しくなり、解放
後も長時間に亘って痕跡を残す程である。
第２図に示すようにゴム球２の復旧力による例えば大気
圧の１／２〜１／３程度の減圧吸引で導電カップ１が皮
膚４に押付けられた際、皮膚４における導電カップ１の
当接部分はその導電カップ１の先端部の縁に集中する押
圧力で変形を受け、痛みと共に充血が著しくなり、解放
後も長時間に亘って痕跡を残す程である。
また、使用後に上記ゲルを皮膚より拭き取る作業も非常
にわずられしいものであった。
にわずられしいものであった。
本考案は上記欠点を解消し、減圧吸引方式であるにもか
かわらず、使用時における皮膚の痛みをほとんど感じさ
せず、また使用後の皮膚の充血発赤も著しく減少させ、
さらにゲルを一切使用せず、これによりその取扱いも極
めて簡単に行なえる真空吸着式生体用電極を提供するこ
とを目的とする。
かわらず、使用時における皮膚の痛みをほとんど感じさ
せず、また使用後の皮膚の充血発赤も著しく減少させ、
さらにゲルを一切使用せず、これによりその取扱いも極
めて簡単に行なえる真空吸着式生体用電極を提供するこ
とを目的とする。
以下、本考案の一実施例を図面第３図を参照して詳細に
説明する。
説明する。
５は真空吸着式生体用電極で、ゴム球２と導電カップ１
とを有している。
とを有している。
また導電カップ１の先端には、その略中央部に小孔６を
有する薄層板７が設けられている。
有する薄層板７が設けられている。
この薄層板７はたとえばカラヤガム４５重量部とグリセ
リン５０重量部と塩化す） ＩＪウム５重量部との混和
物で形成され、これ自体が導電性と通気遮断性とを有し
ている。
リン５０重量部と塩化す） ＩＪウム５重量部との混和
物で形成され、これ自体が導電性と通気遮断性とを有し
ている。
さらに、この薄層板７は導電カップ１の外壁より半径方
向４ｍｍ程度大きく形成されている。
向４ｍｍ程度大きく形成されている。
次に上記のように構成した本考案の一実施例の使用方法
を説明する。
を説明する。
まず、ゴム球２を押潰した状態で薄層板７の下面を皮膚
の測定希望場所に当接し、その後ゴム球より指を離す。
の測定希望場所に当接し、その後ゴム球より指を離す。
この操作により、ゴム球２内は除圧になり、薄層板７の
小孔６を介して皮膚４は真空吸着され、これにより生体
用電極５は皮膚上に固定される。
小孔６を介して皮膚４は真空吸着され、これにより生体
用電極５は皮膚上に固定される。
尚、上記実施例におち・ては薄層板の好適な材質として
カラヤガム４５重量部とグリセリン５０重量部と塩化ナ
トリウム５重量部との混和物で形成したものについて説
明したが、この混合比は空気中の湿度や使用場所等に応
じて変化させたものであっても良い。
カラヤガム４５重量部とグリセリン５０重量部と塩化ナ
トリウム５重量部との混和物で形成したものについて説
明したが、この混合比は空気中の湿度や使用場所等に応
じて変化させたものであっても良い。
さらに、その材質としては、導電性と通気遮断性とを有
していればいかなるものでも良く、たとえば前記実施例
におけるカラヤガムの代りにトラガカントガムやグアガ
ム、ペクチン等の多糖類を主成分とした混和物であって
も良い。
していればいかなるものでも良く、たとえば前記実施例
におけるカラヤガムの代りにトラガカントガムやグアガ
ム、ペクチン等の多糖類を主成分とした混和物であって
も良い。
また、特開昭５５年８１６３５号公報や特開昭５２年９
５８９５号公報または特開昭５４年７７４８９号公報に
開示されているものから、本考案の用途に応じ選択した
ものであっても良い。
５８９５号公報または特開昭５４年７７４８９号公報に
開示されているものから、本考案の用途に応じ選択した
ものであっても良い。
さらに、カーボン粉末をゴムや熱可塑性プラスチック等
に混和したいわゆる導電ゴムや導電性プラスチック等で
もよい。
に混和したいわゆる導電ゴムや導電性プラスチック等で
もよい。
また、積極的に気密性と電気的接触を向上させるために
水等で表面をぬらしたものであっても良い。
水等で表面をぬらしたものであっても良い。
さらに含水させることにより通気遮断性を生じるものた
とえば紙、不織布等に生理的食塩水を含浸させたもので
あっても良い。
とえば紙、不織布等に生理的食塩水を含浸させたもので
あっても良い。
また、コンニャクに代表される含水性の弾性物質であっ
ても良い。
ても良い。
さらに真空吸着式生体用電極の一実施例として導電カッ
プとゴム球とを有し、ゴム球の弾性復元力で真空吸着す
るものについて説明したが、これに限定されるもので無
く、たとえば、導電カップ自体を導電ゴム等の導電性弾
性材で形成し、この導電カップの弾性復元力で真空吸着
するようにしたものであっても良い。
プとゴム球とを有し、ゴム球の弾性復元力で真空吸着す
るものについて説明したが、これに限定されるもので無
く、たとえば、導電カップ自体を導電ゴム等の導電性弾
性材で形成し、この導電カップの弾性復元力で真空吸着
するようにしたものであっても良い。
以上の説明で明らかなように、本考案真空吸着式生体用
電極によれば、導電カップの先端に薄層板を設けたため
、導電カップの先端周縁に加わる集中押圧力を薄層板が
分散するので、皮膚はほとんど痛むこと無く、また長時
間使用による充血。
電極によれば、導電カップの先端に薄層板を設けたため
、導電カップの先端周縁に加わる集中押圧力を薄層板が
分散するので、皮膚はほとんど痛むこと無く、また長時
間使用による充血。
発赤も著しく減少する。
さらに薄層板は導電性を有しているため、導電性ゲルを
使用しなくても良く、その操作、取扱いも極めて簡単に
衛生的に行うことができる。
使用しなくても良く、その操作、取扱いも極めて簡単に
衛生的に行うことができる。
また、薄層板は皮膚に比較的大きな面積で面接触するた
め導電性も良好になる。
め導電性も良好になる。
特に実施例のようにカラヤガムを主成分とした混和物を
使用すると、この薄層板は皮膚と略同等のｐＨを示すと
ともに極めて良好な緩衝作用を示すため、皮膚がカブれ
たりすること無く使用後も残渣物を全く残さずに皮膚よ
り剥離することができる。
使用すると、この薄層板は皮膚と略同等のｐＨを示すと
ともに極めて良好な緩衝作用を示すため、皮膚がカブれ
たりすること無く使用後も残渣物を全く残さずに皮膚よ
り剥離することができる。
また、この混和物自体が粘着性も有しているため、導電
カップ−または皮膚にあらかじめ他の貼着手段を必要と
すること無く貼着しておくことができ、実用上多大なる
効果を有する。
カップ−または皮膚にあらかじめ他の貼着手段を必要と
すること無く貼着しておくことができ、実用上多大なる
効果を有する。
第１図は従来の真空吸着式生体用電極を示す斜視図、第
２図はその使用状態を示す断面図である。 第３図は本考案真空吸着式生体用電極の一実施例の使用
状態を示す断面図である。 １・・・・・・導電カップ、２・・・・・・ゴム球、３
・・・・・・ゲル、４・・・・・・皮膚、５・・・・・
・真空吸着式生体用電極、６・・・・・・小孔、７・・
・・・・薄層板。
２図はその使用状態を示す断面図である。 第３図は本考案真空吸着式生体用電極の一実施例の使用
状態を示す断面図である。 １・・・・・・導電カップ、２・・・・・・ゴム球、３
・・・・・・ゲル、４・・・・・・皮膚、５・・・・・
・真空吸着式生体用電極、６・・・・・・小孔、７・・
・・・・薄層板。
Claims (1)
- 導電カップを有する真空吸着式生体用電極において、前
記導電カップの先端部に、中心部分に小孔を有する導電
性且つ通気遮断性の薄層板を設けたことを特徴とする真
空吸着式生体用電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980054187U JPS5935202Y2 (ja) | 1980-04-21 | 1980-04-21 | 真空吸着式生体用電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980054187U JPS5935202Y2 (ja) | 1980-04-21 | 1980-04-21 | 真空吸着式生体用電極 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56160507U JPS56160507U (ja) | 1981-11-30 |
| JPS5935202Y2 true JPS5935202Y2 (ja) | 1984-09-29 |
Family
ID=29648954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980054187U Expired JPS5935202Y2 (ja) | 1980-04-21 | 1980-04-21 | 真空吸着式生体用電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5935202Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016158964A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 株式会社メッツ | 生体電極 |
-
1980
- 1980-04-21 JP JP1980054187U patent/JPS5935202Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016158964A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 株式会社メッツ | 生体電極 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56160507U (ja) | 1981-11-30 |
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